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更新日:2019年11月1日

ため池の生きものたちの危機~外来種~

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外から持ち込まれた生きものによって、昔からため池に暮らしていた生きものたちに危機が迫っています。

こんなことはありませんか?

  • お祭りで買ったカメ、家では飼えなくなっちゃった。ため池に放そう・・・
  • 釣りをするのにちょうどいい池だ。バスを放してみよう・・・

ちょっと待って下さい。外来種が持ち込まれたら、ため池の生きものはどうなるのでしょうか?

自然の中では、生きものたちは「食べる・食べられる」関係をはじめ、お互いに複雑な関係を築き、微妙な生態系のバランスを保って生きています。
そこへ突然、獰猛な生きものや、繁殖力が強い生きものが入ってきたら・・・
長い時間をかけて築かれてきた生態系のバランスはあっという間に崩れ、もともと住んでいた生きものが一方的に食べられてしまったり、住みかを追われたりして、姿を消してしまう恐れがあります。

特に注意が必要な外来種

環境省と農林水産省は、侵略性が高く、我が国の生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす又はそのおそれのある外来種のリスト「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)」を作成・公表しています。

このうち、外来生物法で「特定外来生物」に指定された生きものは、他の場所に移したり、飼育したりすることが禁じられています。

環境省「外来生物法」のページ(外部リンク)

特定外来生物の例

オオクチバス(ブラックバス)

オオクチバス(ブラックバス)の写真自分の半分くらいの大きさの魚まで、何でも食べてしまうとても大食いの魚です。
オオクチバスが侵入したあとに、カワバタモロコなどの在来魚類が確認できなくなっている例が多くあります。

ブルーギル

ブルーギルの写真雑食性ですが、魚の卵を好んで食べ、他の魚の卵を根こそぎ食べてしまうと言われています。
既に日本各地の湖沼やため池、堀などに侵入・定着し、優占魚種の一つとなっています。

ウシガエル

ウシガエルの写真かつて食用として世界各地に持ち込まれ、定着してしまいました。
大型のカエルで、口に入る大きさであれば、ほとんどの動物(昆虫やザリガニの他、小型の哺乳類や鳥類、爬虫類、魚類まで)を貪欲に食べてしまいます。

ボタンウキクサ(ウォーターレタス)

ボタンウキクサ(ウォーターレタス)の写真かつて、金魚用の浮き草等として、ペットショップ等で広く流通していました。
浮遊性の水草で、繁殖力が強く、あっという間に水面を覆い尽くして光を遮り、他の植物の生育を脅かしているとされています。
また、過繁茂により、水温・水質の低下、水中の光や酸素不足から多くの魚介類への悪影響のおそれもあります。

オオフサモ

オオフサモの写真日本には、1920年頃にドイツ人が持参し、須磨寺の池で野生化したのが最初といわれています。かつては河川の自然復元事業の現場やビオトープに、水質浄化機能があるとして、植栽されることがありました。
耐寒性があり、湖沼、河川、池、水路、一部の休耕田に生育します。浅水域に群生し、6月頃花を咲かせます。栄養繁殖が旺盛で地下茎でどんどん繁殖します。
過繁茂により水路の水流を妨げて問題となっており、在来種への影響も危惧されています。

アゾラ(アゾラ・クリスタータ)

アゾラが広がった池浮遊性の水生シダで、日当たりの良いため池・河川・水田を好み、特に夏期に栄養繁殖により、どんどん仲間を増やします。
同じアカウキクサ属の在来種との競合のほか、水面を覆い尽くすことで他の動植物の生活を脅かすほか、交配による遺伝的撹乱が危惧されています。

1990年代頃から、農業への利用※などのため、日本に持ち込まれました。

※アゾラは、大気中の窒素を固定する能力があるので緑肥となり、アイガモの餌にもなり、水面を覆い尽くすために雑草を抑制する効果もあることから、アイガモ-稲作農法の中でアゾラを利用することがあります。
アゾラ農法の水田から逸出したアゾラによる生態系への影響が懸念されています。

特定外来生物ではないが生態系被害防止外来種リストに掲載されている外来種の例

アカミミガメ(ミドリガメ)

アカミミガメ(ミドリガメ)の写真汚染にも強く丈夫で飼育が容易なので、ペットとして安く大量に流通していますが、成長すると攻撃的になるため、持て余されて捨てられることが多いと考えられています。
雑食性で、何でも食べます。
在来種のカメ類と、食物や住みかが競合しますが、アカミミガメの方が繁殖能力が高いため、在来種のカメ類が住みかを追われてしまいます。

生態系被害防止外来種リストの中でも、大きな被害が予想され、特に緊急性が高い「緊急対策外来種」に位置づけられています。

アメリカザリガニ

アメリカザリガニの写真とても馴染みのある生きものですが、アメリカザリガニも「緊急対策外来種」に位置づけられています。
もともとウシガエルのエサとして日本に導入されたといわれていますが、現在では各地の水辺に定着してしまいました。
他の水生小動物等や植物への深刻な食害が発生するおそれがあります。
※神戸には在来種のザリガニはいません。

外来種は、入れない(むやみに持ち込まない)捨てない(ペットを野外へ捨てない)拡げないで下さい

ため池や川だけでなく、学校や公園のビオトープなどにも、外来種が持ち込まれて問題になっています。
ヘラブナなど品種改良された魚の放流も好ましくありません。
伝染性の病気が広まった例もあります。
外来種でなくても、生きものを安易に放流するのはやめましょう。

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電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

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