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神戸地域一体化リハビリテーションコンソーシアム(キュア神戸)第5回本会議の開催

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記者資料提供(2023年5月30日)
健康局地域医療課
 超高齢化社会や多疾患・重複障害という疾病構造の変化を踏まえ、リハビリテーションの分野において、これまでの疾患別・病期別から、患者の全体像を把握するリハビリテーションモデルの構築が求められています。
 このため、地域における急性期・回復期・生活期の切れ目のないリハビリテーションの普及をめざし、多職種の医療関係者等による協議体「キュア神戸」を立ち上げ、取り組みを進めています。
 このたび、下記のとおり第5回本会議を開催しますので、お知らせします。

1.協議体の名称

神戸地域一体化リハビリテーションコンソーシアム(通称「キュア神戸」)
Consortium of seamless and comprehensive rehabilitation in Kobe

2.第5回本会議の開催

(1)開催日時:2023年5月31日(水曜)14時から15時30分
(2)場所:三宮研修センター 605会議室
      神戸市中央区八幡通4丁目2—12 カサベラFRⅡビル6階
(3)開催形式:対面とWEBのハイブリッド会議
(4)内容:
  ・会則改定
  ・ワーキングチームからの報告
  ・呼吸不全リハビリテーション検討チームからの報告 等

3.当日の取材について

・傍聴を希望される方については、当日の13時30分から13時45分までに会場にお越しください。
・先着順で傍聴手続きを行いますので、受付時間内でも定員(10名)を超えた場合は、傍聴をお断りすることがあります。
・報道関係者の取材については、受付で各社記者証を提示し、腕章等で報道関係者であることをお伝えください。

(参考)これまでの「キュア神戸」本会議の開催状況

・第1回会議(2022年1月12日開催):「心臓リハビリテーションの先行実施について」
多くの疾患の中で、心不全患者が大幅に増加する「心不全パンデミック」に対応する心臓リハビリテーションに、先行して取り組むことが決まりました。
・第2回会議(2022年4月27日開催):「呼吸器リハビリテーションの検討について」
心臓リハビリテーションの他にも、呼吸器リハビリテーションのプログラムを検討していくことが決まりました。
・第3回会議(2022年8月10日開催):「キュア神戸における心臓リハビリテーションの運用の検討について」
キュア神戸における心臓リハビリテーションの運用ルールやパイロット運用及び呼吸器リハビリテーションの今後の運用体制について議論しました。
・第4回会議(2022年12月14日開催):「心臓リハビリテーションのパイロット運用及び呼吸器リハビリテーションの検討状況について」
心臓リハビリテーションのパイロット運用開始に向けての報告や、呼吸不全リハ検討チームからの進捗報告等行いました。

(参考)「キュア神戸」の取り組み

〇取り組みの背景

 入院期間の短縮や退院後の容態悪化等による再入院の予防、健康寿命の延伸の観点から、リハビリテーション医療の担う役割は今後ますます重要になります。
 近年は、内部障害(心臓、呼吸器、腎臓、肝臓など内部機能障害のこと)を持つ患者が増加し、今後も増え続けると予想されています。とりわけ「心不全パンデミック」と呼ばれるとおり、心不全患者が増加しています。
 2018年には「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が成立し、同法に基づき国が策定した「循環器病対策推進基本計画」にリハビリテーションの取り組みの重要性が盛り込まれました。

〇取り組みの方向性

①急性期・回復期・生活期(在宅等)リハビリテーションを包括する地域一体化プログラム(以下「一体化プログラム」)を構築し運用する。
②一体化プログラムを通じて各々に関わる医療機関の機能分化と役割分担を図る。
③関係するセラピスト・医師・看護師・地域連携担当職などの教育育成と相互連携を図る。
④すべての疾患別リハビリテーションを対象とするが、当面は一体化プログラムが未熟な内部障害リハビリテーション、特に心臓リハビリテーションをモデル事業とする。
⑤一体化プログラムによって医療者のみならず患者本人が病態とリハビリテーションの見通しを知ることにより、生活習慣の改善に向けた動機付けとなり、行動変容につなげる。

<地域一体化プログラムのイメージ>
地域一体化プログラムのイメージ
※本会議のメンバーは下記参照
 本会議メンバー(PDF:108KB)

〇現在の進捗状況

(1)心臓リハビリテーション
・2022年12月、一体化プログラムとその運用ルールを整理
・2023年3月、神戸市立医療センター中央市民病院、西記念リハビリテーション病院及び神戸リハビリテーション病院において、一体化プログラムのパイロット運用を開始(登録患者数:12名(2023年5月25日現在))
・多職種向けの研修を4回実施

(2)呼吸器リハビリテーション
・多職種向けの研修を1回実施
・現在、一体化プログラムとその運用ルールを整備中で、6月からパイロット運用の開始を検討中。

※あわせてホームページもご参照ください。下記URLからアクセスできます。
 キュア神戸ホームページ URL:https://cure-kobe.net/

4.本件に関するお問い合わせ先

一般財団法人神戸在宅医療・介護推進財団
TEL:078-743-8200 FAX:078-743-8211