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更新日:2021年7月6日

臨時会見 2021年(令和3年)7月6日

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市長臨時会見の模様をお届けします。



・スタートアップ・エコシステム形成に関する渋谷区との連携協定締結について

会見資料はこちら(PDF:3,124KB)

・スタートアップ・エコシステム形成に関する渋谷区との連携協定締結について
質疑応答

スタートアップ・エコシステム形成に関する渋谷区との連携協定締結について

司会:

 お時間になりましたので、ただいまから、神戸市と渋谷区とのスタートアップ・エコシステム形成に関する連携協定の締結に係る共同会見を始めます。

 まず、会見出席者を御紹介いたします。オンラインで御参加いただいています渋谷区長、長谷部健様です。

 

長谷部区長:

 よろしくお願いします。

 

司会:

 久元喜造神戸市長です。

 

久元市長:

 よろしくお願いします。

 

司会:

 まず初めに、本協定の締結を受けまして、久元市長より御挨拶をさせていただきます。

 

久元市長:

 今回、渋谷区さんとの間で、スタートアップ・エコシステム形成に関する連携協定を締結させていただくことになりました。長谷部健渋谷区長共々、今日は会見をさせていただくことになりました。

 

 神戸市は、ここ数年、スタートアップの育成・支援に相当力を入れてきました。2015年にアメリカの西海岸を訪れまして、シリコンバレー、またサンフランシスコを訪問し、そして、シリコンバレーを拠点にスタートアップの支援を行っている「500 Startups」の日本での初めてのプログラムを神戸で展開し、既に5回開催をしております。また、スタートアップの皆さんとともに地域の課題、行政課題を解決していこうという「Urban Innovation Kobe」の取組も、これも順調に進んでいます。

 

 この「Urban Innovation Kobe」は、今までの行政課題の解決の手法を一新させた取組です。つまり、仕様書を作って、そしてそれに基づいて入札し、契約をするというやり方ではなくて、実務の世界で課題があるテーマ、これを真正面から提示して、これを解決してくれるスタートアップの皆さんを募集し、そして一緒に実験をする、こういう取組です。これによって、新しい発想、そして解決につながったという面もありますし、そして行政組織の中、市役所の中の職員の皆さん、あるいは私も含めて、とにかく新しいマインドで仕事をしていこうということと、もう1つは、神戸だけではなくて、全国のスタートアップの皆さんのアイデアを神戸で実験してもらうという、実験の場所を提供するということです。神戸はいろいろな分野で実験を重ねてきました。正直うまくいかなかったものもあるかもしれませんが、しかし、うまくいったもの、実装につながったものもあります。そういう取組をしてきたわけです。

 

 しかし、やはり今、スタートアップは東京に集中をしている。特に渋谷区は、スタートアップの聖地と言われることもあるくらいに、これはまた、間違っていたら、後で長谷部区長に訂正をしていただければと思いますが、2,000を超えるスタートアップが渋谷に集積し、60を超えるベンチャーキャピタルがあると聞いております。

 まさにそういうスタートアップの聖地である渋谷区さんと連携をし、そして、それぞれ個性の違う2つの大都市の自治体が連携をして、スタートアップの育成、形成を進める。そして、スタートアップの皆さんとともに地域の課題を解決する手法を高度化させ、また、さらにスタートアップの皆さんを呼び込み、産業の、あるいは地域経済の高度化を図っていくということは、やはり我が国の大都市経済というものが、あるいは大都市地域というものが進むべき非常に有力な方向性ではないかというふうに考えています。

 

 やや個人的な経験にもなりますが、私は学生時代に渋谷区に住んだこともありますし、かなり渋谷では、昼夜問わず、楽しい時間を過ごしました。また、渋谷はどんどん変わってきています。東京に出張いたしましたときには、時間があれば、かなり渋谷に足を運ぶことも多いです。駅前もどんどん変わってきていますし、そして、長谷部区長のリーダーシップの下に、官民連携の、あるいは産学官連携でのいろんな新しい取組が行われ、いろんな分野でまちが進化している非常にエキサイティングなまち、日常性と非日常性を兼ね備えたまちです。

 

 同時に、渋谷区はいろいろな顔がありますね。明治神宮は、これは世界中の大都市の中でも最も豊かな生態系を誇っている、多様な生き物が生息している、そういう場所ですね。エリアはそんなに大きくないわけですけれども、多様な顔、魅力を持った渋谷区との連携、それは、また渋谷区とは違うありようで自然環境にも恵まれ、そして渋谷にはない海があり、いろいろな顔を持つこの神戸との連携というのは、いろんな可能性をこれから生んでいくのではないかというふうに期待をしております。幸い、渋谷区役所の皆さんと神戸市役所の職員は、この連携協定の締結の前から、この連携協定の準備ということも超えていろんな繋がりがあって、相互に勉強をし合いながら、また学び合いながら、いろんな取組が進められてきているということ、これも自治体同士の連携のありようとしては大変すばらしいことではないかというふうに思います。

 

 具体的にこの連携協定が何を目指し、またこの連携協定に基づいて何を具体的にしようとするのかにつきましては、後ほど担当幹部から説明をさせていただきますが、いずれにいたしましても、今回の連携協定によっていろいろな意味で成果が、目に見える成果が生まれていくことを心から期待をしているところです。

 私からは以上です。

 

司会:

 続きまして、長谷部区長より御挨拶を賜ります。よろしくお願いいたします。

長谷部区長:
 御紹介いただきました、渋谷区長の長谷部です。このたびは神戸市と渋谷区との連携協定の締結式に至ったこと、大変うれしく、また誇らしく思っています。

 

 先ほど御紹介していただきましたが、おかげさまで渋谷区は日本のスタートアップを目指す企業がたくさん集まっている場所となりました。規模としては15平方キロメートルという、自治体としては非常に小さい街ではありますが、住民だけではなくて、企業もたくさんいる、それがまた特徴の街です。常に街も含めて新しい価値、文化を多くの人が認め、楽しみながら、この多様性というものを根底に置きながら、新しい価値、文化を発信してきた街だと思います。

 

 そのような中で、今、このスタートアップという分野が、新たな価値を発信していく、そういった動きを見せています。行政としてもできる限りのことをやっていきたいということで、2020年から外部人材を登用し、このスタートアップ支援事業を渋谷区役所の中で強化してまいりました。その中で、神戸市さんは渋谷が取り組むよりはるか前から、産業振興の一環としてスタートアップ支援に取り組まれ、スタートアップを応援していく気質のようなものに、市を挙げて取り組んでいらっしゃいます。我々としては、これを機にいろいろ学ばせていただきながら、一緒になってこのスタートアップ支援事業を盛り上げていくという課題に取り組めることを大変うれしく思っています。

 

 渋谷の場合は、先ほど申し上げたとおり渋谷区自体の面積は非常に小さいので、もちろん渋谷でできる実験的なことはありますが、都心だけではなく、山や海や川などの自然もたくさん持っている神戸市と連携させていただくことで、渋谷のスタートアップ企業もさらに夢を持って、より大きなスケールでいろいろなことにチャレンジできるのではないかなと思っております。

 

 色々な取組がこれから具体化していくことを期待していますし、その背中を神戸市さんと一緒になって押していきたいと思います。どうか皆さんもこの取組に注目していただいて、一緒になって背中を押していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

司会:

 ありがとうございました。

 

 それでは、協定の具体の内容につきまして、神戸市企画調整局新産業課長、武田より説明させていただきます。お願いします。

 

 

職員:

 新産業課の武田です。よろしくお願いいたします。

 

 私のほうからは、神戸市と渋谷区のスタートアップの施策の取組、協定の背景でありますとか、内容について御説明させていただきます。

 

 まず、神戸市の取組ですが、先ほど久元市長からもありましたとおり、2016年に世界的なベンチャーキャピタル、起業家育成の機関である「500 Startups」との連携による起業家育成のプログラム、また2018年からは実証実験、行政の職員とスタートアップとの実証実験、フィールドを提供していく「Urban Innovation Kobe」、ここを2大事業として取り組んできております。これらの取組もありまして、2020年には内閣府のグローバル拠点都市に選定されるとともに、国連機関の「UNOPS」のスタートアップの育成拠点、こちらの開設にも至っております。また、東京圏を含む副業人材の活用、スタートアップだけでなく様々なプレーヤーがイノベーション創出を目指す交流拠点として、「ANCHOR KOBE」をこの4月に開設しておりまして、多くの支援事業に取り組んでおるところでございます。

 

 次に、渋谷区の取組になりますが、2020年1月に外部人材を採用されておりまして、スタートアップ支援の専門部署の設置をされております。昨年度、その流れの中で、コロナ禍における新たなスタンダードを目指した官民オープンイノベーション事業としまして、「Innovation for New Normal from Shibuya」、こちらを開始されております。こちらの取組もありまして、内閣府のグローバル拠点、東京圏ということで渋谷区さんも選ばれておられます。2021年になりまして、スタートアップビザの運用も開始されるとともに、スタートアップや企業、行政が交流する拠点を神南に開設されておりまして、僅か1年半の間にかなりのスタートアップ施策に取り組まれているところでございます。

 

 先ほど、久元市長、長谷部区長のお話の中にも出てまいりましたが、スタートアップを取り巻く環境について御説明させていただきますと、神戸市は2016年から支援策に取り組んでおりますが、スタートアップの数はまだ100社と、これから伸びていく余地というのを秘めております。資金調達の環境という側面でも、ベンチャーキャピタル、いわゆる資金供給を行う機関につきましては3社と、まだまだ十分とは言えない状況にあります。一方で、行政課題の発掘でありますとかスタートアップとの協業という意味では、実証フィールドをかなり提供してきておりますので、ここは渋谷区さんとやる上でも、神戸市側のメリットだというふうに考えております。

 

 一方、渋谷区さんは、VCの数であるとか、コワーキングスペースの数というのは、東京を代表する、本当に起業環境が整備されております。スタートアップの企業も2,000を超えるなど、渋谷という街の魅力に起業家がかなり注目されて、集積が進んでおります。一方、官民携事業という観点では、先ほどの長谷部区長のお話にもありましたけど、実証フィールドとして、海や山ということがないというようなところで、町なかによる実証実験というふうに限定されているというようなところもございます。

 

 今、写真を見ていただいておるんですけど、渋谷区と神戸市、互いに非常に特徴的な街の特徴を持っております。左側が神戸市の山側から見た写真になりますが、南は海、北側は六甲山系に囲まれた、まさに都市と自然が共存する街になっております。上段の右側は、渋谷を代表するスクランブル交差点の写真になりますが、スタートアップの中でも、特にITスタートアップの聖地、ビットバレーというふうにも呼ばれております。下段のほうには、両市区がイノベーション創出の拠点、交流施設というのを多数設けておりまして、一例として、我々神戸の「ANCHOR KOBE」と、渋谷も、スクランブルスクエアにある「SHIBUYA QWS」、こちらを紹介させていただいております。

 

 次のページですが、協定の背景、意義としましては、神戸は渋谷にない、先ほども申し上げましたが、海と山という自然でありますとか、医療産業都市ということで、ライフサイエンス系の取組を20年以上やってきた。また、他都市に先駆けてスタートアップ、民間企業との協業をやってきましたこの実績やノウハウ、こういったところを生かした実証実験というのが可能です。一方、渋谷はIT系スタートアップの聖地として、既に起業家のコミュニティーというのがかなりできておりますし、街自体の魅力、世界的な知名度、国内外への発信という意味で優れている面がございます。このような異なる個性というのを持つ両市区が、お互いの資源、強みを補完し合う、また掛け合わせることによってシナジーというのを生み出していきたいというふうに考えております。

 

 今回の連携協定ですが、スタートアップ支援に特化した協定になってございます。御覧いただいている5項目、起業家育成・支援、人材の交流、実証実験の総合支援、スタートアップのPR支援、女性起業家支援に関して、それぞれのスタートアップのエコシステムが、今後どんどん、どんどん発展していくようなことに寄与していくような連携。また、スタートアップが生まれて、成長できるような連携にしていきたいというふうに考えております。

 

 まず、今回発表させていただく内容としまして、連携の第1弾、本日御出席いただいているアドリブワークス社と共催という形で、新しいプロジェクトを開始させていただきたいと思います。アドリブワークス社は、神戸に拠点を置くスタートアップでありまして、「ANCHOR KOBE」への事業参画でありますとか、渋谷区の官民連携事業にも参画されるなど、神戸市と渋谷区ともにつながりのある企業でございます。

 

 それでは、株式会社アドリブワークス代表取締役CEO、山岡健人さんと、プロジェクトの紹介をお願いいたします。

 

山岡代表取締役CEO:

 それでは、ここからは、全国初で官民連携プロジェクトとしてスタートいたします「NOROSI Startup HUB」について、私より御紹介させていただきます。

 株式会社アドリブワークスの山岡と申します。よろしくお願いいたします。

 

 弊社は、起業したいとか、新しい一歩を踏み出したいというような方々が相互にコミュニケーションを取り合う、そういったオンラインコミュニティーを運営しておりまして、全国各地で自分の好きなことを、好きな場所で、新しい働き方を全国各地で生み出していくような、そんな支援をさせていただいておりますものです。

 渋谷、神戸に関しては、実はどちらも非常にゆかりが深いところでございまして、今回、このような企画、第1弾としてスタートさせていただきますことを非常に光栄に思っております。本日、よろしくお願いいたします。

 では、着座にて御紹介させていただきます。

「NOROSI Startup Hub」なんですけれども、新しい働き方とライトな企業文化を、スタートアップ支援の先進都市である神戸市、渋谷区が連携して生み出しまして、そして定着させるということを目的としております。

 応募対象者なんですけども、今回2種類ございまして、1つ目、新事業のアイデアを持ったチャレンジャーと呼ばれる方々、そして2つ目、優れたアイデアをスキル面で支援したいというチームメンバーの方々、ともに法人、個人、団体問わず御参画いただけるようになっております。

 

 こちらが「NOROSI Startup Hub」のロゴとなっております。コロナ禍を経て、リモートワークを多くの方々が経験されたこともありまして、場所を超えて誰もが事を興すというようなアクションを非常に起こしやすくなったように思います。自分のアイデアを実現させるために、自分の身の回りにいる人たちだけでなくて、全国から人や資金や情報を集められる、そんなスタートアップの『のろし』を誰もが自由に上げられることをイメージして、今回、このロゴを作成いたしました。

 

 私たちは今、岐路に立っていると思っております。誰もが経験したことのないパラダイムシフトを迎えまして、新しい生活様式を身につけた今、新しい働き方に対して元の世界に戻って近づくのか、それとも誰もが自由に事を興せる未来をつくるのか。誰もが自由に事を興せる未来というのは、仕事に多様性が生まれまして、経済が活性化しまして、日本が世界最先端で抱えているであろう少子高齢化や地方過疎等の問題の解決の足がかりになると思っております。今だからこそできる、今こそすべきプロジェクトとして、今回、神戸・渋谷がタッグを組むというのは非常に意義があることと私は考えております。

 

 では、このプロジェクトで何を生み出していくのか。「NOROSI Startup Hub」というフ

ィールドで人、企業、行政が立場を超えて交わっていきます。それによって誰もが事を興せる世界に向けて価値観の転換を図っていきます。参加する方個人としては、志を共にする仲間と出会ってプロジェクトを推進していけるというような新しい働き方が手に入ります。また、企業としては、新しい生活様式に適応した新しい働き方及び事業創出が期待されます。そして、一連の活動を経て、神戸市、渋谷区としては、クリエイティブな発想を持つ強固な関係人口を創出するというようなことであったり、文化創出を行っていきたいと考えております。これまでにない文化を生み出していくことになりますので、これは簡単ではないと思っております。今回、「NOROSI Startup Hub」では、これまでのオープンイノベーションと呼ばれるものだったりとか、アクセラレーションプログラムと呼ばれるようなものとは異なる4つのルールというのを重要視しておりまして、関わる個人、法人団体の方にはこれを準拠していただくということを考えております。

 

 1つ目は、「LIGHT STARTUP」というものでして、これは世の中にあったらいいな、なくてはならないというような未来の課題とかプロジェクトに対して、個人、企業、行政、団体、その全ての参加者が同じ目線でフラットに立ち向かいましょうと、そんな気軽な、身軽な挑戦を促していきましょうということを1つの約束にしております。

 

 2つ目が「REMOTE TEAM UP」というものでして、地域間にはやはり特性があります。先ほど市長、区長からも御紹介ありましたとおり、例えば渋谷ではエンジニアが多いとされているんですけども、神戸はこれから増やしていかなければいけないかもしれない。一方で、やはり神戸には海、山といった非常に豊かな実証実験の場があったりとか、それは渋谷ではなかなか難しかったりするなど、それぞれ不足するリソースを掛け合わせることで新しい価値を生み出すことができるんじゃないかということが2つ目の約束となります。

 

 3つ目が「PROCESS VALUE」というものでして、うまくいったらお披露目しましょうと。スタートアップとして急ぐものじゃなくて、プロジェクトが進んでいる過程そのものに本来価値があるんじゃないかということを強く訴えておりまして、この過程をレポートしていくことで、「うまくいっている」であったりとか、「今ちょっとうまくいっていない」とかというところも含めて、その中でファンを増やしていくということを3つ目の約束としております。

 

 そして、最後4つ目が「TRIVEN SHARE」というものになりまして、起業そのものにシェアリングエコノミーの考え方を取り入れてみてはどうかと考えております。例えば、起業家、言いだしっぺが全ての責任を負って利益の総取りをする、あるいは借金を抱えるというような世界ではなくて、うまくいったら後でみんなに利益をシェアしましょうよと。その代わり、うまくいかなくても、失敗もみんなでシェアしましょうよというような挑戦の形を今回は目指していきたいと思っております。

 

 全体のプロセスに関しましては非常に細かくなりますので、また質疑応答などで御案内できればと思うんですけれども、参加者同士で今回、チームをつくりまして、プロジェクトを推進していく中で、進捗に応じてステージが設定されまして、段階的に神戸市、渋谷区からの実証実験の場を提供いただいたりとか、プレスリリースの支援を行っていきます。参加者が得られるメリットとしましては、神戸・渋谷の担当部署とのサービス開発に向けた調整であったり実証実験の協力、あとは両自治体のネットワークの活用であったり、ベンチャーキャピタルによる資金面でのメンタリング、また、参加企業からのリソースであったりとか資金支援などが予定されております。

 

 なお、本プログラムに関しては、オンラインとオフライン、リモートで繋いでいくという形になるので、このオンライン、オフラインをうまく融合させていくということが鍵になっておりまして、参加者のコミュニケーションを促進していくためのツールとして、弊社が運営しております「triven」というコミュニティーを活用していきたいと考えています。これは、5分でスマホ片手に自分のアイデアを気軽に投稿することができまして、これに賛同する、面白い、一緒にやってみたいというような方々が全国から集まってきて、またプロジェクトを実際に推進していくために、全国のコワーキングスペースを相互利用できるようなサービスとなっております。本日よりこのような特設ページが公開開始となっております。あわせてツイッターでも新着情報の発信を行っておりますので、ぜひQRコードなどを御参照いただけたらと思います。

 

 最後なんですけれども、今回のプロジェクトメッセージに関しまして、主催として弊社アドリブワークスがございまして、今回、共催で神戸市、渋谷区がございます。神戸、渋谷区からは、こちらの図のとおり、社会課題の提示であったり実証実験の場の提供及び広報協力などを行っていただくこととなります。今回、参画企業団体の方々にもぜひこれから御一緒させていただきたいと考えておりまして、場と、あるいは、こういった活動に賛同いただけるプロジェクトの共創であったりとかリソースの活用といったところで御参画いただける企業様を募集しているところでございます。

 

 施設提供としては、先ほど御紹介ありました「ANCHOR KOBE」であったりとか、「ROKKONOMAD」及び「SHIBUYA QWS」といったところが今回この新しいチャレンジの舞台となってくる形になります。それ以外にも、今回こういった新しい働き方というのをこれからの未来をつくっていかなきゃいけないなと、そういった思いに賛同いただける企業であったり団体の方々をパートナーとしてお迎えしまして、一緒に進めていくプロジェクトとなっております。

 

 私からは以上となります。御清聴ありがとうございました。

質疑応答

記者:

 市長と区長に1つずつお伺いしたいんですけれども、まず久元市長に伺ってよろしいでしょうか。2016年から神戸市としていろいろな取組をしてきたと思うんですけれども、今年の位置付けというか、この2021年は、スタートアップ支援において神戸市のどういう位置付けにしている年かというのを教えていただいてよろしいでしょうか。

 

久元市長:

 「500 Startups」も5回やりましたし、「Urban Innovation Kobe」も先ほど言いましたように相当進んできましたから、やっぱり新しいステージを迎えているなというふうに思います。ちょうどそういう時期にコロナがやってきましたから、やはり今、目の前の現実と、例えばワクチン接種なども本当に苦悶しているわけですけれども、目の前の現実を戦いながらも、やがてはというか、ひょっとしたらもうすぐやってくるかもしれないポストコロナの時代に対して、それぞれの大都市がどう立ち向かっていくのか、そういうようなアイデアとか知恵とか全く新しい発想とかが求められている。それが、大きなそういう発想を求めて出していただける可能性がある人たちがスタートアップだと思うんですよね。ですから、この2021年という年は、コロナの中でポストコロナを見据えながら、スタートアップの皆さんからいろんな提案をしてほしい。そして、先ほど山岡さんから説明がありましたように、渋谷区と神戸市との連携、一緒に仕事をしていくということの中で、この活動にぜひ加わっていただく皆さんを募集して、新たなステージを目指していく、そういう年ではないかというふうに思っています。

 

記者:

 補足でもう1つお伺いしたいんですが、スタートアップ支援って、取材していると面白いんですけど、一般市民の方からすると結構理念的というか、何をしているんだろうみたいなところもあるのかなと思うんですが、その辺、市民への浸透みたいなところはどう考えていらっしゃいますでしょうか。

 

久元市長:

 そこは、市民にはいろんな生活の場所があるわけですよ。いつもネットで海外とつながっている市民もいれば、毎日大体100メートルの範囲内でしか動かない人たちもいる。それはそれでいいと思うんですよね。だから、このスタートアップに関するいろんな情報提供というもの、あるいは発信というものをまだまだ我々努力しなければいけないとは思いますが、多様な顔を持つ神戸という都市で、スタートアップの活動というものが1色で染め上げられてしまうものでもないというふうに思います。ただ、もっともっといろんな地道な分野も含めて、それぞれのコミュニティーで課題となっているような対応、例えば子供に対する学習支援とか子供食堂とか、あるいはひきこもりとか、そういうような問題に対して全く新しい発想というものがスタートアップの皆さんから提示されれば、それは素晴らしい成果になるというふうに思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 渋谷区長にも1つお伺いしたいんですけれども、スタートアップ支援の専門部署を立ち上げられたということで、これを立ち上げた理由と、それは東京でも珍しいのかどうかについて伺ってもよろしいでしょうか。

 

長谷部区長:

 先ほどから申し上げているように、渋谷区にはスタートアップを目指す人たちが実はたくさんいるという状況です。なぜ渋谷区が今まで専門的な体制で応援してこなかったかというと、その大きな要因としては、区という自治体は、住民サービスを基本とした自治体であることが挙げられます。もちろんそこに住んでいる方のご商売を応援する仕組みはありますが、住民税を主体として運営している自治体としては、商業振興に注力するということはなかなか難しいという側面があります。とは言いながら、昔で言えばファッションのように、街から新しい価値を生み出していくということは渋谷区民が持つシティプライドと関わってきますので、そういった意味でもこのスタートアップ支援事業の背中を押していきたいと思っています。ですので、多額の予算を導入してということはなかなか難しいですが、民間企業や学校、またこういった先進した取組みを行っている神戸市さん等と連携をしながら、自治体ができるバックアップをしていこうということで立ち上げました。

 

 具体的には、資金的なバックアップということはなかなか行政では難しいですが、例えばワンストップの窓口をつくって、海外からのスタートアップを誘致するような窓口、これは神戸市さんがさらに前からやられていたのを非常に参考にさせていただきましたが、そういった取組を始めたところです。このような背景から、渋谷区内にスタートアップの会社はたくさんありますが、行政として本腰を入れて支援する取り組みはまだ始まったばかりです。ぜひこれから今まで以上に連携を強化させていただけるとありがたいと思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 この専門部署というのは、渋谷区以外では特にありますか。

 

長谷部区長:

 スタートアップの専門部署というのは23区で言えばなかなかないのではと思います。東京都は当然ありますけども。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 この連携協定に至った経緯というのをもう少し詳しく伺えればと思いまして、この最初の事業が前段にあっての協定だったのか、それとも先に協定があってこの事業が始まることになったのか、その辺りも含めてお願いします。

 

武田課長:

 私からお答えさせていただきます。

 本当に連携の一番最初というのは、昨年の2月に、神戸市の当時の寺崎副市長と渋谷区の澤田副区長が(ネットメディアである)CNETの対談という形で御一緒させていただいたのが本当のきっかけになっております。

 

 昨年度から、渋谷区さんがスタートアップ施策を開始される、本気で進めていこうという中で、今、区長の横におられるのが田坂さんというスタートアップの推進室長になりますが、田坂さんからこちらに御連絡をいただいて、当時、市長がサンフランシスコを訪問したときに、田坂さんも同席したというような御縁もありまして、スタートアップ施策を一緒に何かやっていけないかということで1年間話をしてきた中で、どういった連携ができるのかというのが今回の協定の項目になっておりまして、具体的なプロジェクトということでは、今回、アドリブワークスさんに入っていただいておりますが、実現するその第一歩として、1つ目のプロジェクトとして今回発表させていただいているようなところでございます。

 

記者:

 ありがとうございます。

 そうすると、アドリブワークスさんにお伺いしたいんですが、もともと神戸市と渋谷区さんとつながりがあったという、縁もあったということなんですけれども、不勉強で恐縮なんですが、もともとアドリブワークスさんはどういった業種のお仕事をされていて、今回の取組が仕事にどういうふうにメリットにつながるかというところを教えてください。

 

山岡代表取締役CEO:

 私どもの会社は、コーポレートビジョンを「自由な人生を全ての人に」というのを掲げておりまして、起業であったり副業というのを全国各地で自分の好きな場所で行えるような、そんな支援を行わせていただいております。

 

 もともと私も大学時代から東京におりまして、住まいが渋谷の近くにあったということもあって、創業といいますか個人事業として立ち上げたのが渋谷区で始まってというところが、ある意味、渋谷区の関わりの始まりだったのかなと思います。その後、地元である愛媛で法人化しまして、今、神戸市を拠点に、本社機能として、拠点として活動させていただいているというような状況になります。

 

 神戸市においては、今、今度、阪急ビルで新しくオープンしました「ANCHOR KOBE」さんと一緒に課題解決プロジェクトというような活動を行わせていただいていたりとか、様々いろんな企画をさせていただいているような状況となっております。

 というようなところなので、人々が新しい働き方へ一歩踏み出したいと。それは起業であったり副業だったり、あるいは事業承継だったりとか、いろんな大きいがあると思うんですけども、そこにおいて、仲間を集めるであったりとか、資金を集めるであったりとかということを誰もが簡単に行えるような、そんなインターネット上の「triven」という名前のコミュニティーを運営させていただいているというのが弊社の事業になっております。

 

記者:

 アドリブワークスさんにお聞きしたらいいんでしょうか。この「NOROSI Startup HUB」の取組ですけれど、参加企業、団体、個人を募集されるということなんですけれど、いつからどのぐらいの規模でどのような形で募集して、どのように動かしていくのか、あまりよく分からなかったので、そこを少し補足いただければうれしいです。

 

山岡代表取締役CEO:

 まず、いつからというのは、本日から募集開始となっております。どのぐらいの規模感というところに関しましては、プロジェクト数として、渋谷、神戸が相互に人材を輩出しながら生み出していく新しい新事業というのが10であったり15プロジェクト生まれたらよいなというようなことを考えております。

 

 全体の流れについてなんですけども、改めて御紹介させていただきますと、お手元の資料にもあるかと思うんですが、本日、プレスリリース、発表をさせていただいて、特設ページがオープンしております。こちらから、企業及び個人の方々に実際参加したいよという方々がお申込みいただけるような状態に既になっております。そちらで、このアイデア提案者、スキル提供者、企業・団体と、この3つが参加者と今回なっております。アイデア提案者は、もちろん自分がこんな新しい事業を渋谷、神戸で行っていきたいというようなアイデアを持ち込んできまして、今度、スキル提供者というのは、自分はこんなスキルを持っていますと。それを今回生かして、渋谷、神戸で新しい事業を支援していきたいというような方々が申し込まれる。あるいは、同じような考えを持っている企業・団体の方が参加をされるというところで、そこで一定程度の審査を行いました上で、キックオフイベントを開催していく予定となっております。

 

 そちらで、私はこんなアイデアを持っていますというようなことを皆さんに対して発表する場であったりとか、私はこんなスキルとを持っていますというような内容を発表する場になっていまして、ある意味、お見合いというかマッチングパーティーみたいな、そんな形になりまして、その後が大事なんですけども、こちら、プロジェクトを作成すると。こちらは、インターネット上に自分のアイデアを投稿して、それを面白いと思った方が実際に申請、参加するというような活動を踏まえてチームアップしていく、ちょっとすいません、横文字が多くてあれなんですけど、渋谷、神戸の人材を相互に組み入れた上で、例えば3人とか5人とかのチームをつくるというところが、まず第1弾のゴールとなっております。そちらで、ではこの壁を一緒に解決していきましょうねだったり、こういうプロジェクトを一緒に進めていきましょうねというところからスタートしまして、9月以降、このステージというのが、ファーストステージ、セカンドステージ、サードステージとございまして、ファーストステージに関しては、ある意味プロジェクトがありますと、アイデアがありますと、これをどうやって形にしていこうかというのを皆さんで考えていかれるような、そういうタイミングです。ここにおいては、アイデアが面白ければ、いろいろな人がどんどん入れ替わり立ち替わり入ってくるような状況になりまして、これを達成するにはこの人が足りないなとかっていえば、これも同じく、渋谷にいるかもしれない、神戸にいるかもしれないということで、実際に仲間を集めていくような活動をしていきまして、その様子は、ずっとレポートしていきますし、その過程で頑張れというようなファンを集めていくというようなことをやっていきます。

 

 実際に、その間にワークショップであったり、イベントであったりとか、こういった事業間サポートというのを、我々事務局のほうで支援していくということを挟みまして、ビジネスプランが固まったチーム、もう形になってきましたという状態からセカンドステージに進んでいただく形になります。セカンドステージ、これが、事務局側からセカンドステージに行っていいですよとなった場合には、今度、先ほどお話ししました実証実験の場をいろいろとご用意させていただいておりまして、これは既存の、例えば神戸市さんが提供されてやっているピッチへの参加であったりとか、あるいは大きい施設、商業施設などで実際にそれを販売してみるような、そういった活動も含まれるかもしれません。こういったことを予定しているんですけれども、そういった実証試験を踏まえまして、実際に製品とかサービスが完成に近づけていく、そうするとサードステージというところで申請を行っていきまして、ある意味ちょっと、ふるいにかけていくというか、そこにステージを進めていけるというところが、このファーストステージからどれぐらい出てくるかというところもあるんですけれども、最終的には中間報告会もしくは年度報告会ということで、デモデーのような場でピッチを行ったりしながら、さらなる事業化を、事業の拡大を目指して取り組まれていくというような、そういうことを行っていくのが全体像となっております。

 

記者:

 今までのスタートアップ支援というのは、既に起業があってとか、そういうビジネスがあった上でその会社ごとを支援するとかという形なのですけれども、これはもうばらばらに集めて、チームアップビルドからつくっていくということで、例えば年齢制限とかそういうのもないということなんでしょうか。

 

山岡代表取締役CEO:

 はい、ございません。おっしゃるとおり、今回、非常に難しいチャレンジだとは思うんですけれども、このコロナ禍を経てリモートワークが当たり前の世界になって、いろんなスキルを持った人材が、全国を、場所を超えて集まることができるようになったと、これはつまり、今まで起業とか、新しく一歩踏み出すということが限られた人しかできなかった世の中から、ある意味誰でもできるようになるというような、そんな世界が近づいているんじゃないかなと僕たちは思っていまして、今回この渋谷区、神戸市という、そういったスタートアップ支援に非常に先進的な地域が全面バックアップいただくことで、誰もが気軽に、ライトに起業できる世界というのを目指していきたいという中で、年齢制限もそうですし、どんな仕事をやってきましたというのも関係ないです。ただ1つ条件があるとすれば、神戸や渋谷で在学在勤している、あるいは通勤等関係がある方々、あるいは今後、この審査を通過されて、このプロジェクトに参加されたら、神戸、渋谷を拠点に活動できますよと約束いただける方に参加いただけるという形になっております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

武田課長:

 ちょっと1点補足させていただきますが、今御質問いただいたところで、確かにアイデアとかを持たれている方でもなかなかそれを形にする、山岡さんの説明では事を成すというような表現をされていましたけども、今まで我々、神戸市として支援してきたのは「500 Startups」との協業におきましても、実際にもう既に製品ができているとか、ある程度形になっているところなので、もっと序盤のアイデアを持たれているところ、なかなか日本の起業環境、起業する、何か始めるという環境はまだまだ整ってないと思いますので、そこの序盤のところをぜひ支援していきたいと思っております。

 

記者:

 すいません、追加なんですけど、そうすると審査がやっぱりすごく難しいと思うんですけど、その辺りの審査員をどなたがするとかというのは決まっているんでしょうか。

 

武田課長:

 審査員等はこれから決めていくことにはなりますが、本当に厳しく審査するというよりは、せっかく出たアイデアというのをいかに形にしていけるのかというプラスの方向で考えていきたいというふうには思っております。

 

山岡代表取締役CEO:

 1点補足させていただくと、今回、そのチームがつくれるかどうかというのが、ある意味1つの審査になるんじゃないかなと思っています。アイデアを投稿したときに、それが面白いと思って仲間が集まってくるのかどうかというところ、トライ&エラーの場所になっていけたらいいなという考えもございます。

 

記者:

 長谷部区長にお伺いしたいんですが、渋谷に集まってくるスタートアップで、何か、どうなんでしょう、渋谷以外の地方に関心のあるような、そういったチームっていたりするんでしょうか。あるいはそんな話を、耳に入ってこられたりとかするんでしょうか。もし何かありましたらお伺いしたいと思います。

 

長谷部区長:

 具体的にはあります。今スタートアップといっても本当に様々な分野の方がいて、もちろん教育や福祉の分野とか、いわゆる行政的には非常に役立つ分野もある一方で、例えばドローンのような技術は、なかなか渋谷区みたいなところでは取り組めなかったりします。そういった分野はぜひ神戸でお願いしたい。また、教育や福祉の分野も、例えば、一緒に取り組むことで比較ができたりとか、また、渋谷発で東京、関東を巻き込み、神戸発で関西を巻き込むということもしかけられたりとか、いろいろなことを、そのスタートアップによってメリットは感じてもらえると思いますので、今ある渋谷のスタートアップに、どんどん声をかけていきたいなと思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 こちらに募集テーマとしまして、特段ジャンルを問わず、新しいテクノロジーソリューションを募集しますと書いてあるんですけども、今回の事業を通じて、神戸市、渋谷区それぞれどういった成果を期待しているのかというのがありましたら、教えていただけますでしょうか。

 

武田課長:

 ちょっとどういうアイデアが出てくるのかというのがないので、先ほど御紹介させていただいた、例えばライフサイエンスの分野で言うと、なかなかアイデアが出しにくいというのはありますけど、久元市長が申しておりました、コロナの状況の中でこんなアイデアを形にしていったらいいのではないのかというのは、まさに今の時代にマッチしたところですし、具体的な製品というのではなくて、コロナの時代の中で本当に1つのアイデアから始まってくるというものはぜひ期待したいところかなとは思っております。

 

記者:

 渋谷区も。

 

田坂室長:

 具体的な成果というと難しいところではありますが、今回、連携するので、エコシステムをつくるという意味で、例えば、行政課題に取り組んでいるようなスタートアップ、これは客観的に見るとスケールアップが難しかったりすると思いますが、そういった企業さんたちを両市区でプロモーションしていくとか、使っていくことで成長していくというような例をつくっていけたらと思っています。それが成果になると思います。

 

武田課長:

 ありがとうございます。私のほうからももう1点申し上げたいと思うんですけど、具体的にチームアップがされて成果に結びついていくというのももちろんなんですけども、その下地として渋谷区と神戸市の起業を志す方が交流するということでありますとか、スタートアップ同士が交流する、また、人材の交流というところも非常に大きなメリットだと思っておりますので、そういった面での成果というものは非常に期待しております。

 

 

記者:

 途中でステージを上がっていく際に、ただ何か資金的なものが必要になってきた場合というのは何か支援とかはあるんですか。

 

職員:

 今回の取組の中にパートナー企業さんだったり、例えば、協賛いただける企業さんの中にベンチャーキャピタルであったりとか、あるいは金融機関の企業さんにも参画いただく予定となっております。その中で、例えば「資金調達をしたいんだけど」という相談を非常にしやすくする窓口を設けたり、あるいは最終的にデモデーピッチを行ったときに、そういった先から資金調達できるような場というのも設けていきたいと考えております。

 

記者:

 これは市長にお聞きしたいんですけども、今回、こういった連携で目に見える成果が出るといいなと率直に思うんですけど、神戸の課題としてはやはりスタートアップ、企業数を見ても圧倒的に渋谷が多いと。実際、神戸で起きた会社が東京に本社を移していくという現状がある中で、神戸市の課題として、いかに神戸市内での起業につなげていくのかと。いろいろ成果が連携して出るのもいいんですけど、いかに神戸で会社をつくってもらうか、いかに神戸でのスタートアップ、ベンチャー企業を増やしていくか、その辺りどうやってつなげていくかというのは課題になると思うんですけど、その辺りをうまくつなげていきたいという、その辺りどのようにお考えでしょうか。

 

久元市長:

 それは神戸を本拠にして活躍するスタートアップが増えていくということは大変重要ですね。現実に山岡さんのように東京から神戸に来ていただいたんですよね。

 

山岡代表取締役CEO:

 はい。

 

久元市長:

 そういう方もかなりいらっしゃいます。神戸から東京や大阪に本社を移す方もいらっしゃるし、神戸に来られる方もいらっしゃいます。それはそれでいいと思うんですが、やはり神戸を本拠にする、スタートアップが増えるということは、もちろんそれは望ましいことですし、そういう方向を目指さなければいけません。ただ、これは前からも申し上げていることなんですけれども、大都市でスタートアップを誘致しよう、育成しようというときに、囲い込みではいけないと思うんですよね。とにかく神戸で仕事をしてください、とにかく神戸をフィールドにやってくださいということばかりを強調するのではなく、大都市におけるスタートアップの誘致や育成の考え方というのは、やっぱりそこの大都市に行ったら何か面白いことがある、いろんな人たちがいる、新しい発想が生まれる、実験ができる、そういうような条件が整っているということ。

 

 それから、そういうことに着目していろんな方々が出入りをすると。例えば、「500 Startups」で神戸で成功して資金調達をした、そういうスタートアップが神戸ですぐに本拠を構えてくれればいいんですけれど、別にそれは海外に雄飛していただいてもいいし、ほかの都市でやっていただくということをあながち否定すべきではないと思うんですよね。そういう方が常に、どんどん神戸に来ていただいて、神戸をスプリングボードにして海外に雄飛をするような都市であることが、いろんな人を惹きつけるのではないかと思います。

 

 そういうような雰囲気の醸成をし、そして、高めていくということが結果的には神戸を本拠にするスタートアップや、さらにスタートアップから本格的なビジネス展開につなげていく、そういう企業群が育っていくということにつながるのではないかと思います。


 

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