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更新日:2021年5月18日

臨時会見 2021年(令和3年)5月18日

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市長臨時会見の模様をお届けします。



シスメックスPCR検査センターの移転および、メディカロイドが開発した自動PCR検査ロボットシステムの稼働について

会見資料はこちら(PDF:379KB)

・シスメックスPCR検査センターの移転および、メディカロイドが開発した自動PCR検査ロボットシステムの稼働について
・質疑応答

シスメックスPCR検査センターの移転および、メディカロイドが開発した自動PCR検査ロボットシステムの稼働について

司会:

 それでは、お時間になりましたので、神戸市、シスメックス株式会社、株式会社メディカロイドによる共同記者会見を始めさせていただきます。

 まず最初に、本日の会見出席者の御紹介をさせていただきます。シスメックス株式会社代表取締役会長兼社長CEOの家次恒様です。

 

家次会長兼社長:

 家次でございます。よろしくお願い申し上げます。

 

司会:

 株式会社メディカロイド代表取締役社長、浅野薫様です。

 

浅野社長:

 浅野でございます。よろしくお願いします。

 

司会:

 久元喜造神戸市長です。

 本日の流れですが、まず初めに久元市長より全体の概要を御説明差し上げ、その後、シスメックス検査センターの移転について家次会長様より、また、自動PCR検査ロボットシステムにつきまして浅野社長様よりお話しいただきます。

 それでは、市長、よろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 今日はシスメックス株式会社、家次恒代表取締役会長兼社長CEO、そして株式会社メディカロイド、浅野薫社長にお越しをいただいております。両社とも神戸の医療産業都市構想の推進、また新型コロナウイルス感染の確認に不可欠なPCR検査の実施に多大な御貢献をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げたいと思います。

 今回、シスメックス検査センターが移転をし、全自動のPCR検査ロボットが導入されるということになりましたので、前段ということになるわけですが、これまでの経緯につきまして、簡単に御説明を申し上げたいと思います。

 1998年に構想に着手をいたしました神戸医療産業都市は、現在、進出企業・団体数が370、雇用者数も1万1,700人に上る、我が国で最大のバイオメディカルクラスターに発展をしております。高度な医療技術の研究開発拠点として、医療関連企業が集まり、様々な分野の研究機関、病院、大学などによるシナジー効果により、新たなイノベーションが生まれております。

 その代表的な成果が、株式会社メディカロイドによる国産初の手術支援ロボット「hinotori」です。「「hinotori」は、昨年12月にマーケットに登場をいたしました。さらに、メディカロイド、神戸大学、そして神戸市が連携をいたしまして神戸未来医療構想を推進しており、産学官連携によりまして「hinotori」を核としたAI、5Gなど先端技術を活用し、さらなる医療機器の研究開発が進められております。このような神戸医療産業都市における産学官連携の成果が結実し、また、培われた様々なつながりによりまして、自動PCR検査ロボットシステムが開発され、そして、社会実装に至ったことは大変意義深いものと考えております。

 一方で、昨年の3月に神戸市内で初めてのコロナ感染者が発見をされ、コロナ対応を進めてきたわけですが、その中で極めて重要な役割を果たすのがPCR検査体制です。当初は、昨年の1月、健康科学研究所における1日当たりの検体数、24検体でありましたが、これが6月にシスメックス検査センターが設置されることにより、100検体が加わることで、飛躍的に検査体制が拡充をされました。さらに、10月にはシスメックス検査センターの検体数は300検体となり、大幅に拡充されることになったわけです。現在は医師会の検査、またプール検査などが加わり、市内のPCR検査は1日最大1,300件台ということとなっております。

 

 さて、この非常に重要な役割を果たしているシスメックス検査センターが、医療産業都市の中にあるBMAラボラトリーに昨年の6月に設置をされたわけですけれども、これは全国で初めての官民連携によるPCR検査機関でありました。先ほども申し上げましたように、1日最大300検体ということになっております。これがこの5月17日に西区の研究開発センターに移転し、機能拡充され運用が開始されました。そこにメディカロイド社の自動PCR検査ロボットシステムが設置をされたわけです。ロボット自体は既に設置されておりまして、必要な調整が行われた後、7月から稼働することとなっております。

 

 神戸市は、メディカロイド社に対しまして、自動PCR検査ロボットシステムの開発、社会実装に対する財政支援を実施してまいりました。この7月に稼動することによりまして、シスメックス研究開発センターにおける自動PCR検査ロボットシステムは行政検査にも活用されることになります。神戸市の健康科学研究所で行うゲノム解析への対応のために、検体保管の機能などの調整が行われた後に正式稼働の運びになります。ロボットの稼働によりまして、この検査センターの検査能力は1日最大1,500検体となります。神戸市としては、BMAラボラトリーにお願いをしておりました積極的疫学調査のための検査につきまして、引き続きお願いをすることになりますが、この神戸市からのお願いをする行政検査分以外の検査につきましては、医療機関などからの独自の検体受入れに活用されるというふうにお伺いをしております。

 

 今回、シスメックス検査センターの機能の拡充、自動PCR検査ロボットシステムの社会実装によりまして、市内で充実した検査体制が確保され、新型コロナウイルス感染症や新たな感染症の発生時にも対応していくことになります。神戸市内の企業の力によりまして、神戸市における検査体制が整備をされ、そして、このロボットシステムが国内におけるPCR検査の飛躍的な拡大のために貢献をしていただくことは、神戸市医療産業都市を推進してきた神戸市としても大変ありがたいことであるというふうに考えております。

 

 私からの説明は以上です。

 

司会:

 続きまして、シスメックス株式会社家次会長様より、新たな検査ラボラトリーにつきましてお願いいたします。

 

家次会長兼社長:

 シスメックスの家次でございます。

 先ほど市長からもありましたように、去年6月に、これは官民連携というふうな形で新たなPCRの検査機関をつくろうというふうなところでありまして、神戸市さんと、それから私どもシスメックスが検査をすると。それからあとはロジスティクスのところはエスアールエルさん、検査センターですけれども、この3社共同で新たなPCRの機関をつくったと。官民挙げてというのは全国初であるというふうなところでありまして、ポートアイランドの私どものBMAラボを改造いたしまして、その体制を取ってきたというところでございます。

 

 そういう中で、先ほど市長からもありましたように、非常に数が増えてきた。当初は1日100検体というような状況でありましたけれども、それが150、200という話になって、今ここにありますようにキャパシティーがオーバーしてきたというような状況があります。これをどう解決する、要は能力を上げていけるかということにおきまして、今回、私どもの研究開発センターに移転するというふうなことでありました。今まで、ここにございますように、累計では2万6,000検体を検査してきたというふうなことでありました。PCR検査をどういう形で広めていくかという話の中でもう1つ大事なのは、1つはいわゆる品質保証というか、検査が正しくどう行われているか、私どもはもともと臨床検査の会社でありますが、この辺りが非常に大事でございまして、間違った検査がたくさん出ると、これは非常に大きな問題になる。今、一部でもそういうことが出ているようなことを聞いていますけれども、それを確実にするということ。それから、当然ながら検査の効率化というふうなことでありました。これは、実はマニュアルでやりますと大変な作業でありました。御案内のように、こういう感染症ですから、完全装備をして検査しなきゃ駄目だというふうなことがありますので、大変負担のかかる検査になっておる。そういうのを解決しようという話のところがありました。それからもう一方では、そういうふうなデータが出たところをどういう形でそれを解析していけるかというふうなことも大事でありました。そういうことも我々はチャレンジしていきたいというふうに思っております。

 

 ということで、今回、この5月11日からですけれども、いわゆる神戸のハイテクパークというふうなところで、西区でございますけれども、北神戸線の前開の入り口のすぐ近くにあるわけです。ですから、ロケーションとしては、物流体制としては非常にいい。神戸全体から集めやすいというふうなところがございまして、そこで我々はスタートしようというふうなところでございました。

 

 PCRの検査能力を、まずスタートは用手法ですけれども、それで大きくしていこうという話のところと、それから先ほど市長からありましたように、自動のPCRロボットを使ったような形で、最終的には1日1,500検体をやっていこうというふうなところでございます。ここは、もう一方では、ちょっとグレーのところがありますけれども、これは実は遺伝子検査ができる、NGSという、いわゆる遺伝子の検査の機械を入れてやれるという、今我々、がんの業務で実はそれをやっていますけれども、そういうこともできるということです。全体的に検査のレベルが上げられるというふうな状況でありますけれども、そういうふうなところに設置していこうというふうなところでございます。もう1つは、先ほど申しましたように品質保証です。ここのレベルをきちっと上げていくことが非常に大事だ。それからもう1つは、PCRできる検査の人材です。これもそれぞれのブロックごとにきちっとできていかなきゃならない。そういう人たちをどう養成するか。今後もPCR検査というのはCOVIDの、ポストCOVIDでも場合によっては必要になる可能性があるというようなこともありまして、そういうふうなところが非常に大事だというふうなことでございます。人材育成も含めた形で品質管理のところ、それからデータの精度管理、そういう全体の中での品質を保証していくというふうなことが何よりも大事ですし、それをどうデータ解析していけるか。それによってどういう検査にするかという話です。プール検査をしてまとめてやるというのは、割合感染が低いときにはそれが可能なんですけれども、ちょっとレベルが上がってくるとやっぱり個別の検査が必要になる。そういうことも含めてそういう取組をしていく必要があるということであります。

 次、お願いします。

 

 ということで、COVID-19の取組のまとめというふうに書いていますけれども、我々はもともと、2019年にPCRの検査キットを最初に国からアプルーバルを受けましたというふうなところでありまして、この4月に新しいキットを開発いたしまして、従来80分かかっていたのを40分にするという新しい試薬の開発にも成功して、それもアプルーバルを受けられたという話の中で、ここに導入して展開していこうというふうなことでございました。先ほど市長からもありましたように、ロボットを全体で使うと(用手法とあわせて)1日1,500検体というような形のものができる。もう1つは、あとでロボットの話があると思いますけれども、ロボットは疲れないというのが一番すごいことです。それから安全性です。感染症ですから、安全性が保障できる、そういう意味では非常に適したシステムになるのではないかなというふうに思っています。

 

 そういうところの中で、今我々、神戸で新たなロボットシステムで新たなPCRの検査、それも生産性高く、安全性高く、それからデータ保障がきちっとできるような体制をこれからつくる、神戸からそういうものを発信していきたいというようなことであります。これは神戸市さんの大きなサポートによって成し遂げられるというふうなことでございます。

 

 私からは以上でございます。

 

司会:

 ありがとうございました。

 続きまして、株式会社メディカロイド浅野社長様より自動PCR検査ロボットについて御説明をいただきます。

 

浅野社長:

 株式会社メディカロイド代表取締役社長の浅野でございます。私のほうからは自動PCR検査ロボットシステムの概要について御説明申し上げます。

 スライド1を御覧ください。

 自動PCR検査ロボットシステムは、神戸市様からの御支援の下、メディカロイドが製品の企画を行い、親会社である川崎重工、シスメックスとともに3社で共同開発をいたしました。御支援いただきました神戸市様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

 

 さて、自動PCR検査ロボットシステムですが、既に実証実験を終えておりまして、システムの各ユニット、例えば開栓分注ユニットについては既に検査センター様等で御利用いただいております。また、ロボットシステム全体につきましては、それをパッケージ化してコンテナに積み込み、移動式自動PCR検査ロボットシステムとして藤田医科大学病院様等で稼働中でございます。

 

 そして、このたび、さきに御紹介がありましたシスメックスの新しいPCR検査ラボ開設に伴いまして、施設用としては初めて自動PCR検査ロボットシステムをラボ内に設置いたしました。

 

 スライド2を御覧ください。

 

 まず、自動PCR検査ロボットシステムについて御説明いたします。

 

 PCR検査につきましては、国民の皆さん全てがよく知る検査となりましたが、検査法としては非常に複雑で、熟練者が必要な検査です。また、感染リスクも伴いますので、作業者はサンプルを慎重に扱う必要がございます。このようなことから、PCR検査をロボットを使って自動化できないかということで開発を開始いたしました。

 

 本自動PCRロボットシステムの特徴でございますが、1つ目は、サンプルの蓋を開ける開栓からPCR測定解析までの全プロセスを全自動で行うということです。PCR検査の自動化装置については、既に発売されているものもございますが、全プロセスを自動化するという装置はございません。特に感染リスクを伴う開栓部分につきまして、それを自動化できるのは大きなメリットでございます。

 

 次に、開始から測定結果まで得られる時間、これをターンアラウンドタイムと呼びますが、その時間が約80分、早いことです。市販の自動化装置の多くが96検体ごとのバッチ処理、一括処理でございますので、最初の検体の結果が出るまでに3時間半以上の時間を要します。一方、今回開発したシステムは、8検体ごとの逐次処理が可能で、ここにお示ししているような高速処理が可能な専用のPCR装置、シーケンシャルPCRと呼んでいますが、並びに、先ほど御紹介ありました試薬をシスメックスのほうで開発いたしましたので、トータルで約80分で結果が出るようになっております。その結果といたしまして、システムとしては8時間稼働で、処理能力は1日最大1,250検体まで可能となりました。

 

 それでは、自動PCRシステムの各工程の動作について、動画で御説明したいと思います。動画ですので、前のモニターを御覧ください。

 

 システムは、双腕ロボット、2つのアームを持っているロボット1台と、単腕ロボット7台の計8台のロボットから構成されています。サンプルは、システムの左側から導入され、順次右側に送られていき、一番右側でPCR装置にかけられます。開栓分注部分、核酸抽出部分、試薬調製、そしてPCR部分があります。

 

 まず開栓分注部です。試料が入ったサンプル容器をロボットがつかみまして、今は貼られていませんけども、サンプルごとに割りつけられたバーコードを読んだ後に蓋を開けます。そして試料を一定量サンプリングし、所定の容器に入れます。そして元に戻して、再び蓋を閉めて保存されるということになります。

 

 次が核酸抽出工程です。核酸抽出用の試薬を入れて、コロナウイルスのRNAを取り出します。この工程を経ることによりまして、高感度のPCR検査が可能になります。ここではロボット4台が協調してこの工程を行います。

 

 次に、PCR試薬の調製工程です。PCR試薬は温度条件が非常にシビアですので、温度管理を行いつつ、PCRの検査に必要な試薬分を準備していきます。

 

 そして最後の工程がPCR測定です。試薬調製ユニットのレーンの反対側にPCR測定部がありまして、そこにロボットと先ほど御紹介したシーケンシャルPCR装置が置かれています。試料にPCR試薬を加えて、装置の蓋を開けて8検体分の試料を投入し、PCR測定を行います。結果はITシステムで統合的に管理されます。

 

 以上、御覧いただいたように、PCR工程は非常に複雑なんですけども、その一連の工程をロボットを使って全自動で行うことができます。

 

 それでは、スライド4を御覧ください。

 

 このシステムを新たに移転しましたシスメックスPCR検査センターに設置いたしました。サンプルとしましては、唾液サンプルをメインに考えておりまして、プール法にも対応していきたいと思っております。現在、PCR検査センターとしてより効率的に運用できるよう、また変異株等の追加解析ができるようにシステムを一部改造しておりますが、それが終わり次第、システムとしての本格的な稼働に移りたいと思います。7月よりの開始を目指しております。これにより、マニュアル検査と合わせて1日1,500検体の検査が可能となります。

 

 最後に、私どもメディカロイドは、親会社である川崎重工、シスメックスとともに、新型コロナウイルス感染症の鎮静化に貢献してまいりたいと考えております。

 

 本日はどうもありがとうございました。

 

司会:
 ありがとうございました。

質疑応答

記者:

 家次社長か浅野さんにお伺いしたいんですけど、今現在動いているシステムでかかる時間と比べて、これが約80分になるという形で表現する場合には、これはどのぐらいスピードアップするというふうに捉えたらいいんでしょう。今のポートアイランドで動いているシステムと比べてです。

 

浅野社長:

 ポートアイランドのほうは現状、マニュアル法がメインですので、3時間なり4時間のターンアラウンドタイムがかかってしまっております。これが、ターンアラウンドタイム、このロボットシステムを導入することによって80分で可能になります。

 

記者:

 この市販の自動化システムというのは、今現状のシステムと同じものと捉えていい。

 

浅野社長:

 市販のポートアイランドのほうは自動化システムは入っておりませんので、マニュアル操作が主体での検査になっております。

 

記者:

 それでも同じく3時間から4時間かかっていたものが80分になるということでよろしいでしょうか。

 

浅野社長:

 新しいラボにロボットシステムを導入することによって80分になるという意味です。

 

記者:

 はい、分かりました。

 

記者:

 シスメックス家次会長もしくはメディカロイド浅野社長に伺いたいんですけども、今までもこの自動PCR検査ロボットは藤田医科大などで導入はされていると。それと比べた上での今回の新しさというところはあるんでしょうか。

 

浅野社長:

 もともとこれは空港の出国検査用に設計されたものですので、移動式で空港の空きスペースに設置できるような形でコンテナ式ということになりましたけども、今回の場合は、シスメックスの検査センターに設置しますので、検体の保存とか後解析とか、そういう要素が必要で、単に流して結果を出すというのではなくて、そのようなワークフローにも対応しないといけないという、その部分を現在改造しておりますので、その部分は施設で行える検査に適した形でロボットシステムを少し改造していくということです。よろしいでしょうか。

 

記者:

 コンテナ式ではないということですよね。

 

浅野社長:

 コンテナ式ではなくて、屋内に設置しております。

 

記者:

 コンテナ式でないことによるメリットというのは何なんだろうなと思ったんですけど。

 

浅野社長:

 コンテナの場合は、基本的には検体投入して最後まで一連で流すということが基本なので、途中でいろんなサンプルを抜き取って例えば解析するとか、これが変異株であるとかいうふうな後解析がなかなか難しいです。今回の場合は、そういうふうな後解析も含めて必要ですので、柔軟に検体を抜き差しできたり、そういうふうな、柔軟にワークフローに対応できるような形になっています。

 

記者:

 あと、家次会長に伺いたいんですけど、途中、遺伝子の解析等にも対応していくみたいな話、ゲノム解析にも対応していくという話もあったかと思うんですけど、これはまだ7月時点では始められるものではないということですか。

 

浅野社長:

 このゲノムのほうなんですけども、関東で理研ジェネシスという会社ががんゲノムの解析を関東で行っておりまして、既にビジネスになっているんですけども、神戸でもう1つ拠点を持ちたいという構想がもともとございまして、今回、ラボを新しくするときに、COVID用のラボと、それから、COVID用の検査ができるスペースと、それと、がんゲノムの解析ができるようなスペースも併せてつくったということです。今回はCOVID用を主眼で御説明しましたが、もう1つの目玉として、がんゲノムの解析が関西でもできるように新たに検査ラボを設置したということです。

 

記者:

 ゲノム解析はあくまでがんに関することで、COVIDに関してあまり使うものではないということですか。

 

浅野社長:

 がんをメインに考えておりますけども、COVID用に解析することも可能です。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 幾つかお伺いしたいんですけれども、この頂いた資料の3ページに神戸市のPCR検査体制というのがあって、21年5月現在で最大1,300というふうになっているんですけども、この数字で言うと、今後、幾つになるというふうに言えるんですかね。

 

久元市長:

 神戸市の検査体制は基本的には変わらないです。神戸市はもともと、感染者が発生したときに、濃厚接触者だけではなくて、それ以外の方も積極的に検査をするということにしておりまして、現時点ではトータルで1,300。シスメックスの検査体制が最大300ですから、これも入れて1,300の検査体制を持っていて、これで基本的には十分だろうというふうに思っています。

 つまり、検査をどの範囲でどういうふうに、どの対象に検査をするのかというのは、これは検査に対する考え方の問題で、それは変わるところはありません。ただ、シスメックス検査センターにお願いしているのは、主として高齢者施設をお願いしているわけですが、高齢者施設、これは厚生労働省の通知が来る前から神戸市は独自に高齢者施設に対する、職員も含めて行ってきております。そこを主としてお願いしているわけですけれども、仮に高齢者施設で相当、あまりそういうことは想定したくないわけですが、同時にたくさんのクラスターが発生をし、相当たくさんの検査をしなければいけなくなるということが起きたときに、このようにシスメックス検査センターで全自動の検査ロボットが導入されて、検査体制が拡充するということは、そういうことにも対応できると、そういう状況になっても対応できるということを意味するというふうに考えております。

 

記者:

 つまり、じゃ、300というふうになっているけども、万が一大規模なクラスターが発生して、大量の検査の必要が生じたときにも、それにも対応できるようになるということですか。

 

久元市長:

 はい。今回はそういう条件が整うというふうに理解をしています。

 

記者:

 あと、シスメックスさんの最大で1,500検体の検査ができるというふうに書いてあるんですけれども、これ、幾つから1,500に上がるというふうに考えたらいいんですかね。現在の能率。

 

シスメックス担当者:

 今現在、300件になっておりまして、今回の移転で、まず研究開発センター内のラボで500件まで上げます。ロボットを入れて合計で1,500という形になりますので、現時点から見ますと、300から1,500になるということになります。

 

 

記者:

 その増えた部分について、民間だったり医療機関からの検査を受け付けるということなんですけど、これは兵庫県内から集まってくるというふうに考えます。となると、兵庫県の検査能力というのはちょっと上がるのかなと思ったんですけど、その辺、ちょっと教えていただけますか。

 

シスメックス担当者:

 まず、我々は、検体集配におきましては、基本的にエスアールエル様を中心に医療機関から頂いておりますので、基本的には神戸市中心なんですけれども、一部、明石でありますとか西宮からの受託もございます。あと、ちょっと緊急的にスポーツ関係とかの検査が入ってくることがありまして、そこは市に限らず受けているというような状況です。

 

 やはりかなりキャパシティーを上げる意図としては、前開インターの近くにあるというのは、西のほうから、例えば岡山とか広島とか、やはりまだ満たされていないという話も聞いておりますので、そういうところからもスポット的に検体を受けれればなというふうには考えております。

 

記者:

 もし、岡山とか広島っていう名前が今挙がりましたけども、その辺から受けることになる場合というのはどういう場合を想定されてらっしゃるんですか。

 

シスメックス担当者:

 具体的に、今お話し聞いているのが院内でクラスターが起きたときに、一気に病院の職員とかの検査をやらなければいけないんですけども、そういう場合に、今の既存の検査体制ではなかなか賄えないというところで、急ぎの検査で大量に発生するようなときというのは、打診というか相談というのは結構受けております。

 

記者:

 その場合というのは、例えば岡山とか広島で検体を採取して、何らかの形で神戸まで運んできて検査するという流れになりそうということですか。

 

シスメックス担当者:

 はい、そうですね。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:よろしくお願いします。

 今のところにちょっと関連して、まずお伺いしたいんですけれども、そうすると7月以降はロボットだけを使用して、この用手法での検査というのはもう行わなくなるということでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 いえ、並行になると思います。基本的にはロボットで効率化したいなと思っておるんですけれども、例えば再検査だけやるとか、少ない検体ですと用手法でいったほうが早い場合とか、そこは臨機応変に対応しますけど、基本、ロボットをメインにしたいと考えております。

 

記者:

 そうすると1日500と、1日1,500で、単純計算になると2,000になるのかなとちょっと思ったんですが、そういうわけではないんでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 いえ、この1,500は(自動PCR検査ロボットシステムは)8時間稼働ですと1,250ですので、1,250と(用手法の)500を足すと1,750という計算になろうかと思うんですけど、そこはもう(自動PCR検査ロボットシステムと用手法をあわせて)約1,500の中で割り振りをするという考え方になります。

 

記者:

 分かりました。あと、神戸市としては、整理させてもらうと、高齢者施設のクラスター対策のために、このシスメックスさんの検査を利用されて、そのほかの自治体とかの検体も集められるので、そういうのをシスメックスでの検査としてやられるという、そういう理解でよろしいでしょうか。

 

久元市長:

 先ほど申し上げましたように、主として高齢者施設の検査をお願いしておりますので、基本的にはそういうことになります。

 

記者:

 分かりました。あと、移転されるということですけれども、現状、ポートアイランドにあるこの施設というのはどういう状態になるんでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 今、ポートランドに2つのラボがございまして、1つはこのコロナ専用のラボで、まず今回、5月17日に移転したのはコロナのラボラトリー、BMAラボラトリーになります。ここは今後、再生医療等々の研究ラボにしたいなというようなところを考えております。

 

記者:

 この西区にある研究開発センターは、もともとシスメックスさんとして持ってらっしゃったものになるんでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 そうです。

 

記者:

 分かりました。あと、昨年の6月にロボットの会見、最初にされたと思うんですけれども、当初、たしか10月の運用を目指すというようなスケジュール感で発表されてたと思うんですけれども、これがここまでずれ込んだ理由というのはどういったことがあったんでしょうか。

 

浅野社長:

 10月に実証実験まで行うということで、実際、各ユニット、このPCR検査のシステムについては、実証実験も行いまして、一部BMAラボ、旧ラボのほうでも使用しましたし、性能としては確認されたものです。これを商品として持っていくという開発が、それ以降進みまして、実際にお使いしていただけるレベルに現在なっているという、このような状況です。

 

記者:

 特段、そうすると何か、思ったより遅れたとかそういうわけではなくて、まあまあ計画どおり進めてこの時期になったということなんでしょうか。

 

浅野社長:

 はい、計画どおり、非常に早いスピードで商品レベルまで開発できたかなと思っております。

 

記者:

 分かりました。あと、そのときに中央市民病院とか市立の病院でも活用できればというお話もあったと思うんですけど、その辺りは今のところ、何か考えはありますでしょうか。

 

花田健康局長:

 今の段階では、まだ導入はしてないんですけれども、今後シスメックスさんのほうで、検査センターでの導入を見て、検討したいと考えております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

 

記者:

 移転後の、17日の移転後の検査センターについては、これは引き続き官民連携の検査機関ということでいいのですか。

 

シスメックス担当者:

 その御理解でよろしいかと思います。というのは、我々、今までの設置した装置でありますとか機材は、神戸市様と国の助成金をいただきましてスタートしております。その機械は基本的に全て移転させますので、考え方としては一体となった取組という理解でおります。

 

記者:

 機能を拡充して、要するに拡充した分についてはシスメックスさんの、何ていうか、コマーシャルな検査の引き受けもしますよという理解でよろしいんですか。

 

シスメックス担当者:

 その御理解でよろしいかと思います。

 

記者:

 だから、センター自体はシスメックスさんの資産というか、何というか、シスメックスさんの施設であるという理解でいいんですね。

 

シスメックス担当者:

 そうですね、施設と資産および運営主体はシスメックスになりまして、あと、行政検査におきましては神戸市様のほうに検体のほうの採取をお願いして、検体の回収、搬送に関しましては引き続きエスアールエル様のほうにお願いするということになります。

 

記者:

 なるほど。ということで、今回の移転にかかる費用であるとか、あるいは新たにPCR検査ロボットシステムの導入であるとかとの費用は、基本的にはシスメックスさんが導入されたものであるという理解でよろしいんですか。
 

シスメックス担当者:
 はい。

 

記者:

 で、そこで、要するにそこで、神戸市としては、要は神戸市が支援をしてつくった、そのPCR検査ロボットシステムが神戸で稼働していることが、要するに社会実装されましたというのが、何ていうか、今回の大きな出来事であるという、そういう理解でよろしいんですかね。

 

久元市長:

 まず、医療産業都市から生み出された技術ですよね。補助金を出しているということは、それ自体神戸市として支援させていただいているというわけですけれども、お金を出しましたということを超えて、医療産業都市発の技術が、これが大きく花開いたということですね。メディカロイド社はhinotoriを既にマーケットに出しておられるわけです。そしてさらに、それに続くテクノロジーを開発されて、これがPCR検査という、コロナ対応を行う上で非常に重要なPCR検査に、ロボットという、もともと川崎重工さんが培われてきた技術が全面的に導入されて、そしてシスメックスさんと川崎重工さんがつくられたメディカロイド社発の技術が大きく花開くと。そしてこれは、今後、空港をはじめ様々なところでこれが使われれば、PCR検査が非常に大きく飛躍していくことになるし、非常にこれは、医療産業都市構想を推進してきた神戸市としてはありがたいことですし、今後の展開に大きく期待を持つことができるというふうに考えています。

 

記者:

 要するに、非常に社会で役に立つであろう技術が、神戸から生まれている、神戸医療産業都市から生まれているということで。

 

久元市長:

 そのとおりです。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:
 度々すみません。

 今回の動きは変異株の検査に対してはどういうメリットがあるのかというのをちょっと教えていただけますか。

 

シスメックス担当者:

 ロボットの件ですね。ロボットと変異株への対応についてでしょうか。

 

記者:

 変異株検出に当たってどういうメリットがあるのですか。

 

シスメックス担当者:

 冒頭、浅野社長からも御説明がありましたとおり、この通常のロボットシステムはRNAを抽出した後の検体を保存する機能は持っておりませんので、我々、神戸市様が積極的に検査されています変異ゲノム解析には、RNAの検体を御提出させていただいております。なので、RNA検体を保存する機能というのを搭載したということになります。現在の用手法においても出来ていましたけども、それをロボットのほうの仕様に搭載したということになります。

 

記者:

 それがじゃ、具体的にどういうメリットを及ぼす可能性があるのかというのをちょっと教えていただきたいんですけど。

 

シスメックス担当者:

 少し細かいんですけども、仕様変更をしなければ、もう1回我々ゲノム解析用に陽性検体を抽出する工程をマニュアルでやって検体を提出するということになります。それが滞りなく速やかに検体を提供できるということかと思います。

 

記者:

 例えば、全体としてスピードアップするとか、そういうメリットはあるんですか。

シスメックス担当者:

 実際、陽性検体がスピードアップ、そうですね、(陽性の検査結果が)出た後に速やかに(RNA検体を)提供できればと思います。

 

浅野社長:

 ロボットのハイスループットを使って、陽性検体をかなりピックアップ出来ますので、あとは神戸市様の変異株のゲノム解析なんですけども、変異株を比較的早く見つけ得るというメリットがあるのではないかと、我々は思ってRNAを保存するような形を取っております。

 

久元市長:

 いずれにしても変異株のゲノム解析は健康科学研究所で行っていますから、それは引き続きしっかりと神戸市のほうで役割を果たしていくということです。

 

記者:

 あと先ほど、県外からPCR検査を受け入れる可能性がある都道府県として幾つか挙げていらっしゃいましたけど、ちょっと具体的にどの辺までが受入れ可能なのかというのを教えていただけますか。

 

シスメックス担当者:

 我々、受入れ可能かどうかというのは、検体が入ってくる時間が何時かというところが1つポイントになりますので、特にエリアというのはないですね。我々、朝9時から22時まで検査を運用していますので、極論22時まで、具体的に21時まで検体が入ってくる範囲内ということになろうかと思います。

 

記者:

 そうなると例えば、交通の便とかいろいろあるんでしょうけど、都道府県で言うとどこになるかとかいうのは。

 

 

シスメックス担当者:

 そこにおいては具体的には、エスアールエル様と集配エリアの検討になろうと思います。

 

記者:

 あと、シスメックスさんの資料の3ページなんですけれども、表があって、キャパシティーオーバーとなって飛び抜けている部分があるんですけど、これはオーバーした分についてはどういう処理になっているのか。

 

シスメックス担当者:

 基本的に午前中にいただいた検体はその日の夕方もしくは夜までに返す、午後の場合は翌午前中、もしくは再検があれば翌日の午後という形の取決めで、約300件の検査をやっておりますが、これを超えた場合におきましては、結果報告の時間を翌々日とか、結果報告時間について神戸市と調整ごとになるんですけれども、急ぎの検体は前に持ってきて、少しお時間をいただけるのは後に報告するということで、いわゆる報告遅延が起きているということになります。

 

記者:

 そういった遅延が今後解消される可能性があるということですか。

 

シスメックス担当者:

 はい。

 

記者:

 1,500になるということで。

 

シスメックス担当者:

 キャパ以内であれば、想定範囲内で今までのとおりの結果を出せるんじゃないかと考えております。

 

 

記者:

 あと、自動PCR検査ロボットシステムなんですけれども、これの導入は、今回は全国で初めてになるということですか。

 

浅野社長:

 施設内のラボとして設置するのは初めてです。

 

記者:

 コンテナではなく、きっちりとした建物があって、その中にあるというのは初めてということですか。

 

浅野社長:

 はい、そういうことです。

 

記者:

 このシステムというのは国内で競合になるようなものというのは開発されているんですかね。

 

浅野社長:

 ちょっと詳しくは存じ上げないんですけど、少しニュースとかで取り上げられているようですけども、実際に実用化レベルかどうかちょっと私は存じ上げないんですが、少なくとも私どもが先行しているかなとは思っております。

 

記者:

 分かりました。

 あと、検査が1,500に増えたとあって、民間企業からの検査を受けられるようになったんですけど、これはどういう企業からの受入れというのを想定していらっしゃいますか。

 

 

シスメックス担当者:

 これはどういう企業と限定するわけではなくて、御希望のあるところから、今も一部実は受けておりまして、健康診断的に、あるいは何人か測ってほしいということがさらに拡大するというような理解をしております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 先ほどお話があったシステムの導入を施設内に入れるのは初めてということなんですけども、それ以前にコンテナの形で導入したのが藤田保健衛生医科大のほうということですか。

 

浅野社長:

 そのとおりです。。

 

記者:

 分かりました。

 

浅野社長:

 今、京都大学様と共同研究も開始しております。

 

記者:

 じゃ、コンテナの形で導入したのは1例ということでよろしいですか、今まで。

 

浅野社長:

 実際に運用しているのは1例なんですけども、今、これは川重さんなんですけども、何か所か御要望があるとはお聞きしております。

 

 

記者:

 あと、今後システムをまた新たに、例えば空港とかにコンテナ型のものを設置するというのも検討中ということですか。

 

浅野社長:

 そのようなお話もあると聞いております。

 

記者:

 それは具体的に神戸空港に設置するとか、そういう具体的な計画は今あるんでしょうか。

 

久元市長:

 まだ今のところはありません。

 

記者:

 じゃ、神戸に限らず空港にそういったものを設置する……。

 

浅野社長:

 空港からのお話は何件か来ているというふうには、川重さんからもお聞きしております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 むしろこれ、メディカロイドさんにお聞きするのが適切かと思うんですが、今回、施設では初めてということですけど、1つの完成系ということで、これをほかの同様に施設型の検査をやっているところに、ざっくり言うと販売するとか、展開するとか、そういうことについて可能性はあるんでしょうか。

 

浅野社長:

 可能性はありますし、既にパーツの部分、例えば開栓分注の部分などは、お客様の御要望も強いものがありまして、一部もう既に販売しております。これはシスメックスが扱うことになっております、販売のときは。フルは10メートルぐらいのサイズなので、結構施設が限られてくるのではないかと思いますが、御要望があればもちろん販売いたします。

 

記者:

 ありがとうございます。

 あと、これ、以前の発表の段階で、発表後なんですけども、実際、人に対してロボットがこうやって鼻で、鼻腔で検査するというパターンと、あと、川重さんの自走ロボットの技術を活用して、走り回って、ぱーっと動いて検査するみたいなので、おおむねそういう2つの方向で見せていただいたかと思うんですけど、その辺というのは、今の、今回のシステムとは少し、ちょっと流れが違うのかなと思うんですけど。

 

浅野社長:

 まず、検体採取ロボットのほうなんですけども、引き続き開発は進めております。ただ、特に操作部につきましては、手術支援ロボット「hinotori」の操作部分を活用する形での開発を進めているんですけども、なかなか技術的な課題が高いのと、特に薬事承認のハードルもありますので、現在まだ実用化には至っておりません。引き続き開発は進めておりますが、もう少し時間がかかるかなということでございます。

 

 それから、見守りロボットにつきましては、一応、試作機が完成しまして、医療機関様で実証実験まで行ったんですが、サイズ等の問題がございまして、なかなかちょっと実用に配備するのは難しいという結論になりましたので、それはその段階で、一応、実証実験終了段階で終えております。

 

記者:

 最初に市長にお伺いしたいんですけれども、確認なんですが、シスメックス検査センターとしては、300から最大1,500になるということで、高齢者施設のクラスターが多発したときなど緊急時のみかとは思いますが、1日最大で、そうすると、市内では2,500件、検体が可能になるというふうに考えていいんでしょうか。

久元市長:

 いえ、基本的に私どもは、行政検査としては1,300検体を維持するというのが基本です。しかし、感染というのは想定外のことが起きますから、考えたくはありませんけれども、クラスターが同時に多数発生をしたり、緊急にPCR検査を拡大しなければならない事態が仮に生じたときには、この全自動のPCR検査ロボットで大幅に検査能力が拡充されているということは、そういうような事態にも対応し得るという状況になりますから、それはありがたいことだというふうに思っております。基本は1,300検体が行政検査として行うPCR検査の想定数だということです。

 

記者:

 浅野社長にお伺いしたいんですけれども、検体受付から以降、全自動になるということで、人員については、今現在、必要な人員に対してロボットを導入することで、どれぐらい人を減らすといいますか、人手をかけることをしなくて済むんでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 我々、今、ラボで1日300件は用手法での検査で、1日、大きく2交代で16名の体制でやっております。

 ロボットが完全にうまくいくと、不活化処理の、前処理のところだけはちょっと人手が要るんですけども、ロボットの操作自体は2名もしくは3名ぐらいで、朝の試薬の充填、途中の試薬の充填ということで、3名ぐらいになるというふうに考えております。なので、人は多分3分の1以下になると思います。

 

記者:

 今現在16人必要な体制のところが、二、三人ぐらいになるということですか。

 

シスメックス担当者:

 はい。

 

 

記者:

 かつ、5倍の検査ができる、最大5倍できると。

 

シスメックス担当者:

 はい。

 

記者:

 分かりました。

 あと、すみません、ちょっと理解が追いつかなかったんですが、今は96検体ごとに3時間半以上かかるところが、8検体で約80分で終えると。これに対して、1日1,250検体できるというのは、すみません、どういう計算になるでしょうか。

 

浅野社長:

 すみません、ちょっと誤解、そのスライドは誤解を生んだかもしれないですけども、よく御質問されるのが、市販のPCRの自動化装置とどう違うのかという御質問を受けるので、そういう意味で市販の自動化装置と今回のロボットシステムは違いをちょっと御説明した次第で、シスメックスのPCR検査センターではこの自動化装置は入っていなくて、用手法中心で検査が行われているということでございます。ちょっと混乱を招いて申し訳ないですけども、そういうふうな説明の図なんです。

 

 今、市販で売られている装置、大手の検査センターさんなんかに入っている装置は左側の市販の自動化装置なんですけども、100検体ごとのバッチで検査すると。だから、大量に来た検体を一括で処理するというワークフローの中で運営されているという御説明です。その場合は、最初の結果が出るまで少なくとも3時間半以上かかりますので、空港のように特に逐次でお返ししないといけないというシステムには向かないと。我々がロボットPCRシステムのターゲットとしている1つの大きなターゲットは、空港でお使いいただくことで、空港に来られたらできるだけ早くお返ししたいというのがシステムの設計の目標でしたので、このようなシステムにしましたと。だから、こういう違いがありますという御説明でした。申し訳ないです。

 

 繰り返しますが、今のシスメックスの検査ラボは主に用手法中心の検査を行っているという御理解でいただけたらと思います。

 

 お答えになっていますでしょうか。

 

記者:

 非常に急ぐ場合、必要な場合のみ80分で判定できますという。

 

浅野社長:

 はい。というか、結果は早いほうにこしたことはないので、そのほうがいいと思うんですけども、そのための開発要素がいろいろあったんですね、PCR装置であったり、試薬であったり、ロボットシステム。それが合わさって80分で結果をお返しできるようになったという御理解でお願いしたいなというふうに。しかも、大量処理ができるというのが特徴であるというふうにご理解いただければ幸いです。

 

記者:

 すみません、既に説明を1回されたかもしれないんですけども、今まで300検体をしていて、そこに開栓分注ロボットの導入をしたことによって500検体できるようになったということなんでしょうか。

 

シスメックス担当者:

 厳密に言いますと、我々、今のラボは、不活化エリアといいまして、BSL2+の部屋で最初に検体を不活するんですけども、そこの作業できるスペースが安全キャビネットの2台ということで、作業者は2名です。実はそこのキャパでこれ以上検体が増やせないということになっています。

 ラボを移転しまして、そこに安全キャビネットを5台にしまして、ここのBSL2クラスの部屋の機能拡張をするということで、受け入れるというか、入り口で渋滞をなくすというところで一旦500に持っていくというような考え方になります。

 

記者:

 分かりました。じゃ、スペースが大きくなるので、検査能力が。

 

シスメックス担当者:

 そうですね。今までそこが2人でしか作業できなかったところが、5台ですから2.5倍という形になりますので、そこがキャパの大きく伸びるのと、あと、細かいんですけれども、PCR装置は今、4台で運用していますけども、まずは5台のほうに増強するということになります。

 

記者:

 分かりました。

 あと、すごい基本的なことであれなんですけど、用手法は人間の手作業でやるもの、検査方法ということでよろしいですか。

 

シスメックス担当者:

 はい。

 

記者:

 ありがとうございます。
 

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