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更新日:2021年5月21日

臨時会見 2021年(令和3年)5月21日

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市長臨時会見の模様をお届けします。



・新型コロナワクチンの新たな大規模接種会場設置について

会見資料はこちら(PDF:1,379KB)

・新型コロナワクチンの新たな大規模接種会場設置について
 

新型コロナワクチンの新たな大規模接種会場設置について

司会:

 お待たせしました。それでは、お時間になりましたので、産学官連携による新たな大規模接種会場の設置に関する共同会見を開催いたします。

 

 まず最初に、会見出席者の御紹介をさせていただきます。神戸大学学長、藤澤正人様です。

 

藤澤学長:

 よろしくお願いします。

 

司会:

 神戸大学医学部附属病院院長、眞庭謙昌様です。

 

眞庭院長:

 よろしくお願いいたします。

 

司会:

 東京慈恵会医科大学外科学講座統括責任者、大木隆生様です。

 

 SBCメディカルグループ代表、相川佳之様です。

 

 楽天グループ株式会社代表取締役会長兼社長、楽天ヴィッセル神戸株式会社代表取締役会長、楽天メディカルジャパン株式会社代表取締役会長、三木谷浩史様です。

 

 久元喜造神戸市長です。

 

久元市長:

 おはようございます。

 

司会:

 それでは、まず初めに、久元市長より全体を御説明します。市長、よろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 

 産学官3者連携による新たな大規模接種会場をノエビアスタジアムに開設することになりました。

 きっかけは、5月8日土曜日だったと思いますが、楽天グループ株式会社、三木谷浩史会長兼社長からメールを頂いたことです。ノエスタに接種会場をつくりませんかという御提案でした。すぐに、この土・日の間に三木谷会長と意見交換を行いまして、極めて短期間のうちに準備をし、協議を行い、そして、今日の発表の日を迎えることになりました。

 

 楽天グループさんからは神戸市のワクチン接種対策室に3名の優秀な社員さんを派遣していただきまして、急ピッチで調整を行っていただきました。そして、楽天グループさんの調整で神戸大学、東京慈恵会医科大学、SBCグループにそれぞれ御参画いただき、産学官連携の大規模接種会場の開設ということにつながったわけです。改めて、三木谷会長、また楽天グループの皆様方に感謝を申し上げたいと思いますし、今回、こういう形で参画していただきました関係各位に心から感謝と御礼を申し上げたいと思います。

 

 前座ということになるわけですが、現在の神戸市のワクチン接種会場の状況を御説明申し上げます。

 

 神戸市では、集団接種会場、それから個別接種会場、大規模接種会場という3つの種類の接種会場を用意しております。集団接種会場は5月10日から接種をスタートし、個別接種会場、これは医院、クリニックということになりますが、5月17日からスタートし、そして、ハーバーランドの大規模接種会場、昨日、シミュレーションを行いましたが、25日からスタートするということになっております。

 

 現在、75歳以上、そして75歳未満の方に接種券をお送りしていますが、現在、約16万2,000人の予約が終わっております。神戸市独自のお助け隊のサポートによる予約は約2万5,000人ということで、約15%の方がお助け隊のサポートで予約を完了しております。

 

 さて、楽天グループさんとの間では、ヴィッセル神戸との御縁ということもありまして、平成30年12月に包括連携協定を締結いたしました。スポーツの分野以外でも様々な形で御支援、御協力をいただいているところです。そういう御縁から、今回、このような取組がスタートするということになったわけです。産学官の連携による大規模なワクチン接種会場の開設、運営につきましては恐らく初めての試みではないかと考えております。

 

 今回の各参加機関の分担ですけれども、ワクチン接種は法律に基づく神戸市が行わなければならない事務ですので、神戸市が全体の統括を行います。楽天グループさんにはノエビアスタジアムの接種会場のオペレーション管理を、ヴィッセル神戸さんには施設の提供、スタッフの支援、楽天メディカルさんには医療機関との調整、医療従事者の確保、そして、神戸大学、神戸大学医学部附属病院におかれましては、医師、研修医、医学生、看護師、薬剤師などの派遣を、東京慈恵会医科大学さんには医師の派遣を、SBCメディカルグループさんには医師、看護師等の派遣をお願いする、大まかにはこのような役割分担になっております。

 

 大規模接種会場はノエビアスタジアムです。最寄り駅は地下鉄の御崎公園駅から歩いて約6分ぐらいですけれども、この会場設営中はJRの兵庫駅、そして新長田駅から直行無料シャトルバスを運行いたします。大体15分間隔での臨時運行を予定しております。

 ノエビアスタジアムの会場のごく大まかな見取図ですけれども、スタジアムでの試合がない日の会場図案が、今、御覧いただいている、ちょっと字が小さくて見にくいかもしれませんが、それぞれ受付、予診、接種、経過観察をメインスタンド下の控室や研修室などを利用して設営いたします。試合が開催される日は動線を変更いたしまして、南スタンド下を利用して実施いたします。

 大まかな接種のスケジュールですけれども、5月31日から接種を開始する予定にしておりまして、明日22日土曜日8時半から予約受付をネットで行います。27日の木曜日に大規模接種シミュレーションを行い、31日の本番に備えるということになります。

 ノエビアスタジアムでの接種規模ですけれども、当初は1日1,000人の接種からスタートいたしまして、段階的に1日5,000人に拡充いたします。そして、将来的には5,000人からさらに拡大するということも予定しております。現在、神戸市が設けております集団接種会場の1か所1日当たりの接種人数が220人ですので、これに比べれば極めて大規模な接種がここで行われるということになることが御理解いただけるかと思います。

 

 当面の体制ですけれども、予診、そして、万が一、接種された方の容体が急変するということに対応するための医師5名程度を配置いたします。そして、接種に当たる看護師は20名、問診・経過観察に当たる看護師が15名程度、薬液の準備を行う薬剤師あるいは看護師が12名とういことで、接種するワクチンは、神戸市が既に使っておりますファイザー製を予定しております。

 

 こういう形で、もちろん安全な接種を行い、迅速かつ効率的な産学官の連携でワクチンの接種をできるだけスピーディーに進め、一刻も早いコロナ禍の収束につなげていきたいと考えております。関係機関が連携して当たりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 私からは以上です。

 

司会:

 続きまして、三木谷会長からお話をいただきます。よろしくお願いします。

 

三木谷会長:

 久元市長、どうもありがとうございました。楽天の三木谷でございます。

 

 今、御説明いただきましたとおり、このたび、神戸市をはじめ神戸大学、神戸大学病院、慈恵会医科講座、SBCメディカルさんとともに、ノエビアスタジアム神戸にコロナワクチンの大規模接種会場設置に向けて、ヴィッセル神戸、楽天グループ、それから楽天メディカルが協力させていただくことになりました。藤澤先生、眞庭先生、大木先生、また相川先生、本当にありがとうございます。

 

 先日、Jリーグと全国知事会がコロナワクチン接種の大規模接種会場確保に向けて連携、協力していくという発表をしていただきました。その中で、ノエビアスタジアムについても言及があったと思うんですけれども、このたび、先ほど御説明いただきましたとおり、5月31日から接種を開始するということが実現することになりました。

 

 今回は、先ほどまた御説明がありましたけども、国内初の産学官連携ということで、本当に大規模に、社会的ミッションも考え、進めていきたいと考えております。今、コロナウイルスとは本当に戦争なのかなと思っておりまして、当然、国、また地方自治体が本当に頑張っていただいているわけですけれども、我々民間、またアカデミアが一丸となって取り組んでいく必要がある、このように考えております。

 

 政府のほうでは7月末までに高齢者に接種するために1日100万回という目標を考えておられますが、このコロナ禍は高齢者の接種が終わっただけでは残念ながら収束しないということで、いち早く集団免疫を獲得する必要があると思っております。最近では若年層の健常者の方も大変残念な結果に終わっているという報道もありましたので、できるだけ早く若い世代までワクチン接種を完了する1つの大きなきっかけになればいいかなと思っております。

 

 アメリカでは1日数万件という規模で大規模接種会場は行われておりますので、今回は、まず1,000件から始めさせていただいて、米国の大規模接種会場に並ぶキャパシティーを確保することによって、これは、神戸だけではなくてほかの地方自治体、また様々な団体がこのように進めていくモデルケースになればいいかなと思っております。

 

 ヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸の施設、これは神戸市所有のものですけども、基本的には我々が管理させていただくということで、これを提供させていただくとともに、チームドクター等の医療従事者を含む様々なスタッフを派遣させていただきたいと思っておりますし、会場のオペレーションをいかに効率化するかということがポイントだと思いますので、楽天グループのサプライチェーンマネジメント、あるいはオペレーションのノウハウを生かして、効率的かつ安全に行いたいと思っております。

 

 楽天メディカルに関しては、今日、大木先生、藤澤先生、眞庭先生、相川先生に御同席いただいておりますが、各医療関係との調整、また、医療従事者の方の確保ということをさせていただきたいと思っております。

 

 最後になりますけれども、先ほど申しましたとおり、高齢者から始めまして若年、また健常者の方も一日でも早くできればいいかなと思っておりますし、神戸市、そして、将来的には兵庫県とも調整させていただいて、もしできるのであれば、将来的にですけども、近隣の方もできればと思っております。

 

 とにかく今はこのコロナを乗り越えないと日本経済の復活というのは難しいなと思っておりますので、一経済人ではございますけれども、あるいは楽天グループ総力を挙げて今回のプロジェクトに協力させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 私からは以上です。ありがとうございました。

 

司会:

 ありがとうございました。続きまして、藤澤学長、お願いいたします。

 

藤澤学長:

 神戸大学長の藤沢でございます。

 このたび、楽天グループの三木谷会長からの御提案を受けて、神戸市とともに産官学での新型コロナウイルスの大規模接種に、神戸大学として、そして、神戸大学病院がこれに全面的に協力させていただくことにいたしました。

 

 神戸大学としましては、教育・研究資源、そして人材を生かして、日頃から社会への貢献ということを大きな使命といたしておりますが、既に神戸市とは協定を結んで、産官学で神戸医療産業都市を中心として、神戸未来医療構想の下に先端的な医療機器の開発に取り組んできておる次第です。また、楽天メディカルグループさんとは本年の2月に、新たながんに対する研究開発に関する協定を神戸市さんとともに3者協定を結んで、既に頭頚部がんに対する光免疫療法というものを臨床応用しておりますし、また、新たな部位に関しても研究開発に取り組んでおる次第でございます。

 

 今回はさらに新たな、このような産官学の初めてのワクチンの接種事業ということに対しまして神戸大学も全面的に賛同いたしまして、この取組に協力することにしましたが、やはり今のコロナ禍の状況におきましては、ワクチン接種は非常に重要な事業であると認識しまして、もちろん附属病院におきましても医療従事者にはコロナ感染の患者さんに対する医療においていろいろな負担を強いている状況でありますけれども、コロナに対するワクチン事業そのものが今後の医療者に対する負担を軽減するとともに早急な収束につながると認識しまして、大学、そして大学病院として協力させていただいている次第でございます。

 

 協力に関しては、詳細はまた病院長からお話しすると思いますけれども、附属病院の看護師、薬剤師、研修医、そして医学生、それから医師、中堅の医師も含めて全面的に協力させていただこうと思っています。将来、医師を目指す医学生、そして研修中の研修医にとりましても、このようなワクチン接種を通して社会に貢献するという心構えを学ぶ機会、あるいはまた、臨床教育上も非常に重要だろうという思いで我々も彼らに協力をお願いした次第です。

 

 このコロナ終息におきまして、皆さんも同様だと思いますけれども、ワクチン接種がいかに重要かということは認識されているところではございますが、我々もこの非常にすばらしい産官学の大規模の接種会場でのワクチン接種に全面的に協力させていただいて、一日も早い通常の生活、そして通常の医療を取り戻せるように協力させていただきたいと思います。

 

 以上でございます。

 

司会:

ありがとうございました。続きまして、眞庭院長、よろしくお願いいたします。

 

眞庭院長:

 神戸大学病院の眞庭です。よろしくお願いいたします。

 現在、当院におきましては、神戸市医療圏域におきまして感染拡大の局面にある中で、神戸市様としっかりと連携をして、その要請にお応えする形で、まずは本院の特定機能病院、高度急性期病院としての機能を堅持しながら、その一方で、感染患者さんの受入れにつきましても、重症の患者さんを中心として病床数20の体制で対応をさせていただいております。そして、今回、神戸市様、それから楽天グループ様からお声がけをいただきまして、感染の制圧に向けてさらに協力させていただけますこと、本当にうれしく思っております。

 

 当院からは、医師、看護師、薬剤師、そちらのほうでワクチンの調製、それから接種を担当させていただきますほか、先ほど学長からも説明がありましたように、厚生労働省からの通知を受ける形で、当院の初期研修医も派遣をさせていただく、それから、医学科学生につきましても業務を補助させていただくということで参加させていただくということ、やはり地域医療の基本的な部分でしっかりと勉強させていただく、経験させていただくということ、さらには、この厳しい状況の中で、医療の立場から地域における社会貢献ということを強く実感させていただく機会として、当病院も医療機関としての役割もありますので本当にありがたく思っております。何とぞよろしくお願いいたします。

 

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、大木様、お願いできますでしょうか。

 

大木統括責任者:

 皆様、こんにちは。慈恵大の外科学講座統括責任者の大木でございます。

 まず、冒頭で申し上げたいのは、この大規模ワクチン接種事業に協力させていただくわけですが、これに関して、慈恵大学執行部の理解が得られているわけではないということ、また、今日ここで私がお話しすることは、慈恵の総意あるいは意見ではなく、外科の統括責任者としての意見であるということをお知りおきください。

 

 私から申し上げたいことは、まず、過去1年4か月、5か月にわたるコロナ騒動において、医療体制の強化という点において、医療界は国民の皆様の期待に十分応えることができていなかったと思います。現在も全病床数の数%しかコロナに提供できておりません。そのために、本来回避できたであろう緊急事態宣言が3回も発出される事態を招いてしまいました。また、皆さんがおっしゃったように切り札となっているワクチンの接種においても、医療界は十分に期待に応えたとは言えないと思います。現時点で2回接種を終えた人が230万人ほど、これは国民の1.8%ですけども、高齢者に限っていえば、まだ0.4%しか2回接種が終わっていないという惨たんたる状況です。これは、OECD加盟国37か国中最下位、世界で見ましても軍事クーデターが起こったミャンマーと同レベルの110位に位置しており、これは、やはり調達は十分にあるけど打ち手が不足していると。こういうことを医療界に身を置く一人として痛切に反省しております。

 

 その反省を踏まえて、今回、光免疫療法などで日頃からお付き合いのあった楽天メディカルの三木谷さん、また、神戸市からの御依頼がありまして、いても立ってもいられなく、医療者として、先ほどの痛切な反省の上に立って、国益に資する事業に協力したいというふうに思うに至ったわけであります。

 

 現在、兵庫、神戸を含む関西圏は、コロナにおいて医療逼迫状態にあります。一方、東京は穏やかでありまして、東京の医療機関は逼迫状態にはありません。慈恵大においても、東京都内ではコロナのこれまでの受入患者数はトップレベルを誇っているんですが、それでも通常医療、すなわち感染症科とか集中治療医、救急医、呼吸器内科など、コロナ専属部隊以外の診療科においては余裕があります。ですので、余裕があるところが今困っている関西圏の医療逼迫状況に置かれているところを助ける、広域連携のよい例になればというふうにも願っております。

 

 この話をいただいたのは、実は4日、5日前の日曜日の夜です。そこから急遽動き出して、私どもの外科は、多分世界で最大規模だと思うんですけど、医局医が300人全国に散らばっております。その外科医にこの事業のことを説明し、国益に資することで皆で協力しようと呼びかけたら、僅か3日で延べ450名、実数でいうと63名ですけど、複数が神戸に参りますので、延べ450名の外科医の派遣日がもう既に決まっております。私も初日には接種に参りたいと思っております。

 

 このような思いで今回の市長と三木谷さんの呼びかけに応じさせていただいたというわけであります。どうぞよろしくお願いします。

 

司会:

 ありがとうございました。続きまして、相川様、お願いできますでしょうか。

 

相川代表:

 皆様、こんにちは。SBCメディカルグループの相川です。

 

 今回、この日本初の産官の連携の取組に参加させていただいて、本当に光栄に思っております。

 

 私は、ふだんからかわいがっていただいている三木谷会長から、本当に先週、いきなり電話で、こういう大規模なワクチン接種を行うので協力してほしい、一緒にコロナをやっつけましょうという強いメッセージをいただきまして、私もぜひ協力させてくださいということですぐ体制を整えて、うちも今、ドクター300人、看護師は2,500人ぐらいいるので、今回の神戸を皮切りに、こういう取組が全国に広がっていき、より多くの方がいち早く安全に効率的にワクチンを打って、経済のみならず全体的な動きができるように、一民間の企業として協力していきたいと思いますので、ぜひ皆さんと歩調を合わせてやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

質疑応答

記者:

 2つお伺いしたいんですけれども、1つ目は、この会場はいつまで設置というのは決まっているんでしょうか。先ほど三木谷さんがおっしゃったように、若い世代にもということだったので、かなり長く設置されるのかなと思ったんですけれども、市長か三木谷さんにお答えいただいてもよろしいでしょうか。

 

三木谷会長:

 基本的には、やはりコロナの状況を見ながらということになると思うんですが、先ほど申し上げましたとおり、高齢者の方が終わっても、その後、若年層、通常の普通の人たちの接種も進めないとコロナ禍は終わらないし、経済復活も現実的には難しいんだろうなと思っていますので、そのめどが見えてくるまで頑張りたいなというふうに思っておりますが、当然、医療従事者の方々の通常のお仕事もあると思いますので、状況を見ながら是々非々で判断していきたいと思いますが、高齢者が終わって終わるということではなく、その後も続けていければというところで今考えております。

 

大木統括責任者:

 慈恵大としては、取りあえず12月28日まで人を配置してあります。

 

三木谷会長:

 ありがとうございます。

 

久元市長:

 三木谷会長からお話がありましたとおり、高齢者で終わるということは少なくともありません。若年世代も含めて接種をここでしていただくということですから、特に現時点で期限を設けているということはありません。

 

記者:

 もう1点が、神戸市の全体のワクチン接種スケジュールは、これまでは7月末めどということだったんですけれども、それが早まるとか、そういうことはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 昨日シミュレーションをいたしまして、ハーバーランドを前提にすれば、神戸市は7月中に終えることができるというふうに考えておりましたが、今回、このノエビアスタジアムが加わることは相当大きく、ハーバーランドよりもかなり最終的には大きなものになりますから、これが5月31日からスタートすれば、7月中の高齢者の接種を前倒しすることができるというふうに思います。ですから、65歳未満の接種もできるだけ早く進めていきたいというふうに思っています。

 

記者:

 久元市長にお伺いしたいんですけども、今回、こういった産学連携による接種の体制が整ったと、しかも、かなりの急ピッチといいますか、早いペースで設置ができたということに対して、市長として、今回いろんなところから協力を得られたということなんですけど、改めてその思いを聞かせていただいてもいいですか。

 

久元市長:

 先ほども申し上げましたけれども、打診をいただいたのは5月8日でして、本当に急ピッチで進めていただいたのは三木谷会長をはじめ楽天グループの皆様方の御尽力のおかげです。三木谷会長あるいは楽天グループの皆様方から、神戸大学、東京慈恵会医科大学、そしてSBCグループさんに声をかけていただいて、そして、それぞれ大変力強いメッセージもいただきました。メッセージだけではなくて、今のお話で聞いて大変驚いたんですけれども、12月28日とおっしゃいましたよね。28日までもうシフトを組んでいただいている。本当にこれは神戸にとってはありがたいことです。我々としても、神戸市の職員全員火の玉となって、ワクチン接種、これはどこの自治体もやらなければいけないわけですから、やり遂げなければいけないという思いを新たにいたします。

 

大木統括責任者:

 ちょっと補足してよろしいでしょうか。

 この迅速な対応に関してなんですけど、やはり政府にも厚労省にも御理解いただきたいのは、このように動員力、フットワークがいいのは大学医学部であります。今回も神戸大学と慈恵大でこのように協力させていただきましたが、やっぱり大学医学部の人材派遣、そして組織動員力、これが今回勝ったなと。もちろんSBCの相川先生のところはまた違った意味で動員力がありますけど、全国には八十幾つもの医学部、大学がありまして、やっぱりここの動員力というのが今までそんなに十分に活用されていなかった、どっちかというと医師会中心にそういった指揮命令系統があったので、その点がちょっと今回は特異かなと思っています。

 

記者:

 分かりました。

 そしたら、あともう1点だけ。段階的に5,000人まで増やすということだったんですけども、なかなか打ち手といいますか、医療人材の確保というのが課題になると思うんですが、この辺りの医療従事者の確保のめどとか、最終的に5,000人まで増やす時期、その辺りの目標などがあれば聞かせてください。

 

三木谷会長:

 私のほうから。一応まずは5,000人を目指すと。できれば、アメリカの例えばドジャー・スタジアムとか、そういうところでは1日5万人ぐらい接種をしているところもありますので、さらにもう少し大きくいけるんじゃないかなというふうには思っております。ただ、今回、まずは1,000人から始めて、オペレーションがどういう形で効率的にできるのか、あるいは安全に回せるのかということを検証した上で、増員というんですか、キャパを上げていくことを進めていきたいと思っています。


大木統括責任者:

 今の人数に関して、私見なんですけど、今回は65歳以上の高齢者が対象ということですが、65歳以上の高齢者にもいろいろありまして、持病を持っている方、あるいはとても元気な高齢者。持病を持っている高齢者の方は、予診を取るのにすごく時間がかかったり、慎重にならざるを得ないんですけど、そういう方はやっぱりかかりつけ医のところで個別接種を中心にやっていただいて、こういう大規模接種センターでは、予診票をしっかりと埋めていただいて、それで比較的フットワークのよい元気な方に来ていただけるようにメディアがアナウンスしていただければ、さらにすみ分けもできるし効率もいいんじゃないかなと私は思っております。

 

記者:

 藤澤学長にお伺いしたいんですが、研修医や医学部生はどういった仕事を担う予定なんでしょうか。

 

藤澤学長:

 病院長が申しましたけども、研修医は通常の医師免許がございますので、これは厚労省の許可も取っておりますから、通常、研修中ということで、それ以外の業務に当たるのは許されていない、例えば副業等は許されていませんが、今回は厚労省からも通達がございますし、ワクチン接種を研修医にはしてもらう予定ですし、ただ、医学生に関しては、これは今、文科省に問い合わせておりますけれども、少なくとも医学生は、彼らのマインドを醸成する意味においても、例えば接種会場の中でそれぞれ、恐らくいろんな形で業務があると思いますので、その補助業務に当たっていただくと。ただ、どこまで業務をしていいのかというのは、これは文科省に今問い合わせている途中でございます。

 

記者:

 ありがとうございます。

 今、神戸市内ではかなり病床が逼迫していて、人を出すというのはなかなか難しい中だとは思うんですが、今回、出されるという決断に至った、これはやはり意地的なところが大きいんでしょうか。

 

藤澤学長:

 これは、大学としても病院のほうがそういう状況であることは重々分かっている状況ではありますけれども、地元の大学として歯を食いしばって一丸となって、医療従事者の方々に御理解を求めて、コロナが終息する一番大事なことは、恐らくワクチンの接種率を上げることであるというふうに認識しておりますし、これを上げずに、もう一度人の動きだけに頼った対策では、また同じことの繰り返しということになりますから、一番大事なのは早急にワクチンの接種率を上げると、一般住民の方々にワクチン接種の重要性を認識していただいて、かつ、こちらの医療の人間、それから行政の方々、今回の産官学の取組によって、それを早急にワクチン接種の増加に関する支援をするという大きな使命だと思っております。

 

 もちろん大学としても、救急医療とか、あるいは一般の重症患者さんに対するケアというのも、それは重要だということは十分認識しておりますので、その辺もうまくバランスを取りながら考えていきたいと思います。今回は、例えば保健学科の医師、看護師の免許を持たれている教員の方々とか、あるいは保健管理センターでふだんケアされている看護師の方々、そういう方々にも声をかけて、全力で対応させていただきたいと思っています。

 

記者:

 三木谷会長か久元市長にお伺いできればと思うんですが、サッカーの試合等がある場合は終了時間を繰り上げる場合もありますと説明がありまして、これ、例えば1時に試合開始だったり夕方試合開始だったり、いろんなケースがあると思うんですけれども、前倒しで繰り上げるというとどういう想定をされているんでしょうか。

 

三木谷会長:

 さっき申し上げましたとおり、まずは31日から始めまして、そのオペレーションをしっかりと見て、メインスタジアムのほうから逆側に移すわけですけれども、それでどれぐらいオペレーション効率が回るのかというのをしっかり判断してから判断をしたいと思いますので、またホームページ等で発表させていただくと思いますので、それを待っていただければと思います。

 

記者:

 あと、確認なんですけど、1日約5,000人というのは、平日も含めてこの規模で毎日やられるというイメージでしょうか。そうすると、例えば日によって5,000に持っていく、極端に言うと4,000人ぐらいしか予約が埋まらなかったみたいなのもあり得るとは思うんですが、例えばそういう場合は、高齢者、当然優先ですけれども、前倒してほかの方に空いている枠を使っていくみたいな、運用方法をどういうふうに考えていますでしょうか。

 

職員:

 まずは、そういうことにならないように、予約をなるべく前倒しで入れていただくように、市のほうとしては全面的に広報します。おっしゃっているようなことが、だんだんと後ろのほうになってくるとそういうことが起こると思いますので、市長が申し上げましたように、できるだけ65歳未満の方につきましては早く、そのめどがつき出したぐらいから早く、少し並行になっても始めたいと思っています。

 

記者:

 5,000人規模への接種を目指すということなんですが、5,000人規模になるのは大体どのぐらいの時期になるのかということと、将来的にさらに拡大するということなんですが、それは1日何人規模ぐらいを想定されているのか、また、神戸市民以外の方の接種というものも何か将来的に考えられたりはしているんでしょうか。お願いいたします。

 

職員:

 5,000人規模でございますけれども、これは現時点での当面の最終的な目標といいますか、まず、1日1,000人あたりから始めまして、オペレーションしながら、1回目が終わり、また2回目の接種が始まりまして増えてまいりますので、そういったことをにらみながら増やしていこうという状況でございます。ただ、上限が5,000人ということではなく、可能であれば、さらにその上を楽天様と共に一緒に検証していきたいとと考えてございます。

 神戸市民を対象に、これにつきましては考えているということでございます。

 

記者:

 三木谷さんと市長にお伺いしたいんですけども、このビッグプロジェクトなので多大な費用がかかると思いますが、たくさんの人が動いて。この費用負担についてはどう考えられているでしょうか。

 

久元市長:

 そこは楽天グループと神戸市との間でよく調整をさせていただきたいと思いますし、自治体が負担する分については、国の支援もお願いしたいと思います。

 

三木谷会長:

 当然今回は社会貢献プロジェクトと考えておりますので、できるだけのことはさせていただきたいなとは思っております。当然、従事していただく医療従事者の方々には正当な対価をお支払いして、神戸市さんのほうからいただくということになるんですが、楽天グループとしては、基本的にはボランティアという形で参加をさせていただきたいと思っています。

 

記者:

 神戸大学と神戸大学医学部附属病院と慈恵会医科大学、SBCメディカルグループにお伺いしたいんですが、現時点で医療従事者だったりスタッフだったり、派遣できる数、確保数というのがお決まりになっていればお教えいただきたい。

 

眞庭院長:

 神戸大学医学部附属病院のほうからまずお答えいたします。

 当院のほうでは、実は既に区の単位で、資料にもありますように集団接種を始められるということで、既にそちらのほうにも協力をさせていただいております。そちらのほうは平日の、土・日も含めまして、医師10人単位、1日で派遣をさせていただいております。

 

 今回のこのプロジェクトに関しましては、当院としては、それに合わせて特に土・日を中心に協力をさせていただくということで、医師に関しましては、1日、研修医も含めまして20人単位、それから、看護師、薬剤師、10人単位で考えています。もう既に7月につきましては確保しておりまして、どうしても病院の機能の部分から月単位で人員をセッティングしていく必要がありますが、そういう点では毎月の単位で少なくとも同じ人数は確保していけると考えています。

 

 それから併せて、先ほどもありましたように医学生。やはりこういう集団接種、その接種を受ける方の誘導であるとか、それから予診的なところというのが非常にスムーズに作業が進んでいく上で重要ですので、まず、学生につきましても、日に10人単位で作業についていただくと考えております。

 

大木統括責任者:

 派遣人員に関しましては、この話をいただいたのはまだ4日前で、私どもの外科の医局に呼びかけたのが3日間です。それでも既に、先ほど申し上げたとおり延べ450名がもう日が決まって、12月28日までのスケジュールが埋まっているんですけど、僕らとしては、半年間、取りあえず6月、5月の末から12月までの6か月間で、1日、平日を含め3名を出して、そうすると、大体延べ600弱になるかと思いますが、それの確保に目標値にもう既に近づいております。

 

 平日に3名も外科医を東京から神戸に派遣するということに関して、通常医療がおろそかにならないかと、そういう懸念もあるかと思いますが、先ほども少し触れましたように、コロナで逼迫あるいは忙しくしているのは、感染症や集中治療医など、日本全体で見ても数%の診療科の医師あるいは医療従事者が逼迫しているだけであって、通常医療においては、特に関東圏は余裕があります。ですので、我々が延べ五、六百名を派遣するに当たっても、東京における通常医療に支障がない範囲で当然やりますし、また、その勤務に関しては、大学勤務医はもともと週に1度の研究日というのがありまして、そこでアルバイトをしたり研究をしたりという自由が与えられていますので、そういった枠内で、つまり、勤務においても東京の患者さんにおいても迷惑をかけない範囲で延べ600人を半年間で神戸に出すと。

 

 この神戸の会場1つで全国のワクチン接種率が急に上がるということはないんですけど、これが1つのモデルケースになって全国的に広がってくれればこのインパクトは大きいと理解し、協力させていただいているところです。

 

相川代表:

 SBCメディカルグループは、今もう確定しているのは、ドクターは1か月当たり100名、看護師のほうが300名、受付事務のほうが300名ということで、6か月単位で言いますと、ドクターが600、看護師は1,800、受付事務は1,800人が今確定しておりますが、多分今後もうちょっと参加が増えることと思います。

 

 

三木谷会長:

 ちょっと私のほうから補足させていただきたいんですけども、今回はこの産学官の連携という意味では、逆に言うと、民間の知恵をどうやってこの効率化に使っていくかということかと思います。

 

 アメリカのワクチン接種においては、アマゾンやウォルマートがいろんな形でサプライチェーンマネジメント、民間の知恵をかなり使っていると思っています。先ほど大木先生からできれば元気な方を中心ということで考えていまして、そういう意味においては、今回の効率化というものがほかのところと比べてと言うとおかしいですけれども、それにおいてどれぐらいできるのか。これはいろいろヒアリングすると、アメリカの大規模接種は1人当たり数百人、1日打っているという報道もございます。なので、当然我々のほうはオペレーション、そのプロセスというものを安全かつ効率化することによって、よりモデルケースをつくり、これが全国に広がっていけばいいかなという形でこのプロジェクトに参加させていただいております。

 

 また、今御協力いただいています神戸大学、慈恵大学、そしてSBC様以外にも、これからまたいろんな形で御協力いただけるような話をいただいておりますので、ここには今日は発表できませんけれども、さらにスタッフの充実も図れるように、サイドからですけども御協力させていただきたいと思います。

 

記者:

 これはちょっと神戸市に聞くのか、もしくは楽天さんのほうがいいのか、ちょっと分からないんですが、非常に皆さん、医療従事者の方を何人ということで派遣を決めていただいているということですが、この体制として何人の体制と資料にある、これは多分スタート段階でこれぐらいの規模で始めるということかと理解していますが、今回、神戸大学さんだけじゃなくて、いろんなところの方から出される方がトータルで調整した結果これぐらいの体制で当面やっていきたいという趣旨でよろしいのかということと、あと、結構これ、調整が大変になるという、毎日の体制を組むとか、そういうところが実に大変そうだと思うんですが、その辺は楽天さんがそこは担っていかれるということなのか、ちょっとそこをお伺いしたいと思います。

 

三木谷会長:

 結果的には主体は神戸市になるわけですけども、いろんな調整とかオペレーションのほうは我々のほうで協力させていただきまして、様々なスケジューリングの調整あるいは、いわゆる事務手続の効率化とか、その辺についてはやっていきたいと思います。

 

 急ピッチで立ち上げたというのは正直なところでございますので、社内で今後オンゴーイングで。それから医療従事者の方も充実をさらにしていって、御協力できればと思っています。

 

記者:

 すいません。資料にある体制は、各いろんなとこから出てこられる方をトータルでこれぐらいで当面やっていくという、そういう体制ということですか。

 

三木谷会長:

 これはスタート時点だと思います。すいません、私、ちょっと手元に資料がないんですけども、スタート時点でこの体制で始めて、そこから増強し、増強と言うと怒られるかもしれませんが、増強していきたいと思っています。

 

久元市長:

 神戸市もそういう認識でおります。これ、スタート時点の資料ですね。これをどういうふうに増強するとか、これは楽天グループさんの御協力をいただきながら拡充をしていただくことになります。

 

記者:

 あともう1点、これは三木谷会長にお伺いしたいところですが、Jリーグの開催日も含めて、今後、特にいつもやっているゲームを設けず、若年層に広げていかれるということで、アメリカのほうでは野球スタジアムとかで広くされているということで、スポーツ観戦に来られた方が接種を受けるとか、例えばそういう、ちょっと今の状況だとまだかなり先になるかもしれないんですが、そういうJリーグのスタジアムでやるということとの関係性みたいなのはどうお考えでしょうか。

 

三木谷会長:

 アメリカのほうでも御存じのとおりもうすぐ2回目接種の方が60%に行こうとしていて、7月4日ですか、それまでに70%、そこのとこで最後で結構苦戦しているようでございまして、そのために、例えば宝くじをつけるとか、場所によっては、あるいはスポーツ観戦後するとか、あるいはドーナツがただになるとか、様々な形でインセンティブをつけてやっていますので、当然当面はないわけですけども、最後、もし途中から進捗状況が悪くなってきたら、いろいろな方に御協力いただいて、マーケティングも含めて促進できればいいかなと思っています。

 

 Jリーグの観戦者にできるかどうかというのは、ちょっとまだ今の段階では申し訳ないんですけど申し上げられないんですが、先ほど市長のほうからも御説明ありましたとおり、高齢者をやって、はい、終わりということではなくて、やっぱり集団免疫が獲得できるまで迅速に進めたいと思います。

 

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