ここから本文です。
記者資料提供(2022年10月21日)
三田市民病院は、「①医師不足、②施設の老朽化、③医師の働き方改革」等により、
このままでは、24時間365日体制の救急医療をはじめとする急性期医療を維持し続けることは困難であるとしています。
一方、済生会兵庫県病院は、「①医師不足、②施設の老朽化、③経営収支の悪化」等により、
済生会兵庫県病院単独で、将来的に地域の基幹病院として急性期医療を維持・継続していくことは困難との報告がありました。
“このまま何もしなければ、北神・三田地域で急性期医療の対応ができなくなる。”
そこで、令和3年6月に神戸市と三田市で「北神・三田地域の急性期医療の確保に関する検討委員会」を共同設置し、
5回にわたって北神・三田地域の急性期医療を将来的にも維持・充実するための方策を検討し、
「三田市民病院と済生会兵庫県病院との再編統合が最も望ましい。」、
「その際には、現在の利用者にとって交通アクセスの利便性に変化が生じるため、両病院の中間地点が望ましい。」
との報告書が令和4年3月25日に出されました。
本報告書の内容等を踏まえて、神戸市、三田市及び済生会兵庫県病院の三者で協議を行った結果、
三田市民病院と済生会兵庫県病院が再編統合して新病院を整備することにより、
三田・北神地域の急性期医療の充実を目指すこととし、6月2日に三者の合同記者会見で発表しました。
再編統合新病院の整備候補地(案)につきましては、三田市民病院と済生会兵庫県病院の中間地点付近であり、
かつ、幹線道路沿いである神戸市北区長尾町宅原(えいばら)としました。
○三田市 再編統合新病院の設置者
○済生会兵庫県病院 再編統合新病院の運営者
○神戸市 北神地域の急性期医療を確保するための財政支援、用地の確保
(1)用地取得費
三田市の企業債の元利償還に合わせ、地方交付税措置額を除く三田市の実質負担額を負担
(2)整備費
三田市の企業債の元利償還に合わせ、救急医療、周産期医療に係る病床分を対象に、両病院の入院患者総数に占める神戸市民の入院患者の割合で負担
(3)運営費
救急医療、周産期医療に係る収支不足相当額を対象に、前年の入院患者数に占める神戸市民の入院患者の割合で負担
新病院設置者である三田市が実施するパブリックコメントについて、神戸市民の皆様も下記に基づき、
基本構想(案)に対するご意見を提出いただくことができます。
提出されましたご意見は概要として整理され、三田市の考え方とともに後日公表されます。
なお、基本構想(案)の本編は、三田市ホームページ「意見募集(パブリックコメント)」から閲覧いただくことも可能です。
(1)募集期間: 11月7日(月)まで
(2)提出方法:持参、郵送、FAX、eメール、下記専用フォームのいずれか
◁専用フォーム
(3)提出項目:意見書(任意様式)・住所・名前・電話番号
(4)連 絡 先:〒669-1595 三田市三輪2丁目1番1号
三田市総合政策部未来戦略室地域医療推進課
TEL:079-559-5086 FAX:079-559-5111
eメール:chiikiiryo@city.sanda.lg.jp
済生会兵庫県病院と神戸市による北神地域全体対象の住民説明会を開催いたします。
(1)説明内容
・これまでの経緯
・6月2日三者発表の内容
・新統合病院の整備候補地(案)
(2)日時・場所
①10月30日(日)14時~ 北神区文化センター 200人定員
②11月3日(木・祝)14時~ 北神区文化センター 400人定員
※予約不要、先着順
(3)問い合わせ先
済生会兵庫県病院 078-571-3301