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記者資料提供(令和2年12月15日)
一般財団法人 神戸みのりの公社
一般財団法人 神戸みのりの公社が運営する神戸ワイナリー(神戸市西区)では、かつてない味わいのワインを求めて、醸造に挑戦しています。
今年度は、7月に雨が続き、一時ブドウの生育が心配されましたが、収穫直前の8月には一日も雨が降らず、酸味・凝縮感ともに申し分のないブドウが収穫できました。特に白ブドウは、新酒みのりの出来映えに見られるような花やなか香りと味わいのあるブドウに仕上がっています。この白ブドウを使い、個性の光る商品を模索してきた結果、今回2種類の商品を発売することといたしました。
1つは、赤ワインの製造工程である「かもし発酵」を採用して仕込んだ「皮醸(かも)し」で、もう1つは無濾過・非加熱のワイン「無濾過(むろか)」、いずれも辛口の白ワインです。12月21日(月曜日)に数量限定で同時発売いたします。
近年の健康志向や本物志向(本来の風味が生きる商品への志向)の高まりと、自粛生活による家飲み需要の増加によって豊富なラインナップが求められていることなどから、新たな商品への挑戦を開始しました。新商品開発においては、これまでにない味わいのものや、ブドウの栄養を丸ごと摂れるワインなど、個性を重視した商品を模索しました。
今回は小仕込みで醸造を行い、数量限定での発売となりましたが、今後、消費者の声を聴きながら、より深い味わいの「皮醸し」「無濾過」を目指します。
一般的に白ワインは、皮や種を取り除き果汁のみを発酵させますが、今回発売する「皮醸し」は、赤ワインの製造工程である「かもし発酵」(ブドウを丸ごと破砕して発酵させる)の工程を採用して仕込んでいます。
【一般的な製造工程】
「皮醸し」は、ブドウを丸ごと使用することで、皮と種がもつ複雑な味を備えた商品に仕上がっています。レモンの皮や山椒の葉のような 苦み、酸味、渋みなどの複雑味を備えています。白ワインでありながらスパイシーな料理や肉料理にも合います。
一般的には、微物などを除去してクリアなワインに仕上げるため、ボトル詰めの前にはフィルターで濾過を行います。
「無濾過」はその名の通り濾過を行わずにボトル詰めしているため、にごりを残していますが、こうすることで、厚みのある奥深い味わいが生きた商品に仕上がっています。また、加熱も行っていないので、ブドウ本来の味わいが生きています。
他の白ワインに比べ、厚みのある奥深い味わいが「無濾過」の一番の特長です。
ブドウ本来の香りが芳醇で、辛口で刺激的な味わいは、他の当公社白ワインとは一線を画します。和食・洋食問わず、様々な食事と楽しめる味わいです。
一般財団法人 神戸みのりの公社 ワイン事業部 (時間 9時~17時30分)
TEL:078-991-3911
MAIL:info@kobewine.co.jp
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