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更新日:2020年7月31日

令和元年度 神戸市の大気質・水質・騒音・公害苦情処理等の状況

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記者資料提供(令和2年7月31日)
環境局環境保全部環境都市課
環境局環境保全部環境保全指導課

令和元年度 神戸市の大気質・水質・騒音・公害苦情処理等の状況

神戸市では、市民の健康を保護し、生活環境を保全するため、大気質、河川や海域の水質、騒音の状況等について、各種環境測定・調査を行っています。
このたび、令和元年度の各種環境測定・調査の結果及び公害苦情処理の状況について取りまとめましたので、下記により報告します。

概要

〇環境測定・調査の結果は昨年度とほぼ同様のレベルであり、総じて良好な環境を維持していました。

  • 大気質については、一般環境大気測定局(以下、「一般局」という)15局、自動車排出ガス測定局(以下、「自排局」という)6局で測定を行い、二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、微小粒子状物質(PM2.5)については全局で環境基準を達成しました。一方、光化学オキシダントについては全局、浮遊粒子状物質については1局で環境基準を達成しませんでした。
  • 公共用水域(河川、湖沼、海域)の水質については、59地点(河川35地点、湖沼2地点、海域22地点)で測定を行い、河川(BOD)と海域(COD)では全ての環境基準点で環境基準を達成しました。湖沼ではCODについては環境基準を達成しましたが、全燐については環境基準を達成しませんでした。
  • 自動車騒音については、調査した幹線道路沿道50地点のうち、42地点で昼間及び夜間ともに環境基準を達成しました。

〇公害苦情件数は265件であり、騒音苦情(90件)、悪臭苦情(64件)が多くありました。

1.大気質の状況

(1)二酸化硫黄(資料p.3)
 一般局5局において測定し、短期的評価(日毎の評価)・長期的評価(1年間を通じた評価)ともに環境基準を達成しました(平成30年度も全局で達成)。
 近年低い濃度レベルで推移しています。

(2)二酸化窒素(資料p.4~5)
 一般局12局、自排局6局において測定し、長期的評価により全局で環境基準を達成しました(平成30年度も全局で達成)。
 一般局、自排局ともに、平成13年度以降概ね減少傾向で推移しています。

(3)一酸化炭素(資料p.6)
 自排局3局において測定し、短期的評価・長期的評価ともに環境基準を達成しました(平成30年度も全局で達成)。近年は低い濃度レベルで推移しています。

(4)浮遊粒子状物質(資料p.7~8)
 一般局11局、自排局6局において測定し、短期的評価では、一般局については全局、自排局については6局中5局で環境基準を達成しました。
 長期的評価では、全局で環境基準を達成しました(平成30年度は短期的評価・長期的評価ともに環境基準を達成)。一般局、自排局とも、平成12年度以降、
 概ね減少傾向で推移しています。

(5)微小粒子状物質(PM2.5)(資料p.9~12)
 ア 測定局常時監視
 一般局11局、自排局5局において測定し、長期的評価により全局で環境基準を達成しました(平成30年度も全局で達成)。
 一般局、自排局ともに平成25年度以降概ね減少傾向で推移しています。
 兵庫県の注意喚起(日平均値が70μg/m3 を超える恐れがある場合などに発信)は、令和元年度はありませんでした (平成30年度も無し)。

 イ 成分分析
 灘浜一般局及び垂水自排局において、四季調査を実施し、全国の測定結果(平成29年度全国一般環境平均値・全国道路沿道平均値)と比較しました。
 質量濃度・炭素成分については、両局ともに全国平均値と比べ低い値でした。
 イオン成分については、灘浜一般局では全国平均値と比べ低い値でした。垂水自排局では、硝酸イオンは低く、その他の成分は高い値でした。
 無機元素成分については、全国平均値と比べ、灘浜一般局では鉄は高く、その他の成分は低い値でした。垂水自排局では鉄及ぶナトリウムは高く、その他の
 成分は低い値でした。

(6)光化学オキシダント(資料p.13~14)
 一般局11局、自排局1局において測定し、短期的評価により全局で環境基準を達成しませんでした(平成30年度も全局で非達成)。平成22年度以降概ね横ばい
 傾向で推移しています。
 兵庫県の光化学オキシダント(光化学スモッグ)広報発令については、令和元年度は予報が2回、注意報が1回発令され、被害者の発生はありませんでした
 (平成30年度は発令、被害者の発生ともに無し)。

(7)非メタン炭化水素(資料p.15)
 一般局5局、自排局1局において測定し、午前6時から9時までの3時間平均値(最高値)が、3局で指針の範囲(0.20~0.31ppmC)を超えて測定されました。
 一方、超過して測定された日数は1~3日でした。

(8)有害大気汚染物質(資料p.16)
 有害大気汚染物質に該当する可能性のある物質(248物質)のうち、①優先取組物質20物質と水銀及びその化合物、②神戸市域における大気への排出量が多い
 揮発性有機化合物(キシレン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン)、③有害性が指摘され特定化学物質である1,2-ジクロロプロパンの計25物質について、
 6地点で調査を行いました。
 環境基準が定められている4物質(ジクロロメタン、トリクロロエチレン、テトラクロエチレン、ベンゼン)については全て環境基準を達成しました。
 指針値が定められている9物質(アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー等)については、全て指針値を下回っていました。

(9)アスベスト(資料p.17)
 全市10地点(北区2地点、他区1地点)で年2回(春期・秋期)調査を行った結果、大気中のアスベスト濃度は0.11~0.39本/リットルでした。

2.水質の状況

(1)公共用水域(河川、湖沼、海域)の水質
 ア 人の健康の保護に関する環境基準(資料p.21)
 ・35地点(河川21地点、湖沼1地点、海域13地点)で測定を行った結果、湖沼、海域では全ての地点で環境基準を達成しましたが、河川では1地点(有馬川・
 長尾佐橋)において自然的要因によりふっ素が基準値(0.8 mg/L以下)を超過(年平均値0.97 mg/L)して検出され、環境基準を達成しませんでした
 (平成30年度も同地点で非達成)。

 イ 生活環境の保全に関する環境基準(資料p.22~28)
 ・59地点(河川35地点、湖沼2地点、海域22地点)で測定を行いました。
 ①河川のBOD(生物化学的酸素要求量:河川の水質汚濁の代表的指標)
 ・環境基準点4地点(明石川・上水源取水口、志染川・坂本橋、伊川・二越橋、福田川・福田橋)においては、いずれも環境基準を達成しました(平成30年
  度も達成)。
 ・その他の測定地点においても、東部都市河川、西部都市河川、西神、北神のいずれの水域でも環境基準の評価として用いられる75%水質値(年平均値)が
  B類型の環境基準値(3mg/L)以下の値であり(平成30年度も同様)、近年良好な水質で推移しています。
 ②湖沼(千苅水源地)のCOD(化学的酸素要求量:湖沼の水質汚濁の代表的指標)
 ・環境基準を達成しました(平成30年度も達成)。近年概ね横ばいで推移しています。
 ③湖沼(千苅水源地)の全燐(富栄養化の指標)
 ・環境基準は非達成でしたが、暫定目標(兵庫県が定めた令和2年度を目標年度とする目標値)は達成しました(平成30年度は環境基準・暫定目標ともに
  非達成)。近年概ね横ばいで推移しています。
 ④海域のCOD(化学的酸素要求量:海域の水質汚濁の代表的指標)
 ・神戸海域唯一の環境基準点(C類型)である兵庫運河・材木橋では、環境基準を達成しました(平成30年度も達成)。近年概ね横ばいで推移しています。
 ・その他の21測定地点においては、C類型の7地点では全て環境基準値を下回っていました。一方、B類型の7地点では全ての地点で、A類型の7地点では5地点
  で環境基準値を超過しました。各類型ともに、近年概ね横ばいで推移しています。

(2)地下水の水質(資料p.29~30)
 概況調査として、9地点でカドミウム等28項目について調査した結果、垂水区の地点でテトラクロロエチレンが、北区の地点でふっ素が環境基準を達成しま
 せんでした。
 継続監視調査については、東灘区の地点で砒素及びふっ素、中央区の地点で鉛及びトリクロロエチレン、北区の地点で砒素、ふっ素及びほう素が環境基準を
 達成しませんでした。これらの地点については今後も継続して監視していきます。

(3)農薬による水質汚濁(資料p.31)
 ゴルフ場の立地の多い河川等5地点において、春季(5地点)及び秋季(1地点)の2回、環境省の「公共用水域等における農薬の水質評価指針」等に定められ
 ている農薬(69農薬)について調査を実施しました。
 春季では、全ての地点において、いずれの項目も検出されませんでした。
 秋季では、明石川・上水源取水口において、除草剤(アシュラム)が検出されましたが、環境省指針値以下の値でした。

(4)河川における化学物質(資料p.32)
 令和元年度は、近年低濃度ながら河川水等の水環境から検出されている医薬品由来のPPCPs(医薬品・生活関連物質)であるメトホルミン(血糖降下剤)
 及びピリドスチグミン(コリンエステラーゼ阻害剤)について、4河川4地点で測定を行いました。
 メトホルミンについては20~200 ng/L(平均53 ng/L)、ピリドスチグミンについては全ての地点で1 ng/L未満でした。

3.ダイオキシン類の状況(資料p.33~35)

 大気3地点、河川・湖沼・海域の水質・底質23地点、地下水の水質2地点、土壌4地点の計55地点で測定を行い、全ての地点で環境基準を達成しました(平成
 30年度も達成)。

4.空間の放射線の状況(資料p.36)

 空間放射線量率について市役所・区役所18地点で測定を行った結果は、0.051~0.110μSv/hであり、これらは東日本大震災発生前の測定結果と比較して同程
 度またはそれ以下の値でした。

5.自動車騒音・道路交通振動の状況

(1)自動車騒音(資料p.37~40)
 ア 環境基準の達成状況
 調査した幹線道路沿道50地点のうち、昼間及び夜間とも環境基準を達成したのは42地点、昼間のみ環境基準を達成したのは5地点、昼間及び夜間とも環境
 基準を達成しなかったのは3地点でした。

 イ 要請限度との比較
 調査した幹線道路沿道50地点の全ての地点で、昼間及び夜間とも要請限度以下でした。

(2)道路交通振動(資料p.40)
 調査した幹線道路10地点の全ての地点で、昼間及び夜間とも要請限度以下でした。

6.公害に関する苦情処理の状況(資料p.41~43)

 令和元年度の公害苦情の受付件数は265件でした。
 種類別にみると、騒音に係る苦情(工事現場の作業音等)が最も多く、次いで、悪臭、大気汚染の順に苦情が多くありました。

7.その他

 データ等の詳細は、環境局ホームページに順次掲載していきます。

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