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更新日:2021年2月24日

「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」の開催

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制作中の東山魁夷

記者資料提供(令和3年2月24日)
展覧会会期:令和3年4月24日(土曜)~6月6日(日曜)
障壁画は通期展示。スケッチ及び下図は展示替えをいたします。
◇前期:4月24日(土曜)~5月16日(日曜)/後期:5月18日(火曜)~6月6日(日曜)

 横浜で誕生し、3歳の年から東京美術学校に入学するまでの少年時代を神戸で過ごした東山魁夷(ひがしやま かいい 1908-1999)。東山は、著書『わが遍歴の山河』において、「私の少年時代が幸福であったと今でも思えるのは、神戸には山があり海があったからです」と回顧しています。風景画を描き、国民的画家となった東山の制作の原点は神戸に求めることができるかもしれません。

 このたび本展で紹介する唐招提寺の障壁画においても、東山は、《山雲(さんうん)》と《濤声(とうせい)》に、日本の国の山海の美しさと深い精神性を豊かに表現しています。唐招提寺御影堂の障壁画は、鑑真和上の命日にちなんで行われる開山忌舎利会の数日間しか公開されることがありませんが、本展では全68面の障壁画を、制作過程を示すスケッチや下図とあわせて展示します。完成に至るまでの制作過程と東山の長年の宿願であった水墨による障壁画の壮大さ、鑑真和上に捧げた祈りの美に触れていただくことができるまたとない機会となります。

記者内覧会(一般のかたの観覧は4月24日(土曜)からとなります)

423(金1330受付:13

展覧会の内容

唐招提寺と鑑真和上

 奈良時代、律令制のもとで重い課役に苦しむ民衆の間に不満が広がり、生業を捨てて出家する者が多くある事態を重く見た朝廷は、僧の規律を正すべく、戒律を正式に授けることができる戒師を唐から招こうとします。中国東部の揚州で戒律を講義していた鑑真和上は、日本からの熱心な招きに応じ、渡日を決意します。753年、6度目の渡海で遂に志を果たした和上は、東大寺で多くの人々に戒律を授けることになり、759年に戒律を学ぶ人たちの修行の道場を開きます。これが、唐招提寺の始まりです。そして、1964年、鑑真和上千二百年忌を記念して《鑑真和上坐像》(国宝)を安置する御影堂の建立が念願され、1970年、同堂の障壁画の制作が東山魁夷に託されます。東山が制作を正式に承諾したのはその翌年でした。

御影堂障壁画

 東山魁夷は、御影堂の障壁画制作にあたり、日本の風景の象徴として上段の間に山を、宸殿の間に海を描くことを構想します。東山は日本各地を旅して海と山のスケッチに没頭し、これらをもとに構図をまとめ、小下図から中下図、割出図、大下図、本制作へと進めてゆきました。さらに本制作と同じ材料を用いて5分の1の試作も制作しました。障壁画は、5つの部屋にある68面の襖と床の壁面からなり、それらに《鑑真和上坐像》を収める厨子内部の扉絵を加えると80mを超える長大な作品です。

 障壁画は3期に分けて制作され、日本の風景を描いた上段の間の《山雲》と宸殿の間の《濤声》が1975年に、鑑真和上の故国の風景を描いた《黄山暁雲》(桜の間)、《揚州薫風》(松の間)、《桂林月宵》(梅の間)が1980年に奉納され、翌年、松の間に据えられた厨子の扉絵《瑞光》が1981年に納められ、およそ10年もの歳月をかけて全体が完成しました。

展覧会の構成と出品作品(50点)

 展覧会は、1階ホールの導入部から始まり、特別展示室1(3階)、南蛮美術館室(2階)、次いで特別展示室2(2階)の順で観覧いただきます。障壁画は唐招提寺における観覧順路に準じて展示しています。

【第1会場】 3階 特別展示室1

 御影堂正面に位置する宸殿の間の壁画《濤声》と上段の間の《山雲》ならびに鑑真和上の故国の風景を描いた《揚州薫風》(部分)、《桂林月宵》(部分)とそれぞれの関連スケッチを紹介します。

濤声左5

【第2会場】 2階 南蛮美術館室

 続いて2階の南蛮美術館室では、鑑真和上の故国の風景をイメージした障壁画《黄山暁雲》(桜の間)、《揚州薫風》(松の間)、《桂林月宵》(梅の間)を中心に、上段の間の床の間を飾る《山雲》を再現し、ここでも制作過程を示すスケッチ等をあわせて紹介します。

【第3会場】 2階 特別展示室2

 最後の展示会場である2階の特別展示室2においては、御影堂の松の間に安置された《鑑真和上坐像》の厨子の扉絵の試作を紹介しています。(前期のみ。後期はパネル展示となります。)

展覧会の概要

会 場:神戸市立博物館 〒650-0034  神戸市中央区京町24番地

Tel:078-391-0035 Fax:078-392-7054 https://www.kobecitymuseum.jp/(外部リンク)

JR「三ノ宮」、阪急/阪神「神戸三宮」、ポートライナー/地下鉄(西神・山手線)「三宮」から南西へ徒歩約10分

JR/阪神「元町」から南東へ徒歩約10分

地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約8分

新幹線「新神戸」から地下鉄(西神・山手線)に乗換え、「三宮」下車

神戸空港からポートライナーで「三宮」下車

会 期:令和3年4月24日(土曜)~6月6日(日曜)【39日間】

 前期:4月24日(土曜)~5月16日(日曜)

 後期:5月18日(火曜)~6月6日(日曜)

休 館 日:毎週月曜[ただし5月3日(月曜・祝日)は開館]

開館時間:9時30分~17時30分(金曜日と土曜日は19時30分まで)※入場は閉館の30分前まで

主 催:神戸市立博物館、日本経済新聞社、テレビ大阪、神戸新聞社

特別協力:唐招提寺

協 力:長野県立美術館(旧長野県信濃美術館 東山魁夷館)

協 賛カシオ計算機、竹中工務店、公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部

入 館 料:

 

当 日

前売(販売期間:3月1日~4月23日

一 般

1,600円

1,400円

大 学 生

800円

600円

高校生以下

無料

無料

チケットの主な販売所:チケットぴあ(Pコード685-497)/ローソンチケット(Lコード54883)/セブンチケット(セブンコード087-697)/イープラス、CNプレイガイド、主要コンビニエンスストアほか。前売り販売期間は3月1日から4月23日まで。

神戸市在住で満65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書類の提示により800円。

障がいのある方は障がい者手帳などの提示で無料。

〇新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、展覧会の延期・中止、ならびに関連事業の中止をさせていただく場合があります。

〇新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来館の際には、マスクの着用、検温、手指の消毒等にご協力をお願いします。館内ではできるだけ会話をお控えください。

〇館内の混雑状況によっては、入館、入室を制限する場合があります。

 

展覧会公式サイト

URL: https://kaii2021.exhn.jp(外部リンク)

 

関連事業

講演会「東山魁夷 人と芸術」

日時:4月24日(土曜)14時~15時30分(受付、開場13時30分~)

講師:茨城県近代美術館館長 尾﨑正明氏

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:40名(当日先着順、座席指定)

対象:一般

参加費:無料(特別展観覧券〔半券可〕が必要です。)

 

イヴニング・レクチャー(学芸員による約30分間の解説) 

日時:毎週土曜日 17時~17時30分(受付、開場16時30分~)

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:各日40名(当日先着順、座席指定)

対象:一般

参加費:無料(特別展観覧券〔半券可〕をご提示ください。当日使用できる観覧券をお持ちの方が優先となります。)

 

子供のためのイベントほか

【親子鑑賞会「こどもの日スペシャル」

日時:5月5日(水曜・祝日)①午前の部:10時30分~12時(受付:10時~) ②午後の部:14時30分~16時(受付:14時~)

定員:各回20組、当日先着順

対象:小・中学生とその保護者

参加費:無料(保護者の方は特別展観覧券〔半券可〕が必要です。)

 

【ジュニアミュージアム講座「水墨画で描く山の風景」

日時:5月2日(日曜)①午前の部:10時30分~12時(受付:10時~) ②午後の部:14時30分~16時(受付:14時~)

会場:地階学習室

定員:各回8名(Eメールで事前申し込みが必要。応募者多数の場合は抽選)

対象:小学4年生から中学生

参加費:500円(税込)

申込締切:4月23日(金曜)

申込方法:送信メールの件名に「ジュニアミュージアム講座(水墨画)」とご記入いただき、

本文に①参加希望者全員の名前(最大3名)と保護者の名前/②お子様の年齢/③電話番号/④希望時間(午前、午後)を明記し、kobemuse04@jewel.ocn.ne.jpに送信してください。

 

【未就学児と保護者、障がいをお持ちの方のための特別鑑賞日

日時:5月10日(月曜・休館日)9時30分~17時30分

定員:250組

対象:未就学児とその保護者、障がい者の方とその介護者

 ※未就学児1名につき、保護者2名までお申し込みいただけます。

 ※障がい者手帳、療育手帳をお持ちの方とその介護者1名までお申し込みいただけます。

参加費:無料(Eメールによる事前申し込みが必要。応募者多数の場合は抽選)

申込締切:4月25日(日曜)

申込方法:送信メールの件名に「東山展 特別鑑賞日」と記入いただき、本文に参加希望者全員の名前、電話番号を明記し、kobemuse04@jewel.ocn.ne.jpに送信してください。

 

事前申し込みの事業については、1通のメールで複数組の申込、複数のイベントへの申し込みはできません。どうぞご了承ください。

 

広報用画像のお問い合わせ

「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」PR事務局(TMオフィス内)

担当:馬場、松ケ根、西坂

TEL:06-6231-4426 FAX:06-6231-4440

E-mail : kaii2021@tm-office.co.jp

 

展覧会の相互割引

「鑑真和上と戒律のあゆみ展」(3月27日~5月16日 京都国立博物館)

 唐招提寺御影堂の国宝《鑑真和上坐像》を公開

 ※本展の観覧券(半券可)のご提示で、当日券を100円引きで購入いただけます。ご本人様のみ有効、他の割引との併用はできません。

 

 

お問い合わせ先

市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください

電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

このページの作成者

文化スポーツ局博物館学芸課 

〒650-0034 神戸市中央区京町24