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最終更新日:2021年7月29日
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市長臨時会見の模様をお届けします。
・新型コロナワクチン接種について
会見資料はこちら(PDF:297KB)
・新型コロナワクチン接種について
・質疑応答
司会:
ただいまから、新型コロナウイルスワクチン接種に関する臨時会見を始めます。
市長、お願いいたします。
久元市長:
よろしくお願いいたします。
ワクチンの国からの供給がその後も明らかになった部分がありますので、これを踏まえまして、予約の受付を拡大したいと考えました。その方針につきまして御説明申し上げます。
現在の神戸市内のワクチン接種の実績ですが、6月の終わりに国からの供給量が急に減らされることになりまして、従来、想定していたワクチンの接種ペース、これはかなりダウンせざるを得ないことになりましたが、現実には7月28日、昨日時点でのワクチン接種の実績、1回目が39.3%、2回目が33.2%ということで、全国よりもなお速いペースで接種が進んでおります。
高齢者につきましては1回目が89.9%、約9割の方が接種を終えられていまして、2回目につきましても75.7%という状況になっています。7月4日時点で高齢者の約8割の方が1回目の接種を終えられています。この時点ではほとんどの方がファイザー社のワクチンを接種しておられまして、3週間後に2回目の接種を受けるということになりますので、7月中には8割の方が接種を終えると。希望される方についてはおおむね全ての方について接種を終えることができるということになるのではないかと考えております。
予約の拡大の状況につきましては後ほど申し上げますが、その一方で、神戸市内でも全国的な感染拡大の影響を受けて陽性件数が増えております。今日時点で市内の新規感染者が78件、昨日が79件、火曜日が75件ということで、週単位の累計で見れば、前の週の約倍ということになっているわけです。
これまでも申し上げてきましたけれども、東京で感染拡大すると非常に人流が盛んな名古屋や大阪で拡大すると。大阪で拡大すれば阪神圏、そして神戸、さらにはその西に広がっていくということがこれまでも観察されてきましたから、ほぼ予想どおりのことが起きていると申し上げていいと思います。
既に夏休みに入っておりまして、夏休みによる人出の増加が見込まれます。また、後でも御説明いたしますが、ここ1週間ぐらいの間に神戸市内でもデルタ株が増えているという状況になります。そういうことから考えれば、神戸市においても第5波の感染急拡大を懸念するところでありまして、予断を許さない状況にあると考えております。冷静に、かつ緊張感を持って対応していく、具体的には入院・療養体制をしっかりと準備していく、その際、高齢者のワクチン接種が進んで感染の割合が若年者の方にシフトしている、こういう状況も踏まえて、入院・療養体制をしっかりとつくっていくということが大事であると考えております。
もちろんそういう中で、終局的に感染を終わらせるにはワクチンの接種が急がれるわけでありまして、国からの供給量がダウンしている中でどう優先順位をつけてワクチン接種を加速させていくのか、そこが我々としてはしっかりと考えて対応しなければいけないところです。
これまでの振り返りですが、7月2日に予約の一時停止、それから予約のキャンセルを発表いたしました。その後、国からかなりの量の追加供給を第11クールでいただいたということもありまして予約を再開いたしました。65歳以上の方についてはファイザー、7月26日に予約を開始し、8月10日から接種をしていただく。そして、モデルナにつきましては集団接種会場とノエビアスタジアムで使っているわけですが、7月16日から予約し、接種をしていただく。基礎疾患のある方、障害のある方につきましては、ファイザーについては同じです。モデルナについては7月22日から。64歳以下でキャンセルをされた方については、ファイザーは同じで、モデルナについては7月26日から予約、接種ができるようにする。こういう形でこれまで予約を再開してきたわけです。
そして、第12クールの供給が、昨日、確定いたしました。ファイザー社のワクチンの第12クール分です。8月16日から8月29日までの供給量が明らかになりました。基本計画枠87箱、これは人口比例で来ますけれども、これに調整枠が16箱です。1箱が1,170回分ですから合計で約12万回余りということになります。第11クールに約20万回供給されて、12万回ということで約32万回分が供給されるということが明らかになりました。
そこで、これを踏まえまして予約の受付、接種の再開の対象を広げることといたします。拡大する対象となる方は、これまではキャンセルの方だけだったわけですけれども、60歳から64歳の方、それから福祉サービス事業者、医療実習生、そして、6月30日以降受付開始予定であった優先予約対象者、これらの方々に拡大するといたします。
具体的にはどうするかということですけれども、まず、7月30日、明日から予約を可能にする対象の方々です。これはファイザー、モデルナとも共通で、60歳から64歳までの方、高齢者施設、障害者施設の従事者と居宅サービス事業者など訪問系サービス事業所の従事者の方、それから、医療機関で実習を行う市内の大学、専門学校の医療系学科の学生、実習に同行する教員の皆さん、こういう方々については7月30日から予約を可能といたします。
さらに、その次、8月10日から予約可能な方、これは、そこに書いております市内の施設の従事者の方で市外在住者の方も含みます。保育所、幼稚園、認定こども園、母子の生活支援施設、児童家庭支援センター、それから小学校、中学校、高校の先生方、児童館、学童保育施設、あんしんすこやかセンターなど高齢者の相談窓口にお勤めの方、障害者の関係の施設の方、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の方、理容師、美容師の方、それから、鉄道、バス、タクシー、船舶、航空、こういう公共交通機関で働いておられる方、これらの方々については8月10日から予約を開始するといたします。これはファイザー、モデルナに共通して、第1段階が7月30日から、第2段階が8月10日ということにいたします。
これに加えまして、これらの方々について、モデルナのワクチンについては、7月30日からノエビアスタジアムで前倒しをして、あしたから予約をし、接種をしていただけるようにいたします。対象は、教職員、保育士などの方ですね。これらの方々については、あしたからノエビアスタジアムで接種をしていただけるというふうにいたします。
こういうふうにする考え方ですけれども、特に小・中学校、高校の先生方、それ以外の方も含まれるわけですけれども、特に小学校、中学校、高校の先生方については、あしたから受けられるようにする、その考え方ですけれども、これは、前回も申し上げましたけれども、高齢者のワクチンの接種が進んで、高齢者の感染者は激減をしている。その結果、第4波のときにかなり発生いたしました高齢者関係施設、老健施設などのクラスターが見られなくなっています。発生自体が今、激減をしているわけです。その一方で、感染者が若年世代にシフトをしていることから、学校園、保育所などでは、これはクラスターがたくさん発生しているというわけではありませんが、散発的に感染者が発生をしているということですね。1人とか2人とか、そういう感染者が発生する学校園が出てきているということです。
そういうことを考えれば、できるだけ早く学校の先生方には、もちろん希望者に対してですけれども、ワクチンを打っていただくということが望まれるのではないだろうか。ちょうど今、夏休みに入っていますから、ふだん多忙を極めておられる小・中学校、高校の先生方にワクチンを打っていただく時間ができるわけです。そして、ワクチンを打っていただく。そして、ここで使うモデルナのワクチンは4週間後に2回目を打つということになりますから、かなりの方があしたから予約ができるようにし、8月の上旬ぐらいに打っていただければ、かなりの方は8月の終わりか、あるいは9月の初めに2回目の接種が完了する。そういうことになりますと、全員というわけにはいかないかと思いますが、希望される先生方は、ワクチンを接種を受けて、そして新学期に臨むということができるようになると、そういうような考え方の下にこのような対応をするということにしたわけです。
以上、お話をしたものをまとめますと、この赤で囲った部分ですね。もう1回、これは全体のまとめということになりますが、60歳から64歳の方、高齢・障害者施設で働いておられる方、医療実習生の方、これらの方につきましては、7月30日から受付を開始し、8月10日からファイザーのワクチンを打っていただけることになるわけです。そして、保育所、小・中学校、児童館、そこに書いているようなところで働いておられる方につきましては、8月10日から予約を開始し、同じ8月10日から接種を開始するということにいたします。
そして、モデルナのワクチンにつきましては、集団接種会場については、60歳から64歳、上の箱の中の方は7月30日から接種が開始される、保育所など小・中学校の先生方、下の箱の方については8月10日から接種が可能になる、そして、ノエビアスタジアムについては、この両方の対象となる方があしたから予約を開始し、接種ができるようになると、こういう形で予約の対象の方を拡大したいというふうに考えております。
本当は一気に59歳以下の方全てに拡大できれば一番いいわけですけれども、今の供給状況では、これはほかの自治体も同じだと思いますけれども、なかなかそうはいきません。そういう中で供給の見通しが立ったということですので、小・中学校、高校の先生方をはじめ、公共的な役割を担い、不特定多数の方、あるいは特定多数の方に接触をする機会が多い方を対象に、こういう形で前倒しをしてワクチンの接種を迅速に進めると、こういう方針で臨みたいと考えております。
実際にどこで接種が受けられるのかということについては、ホームページで分かりやすく市民の皆さんにお知らせをしたいと考えております。
私からは以上です。よろしくお願いをいたします。
記者:
まず1点は、ファイザー社製ワクチンの供給量のところで、11クールが大体20万回分ぐらいで、12クールが12万回、約8万回ぐらい減っていると思うんですけど、ここは何か理由といいますか、あるんでしょうか。
久元市長:
1つは、今回の神戸市に対する配分も含めて、全国的な配分の考え方として、実際にワクチンがどれぐらい打たれたのか、実際に打ったワクチンの量を勘案して、第12クールが配分をされるということになったわけです。その結果、この第12クールの算定となった期間、これがちょうど神戸市がワクチンのキャンセルをした時点の期間で、4月2日にキャンセルを発表いたしまして、それからずっと約10万人分ぐらいのキャンセルをしたと推定されるわけですけれども、神戸市がワクチンをキャンセルしたためにワクチンを接種していただけなかった。この期間にどのぐらい打ったのかということが12クールの算定に反映されることになったというのが大きな要因です。
この点につきましては、国は国の言い分があるかもしれませんが、我々としては、キャンセルという非常にほかの自治体ではあまりないような対応をせざるを得なかったところがカウントされなかったということは、やはりちょっとこれは国として考えていただけないだろうかということで、昨日、早速国に対しまして、これを回復していただけるように緊急要望しております。そういう理由で今減らされているわけですけれども、しかし、第11クールは87箱に対して82箱頂きましたから、今回、第12クールは、それに比べれば減ることになりましたが、両方合わせればそれなりの量が確保されましたので、今日御説明いたしましたような接種計画を改めてつくることができたということです。
記者:
よく分かりました。
あと、先ほど市長のお話にもありましたけど、59歳以下の人たちの一般接種が示せればよかったということだったんですけど、その見通しといいますか、いつ頃の時期になったら、59歳以下の人たち、いわゆる一般の接種が始められそうかみたいな、もし何か見通しでもありましたら。
久元市長:
そうですね。次のクールが来たときに判断できるかどうかということと、それから、今回もこういう形で再開をしたわけですが、これに対して予約がどういうふうに埋まってくるのかということ、これも見た上で、8月のお盆前後にはそれを示すことができればと考えております。これは確証があるわけではありませんが。その頃にはもう一度、今日お示しをいたしました接種計画をさらに前に進める。どう前に進めるのかということについては、何らかの見通しを立てることができるのではないかと思います。
記者:
すいません、先ほどのちょっと質問に関連しますけれども、なかなかワクチンの供給、見通せない中ではありますけれども、政府も10月から11月の早い時期に接種を完了させたいという意向を持っています。今の見通しと重なる部分はあるんですけれども、神戸市、比較的接種ペースは早いですけれども、これが達成し得るのかどうか、その辺はどのように今見込んでいらっしゃいますでしょうか。
久元市長:
本当は今日そこを明確にお示しできればいいんですけれども、やはりこういうふうに第11クール、第12クール、第13クールというふうに国からの接種の見通しはその都度来るわけです。ですから、残念ながら、今日の時点で10月とか11月とかということではっきりとそこで終えるということを申し上げるには、まだ材料不足だと思います。
記者:
また別の質問になりますけれども、今回予約再開されるその赤枠ですね。これは対象人数としてはどれぐらいの規模になるんでしょうか。
職員:
対象人数でございますけれども、7月30日から予約ができる方、これにつきましては15万人程度を見込んでございます。それと、8月10日から予約ができる方につきましては、ちょっと細かい数字でございますけども、7万人弱かなと推定をしてございます。
以上でございます。
記者:
ありがとうございます。
記者:
すいません、先ほど御回答あった国のほうに減ってしまった分を回復してもらえるように要望したというのは、8万回分をということになるんでしょうか。それとも、キャンセルがあった10万人分を回復してほしいという要望なんでしょうか。
職員:
要望内容といいますか、その考え方ということでよろしいでしょうか。基本的には先ほど市長のほうから申し上げましたけれども、今回、私ども12クールの中で、大きくいわゆる基本計画枠と調整枠があると。基本計画枠は11クールと同じ考え方。これは人口比でございますので、同じ87箱ということでございます。
問題は、私どもがちょっと非常に関心を持っておりますのがいわゆる調整枠でございまして、これが大きく減ってございます。1つのその考え方が、ちょうどキャンセルした期間中の1日当たりの平均接種回数、これを算出基礎として計算されておるものですから、ちょうどその頃の神戸市の接種状況といいますと、ファイザーの1回目がキャンセルをしておる。したがいまして、2回目接種の分しかカウントされませんので、これはどう考えても十分なワクチン量というのが充足されないということになって、計算どおりこれをされておると。
ただ、その考え方が全国一律でございますが、神戸の場合はちょっと事情が違うんだと。厳しい状況に置かれた中での接種をしているということを御理解いただくように、国のほうに要望をお願いしておると、そういうようなことでございます。
記者:
すると、今回減らされてしまった調整枠の分をもう少し多く追加でも配分をしてほしいということですか。
職員:
はい。具体的に何箱、何回分ということではなくて、全国一律に適用されております考え方を、神戸の事情はちょっと特殊なので、その辺を十分にしんしゃくしていただきたいといった意味で、本来私どもに供給されるべき箱数といったものはあるでしょうから、それを何とか検討していただけないかと、そういうことで申しております。
記者:
分かりました。この期間、算定の基になった期間は7月2日から7月半ばぐらいまででということなんでしょうか。
職員:
すいません。国のほうからの通知によりますと、7月7日から14日間と。ちょうど7月7日から20日の14日間でございまして、ちょうど集団接種会場では7月6日から予約キャンセル、ファイザー1回目の予約キャンセルをしておりますので、ちょうどその期間、すっぽり入る14日間であると。したがいまして、接種実績が上がらない期間であったということでございます。
記者:
分かりました。ありがとうございます。
記者:
ちょっと、もしかしたら既出のことかもしれないんですが、8月10日から受け付ける分の方々なんですが、これは職域接種というものではなくて、神戸市民であれば誰でも受けられるものなのか、それとも、神戸市市営の公共交通機関だったり、そういう者が対象なのか、どちらになるんでしょうか。
久元市長:
いや、この公共交通機関は神戸市の市営地下鉄に限りません。民間事業者も含みます。そして、かつ、実際に市外在住者の方も含めるとしております。
記者:
市内に住んでいるけど市外に勤めている方も受け付けられるということですよね。
職員:
そのとおりでございます。
記者:
承知しました。あと、11クールと12クールを足した32万回で、今回の拡大の対象者が15足す7で22万人ということで、この方たちについては、もうこれのキャンセルとかはなしに、滞りなく進められるというような実見通しが立っているということなんでしょうか。
久元市長:
そうですね。こういう形で出したわけですから、これで途中でワクチンが滞って、またキャンセルしなければいけないという事態、これは絶対に避けなければいけないと思っています。かつ、そういう事態が生じないということを見越して、今回の拡大をしたということです。
記者:
ちょっと確認させていただきたいんですけれど、資料の中で、教職員、保育士などのワクチン接種を前倒しという、ノエビアスタジアムで7月30日から予約できるところはあると思うんですけど、これはさっき言われた児童館とか柔道整復師さんとか交通機関とかの方たちも含めて7万人弱の人たち皆さんを対象にしているということでいいんでしょうか。
職員:
そのとおりです。
記者:
あともう1点。先ほど59歳以下の話があったと思うんですけれど、次その接種対象になる人たちというと、その59歳以下の人たちが入ってくるということでいいんですか。
久元市長:
そうですね。今確定的なことは言えませんが、もともと予約の新規受付停止、キャンセルをする場合は、2つのカテゴリーの方に優先順位をつけて、その後は59歳の方を対象にするということにしていましたから、これがものすごく予約が殺到して、先ほど申し上げましたような8月のしかるべき時期に見通しが立てられないということであれば、そうは言えないかもしれませんが、これが順調にこれらの方々の接種が終えるということの見通しが立つならば、次は59歳以下の方を接種していただくということになると思います。
記者:
ワクチンとは少しずれてしまうんですが、デルタ株が神戸市内でも非常に増えていると。デルタ株疑いの検査状況で、変異株の割合が7月19日から25日に関しては56%というふうになっています。兵庫県はたしか15%になっていて、かなり神戸市が多いなというふうに思っているのですが、この辺、市長はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
久元市長:
そうですね。先ほどそれを説明するつもりで失念しておりまして、申し訳ありません。
今おっしゃったのはお配りをしている資料の中に書いているんでしょうかね。デルタ株は、7月5日から11日までが9.1%、7月12日から18日までが27.4%、これが7月19日から7月25日までが56.3%ということになっています。
これがどうして増えているのかということについては正直なかなか分からない面がありますが、1つのこれはあくまでも仮説ですよ。仮説ですけれども、これはもともと、特に東京近辺でデルタ株が相当広がっているということが報じられていますね。現実に感染がここ二、三日のうちに全国的に急拡大しているわけです。神奈川、埼玉、千葉が特に感染が多い。それから、大阪も増えている。全国的に増えているということを考えれば、やはり東京などから、東京というふうに断定できないかもしれませんけれども、そういう全国的な感染の広がりの中でデルタ株が全国的に広がっている。そして、神戸にもそれが広がってきているということが1つの仮説としては成り立つかもしれないと思います。
記者:
13クールの供給日というのは、今度はいつ明らかになるんでしょう。
職員:
13クールでございますか。
記者:
はい。
職員:
13クールの供給量の確定は、現時点で私どもが把握しておりますのが、8月10日であろうということで聞いてございます。
記者:
それを踏まえて、今後のスケジュールが明らかになるだろうという見通しと。
久元市長:
そうですね。今日のお示しをいたしましたこれに、この予約枠を、それぞれ会場ごとに予約枠を設定するわけですね。それに対してどれぐらいの実際の予約があり、接種が進むのかということと、それから、8月10日に示される第13クールの供給量の両方を見て、そして、できるだけその後、早い時期に次の接種計画をお示しできればというふうに考えているわけです。
記者:
分かりました。
あと、今回の接種対象者はいろんな職業の方がいらっしゃるんですが、これは全て自己申告ということで、何か証明するようなものを求めたりするということはあるんでしょうか。
職員:
これまで、特に優先接種で対象になる方につきましてはチェックボックスといったものを用意させていただいておりますのと、あと、本人確認できるものを接種のときにお持ちいただくと、そういうふうにしてございます。
久元市長:
予約をするときにはチェックボックス、かなりチェックボックスの数が多くなると思いますけど、こういう職業ですよというのに、そこにチェックを入れていただいたらページが先に進む、手続が先に進むと。実際に窓口に来ていただいたときに、こういう仕事に就いていますよということを見せていただきます。何らかの身分証明書とか社員証とかそういうものを見せていただいて、実際に接種を受けていただくということになるということですね。
記者:
ありがとうございます。
あと、8月から県の知事が代わるということで、コロナ対策などでトップ同士で何か対策をすり合わせたりとか、そういう場面とか機会というのは何か考えられたりしているんでしょうか。
久元市長:
8月1日から斎藤元彦さんが知事に就任をされますが、まだ特に。まだ知事は、先ほども関西広域連合で井戸知事にもお会いしましたけれども、今は井戸知事ですから、斎藤知事になられてからも、コロナも含めて率直な意思疎通を図ることができればというふうに思っています。
井戸知事とはコロナの関係で去年から夜遅い時間も含めて携帯でお話しする機会も結構多かったし、数は少ないですけれども結構怒られたこともありましたけれども、いずれにしても、そういうことも含めて率直にコロナ対策についても意見交換させていただきました。斎藤知事ともそういうような関係をつくっていければというふうに願っています。
記者:
ありがとうございます。
記者:
先ほど神戸市が、今回の第12クールでよいですね、供給を示される根拠が、神戸市がキャンセルをした期間をちょうど算定根拠にされたということで、もし同じような考え方に今後、もし次のクールも立って供給されるとすれば、その次、ちょうど、ですから、7月の21から、ちょうど今の期間も含めて、8月の頭ぐらいということになろうかと思うんですが、やはりまだ本格的には、供給量を見ながら少し拡大を進めてきたという期間なので、もし同じ考え方が適用されるなら、今後もちょっと神戸市にとっては不利な状況になる可能性がありますが、そこは要望と関係していると思いますが、どのようにお考えになりますか。
久元市長:
不利になるとは思わないです、今後はですね。まさに今、岡田局長から説明がありましたように、今回のこの第12クールの算定の根拠となった期間が、大体私どもが予約キャンセルをして、1回目の予約がほとんどなかったという時期と重なっていたので、今回減らされたということですね。ですから、それは回復していただきたいということです。ということなので、今後、分からないですけれども、今回のような予約キャンセルに伴うワクチン供給量の減というのは、今後は発生しないのではないかというふうに思います。
記者:
ありがとうございます。
あと、足元ちょっと感染者の数が増えていて、ただ、第4波のときと比べて年齢構成であるとか、そういうところがかなり違ってきているので、入院・療養体制をしっかりというお話がありましたが、一番、第4波のときは入院病床どれぐらいというような話でかなり小まめにお聞きしていたんですが、今の状況を少し教えていただいてもよろしいでしょうか。
久元市長:
そしたら、例の国のステージと神戸市の状況の資料が多分があったと思うので、ちょっとそれを出してくれますか。
これがそうですね。これは昨日時点で病床使用率が35%、入院率が28%、重症病床の使用率が16%、こういう数字になっていて、黄色の部分がステージ3になっているわけですね。これが第4波のときは、これがかなり赤くなっていたわけですね。ですから、そのときに比べれば、現時点ではですよ、現時点では第4波のときのようなことは起きていない。
ただし、ただし、ここは感染の拡大が物すごく急激です。ここのところ。この二、三日と言ってもいいかもしれませんね。物すごく急激な感染拡大。これは、第4波のときはもう少し。山崎局長、そうでしたよね。もう少しなだらかというか、少しずつ増えていった。今回は、ここ二、三日物すごく急激に増えてきているのは不気味です、正直。ですから、今後の状況を注意深く見守る必要がありますが、金曜日は8件だったわけですよ。これが70台がずっと続いてきているわけです。これはほかの自治体も同じような傾向だろうと思うんですよね。
ですから、やっぱりこれはあの数字だけを見て、今ステージ3ですよ、あるいはステージ2以下ですよということで、油断はしてはいけないということです。ですから、緊張感を持って冷静に入院・療養体制をしっかりつくっていく。感染が拡大をすれば、第4波のときに用意をした数のレベルの病床数を確保すると。これは医療機関との間での調整も既に始めています。
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