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臨時会見 2022年(令和4年)3月18日

最終更新日:2022年3月18日

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市長会見の模様をお届けします。



神戸港と金沢港のクルーズ振興に関する連携協定

会見資料はこちら(PDF:12,378KB)
 

会議録について

司会:

 お待たせいたしました。ただいまから、神戸港と金沢港のクルーズ振興に関する連携協定締結について、共同会見を始めます。

 

 本日の登壇者の紹介をさせていただきます。

 

 石川県知事、谷本正憲様です。

 

 一般社団法人金沢港振興協会会長、安宅建樹様です。

 

 一般財団法人神戸観光局会長、尾山基様です。

 

 久元喜造神戸市長です。

 

 まず初めに、久元市長より、連携協定締結に当たり御挨拶させていただきます。

 

久元市長:

 今日は、神戸港と金沢港のクルーズ振興に関する連携協定を締結させていただくことになりましたので、その内容を発表させていただきます。

 

 初めに、石川県から谷本正憲知事、また、金沢港振興協会の安宅建樹会長に、わざわざ神戸までお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

 

 金沢は本当にいいまちですね。私も役所に入ったばかりのときに、石川県で2年ほど仕事をさせていただきまして、金沢というまちは城下町の伝統文化が息づいていて、本当に何ともいえない情緒のあるまちですが、その後、北陸新幹線が開業し、本当に日本を代表する観光都市として発展をしておられます。

 

 さらに、後ほどまた谷本知事からお話があろうかと思いますが、昨年の6月、金沢港に大変立派なターミナルも完成をして、日本の中でもクルーズ拠点としても発展しておられます。

 

 この金沢港と神戸港がクルーズで結ばれるということは、これは観光面で、両地域だけではなくて、北陸、また関西全体の振興、発展にとっては、大変これは意味のある、夢のある取組ではないかというふうに考えております。

 

 古くから北陸地方と関西は陸路で結ばれておりましたけれども、江戸時代も大阪から兵庫の津、瀬戸内の各港を回って、日本海を回り、能登半島に角海家という古い廻船問屋、建物は今でも残されていると思うんですけれども、能登半島にもそういう拠点があり、さらにこのルートが東北地方にも延びて、蝦夷をにらみながら東北にも延びていた、こういう北前船のルートが江戸時代からあったわけです。

 

 そして、今は新幹線、そして空路もあるわけですから、クルーズだけではなくて、新幹線と空路を組み合わせれば、本当にこれは面白い観光ルートができるのではないかというふうに、大変楽しみにしております。

 

 後ほど、谷本知事、安宅会長、今日は神戸観光局の尾山会長にも出席いただいておりますので、クルーズについての夢のあるお話を聞かせていただきたいと思っております。

 

 ぜひ、石川県と神戸がこの連携協定によって結ばれて、クルーズを核とした観光をさらに前に進めることができればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。

 

司会:

 続きまして、谷本知事より御挨拶と金沢港の御紹介をいただきます。よろしくお願いします。

谷本知事:

 御紹介いただきました石川県知事の谷本でございます。

 

 お話をする前に、少し個人的なことを申し上げて大変恐縮でありますけれども、私はもともと生まれましたのはこの兵庫県。神戸ではもちろんございません。西脇というちょっと田舎のほうでございますけれども、高校までそこで過ごしました。その私が、石川県で、副知事時代を含めてもう30年生活をしておりますので、石川県がふるさとのような、そういう存在でもございますし、また、大変御縁がございまして、久元市長が若い頃、石川県で、県庁に2年ほど勤務をいただいた。そして尾山会長も、元をただせば石川県の御出身ということでございますので、言わば、私ども石川県と神戸市がこういう形で、クルーズで協定を調印するというのは、何かもともと約束をされていたんじゃないかという、そんな思いすらするぐらい、大変御縁が深いということでもございます。

 

 そういう私どもが今回こちらへ参りまして、協定書に調印もさせていただいたところでもございます。どうしても今日でなければならないということを申し上げまして、久元市長には御無理をいただいて、こういう場をおつくりいただいた。というのは、もう私の任期がだんだん迫ってきておりまして、今日が最後の公務だということでありますので、大変切羽詰まった思いでお願いをさせていただいたと。この点は御理解をいただきたいと、このように思うわけであります。

 

 そして、神戸港といえば、何といってもクルーズが年間130隻を超えているんですかね。コロナ禍前は年間130隻を超えるクルーズが入ってきておりましたので、まさに日本を代表するクルーズの拠点港、こう申し上げても私は差し支えないと思います。そういう神戸港と金沢港がこういう形で協定調印させていただくということでありますから、神戸港にとってはこういう協定書を調印されるのは初めてというのをお聞きしております。私どもにとっても大変光栄なことでございます。

 

 金沢港は、港としての歴史は非常に浅いわけでして、まだ50年ほどの歴史しかございませんが、今から6年前ですか、北陸新幹線が金沢まで入ってまいりましてから、金沢港を取り巻く状況が大きく変わってまいりまして、クルーズ船がたくさん金沢港へ入ってくるようになりました。今、年間50隻ということでございますので、そういう中で、新幹線とクルーズを組み合わせた、そういう旅行商品が新たに出来上がったわけでございます。

 

 そういうことになりますと、やはりクルーズの日本を代表する拠点港である神戸港との間でしっかり協定を結んで、往来を盛んにすることがお互いの港にとってやっぱりメリットが大きいのではないかと、こんな思いに至りまして、今日、協定の締結に至ったということでもございます。

 

 私どもにとっては、日本海側のクルーズの拠点港としての立場をより確かなものにすることができるというメリットがございますし、神戸港側にとっても、日本海側の港との発着クルーズを増やすことができるという、双方にとって大きなメリットがございますので、実はもう2年前から神戸市に対して御提案をさせていただいておりましたが、コロナウイルスの関係もございまして1年延期をせざるを得ないと、こういう状況になったわけでありますけれども、今回はどうしても協定締結をしたい、こんな思いでこちらへ参らせていただいたわけでございます。

 

 せっかくの機会でございますので、金沢港は、やっぱり私ども、5つほどの魅力があるというふうに承知をしているわけであります。

 

 1つは、金沢港の置かれた地理的な優位性だろうというふうに思います。金沢港は本州の日本海側のちょうど真ん中に位置しておりまして、日本海を周遊するクルーズの拠点という形になっておるわけであります。

 

 特に新幹線などを利用することで全国から大変アクセスがしやすい。ここ神戸とはいずれ新幹線でつながるわけでございますが、まだ2年後。新幹線は敦賀まで開業するということでありますので、さらに敦賀から大阪まで延ばすということは約束されておるわけでありますが、完成するのは少しまだ時間がかかるわけでありますので、その間はサンダーバードで間をつなぐということになるわけでございます。

 

 このサンダーバードを活用すれば、金沢と神戸の間は約3時間でつながるということになるわけでございます。新幹線は敦賀まで、2年後開業しますと、神戸との間は2時間半。そして、大阪まで新幹線がつながってまいりますと、金沢・大阪は1時間20分ですから、金沢・神戸間は2時間弱でつながるということになるわけでありますので、例えば神戸港をクルーズで出発した場合は、下関を通って金沢港へ3泊4日ぐらいで行けるわけであります。

 

 北陸を観光していただいた後は、新幹線に乗っていただければ2時間弱で神戸へ帰れる、こういう選択ができるということになってくるわけでありますので、私どもはそういった意味では、金沢港は地理的にも大変優位な面があるのではないかというふうに承知をしているわけであります。

 

 もう1つは、金沢はもちろんの海の玄関口でありますけれど、港から僅か5キロ圏内に実に多くの魅力的な観光地があるということであります。代表的なところは三名園の1つ、兼六園ということになるわけでありますが、我々が本物で復元を進めております金沢城もございますし、そういうように加賀百万石の城下町にタイムスリップしたような、そんな印象を受けていただけるんじゃないかというように思っております。

 

 それから、第3は質の高い伝統工芸、食文化ということになるわけでありまして、輪島塗とか九谷焼とか金沢漆器、金沢金箔などを含めて36種類の伝統工芸がございますし、日本海側の食材を活用した食文化も大変有名でございますし、和菓子の文化もあるわけでございます。こういったものが我々の特徴だというふうに思っております。

 

 それから第4は、金沢港はもちろん海の玄関口でありますけれども、石川県だけにとどまらない、北陸の広域観光の玄関口ということになるわけでございます。石川県の南のほうにあります加賀温泉郷、あるいは日本で初めて世界農業遺産に認定をされました能登の里山、岐阜県の白川郷、富山県の立山黒部アルペンルート、福井県の永平寺などとも非常にアクセスがいいわけでございますので、そうした玄関口としての役割を金沢港は担っておるということであります。

 

 もう1つは、歓送迎の行事に、ボランティアの方が7,700人登録をいただいております。金沢港クルーズウェルカム・クラブというのがございまして、大変丁重なお出迎え、お見送りをさせていただいていると。これはクルーズ会社のほうからも大変高い評価を頂戴いたしているわけでございます。

 

 そういう中で、今、市長から御案内ありましたように、新たなクルーズターミナルがオープンをいたしました。国際クルーズが同時に2隻接岸いたしましても、乗客4,000人の方のCIQの手続を2時間以内で終えられる、そんなターミナルを完成させたということでございます。そんなことで、ぜひレール&クルーズというものを神戸港との間でも実現をしたい、こんな思いでございます。

 

 そして、もう具体の旅行商品が今、できつつございまして、今日も船会社を代表して日本クルーズ客船の入谷社長、そして、旅行会社を代表して郵船トラベルの山﨑常務にもお越しをいただいておるわけでございますので、両港をつなぐ旅行商品が既にもうつくられつつあるということでもございます。

 

 そして、日本のクルーズ人口はまだ0.3%ぐらい、欧米ではこれがもう3%になっておるところでありますから、まだまだこれは大いに伸び代があるということでありますので、言わばトップランナーの役割を金沢港と神戸港が果たしていければと、こんな思いがいたしているわけでありますので、この点はぜひまた御理解をいただいて、私もせっかく協定を締結したわけでありますから、これを具体の成果にしっかりつなげていく。そんな具体の旅行商品をクルーズ会社あるいは旅行会社に、これからも石川県と神戸市がしっかりスクラムを組んで提案をしていく、そんな取組のスタートをこれで切ることができたと、こんな思いがいたしているわけでございますので、どうぞまたひとつ御理解をいただいて、また御支援をいただければと、このように思う次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、神戸観光局 尾山会長より御挨拶いただきます。

 

尾山会長:

 尾山でございます。観光局会長をやっております。

 

 久元市長のお話を聞きまして、胸にくるものがございまして。私の4代前までは北前船の船主でございまして、その歌も本吉港、すなわち今の美川に歌が残っているくらいでございまして、その先祖がこの兵庫津まで来ていたのかなと思うと、非常に感慨深いものがございます。

 

 神戸観光局につきましては、基本的には東京、大阪、19年のラグビーのようにあちらから人を呼ぼうというキャンペーンをやっておりまして、コロナ禍におきましても、六甲山は市長の指導の下において、かなり民営化といいますか、いろいろな規制が取れてまいりまして、建物が建ち始めております。裏のほうに15分行けば、秀吉が愛した有馬温泉がございますし、その後神戸市内で、港のほうも含めて北野を散策していただき、食べ物屋は豊富にございますので、ということをメインにしております。

 

 次のステージはいつか申し上げられませんが、淡路島の自然を感じてもらう。三宮から車で行けば30分ちょっとで行けますし、あと西日本、瀬戸内海、この辺の提携もいろいろ検討している最中でございます。

 

 その中において、雪深く、夏はフェーン現象で暑い金沢から神戸に来ていただいて、若干洋風な、そして光が全然違いますので、この明るい神戸、瀬戸内海を感じていただけたら大変うれしく思います。また、谷本知事が出されました地図でございますが、金沢から神戸まで来ますと、秋口になりますと日本海側の荒々しい海、ちょっと灰色になった海、それから島根県のジオパークを見ながら瀬戸内海に入りますと、全く違うものを感じられますし、福山の化学プラントが川崎のようにきらきら輝いておりますし、朝、神戸港に着けば、六甲山の裏から日が昇ってくるという、陰影とは申しませんが、非常に差があるこのクルーズは人気が出てくるんじゃないかと期待しているところでございます。

 

 神戸は外に向かって考えておりましたが、今ほど知事からお聞きしたように、日本海側とこちらを船でつなぐ、行き帰りは新幹線、もしくは遠く将来、いろいろな規制が取れますと、ヨーロッパのように、すなわち飛行場と飛行場を小型、中型の飛行機で飛んでいくような世界も来るかと思いますが、そうなるとより金沢とは近くなると思っております。

 

 このたびの提携を踏まえまして、神戸観光局と一緒に金沢港神戸港のクルーズ船の誘致、それからいろいろな観光プログラムを、旅行会社の方々も含めまして御一緒に考えていきたいと思っております。このたびの提携、誠におめでとうございます。

 

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、金沢港振興協会安宅会長より御挨拶いただきます。お願いいたします。

 

安宅会長:

 金沢港振興協会の安宅でございます。今日こうして神戸港と金沢港の連携協定の場に立ち会えましたこと、大変光栄に思っておるところでございます。私的なことでまた申し上げにくいんですけれども、まさか高校の同級生が神戸の観光の会長さんということで、久しぶりに会うわけではございません。二、三年前に会っておりますけれども、本当にいろいろな意味で神戸との深い御縁を今日改めてまた感慨深く思っているところでございます。

 

 申すまでもございませんけれども、神戸港は日本を代表する世界に開かれた港でございまして、この神戸港とクルーズを通して結ばれるということは、金沢港の関係者一同、大変光栄に思っておりますし、うれしく喜んでおるところでございます。

 

 金沢港につきましては、今、谷本知事が詳しく御説明されましたけれども、特に知事肝煎りの、知事が強烈に推し進めてきたウェルカム・クラブは全てボランティアの方でございまして、7,700人の方に登録していただいております。

 

 そのウェルカム・クラブの皆さんが必ず入港時、入港は大体朝早くなんです。朝早くに入港してこられますけれども、それに間に合うように準備をしてこられて、そして出航は大体夕方ということで、本当にボランティアの方に頑張っていただきまして、すばらしいパフォーマンスを見せていただいて、私は金沢港の最高の自慢だと思っております。特に入港時には、皆さん加賀友禅を御存じだと思いますけれども、加賀友禅を着飾った妙齢の女性たちにたくさんお迎えに出ていただいておりますし、お見送りについては勇壮な大漁旗と、歌と踊りとか、そういうものでお見送りするということでございまして、本当に我々、一生懸命、おもてなしの心のあふれる歓送迎に取り組んでおりまして、クルーズの皆さんに大変喜んでいただいております。

 

 ぜひ神戸からもたくさんの方に来ていただいて、そして我々がお迎えをして、お見送りしたいと思っております。

 また、私は石川県の商工会議所連合会の会頭も務めております。そういう面から、経済界といたしましても、神戸と金沢間のフライアンドクルーズの魅力を県内の企業に広く知らしめて、石川県から神戸のほうにたくさんの方が来るようなことも取り組んでいきたいと思っております。

 

 いずれにしましても、今後とも神戸市と石川県がクルーズを通して交流拡大していきますように、港関係者として、また経済界の1人として努力していきたいと思いますので、神戸の皆さんにもまたよろしくお願いしますということで御挨拶させていただきます。今日はありがとうございました。

 

司会:

 ありがとうございました。

 ここで、本連携協定の成果第1段の発表をさせていただきます。クルーズの企画につきまして、日本クルーズ客船株式会社代表取締役社長、入谷泰生様、よろしくお願いいたします。

 

入谷代表取締役社長:

 日本クルーズ客船社長の入谷でございます。日頃、神戸港、また金沢港両港に大変クルーズでお世話になっております。この場を借りまして、御礼申し上げたいと思います。このたびは神戸港と金沢港の間の連携協定ということでございまして、大変喜ばしい限りでおめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 

 神戸から金沢という地図を見まして、もう早速、昔の北前船を思い出したんですが、もう既に市長に紹介されまして、ちょっと言うことがないんですが、昔は北前船は御存じのように物を運んだわけですが、今は人の交流、文化と食の交流を担うということが期待されていると思っております。

 

 瀬戸内海の多島海の海と日本海の青い澄んだ海と、それからそれぞれの文化と食というものをこのクルーズの魅力として訴えていきたいと思っております。

 

 早速でございますが、これも既に御披露といいますか宣伝いただきましたけども、私ども9月に先ほどのお話にありました神戸から金沢に船を回して、しかも、金沢からサンダーバードで神戸に帰ってくるというような企画を考えておりまして、非常にそういう同じような思いが皆さんおありかなということで、心強く感じております。隣におられます郵船トラベルさんには、そういう実際の航路をつくるときにまたいろいろとお世話になりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

 最後に、神戸港と金沢港のますますのご発展と皆様の御健勝をお祈りしまして、御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

 

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、旅行商品の企画につきまして、郵船トラベル株式会社常務執行役員、山﨑紀彦様、よろしくお願いいたします。

 

山﨑常務執行役員:

 皆さん、こんにちは。日本郵船グループの旅行会社でございます、郵船トラベルの山崎紀彦と申します。着席にて失礼いたします。前方のパワーポイントも少し利用させていただきます。

 

 本日は金沢港・神戸港連携協定締結式に参加させていただきまして、誠に光栄でございます。私ども旅行会社としましては、両港の発展に向けての取組を今日お伝えすべく参上いたしました。今後のクルーズ需要回復に向けて、この協定には旅行会社としても大いに期待しています。コロナ終息後には、多くのお客様に御乗船いただけるものと思っております。

 

 さて、まず神戸港に関しましては、空港との距離が大変アクセスがよく利便性が高いということで、既に2018年からフライ&クルーズ、飛行機と客船を組合せた商品を商品化して販売させていただいております。片道のクルーズも快適な移動手段でございまして、多くの方に関東からも御参加をいただいているところでございます。

 

 そして、今回、両港の連携協定を契機としまして、北陸地区のお客様には鉄道で神戸にお越しいただき、神戸の夜景、グルメ、そしてウォーターフロントエリアなどを楽しんだ後、神戸で宿泊、これも1泊のみならず2泊、3泊でもよろしいかと思いますが、乗船をしていただいて金沢のほうで下船と。金沢で下船されてからも時間が許せば1泊、もしくはそれ以上のいろんな観光要素がございますので、お楽しみいただいて、鉄道で関西、神戸のほうにお帰りになっていただくということを考えております。

 

 そして、日本全国の主要都市としてダイレクトに結ばれている神戸空港をハブにクルーズに乗船して、金沢港で観光や宿泊、先ほど申し上げましたけども、新幹線等で戻ることができるフライ&レール&クルーズ、飛行機と鉄道と客船、こちらを組合せた新しいクルーズスタイルを定着していきたいと思います。

 

 弊社としましては、それに合わせて北陸地区の旅行会社の方々と今以上に連携を図りながら、特別感のある旅行プランの造成に着目していきたいと考えております。

 

 先ほどの日本クルーズ客船の入谷社長様のお話もありましたが、客船「ぱしふぃっく びいなす」は今年の9月にまずは神戸、それから金沢間の商品を計画されております。ぜひ、このクルーズは瀬戸内と日本海、本当に魅力あるクルーズの航路でございますので、両都市の観光プランをしっかりと造成した上での商品を弊社としても展開してまいりたいと思います。

 

 郵船トラベルではウェブサイトやインスタグラムなど、クルーズの情報配信をしております。港でのイベントなども動画配信がございますので、ぜひ、皆様も御覧いただければ光栄でございます。

 

 最後に、金沢港・神戸港のさらなる発展並びに、今日、御臨席賜った御来賓の皆様の御健康と御多幸を祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。

質疑応答

記者:

 谷本知事にお伺いしたいんですけれども、先ほど御発言で、この協定については石川県のほうから2年ほど前に打診をされていたというお話があったんですけれども、具体的にどういうモチベーションというか経緯で神戸市のほうに打診をされたのか、お話があれば伺いたいんですけれども。

 

谷本知事:

 直接のきっかけは、今から6年前ですかね、平成27年3月に北陸新幹線金沢開業が実現をいたしました。もちろん首都圏からこれまでの3倍以上のお客様が毎年お越しいただくという結果となったわけでありますけれども、その中でやっぱり金沢港へのクルーズ船がたくさん入ってくるようになりまして、最初はそれがよく分からなかったんですが、新幹線で来られたお客様が金沢港からクルーズに乗船をされる、そんなレール&クルーズのような形がどうも見えてきましたので、これは、これから金沢港はクルーズの拠点としても活用できるのではないか、生かしていけるのではないか。そういうことになると、やっぱり日本でクルーズの拠点港として代表的な港ということになりますと、横浜港、そして神戸港ということになるので、ここでやっぱりしっかり協定を締結させて、その間をクルーズでつなぎ、そして、片一方は新幹線あるいは列車でつなぐという、そういう旅行商品をつくれば、国内のお客様には相当関心をお持ちいただけるのではないかということで、2年ほど前には横浜港にも働きかけをしまして、協定を締結いたしました。

 

 今度は、西の横綱といえば神戸港ということになるわけでありますので、ここと協定を締結することによって、言わば金沢港と神戸港を活用し、そして、レール&クルーズのような旅行商品が提案できれば、多くのお客様に私は御利用いただけるのではないか。

 

 特にここ当面は恐らく国内の近距離クルーズが中心になってくると思います。国際クルーズまで門戸が開かれるのは大分先ではないかという、そんな思いをしていますので、ここは国内のお客様がクルーズを御利用いただく。そのためにはやっぱり近距離のクルーズに重点を置いた形で対応していくのが一番ふさわしいのではないか。

 

 そんな意味では、神戸港と金沢港はちょうどいい距離にありますので、これを早く商品化していくということが両方の港のまた活性化につながっていくのではないか、そんな思いを持っておりましたので、2年前から神戸市のほうにアプローチをさせていただいたら、残念ながらコロナウイルスの関係で1年ほどでこの取組が中断せざるを得ないということになりましたけれども、だんだんコロナも落ち着いてまいりましたので、ぜひ、神戸港との間の連携をもう一遍再開したいと、こんな思いで今日またこちらへ参ったと、こういう経過です。

 

記者:

 どなたに伺ったらいいのか分からないんですけれども、資料にあるコロナの影響で、クルーズ事業がダメージを受けているというのは、コロナ前と現在と比較して、どれぐらいの規模感で例えば減少しているのかとか、その辺の全体像を伺いたいんですけれども。

 

職員:

 コロナの前は130を超える寄港でしたけれども、今年度は31ということで、4分の1に、かなり減っている。そして、外国船が一切入っておりませんので、その影響も大きく受けております。

 

谷本知事:

 それは金沢港も同じですね。新幹線開業直後は年間50隻入ってきておりましたけれども、コロナ禍の後は、やっぱり数隻程度にとどまっているという現状がございますけれども、やはりクルーズに対する需要は潜在的にはかなりあるんですね。

 

 ですから、コロナが落ち着いてくればクルーズは再開をする。そしたら、これを利用しようという方が結構おられるということ。そろそろその機会が訪れてきたのではないのかなと私どもは判断をさせていただいているわけでありまして、クルーズ会社も同じ思いをお持ちだと、そういうことですね。

 

記者:

 ちょっと今までの質問とかぶるかなというふうなこともあるんですけれども、協定はあくまで国内のクルーズ船、日本籍船の話がメインで、コロナ禍収束後の外国籍船の寄港再開に向けた、何かしら協定の中身で反映されているものというのはあるのでしょうか。

 

谷本知事:

 当面は国内クルーズということにならざるを得ないと思いますね。外国の場合はまだコロナの感染の状況が様々ですから。これは政府のほうで門戸を開いていただかないと、我々の力ではいかんともしがたいということがありますけど。国際クルーズ会社もいろんなアイデアをお持ちでして、今ちょっと私も申し上げましたけれども、日本海を周遊するクルーズ、これを地中海に見立て、そういう旅行商品なんかを提案しておられますし、私も国際クルーズがもし入ってくるとなれば、金沢と神戸港を結んだ、こういうレール&クルーズみたいなものを提案すれば、かなり関心を示していただけるんじゃないかと私は思いますね。

 

 というのは、今、世界のクルーズ市場は、地中海と、それからアラスカと、カリブ海、これが世界の3大クルーズ市場ですけど、今、国際クルーズ会社の関心はこのアジアに向いているというんですね。

 

 ここはまだまだクルーズの需要はあるんだけども、それがまだ顕在化していない、伸び代がある。だから、外国のクルーズ会社はまだまだこれからアジアのほうにどんどん入ってこられる。その中で日本は非常に有望な市場だというどうも評価をされているようでありますので、いずれ政府のほうが門戸を開かれれば、我々はまたいろんな提案を国際クルーズ会社に対してもやっぱりしていかなきゃいかんと思いますね。

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