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最終更新日:2022年11月11日

パブリックアートによる観光誘客事業「 KOBE Re:Public Art Project 」参加アーティスト第二弾の発表について

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記者資料提供(2022年11月11日)


 「KOBE Re:Public Art Project」(以下:本事業)に参加するアーティストの第二弾を発表します。

 今回発表するアーティストは、斎藤幸平、佐野文彦、野村友里をはじめとした招待アーティストに加え、公募で選定したアーティストを含む16組。第一弾アーティストとして、9月に発表した6組を加えた、総勢22組のアーティストにて、神戸の新たな魅力を散策しアーカイヴしていくリサーチ活動を、11月28日から12月にかけて行います。

1.「KOBE Re:Public Art Project」について

 本事業は、これまでの枠組みに捉われない、新しい形のパブリックアートを創出する試みです。メインキュレーターを森山未來さんが務めます。様々な分野で活動するアーティストが、神戸市内のアーティスト・イン・レジデンスに一定期間滞在し、自身の興味や関心に基づいたアーティスト活動を行いながら、『人新世』をテーマに神戸市内をリサーチ(散策)し、神戸の新たな魅力(周遊観光資源)を、独自の視点や発想で発掘。リサーチにより生まれたアイデアをもとに、パブリックアートの制作やイベントを行い、神戸の街に再配置(Re:Public)していきます。詳細につきましては、以下のURLおよび、本事業の概要(後述)をご参照ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/kanko/leisure/public_art/20220902_kisyakaiken.html
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/kanko/kisyasiryo/202207/860762674350.html
 

2.参加アーティストについて(五十音順)

第一弾参加アーティスト(2022年9月22日発表)

遠藤薫、太田光海、久保田沙耶、Kenji “Noiz” Nakamura、小金沢健人、持田敦子
発表の詳細に関しては、以下のURLをご参照ください。

https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/kanko/leisure/public_art/20220927_artist1.html

第二弾参加アーティスト(2022年11月11日発表)

池田剛介、今西泰赳、内海昭子、金子未弥、斎藤幸平、阪越由衣、佐野文彦、二階堂瞳子、野口竜平、野村友里、秦雅則、ハラサオリ、for Cities(石川由佳子、杉田真理子)、冬木遼太郎、みのミュージック、八木祐理子(PAN- PROJECTS)、山田悠
参加アーティストのプロフィールに関しては、以下をご参照ください。

3.第二弾参加アーティストのプロフィールについて(五十音順)

池田剛介
1980年福岡県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
メディウムを横断しながら制作を展開し、並行して批評誌などでの執筆を行う。2019年より京都にてアートスペース「浄土複合」をディレクション。主な展覧会に「「新しい成長」の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」(東京藝術大学大学美術館、東京、2021年)、「Regeneration Movement」(国立台湾美術館、台中、2016年)、「あいちトリエンナーレ2013」(愛知、2013年)など。著書に『失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術』(夕書房、2019年)。

今西泰赳     
奈良県生まれ。筑波大学 生命環境科学研究科 博士課程修了。
博士号取得後、滋賀県立信楽窯業技術試験場、石川県立九谷焼技術研修所で学び陶芸作家として独立。長年研究していた生命現象、研究生活の中で感銘を受けた「細胞」の増殖と「生命エネルギー」、その力強さとダイナミックさをテーマに独自に調合した土と釉薬(うわぐすり)、また九谷焼の技法などをハイブリッドに使用し自己表現作品を制作。
近年の主な展示に3331 ART FAIR、KOGEI Art Fair Kanazawaなど。現在、金沢美術工芸大学 助手・非常勤講師。

内海昭子     
神戸市生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。
吉野石膏美術振興財団海外研修助成、ポーラ美術振興財団若手芸術家海外研修助成にてドイツ滞在を経て、現在神戸市を拠点に活動している。映像の概念をベースに、風景を再構築し、時間の連続性を表出させるインスタレーション、映像、写真などを制作する。
主な展示に、越後妻有アートトリエンナーレ(2006,2009/新潟)、個展「Cryptophasia」Kunstlerhaus Bethanien(2017/ベルリン)、「Making Current」A4 Art Museum(2019/成都)など。

金子未弥    
神奈川県生まれ。「人の記憶も都市を構成する要素であるならば」という考えのもと、人々の記憶にもとづいて実在しない都市を思い描く。工業用資材を用いたインスタレーションや、ワークショップを行って参加者の記憶や経験を辿りながら見えない都市の姿を顕在化させるなど、多様な手法で都市を追求した作品を発表している。KYOTO STEAM 2022国際アートコンペティション準グランプリ受賞。主な展示として3331 ART FAIR recommended artists 金子未弥 個展「未発見の小惑星観測所」,3331 Arts Chiyoda(東京)他。

斎藤幸平
1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』角川ソフィア文庫)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界七カ国で翻訳刊行されている。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって「日本学術振興会賞」受賞。最新作は『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)。45万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。

阪越由衣    
大阪府出身のサクソフォニスト・パフォーマー。大阪音楽大学、ストラスブール高等音楽学校およびストラスブール大学修士課程、リヨン国立音楽舞踏学校を修了。
2012年よりフランスを拠点に、現代音楽と視覚芸術、音と体の動き、電子音響を用いたインスタレーション作品など、トランス・ディシプリナリーなパフォーマンスを展開。
2022年、Festival Détours de Babel《Les Chantiers》に選抜され「私たちの生きる社会とひきこもり」というテーマを描いた音楽劇《Au milieu de》(英訳:The In-Between) を制作・初演。

佐野文彦     
数寄屋建築の職人として中村外二工務店にて修行後、設計事務所を経て、デンマークPP Moblerで家具製作に関わる。2011年に建築からインテリア、プロダクト、現代美術などを製作するFumihiko Sano Studio を設立。2016年文化庁文化交流使に選出され日本文化と各国の地域文化の融和させるアートプロジェクトを16ヵ国で実施する。より幅広いクリエイションを行う組織として株式会社アナクロを2018年に設立、代表を務める。数寄屋、もの派、素材、テクノロジー、工芸、地域、民俗などを様々な国や地域で掛け合わせ、新しい文化が生まれる「点」を作り活動している。
EDIDA 2014 ELLE DECOR Young Japanese Design Talent、2016年度文化庁文化交流使、FRAME AWARD Emerging Designer of the Year2022、IF DESIGN AWARD、GOOD DESIGN AWARD等多数。

二階堂瞳子
北海道札幌市出身、演出家・振付家・俳優。桜美林大学演劇専攻卒業。
自身が学生時代に地下アイドルとして活動した経験からヲタク文化をアートに転化させる試みを始め、アイドル、アニメ、ヲタクなどの現代日本を代表するサブカルチャーを取り入れた独自のメソッドを築きあげ、東京芸術劇場プロデュース作品やフェスティバル/トーキョー公募プログラムなどへの参加でその注目度は高まり、2013年夏に自身の作品がヨーロッパ3ヶ国から招聘され、海外進出を遂げる。2015年オーストリア”donaufestival”公演 で「the Otto Retter Theatre of Cruelty Award 2015」を受賞。

野口竜平    
1992年生まれ。武蔵野美術大学でパフォーマンスアートを学びつつ、早稲田大学探検部でも活動していたことが契機となり、"遭遇の方法"をつくるべく芸術と探検を照らしあわす「芸術探検家」として活動するようになる。社会システムを認識し、そこから脱する実践としての探検行/逃避行と、それに伴って生じるつかのまの共異体━バラバラなものたちがめいめいに存在する場に着目し、ニューヨーク方面へヒッチハイク、8人の蛸みこし、太平洋とタイヤひっぱり、などのプロジェクトを続けている。
近年の主な発表に、「meet the artist」(森美術館/東京2021)、「豊岡演劇祭2022」(竹野海水浴場/兵庫)などがある。

野村友里     
eatrip主宰/料理人。
長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、イベント企画・プロデュース・キュレーションなど、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年に restaurant eatrip (原宿)を、2019年11月にeatrip soil (表参道) をオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食のもつ力、豊かさ、美味しさを伝えられたら、と活動を続ける。
著書に「eatlip gift」「春夏秋冬おいしい手帖」「会いたくて、食べたくて 私が信頼する101の美味しさとその生産者たち」(共にマガジンハウス)「Tokyo eatrip」(講談社)「TASTY OF LIFE」(青幻舎)など。

秦雅則
1984年、福岡県生まれ。現在は東京に拠点をおきながら日本各地で活動。独立したメディアとしてギャラリーと出版社を運営し、様々なアーティストとのコラボレーションによる展示や出版物を制作しながら、自身も実験的で多彩な作品を発表し続けている。
近作では、太平洋ベルト、東海道・山陽メガロポリスを作り上げた近代工業化についてリサーチし、内在する矛盾や亀裂を写真のイメージを用いて作品化している。

ハラサオリ
振付家、ダンサー、パフォーマー。1988年東京生まれ。
自己や他者への振付行為を軸に、言葉、光、音などの複合的なメディアと共に、身体のアイデンティティをテーマとしたパフォーマンスを制作する。2012年よりドイツと日本を拠点とし、現在はハンブルク市立劇場Thalia Theaterのレパートリー作品『Brüste und Eier』へ振付と出演で参加中。
東京藝術大学デザイン課程修了。ベルリン芸術大学舞踊科ソロパフォーマンス専攻修了。武蔵野美術大学映像学科非常勤講師。

for Cites(石川由佳子、杉田真理子)
東京・京都に活動拠点を持つ都市体験のデザインスタジオ。石川由佳子と杉田真理子の二人が代表を務める。
国内外の建築やまちづくり分野でのリサーチや企画・編集、展示会の開催、教育プログラムの開発まで、国や分野を超えて「都市」の日常を豊かにすることを目指して活動中。都市を面白くする方法=アーバニズムのアイデアを収集するプラットフォーム「forcities.org」の運営や、アーバニストのための学びの場「Urbanist School」や都市の祭典「for Cities Week」を東京・ナイロビ・カイロで実施。これからの持続可能な都市づくりの提案を地域に入り込みながら実践している。

冬木遼太郎
1984年富山県生まれ。2010年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。京都、大阪を拠点に活動。
2020年、Birds(https://birdseatbread.jp/)立ち上げ。主な個展に「A NEGATIVE EVAGINATE」 (大阪府立江之子島文化芸術創造センター, 2017) 、「それも美しい」(東大阪美術センター, 大阪, 2019)など。
2017年、吉野石膏美術振興財団在外研修員としてニューヨークに滞在。2022年、フィリピン・マニラに滞在(Load na ditoprojects)。

みのミュージック   
YouTubeチャンネル「みのミュージック」は現在38.6万人登録者を誇り、自身の敬愛するカルチャー紹介を軸としたオンリーワンなチャンネルを運営中。
Apple Musicのラジオプログラム「Tokyo Highway Radio」でホストMCを務めており、書籍「戦いの音楽史」も発行し活動の場を広げている。

八木祐理子
1991年 兵庫県神戸市生まれ。
京都工芸繊維大学卒業、同大学院修了。デンマーク・コペンハーゲンにて、2017年より高田一正とPAN- PROJECTSを共同設立。2020年より拠点をイギリス・ロンドンに移し活動中。
主な作品に「Paper Pavilion」(Chart Art Fair/DK)、「The Matter of Facts」(国立新美術館/JP)等。Chart Art Fair最優秀賞(2017)、Venice Biennale Young European Architects入選(2021)、他受賞多数。

山田悠
1986年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、フランスのエコール・デ・ボザール・ド・ディジョンに留学し、空間デザインとアートの過程を修了。
変動する都市環境の中で自らの行為をどのように作品として成立させることが出来るかについて関心を持ちながら、都市、自然、人間という要素を相対的に捉え、ものごとの関係を測り直す。主な展覧会に「黄金町バザール 2020 —アーティストとコミュニティ」(2020年、神奈川)、「Nocturne」(2022年、POETIC SCAPE、東京)など。また、Y-AIR(2019年)、KesenAIR(2020年)など国内外のアーティスト・イン・レジデンスに参加。

全参加アーティストのプロフィールに関しては、以下の公式サイトにてご覧ください。
https://koberepublic-artproject.com/(外部リンク)

4.本事業の概要

『KOBE Re:Public Art Project』

 「人新世」をテーマに、神⼾に潜む新たな魅⼒を再発見し、新たな形のパブリックアート(リ:パブリックアート)を創出することで、観光誘客の促進、交流人口の増加を目的とするプロジェクトです。

実施の背景

 神戸は、さまざまな美術館や、「BE KOBE」、「六甲ミーツ・アート」など市内各所に多くのパブリックアートが点在するアートの街です。これまでも、それらを活用し観光誘客に取り組んできましたが、「点」としての存在であること、あるいは「期間限定」での存在となっており、それぞれのつながりが弱いことが課題となっています。
 本事業では、国際貿易都市として発展してきた本市が保有する長い歴史や多様性、人と自然の営みが共存するモノ、コト、バショを「メタ資源」と捉え、これらにアーティストが新たな視点と感性から新しい価値を加えていくことで、神戸の多様性を活かした新たな視点でのパブリックアートを創出する、神戸らしい展開を行っていきます。

今年度のスケジュール(予定)

Research :アーティストによる神戸の魅力の発掘(11月28日〜12月)
Realization:リサーチにより生まれたアイデアをアートとして具現化(2023年2月中旬〜3月)
Publication:具現化されたアート、リサーチ結果・プロセスの展示(2023年2月中旬~3月)

パブリックアートについて

 パブリックアートとは、美術館やギャラリー以外の広場や道路や公園など公共空間(パブリックスペース)に設置される芸術作品で、地域のシンボルとして人と地域を結びつけ、地域の交流や経済を活性化させる役割を持ちます。
 神戸市内にも、「六甲ミーツ・アート」、「BE KOBE」などをはじめとしたアート作品やモニュメントは既に多く存在していますが、本事業では、国際貿易都市として発展してきた本市が保有する長い歴史や多様性、人と自然の営みが共存するモノ、コト、バショを「メタ資源」と捉え、これらにアーティストが新たな視点と感性から新しい価値を加えていくことで、物理的なアートに固執しない、新しい概念のパブリックアートを創出していきます。

アーティスト・イン・レジデンスについて

 アーティスト・イン・レジデンスとは、様々な分野で活動するアーティストが、一定期間ある土地に滞在し、常時とは異なる環境で作品制作のリサーチ活動を自由に行う仕組みです。近年、このような仕組みを活用したアートによる地域の活性化が注目されております。
 今回は、地域ごとに異なる文化や特徴をもつ神戸市を5つのエリアに分け、各エリアを象徴する特性を持ちつつプロジェクトテーマとの親和性が高いレジデンスに滞在いただくことで、参加アーティストが自身の興味や関心に基づき、より自由にかつ効率的にリサーチ活動を行うことが出来ます。

人新世について

 『人新世』とは、ノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェン博士によって提唱された、地質学における新しい時代区分です。人類が産業革命などを通じて地球規模の環境変化をもたらした影響はあまりに大きく、もはや人類が立つ土壌には、人工物が含まれていない場所はどこにもない「人類の時代」を意味します。
 神戸の街には、様々な時代・文化を背景とした造形物、建造物、さらには都市構造に至るまで、自然と人工物とが交わり共存するモノ・コト・バショが多く存在します。今回それらすべてを、「人新世」において神戸の新たな魅力や価値となりうる資源として捉えてリサーチすることにより、これまで見えてこなかった、後世になっても色褪せない神戸の新しい魅力や価値を発見し残していきます。


【お問い合わせ先】
<アーティストに関するお問い合わせ>

エイベックス・エンタテインメント株式会社
メールアドレス  kobe-pa@avex.co.jp


<本事業に関するお問い合わせ>
神戸市経済観光局観光企画課
メールアドレス  kobekankou_event@office.city.kobe.lg.jp
 

 

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