ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年8月 > 神戸地域一体化リハビリテーションコンソーシアム(キュア神戸)第3回本会議の開催(WEB会議)
最終更新日:2022年8月4日
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記者資料提供(2022年8月4日)
本格的な超高齢社会を迎える中、地域包括ケアシステム(医療と介護の両方を必要とする高齢者の方々が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるような包括的支援・サービスの提供体制)を構築することが急務の課題となっています。その中でも、入院期間の短縮や退院後の容態悪化等による再入院の予防、健康寿命の延伸の観点から、適切なリハビリテーション医療の担う役割は今後さらに重要になると考えています。
また多疾患・重複障害を持つ患者の増加など、疾病構造の変化を踏まえ、リハビリテーション医療の分野においてもこれまでの疾患別・病期別のリハビリテーションモデルから、全身・全体像を把握するリハビリテーションモデルの構築が求められています。
特に近年は内部障害(心臓、呼吸、腎臓、肝臓など内部機能障害の総称)を持つ患者が増加し、今後も増え続けると予想されています。その中でも心不全患者の増加については「心不全パンデミック」と呼ばれており、2018年には「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が成立し、同法に基づき策定された循環器対策推進基本計画にはリハビリテーションの取り組みの重要性が記載されています。
このような状況を踏まえ、リハビリテーションを通じて、地域包括ケアシステムの構築を推進するため、一般財団法人神戸在宅医療・介護推進財団(本市における地域包括ケアシステム構築の推進団体)が令和4年1月に協議体(コンソーシアム)を設立しました。
第1回会議(令和4年1月12日)では、多くの疾患の中で、高齢者の増加に伴い心不全患者が大幅に増加する「心不全パンデミック」に対応する心臓リハビリテーションを先行して取り組むこと、第2回会議(令和4年4月27日)では、呼吸器リハビリテーションについても並行して検討していくことが決まりました。
つきましては、第3回本会議を令和4年8月10日(水曜)に開催しますので、お知らせします。
神戸地域一体化リハビリテーションコンソーシアム:通称CURe-Kobe(キュア神戸)(Consortium of seamless and comprehensive rehabilitation in Kobe)
※事務局:一般財団法人神戸在宅医療・介護推進財団、神戸市
(1)開催日時:令和4年8月10日(水曜)15時から16時30分(予定)
(2)開催形式:WEB会議(※事務局は三宮研修センター5階505会議室にて参加)
(3)議事内容:
・ワーキングチームからの報告(研修計画・ワーキングを支援する小グループの設置等)
・呼吸器リハビリテーション呼吸不全検討チームの立ち上げについて
・心不全リハビリテーションパイロット運用について
・情報セキュリティについて 等
・傍聴を希望される方については、当日の14時00分から14時15分までに、三宮研修センター5階(神戸市中央区八幡通4丁目2-12カサベラビルFRⅡビル)にお越し下さい。
・先着順で傍聴手続きを行いますので、受付時間内でも定員(10名)を超えた場合は、傍聴をお断りすることになります。
①急性期・回復期・生活期(在宅等)リハビリテーションを包括する地域一体化プログラムを構築し運用する。
②一体化プログラムを通じて各々に関わる医療機関の機能分化と役割分担を図る。
③関係するセラピスト・医師・看護師・地域連携担当職などの教育育成と相互連携を図る。
④すべての疾患別リハビリテーションを対象とするが、当面は一体化プログラムが未熟な内部障害リハビリテーション、特に心不全リハビリテーションをモデル事業とする。
⑤一体化プログラムによって医療者のみならず患者本人が病態とリハビリテーションの見通しを知ることにより、生活習慣の改善に向けた動機付けとなり行動変容に繋げる。
<地域一体化プログラムのイメージ>
(キュア神戸の構成)
キュア神戸は本会議とワーキングチームで構成します。本会議においてコンソーシアムの目的と運用に関して広い視野で議論し、キュア神戸の運営に関する大きな方向性を決定するとともに、医療・福祉関係者、学識経験者、行政関係者等から構成されるワーキングチームがプログラムの構築等について、具体的な検討を行います。
※本会議のメンバーは別紙参照
本会議メンバー(PDF:132KB)