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更新日:2021年4月23日

臨時会見 2021年(令和3年)4月23日

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市長臨時会見の模様をお届けします。

市民病院による入院待機者等への往診等の実施について

会見資料はこちら(PDF:203KB)

市民病院による入院待機者等への往診等の実施について
質疑応答

市民病院による入院待機者等への往診等の実施

司会:

 では、お時間になりましたので、新型コロナウイルス感染症対策に関する神戸市民病院機構との共同会見を始めさせていただきます。

 まず、出席者の御紹介をさせていただきます。神戸市民病院機構理事長、橋本信夫様です。

 

橋本理事長:

 神戸市民病院機構の橋本でございます。よろしくお願いします。

 

司会:

 久元喜造神戸市長です。

 それでは、久元市長より本日の発表内容の御説明をいただきます。お願いいたします。

 

久元市長:

 これまでも御説明を申し上げておりますように、市内で新規感染者が増え、これに対応いたしまして、私どもも全力で取り組んでおります。特に、市民病院機構の3病院におきましては、通常医療を制限しながらコロナ受入れ病床の拡大をすると、これはある意味で苦渋の選択ですけれども、そういう対応をしている。そして、民間病院に対しましても、受入れ病床の拡大をお願いしておりまして、かなり受入れ病床の拡大について提案をいただき、御協力をいただいております。受入れ病床は着実に拡大しているということ、これは民間病院の皆様方にも大変ありがたく、感謝をしているところです。

 しかし、そういう中にありましても感染者の増加は続いておりまして、自宅療養者、それから入院調整中の自宅待機の方が多数に上っているというのが現状です。特に、自宅療養者の方については、そんなに激増しているというわけではありませんが、すぐに入院先が見つからない、入院調整中で自宅で待機をされている方が大幅に増えているという現状にあります。

 そういう中で、昨日、一昨日と、入院調整中の方がお亡くなりになられました。このことにつきましては大変大きな衝撃を受けているところです。これに対してどういう対応をすべきなのかということを昨日も議論していたところですが、そういう中で、今日は市民病院機構の橋本理事長にお越しいただいておりますけれども、市民病院機構の3病院で自宅待機の方に往診をしていただける、そういう取組をスタートしていただけるということになりました。こういう危機的な状況の中で、また市民病院機構の3病院においては、コロナ患者の受入れ、また病床の拡大ということと、そして通常医療、救急医療を両立される極めて困難な対応をしていただいているわけですが、そういう中でさらに入院調整中の方への対応をしていただけるということについては、本当にありがたく、感謝をしているところです。

 具体的にはまた後ほど橋本理事長のほうから御説明があろうかと思いますが、中央市民病院においてはSpO2が特に低い方を往診していただきまして、抗炎症薬、ステロイドの処方、あるいは酸素投与などを行っていただきます。往診に当たりましては呼吸器内科、総合内科の呼吸不全に慣れたスタッフにより、医師、看護師、薬剤師のチームを組織して往診をしていただくということと承知をしております。西市民病院、西神戸医療センターにおきましては、重症化防止を図るために、入院待機者にまず電話診療を行い、そして時機を失することなく抗炎症薬、ステロイドの処方を行っていただくということになります。

 全体の仕事の流れですけれども、まず、入院待機者の方、軽症者の方もおられますし、また、これは当然ながら入院しなければいけないんですけれども、残念ながらすぐには入院できない、ベッドが見つからない、そういう中等症以上の方も残念ながらいらっしゃるわけです。この軽症者の方に対しては、これは前も御説明申し上げましたけれども、医師会のほうで御協力をいただきまして、診察をしていただく。電話で状況を聞いて、必要に応じて往診をしていただくということになります。そして、薬の処方を薬局のほうにお願いして、薬局のほうから薬が届けられる、こういう対応を4月23日、今日から実施するということにしております。そして、今日は新たにスタートすることになりますのが、市民病院機構の各病院からの対応です。入院待機の方に対しましては、保健所、そして各区役所にあります保健センターの所属の保健師がその状況を把握するという取組を従来からも当然のことながら行っておりました。そして、その状況に応じて、この事態の推移あるいは変化に応じて、これは緊急を要すると考えた場合には、市民病院機構の3病院の窓口に各保健所、そして保健センターの保健師のほうから診察の要請をしていただきまして、そして、先ほど申し上げましたような電話による対応あるいは往診をしていただく。中央市民病院とほかの2病院の役割分担をしていただきまして対応するということになります。また、一部の民間医療機関からも往診が可能であると、往診をする用意があるというお申出もいただいております。こういう対応をしていきたいというふうに考えております。

 それから、ワクチンの接種予約につきまして4月20日からスタートをしておりますが、問題が生じていることも事実です。この点については後ほど、また最後に市民の皆さんに対するお願いなどもさせていただきたいと考えております。

 

司会:

 続きまして、橋本理事長よりお話しいただきます。よろしくお願いいたします。

 

橋本理事長:

 神戸市民病院機構の理事長の橋本でございます。

 今回、今、久元市長の御説明があったような形で、院内だけではなく、病院の外に出て、患者さんを何とか救済できないかという目的で始めることになりました。ただ、このことだけを申し上げると思いつきのように思われるかもしれませんので、少し時間をいただいて、ここに来るまでの経過ということを含めて御紹介したいと思います。

 御承知のように、中央市民病院に重症者専用の臨時病棟をつくって開いたのが昨年の11月9日です。11月9日にオープンいたしました。これは全国に先駆けてコロナの専門病床をつくったわけですが、この11月の初旬というのは、まさに、後で見ると第3波が始まりかけているときでありまして、全国に先駆けてつくったにもかかわらず、オープンしたときにはすぐに患者さんでいっぱいになるというような状況でありました。これが1か月、2か月遅れていたら神戸のコロナの救急医療はどうだったかということを考えると、極めて神戸市にも懸命な迅速な対応をしていただいたというふうに思っておりまして、これは心から感謝を申し上げたいと思います。

 もう1点は、当然ながら、コロナの重症患者、あるいは中・軽症でもそうですが、看護師確保が大変な問題になりますし、全国でそのように報道されているというふうに思います。しかし、神戸市民病院機構では、神戸市の御理解で50人さらに増員して募集することができました。そして、我々もコロナの前線に立っている病院ということで、希望者が少ないんじゃないかと思いましたが、例年に比べてさらに看護師の希望者が多いということで、50人増員ということを含めても順調に看護師の確保ができました。これも、看護師を含めた医療従事者になりたいという人たちの思いと、そして手厚いサポート、そして市民の理解、サポート、応援、こういうものがある中で、神戸の病院で働けばやりたいことができるというふうにこれから看護師になろうという人たちが思ったんだろうというふうに思います。去年は離職者も例年に比べて少なかった。これだけ大変な状況にありながら少なかったということは、やはり病院機構としても誇りに思いますし、また、いかに周辺のサポートが大きかったかということでもあるというふうに思っております。

 そして、神戸市民病院機構は4病院ありますが、3病院、中央市民病院がコロナの重症患者を、そして西市民、西神戸医療センターが中・軽症の患者さんを扱うという役割分担と連携の中でやってまいりました。この点については皆さん御存じだと思いますが、ただ、やはりコロナ禍で、高度医療、救急医療、これをある程度犠牲にしないとできないという現実があります。ここでコロナの第4波というか、コロナ禍でさらに患者さんが増えてくる中で、救急医療あるいは一般医療を縮小せざるを得ないという状況がございます。中央市民病院は、今回もですが、厚労省の救命救急センターの評価で、実に7年連続日本一を獲得しております。これはどういうことかというと、やはり量と質だけではなくて、救急に関するいろんな条件が整えられているということでありますし、それを縮小するというのは、神戸市民の命を、そこで救えるものを諦めなきゃいけないという事態も出てくるわけです。コロナの患者さんを見捨てるというか入院できないという問題もありますが、そういう救急あるいは大きな病気の患者さんを救えない、これはなかなか数字に出てこない部分でありますけれども、実際そういうことが起きます。これは、神戸市民の健康と命を守るという市民病院の使命からいいましても、救急機能あるいは高度医療の機能を縮小するというのは極めて大きい問題であります。

 こういう中で、第4波そして変異株というものが出てきて、明らかにコロナの患者さんの状態が変わってきている。これは、若年化してくるということと、急速に悪化する傾向がある。そして感染力が強いだろうというような中で、市民病院としては、先ほど申し上げましたように、先手先手を打って人員の確保や病床の確保をしてまいりましたが、正直なところ、限界、目いっぱいというか、もうこれ以上できないというところをさらに病床を増やしてやっております。これをしても、やはり限界があります。神戸市も大変御尽力されて、地域の医療機関に一人でも患者さんを取っていただくようにお願いをしてやってくださってます。これは口では簡単に言えますけれども、実際それぞれの病院にとっては死活問題でもありますし、実際、受け取ることができるかどうかというのは大変問題、簡単ではないということも事実ですので、なかなか難しいところはありますが、やはり神戸市のいろんな民間病院を含めて、公立病院を含めて、うまく連携を取って分担をしてやっていかなければ、極めて難しい状況に今、陥っております。ここで、さっき申し上げましたように、看護師たちのやる気というか、それは、この前も機構の病院を回ってきて、その前線を見てまいりましたが、非常にやる気満々であります。本当にそんなに、もう1年もやっているのに、これだけそういう使命感が続くのかと思うくらいやってくれています。ただ、それも、どれだけこれから先が見えない中で続くかというのは正直なところ分かりません。

 この中で、この前も現場の看護師たちの意見を聞いて、一番私が危惧しましたのは、「やる気はあります。体力も大丈夫です。ただ、心が折れそうです。」これはどういうことかというと、やはり命の選択をしなきゃいけない。患者さんが5人いて、うちで最大収容できるのが2人である。あとの3人どうするか。そのときに選択をしなきゃいけない、そういうこともありますし、もう1つは、呼吸器。非常に呼吸状態が悪くなって、呼吸器をつけなきゃいけない。だけど、例えばの話ですけど、5人いて、3人しか呼吸器をつけられない。あとの2人の患者さんにはつけられない。それは、ある意味、命の選択をしているということなんですね。現場の看護師たちがそういう中に追い込まれていくということが、心が折れてくると、もう続けることができないというふうになる大きな原因だと思っています。ですから、疲れてやりたくないとか、こんなところは早くおさらばしてもっと楽なところでやりたいとか、そういうことではなくて、一般的には現場の士気は極めて高い。ただ、その中で、救える命を救えなくなるというのが極めてつらい、こういうことというふうに御理解いただけたらと思います。

 そういう中で、受け入れる患者さんの人数が限られている。そして、来た患者さんは既に対応が遅くて重症化してしまっている。特に第4波になったら、来たときには重症化して呼吸状態も悪いという状態にも十分なり得る、あるいはなっているという状況の中で、医療者は何ができるかというところで、これは、病院に収容できない患者さん、あるいは収容する前の患者さんに我々のほうから出向いていって何かできないかということで、現場から出てきたアイデア、そういうもの、そして、神戸市が迅速に対応していただいたという中から、これは市民病院機構だけではなくて、ほかの医療者あるいは保健所、いろんなところとチームワークで連携をして、全体として、救えない患者さんに、あるいは収容できない患者さんの自宅に訪問して、そこで診察をして、そこでできる処置をできないかということで考えられて、早速実行に移そうというふうになったものでありますし、中央市民病院というのは、先ほど申し上げたように、極めて高度な救命救急医療に熟練したスタッフがおります。今、病院の中は精いっぱいなんですが、そこからさらに外に派遣をして、外に出ていって、自宅待機をしている患者さんを専門家がチェックして、できる指示をする、処置をする、あるいは救急搬送する、そういうことを判断する。

 そして、西市民、西神戸医療センターについては、もう少し軽いというか、電話対応で話を取りあえず聞く、あるいは実際訪問していって、必要があれば、特にデキサメタゾンというステロイドの薬というのが重症化に非常に効果があるというふうにされていますので、そういう薬を投与する、そういうことをして重症化を何とか防げないか。あるいは、たくさんいる患者さんの中の入院が必要な人をサーチして、速やかに病院に運ぶ、そういう手段ができないかということでスタートしたものであります。

 これはまだ始めたばかりというか、昨日、今日の話でございますので、どんどん必要に応じてやり方を変えていく必要があるかもしれませんけれども、早速実行することによって、一人でも多くの患者さんを救いたいと思いますし、また、そういうことをすることによって、医療者の心が折れて職場から脱落していくということがないように最善を尽くしてやっていきたいというふうに思います。

 少し長くなりましたが、終わります。

 

司会:

 ありがとうございました。


質疑応答

記者:

 具体的な運用について質問なんですけれども、電話とか往診というのはどれくらいの頻度でとかを考えていらっしゃるんでしょうか。

 

職員:

 電話での往診につきまして、保健所のほうから具体的にはSpO2が93以下、90辺りまで、その辺りで、たちまち酸素の投与は必要ないですが、今のタイミングで投薬することによって重症化を防げるであろうという方につきまして、電話で状況等を診察いたしまして、それを聞き取った上で薬を自宅のほうに届けるという形で、あとはまた経過観察を保健所とも連携しながらやっていくという流れで考えております。

 

職員:

 補足ですが、本日、今現在で、中央市民病院で既に2件訪問しています。西市民病院で3件、電話対応で行っています。実績5件。今日の4時半の時点で5件の実績です。

 

記者:

 じゃ、今日始まったという理解でいいんですね。

 

職員:

 そうです。

 

記者:

 分かりました。

 

職員:

 検討し出したんは、おとといの2時に病院機構のほうから電話いただいて、こういうことに取り組みたいということなので、2日、1日半ぐらいで実施ということです。

 

記者:

 分かりました。その電話とか訪問というのは保健所の要請がある度に、1回ごとにやるという理解でいいんでしょうか。それとも1回患者さんについてやると、その方については毎日行うとか。

 

職員:

 基本的には1回です。緊急的な対応といいますか、そういったことで、できるだけ数多くの方にそういった対応をしていきたいということで考えております。

 

記者:

 ありがとうございます。あともう1点ですね、軽症の方については医師会のほうからということなんですけれども、軽症の方は重症化しないように経過観察という意味合いで行うんでしょうか。

 

職員:

 軽症の方につきましては、先ほどのステロイドとか酸素療法ではなくて、熱がずっと続いている方とか、胃が痛いとか、ほかにいろいろな症状が出ていますので、それに対する服薬の処理とかをしていただきたいと思っています。

 

 

記者:

 まず1点は、チームをそれぞれ組織されるということなんですけど、それぞれの病院でどういった、例えば何チームとか、どういった体制でされるんでしょうか。

 

職員:

 中央市民病院のほうは、医師1名、看護師、薬剤師各1名と、運転手も要りますので、事務の4名で1チームです。基本的には1チームです。1日は1チーム、人は日替わりで代わったりします。

 

記者:

 分かりました。それで、各病院それぞれ、院内の業務というのは非常に、もう既に切迫している状況だと思うんですけど、実際、通常診療というのは既に4割制限しているような状況だと思うんですけど、そういった通常の診療への影響とか、そういったところ出ないのかというのは、その辺はいかがでしょうか。

 

職員:

 基本的には出ないような体制で組んでいます。

 

橋本理事長:

 先ほどの電話対応を、まだ、おととい、昨日というか、始めて直後ですから、どうなるか分かりませんが、先ほど聞いた話では、電話対応した八十何歳のおばあちゃんが、非常に心細い中で喜んでくれて、ただ、ぱぱっと話が済むわけじゃありませんので、何か1時間ぐらい、1時間以上かかったと、対応にですね。そういうこともありますので、正直申し上げて、これはやってみなきゃ分かんないという部分があって、何人で編成するか、取りあえずは3人ですけども、それで一体どのくらい効率がいいかということももちろんありますし、おっしゃるように、それをするために中の業務がおろそかになってはいけませんし、さっきも申し上げたかもしれませんが、宿泊療養施設に、機構としても、集中治療室の経験のある看護師を2人送ってるわけですね。それは、病院業務に関しては極めて大きな戦力ダウンでありますけども、ただ、そういう宿泊療養施設の現状を聞きますと、やっぱり経験のある看護師が行って全体をコントロールしないと、なかなかうまくできないということもありますので、その辺は、やりながらバランスを取ってやっていくしかないだろうと思いますし、今回の試みが、さらにほかの医療機関の協力を得て、もっと拡大していけばいいと思いますし、ですからほかの医療機関が同じようなチームを組んで出していくということによって、この試みはさらに大きなものになると思いますので、スタートした段階では、さっき事務局長が申し上げましたように、そこからスタートしてどう拡大できるかということになると思います。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 この参考の数字で、昨日時点での自宅療養者の方々と入院調整中の自宅待機者の方々の人数が書かれているんですけれども、この中で、いわゆる中等症以上で市民病院機構の3病院が電話の診療なり往診なりを行わなきゃいけない方々というのは、今どれぐらいいらっしゃるのでしょうか。

 

職員:

 昨日の夜の段階でお伝えをしますと、すぐにでも入院させないといけない人が27名、できれば1日の間に入院させたい人が36名、合計63名の方が至急に対応したい人がいることになっています。

 

記者:

 今のおっしゃり方だと、27名の方は重症、重症ではない? 症状の状態で言うとどのような内訳になりますか。

 

職員:

 SpO2が80台の方ですね。

 

 

 

記者:

 久元市長に改めて伺いたいんですけれども、昨日、おとといと続けて、冒頭でもお話になられてましたけれども、残念ながらお二人の入院調整中の自宅待機者の方が亡くなられたことについての受け止めと、あとは、この対応で、どうしても入院調整中の自宅待機者の方々が莫大に増え続けているので、これだけでなかなか、もちろん食い止めるのは難しいと思うんですけども、医療提供体制の、今の現状の市長の受け止め、伺ってよろしいでしょうか。

 

久元市長:

 とにかくやれることを全てやっていくということに尽きると思います。病床も橋本理事長からお話がありましたように、通常医療の制約、非常にぎりぎりの選択をして、病床を市民病院機構の3病院で確保していただいています。しかし現実には、すぐに入院できない方がおられて、山﨑局長からお話がありましたように、もうすぐに入院しなければいけない、そして一両日中に入院をしてもらわないといけない方が現実に入院できていないという、ぎりぎりの状況があるわけです。ですからそういう中で、今回こういう対応をすると、もう既に、今日も実際に、既にスタートしました。それを市民病院機構でやっていただくわけですが、これも、民間病院からもお申出がある、これをぜひ広げていって、今の窮状をどう乗り越えていくのかということだと思います。そして、緊急事態宣言が発令をされて、とにかく、国の方針としては短期間のうちに感染を抑えようということですから、この呼びかけに応じて市民の皆さんが行動変容をしていただくということ、これが必要です。私たちは、それに必要な情報を、生の情報を正確にお伝えして、これまでも、例えば変異株の状況も全国の自治体に先駆けてお伝えをしてきたわけですけれども、やっぱりそういう努力を続けていかないと、続けていかないとというか、緊急事態宣言に呼応してやっていかなければいけない。

 現実に感染力が明らかに強いと。変異株の感染者の濃厚接触者の方の陽性率というのは極めて高い水準になっています。こういう情報も伝えないといけないですね、市民の皆さんには。感染力が非常に現実に強いということを事実としてお伝えをしないといけない。そして、行動変容につなげていただく。

 医療現場で必死の努力が続けられている。橋本理事長のお話にありましたように、看護師の皆さんは命の選択をしなければいけない、そこの前で心が折れそうになるのを、何とか踏みとどまって頑張っていただいている一方で、残念ながら、路上飲みとか、あるいは大人数の会食というものも、まだ神戸でも行われている。そういう行動をぜひ変えていただく、これをぜひお願いをしたいと思います。そういう努力をそれぞれの立場で全力で行っていくということが、今、目の前にある危機を乗り越えていくことにつながるというふうに信じます。

 

記者:

 市長にちょっとお伺いしたいんですけども、病床の確保については昨日も発表がございまして、5月10日までに263まで増やすというふうなお話だったんですけども、この病床の確保というのは、もうここら辺りが限界というふうな感じなんでしょうか。それがもし限界ということであれば、何が課題、ネックになっているのか、その辺りもちょっと教えていただけますでしょうか。

 

久元市長:

 これは、とにかく民間病院においてもぎりぎりの判断をして、今、通常医療とコロナ患者の受入れをやっていただいていて、しかし、事態が残念ながら改善の方向に向かっているというのは言えない状況です。そして、緊急事態宣言の発出ということになったわけです。そういう状況を理解していただきながら、私どもも個別に受入れをお願いして、神戸の場合には、やはり日頃の民間病院、そして市民病院機構、また、公的病院、それから保健所など私どもの行政機関との間での信頼関係というものが構築をされていますから、そこで御理解をいただきながら受入れを拡大していただいているということですね。この地道な努力をするということが大事だというふうに思います。

 基礎自治体である神戸市には法律に基づく権限はないわけですが、仮にそういう権限があったとしても、そういうものを振りかざして受入れを迫るというやり方は、これは現実的ではない。現実の受入れにはつながらないというふうに思います。日頃のしっかりとした信頼関係の上に、できることをしっかりやっていただく。我々もやるし、しっかりやっていただくということを、よく、率直に意見交換をしながらお願いしていくということが大事ではないかというふうに思います。

 

記者:

 あと、すいません、ちょっと専門的な話、技術的な話かもしれないんですけども、今日から始まりました地元医師会や薬剤師会の協力の枠組みのもう1つの自宅療養者への対応ということなんですけども、こちらは市民病院と同じような形で、例えばステロイドの処方ですとか酸素投与なんかも実施するんでしょうか。

 

久元市長:

 いや、それは、そこまでは無理だというふうに思います。

 

職員:

 スキームとしては、全員、先生方のもともとの診療の形態とか、そういうことからして難しいと聞いていますけれども、先日も医師会の副会長とお話してたんですが、中には、できるとおっしゃるような方も出てきそうなので、個別の、当たっていく中で、「私はそしたら酸素投与まで行きますよ」という方は出てこられると思っております。実際に先ほどのスライドで、あそこの「民間の医療機関で」と書いているのも、あれはクリニックのレベルで、診療所のレベルで、私が聞いているのは、10ぐらいのクリニックが集まって行きますということで、昨日ぐらいから行動を開始されているという、先ほど市長が言いましたように、病院の病床の確保と一緒で、やれる人がやれることをやっていくというのが神戸スタイルだと思っています。

 

記者:

 ということは、この医療機関、医師会の所属のほうは297と、それとは別に民間病院が10と、市民病院が3つの体制が整ったという、本日からということですか。

 

職員:

 そういうことです。民間病院といいますか、民間の、多分診療所だと思います。

 

 

記者:

 あと、すみません、最後に。オンライン診療というのは今回はやる予定というのはあるんでしょうか。

 

職員:

 電話診療ということですね。中には、スマホを持っておられて、状況とかを映せる方はそういったことをしますが、基本的には電話診療で行います。

 

記者:

 分かりました。

 

記者:

 細かいんですけども、資料の1枚目にある西市民病院と西神戸医療センターのステロイド処方というのは、これは、電話診療を行って、必要があれば御自宅に伺ってそれを処方、投与するという意味なんでしょうか。

 

職員:

 診察しまして、その場で医師が処方をしまして、院内処方した上で、病院の職員が、まずは今の段階では届けるということで始めております。

 

記者:

 それは飲み薬ですかね、ステロイド。

 

職員:

 はい、飲み薬です。

 

記者:

 あと、先ほど2枚目の表で、一部の民間医療機関の申出があったということなんですけども、これはまだ医療チームを編成するまでには、実現にはまだ時間がかかりそうだという意味なんでしょうか。

 

職員:

 いえいえ、もう活動されています。昨日ぐらい。

 

記者:

 いや、こっちの、市民病院機構の隣にある。

 

職員:

 それのことを言っています。その左の上ですね。

 

記者:

 はい。

 

職員:

 もう昨日からスタートしています。保健センターのほうから依頼して、もう既に、件数はちょっと詳細につかんでいないんですけど、昨日から、させていただきたいという申出がありましたので、開始しています。

 

記者:

 ありがとうございます。

 あと、神戸で3人お亡くなりになっていたと思うんですけども、たしか、40代の方は基礎疾患がなくて、昨日の方も直前まで軽症だった、中等症か軽症だったと思うんですけども、こういう方というのは、このケースで言えば往診の対象にはならないんでしょうか。

 

職員:

 状況によって、日によって少し状況が変わっていたと思いますけれども、一部の日では往診の対象になられてた方もあったと思います。あとは電話での診療の対象の方もいらっしゃったと思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

職員:

 ちょっと分かりにくいのであれですけれども、例えばSpO2で言いますと、西市民病院とか西神戸医療センターはSpO2が大体90から93ぐらいまでの方。SpO2だけではないですけど、例えばSpO2でいけばですね。中央市民病院は90以下、80代の方に回るということなので、昨日もおとといも発表させていただいた方は、そのレベルまで行って、また正常レベルに戻ったりとかもしていたので、そういうことを今、山崎が申し上げたということです。ですので、落ちているときは行ってもらうことになります。ですが、急速に悪化するので、5時間ぐらいで多分悪化されたと思うので、そういうときには、タイミングよく連絡を受けれているかということにもかかるとは思います。

 

記者:

 先ほど、中央市民病院は1日1チームで運用されるというお話でしたけれども、西市民病院と西神戸医療センターはどういう体制でやられることになるんでしょうか。

 

職員:

 西市民病院です。西市民病院は、今日から始めたということで、まだ全体的なチームは組めていないんですが、基本的には電話診療ということなので、コロナの患者を今までも診察した経験のある医師が電話診療しているということで、今日はまず有志で1名という形で電話診療をした上で、必要があれば、電話の中で、往診したほうがいいという必要があれば、看護師と一緒に行くというチームは一応予定をしていますが、現状でいうと、今、医師1名で電話を診療した上で事務の者が薬を届けるというふうな形を取っております。

 

職員:

 西神戸も同じような体制で、今、進めております。

 

記者:

 なので、現状、お医者さん1人で、今後、お医者さんと看護師2人体制でやっていく方向性で、今、準備しているということですかね。

 

職員:

 基本的には、電話で診察した数多くの方を回りますので、その中でいろいろ聞き取る中で、これは往診が必要だなという場合には、チームを組んで車で駆けつけて診察するということも想定しながら、基本的には電話で数多くの方を対応したいと思っております。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 これ、細かいところで恐縮なんですけど、住んでいる方ごとに、この方は西神戸、この方は西市民と、どういう形で分けることになるんでしょうか。

 

職員:

 まだスタートしたところなので、今日は、中央市民病院のほうから近い区のほうでそれに該当する方をお願いしました。電話診療のほうは西市民病院に近いほうのところでお願いをしています。今後どういうふうにするのかは、ちょっと今日の状況をお聞きして、どこまで往診のほうの幅を広げられるかもお聞きしたいと思っています。

 

記者:

 ありがとうございます。

 それで、今、保健師の方が、アプリだったり電話だったりで、1回以上、連絡されていると思うんですけれども、この中で「あっ、この人ちょっと危ないな」という方に連絡するみたいな、そういう運用になるんですか。

 

職員:

 そうです。そのとおりです。

 

 

記者:

 ということは、保健師の方の負担軽減という側面ではなくて、感染者の対応というところが今回の目的ということですかね。

 

職員:

 そのとおりです。できればやっぱり早く酸素を入れてあげたりとか、少しでも状態が悪くならないように薬のほうを少し処方していただいたりとかすることで、その方の命がちょっとでも救われるのであればという方を優先でしたいと思っています。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

 

久元市長:

 ワクチン接種ですね。これは全ての市町村において極めて重要な仕事ですが、同時に非常に難しい仕事です。全ての市町村について言えるのではないかと思います。

 

 神戸市は20日から予約の受け付けを開始いたしました。何回も、いろんな場面、あるいは市民の皆さんの対応もいろいろ想定しながら準備をしたわけですわけですけれども、絶対にこれで大丈夫であるというような自信を持ってスタートしたわけではありません。そして現実に、予約がなかなかできない、ウェブ予約も入力ができない、結果的には応答率が極めて低いというような状況になりました。昨日、花田健康局長から御説明しましたように、我々としては、すぐにこれを改善するための対応を取りまして、何とか今日は安定した運用ができていると。時々つながりにくいこともありますが、何とか安定した運用ができているというふうに思います。

 

 ぜひ市民の皆さんにお願いしたいと思いますのは、今、75歳以上の方を対象に受け付けをしているわけですから、できるだけ早く接種したいという気持ちは大変よく分かります。しかしこれは、限られた枠に対して申込みをしていただくということではなくて、ワクチンは希望者全員が接種が可能であるわけです。現在、19万人分の予約枠を用意しておりますが、これも、時間がたてば75歳以上の予約枠は必ず用意ができます。ぜひ余裕を持って、そして、つながらないときは、申し訳ありませんが、翌日に電話をしていただくとか、そういう対応をお願いしたいと思います。

 

 神戸市は、何とか電話予約の負担を減らすために、学生の皆さんに協力をしていただくお助け隊というものも用意いたしました。独自の対応です。しかし、せっかくお助け隊の皆さんに来ていただいても、そもそもウェブで予約ができない時間帯があったので、お助け隊の学生の皆さん方が市民の皆さんからも厳しい御意見を受けることになったことは、お助け隊の皆さんにも申し訳ない状況だったというふうに思います。しかし、それでもぜひこの仕事に協力したいという学生の皆さんもたくさんいらっしゃると聞いておりますので、我々が予定していた期間を超えてお助け隊の皆さんも募集する、それから、密にならないように会場も拡大する、あるいは図書館にもそういう会場を増やすと。緊急事態宣言の関係で図書館の取扱いがどうなるのかは分かりませんが、図書館の業務を閉じたとしても、これはそういう場所として、お助け隊の皆さんが予約する場所として使うことができないか、これも、今、検討しております。

 

 お願いしたいことは、とにかく全員が接種可能ですから、余裕を持って申込みをしていただきたいということ、それから、一件一件の電話がかなり長くかかっているということが、これは想定していたことですけれども、かなり長くかかっている。その大きな原因が、接種券を持たないで電話をすると。接種券をお送りした上で、それを見て電話していただくことを想定しておりますので、ぜひ接種券をお持ちで電話していただきたいということ。それから、個別の接種場所、それから日時を示していただいて受け付けをするわけですが、これも、相談する中で、どこにしようかなというようなやり取りがかなりあると。それではすごく時間がかかってしまいますから、希望する接種場所、日時などの希望をできれば第3希望まで決めた上で電話をしていただきたいと。

 それから、インターネットは24時間対応しておりますが、現時点では夕方以降のほうがつながりやすくなっておりますので、そういう点も御配慮いただきたいと思っております。
ぜひよろしく御理解と御協力をお願いしたいと思います。

 

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