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更新日:2020年10月26日
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狩猟採集生活から農耕を行うようになった太古の昔より近年にいたるまで、人間は、湿地を水田に変え、照葉樹林を明るい雑木林に変え、放牧地や採草のための草地を拓き、自然に対して何千年も同じような働きかけを繰り返してきました。このため人間の営農は、まるで「自然のリズム」の一部のようになりました。
田園地域には、たいへん多くの生きものが生息・生育しており、農業環境とその営みに適応し繁栄してきました。これらの生きものは、耕作などがされなくなることで、水路が埋まったり、水田や草地を草丈の高い植物が覆ったり、雑木林が一年中林床の暗い竹林や照葉樹林になれば姿を消してしまいます。
「農業を続けること」それ自体が、多くの生きものを育んでおり、何より、神戸の生物多様性を守る重要な役割を果たしているのです。
神戸市では、田園地域の生物多様性を高めるため、冬期湛水水田管理及び不耕作地の湿地環境再生を平成23年度から5か年のモデル事業として実施し、生物多様性保全・向上効果を調査しました。
モデル事業の結果は上記のパンフレット「農業による豊かな生きもののにぎわいと8つの工夫」に取りまとめています。
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