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更新日:2021年3月19日

臨時会見 2021年(令和3年)3月19日

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市長臨時会見の模様をお届けします。

新型コロナウイルス感染症対策

会見資料はこちら(PDF:1,011KB)



新型コロナウイルス感染症対策

質疑応答
 

新型コロナウイルス感染症対策

司会:

 お待たせいたしました。ただいまから新型コロナウイルス感染症対策に関する臨時会見を始めます。

それでは、よろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 先ほど、国の緊急事態宣言についての方針と、それから兵庫県の対処方針の変更を踏まえまして、本部員会議を開催いたしました。そして、当面の感染拡大防止のための神戸市としての方針、具体的には対処方針の第13弾を改定いたしまして、幹部の間で必要な情報交換を行いました。このことも踏まえながら、前回御説明をした後における神戸市内の感染の状況、そして医療提供体制の状況、それらを踏まえた今後の方針につきまして御説明を申し上げます。

 まず陽性件数の推移です。今週の状況を見ていただきますと、昨日の新規発生感染者数が24人、水曜日が30人、その前が23人ということになっております。今週が累計で164人、先週が144人、その前の週が94人ということでしたので、増加傾向に転じているというふうに見えようかと思います。2月22日から28日は一桁台で推移し、減少傾向に至ったわけですが、増加傾向にあるということです。

 後でまた御説明をいたしますが、病床使用率も増加しておりまして、入院調整が厳しさを増している。医療提供体制も予断を許さない状況になっています。

 次の資料が直近の陽性件数の推移の大まかな全体的なトレンドですけれども、第3波が始まりまして、1月に急激に増加し、その後減少傾向にあったわけですが、ここのところ、特に3月1日以降、増加傾向が顕著になっているということが言えようかと思います。

 

 入院・入所の状況です。3月18日、昨日、これが直近の状況で、1週間前との比較で申しますと、入院・入所者の合計が210人ということで、1週間前よりも79人増加しております。うち入院患者は155人ということで40人の増、重症者は18人ということで4名の増、この重症者の18人というのは、これは第1波、第2波のときも含めまして、過去これまでで最大ということになっております。

 

 宿泊施設の入所患者は55人ということで31名の増、自宅療養は34人で8人減っております。入院調整は73人で20名の増ということになっております。

 

 こういうふうに入院患者が増加しておりますが、政府が示す感染状況ステージの指標に当てはめますと、病床全体の占有率は最大確保病床数で見れば66%、現時点での病床数で見れば74%ということで、非常に高いステージ4という段階になっています。重症者につきましては、それぞれ63%と78%。

 

 ただ、神戸市の場合には、中央市民病院の臨時病棟は重症者のための病棟ですが、中等症患者も入っていただいていますので、その数字で見ますと35%、44%ということで、ステージ3ということになります。療養者数は人口10万人当たり20.8人ということで、これもステージ3ということになります。

 

 次に変異株の状況です。変異株につきましては英国型、それから南アフリカ型とブラジル型、新たな変異株、この3つに分類して、神戸市としてはゲノム解析を行っていると、これまでも説明を申し上げてきました。

 

 それで、次が、これまでも2回御説明をいたしましたが、神戸市における変異株のゲノム解析のプロセスです。同じやり方を取ってきているわけですが、神戸市内の変異株の確認状況を御覧いただきますと、前回3月11日の記者会見では、2月19日から2月25日までが21.9%、2月26日から3月4日までが38%ということでした。

 

 そして、直近の3月5日から3月11日の状況を見ますと、この1週間の間の市内の陽性者は158人、この158人に対して、66.5%に当たる105件に対して検査を行いましたところ、変異株として確認された件数は58件ということで、変異株の検査に占める割合は55.2%ということになっています。

 

 3月4日までに変異株が確認されたのが、英国型が64件、それからE484K変異が10件、74件が確認されていたわけですが、今の直近の1週間の状況では、英国型が58件、それから、それ以外のE484K変異、3番目のカテゴリーです、これが2件確認されまして、合計で英国型が122件、E484K変異が12件で、合わせて134件ということになっております。この検査数に占める変異株の割合も、特に状況の変化を見ますと、21.9%、38.8%、55.2%ということですので、確実に変異株の割合が増えてきているという状況です。

 

 この状況をどう見るのかということですが、変異株として確認された方の中には、これは変異株の濃厚接触者の方の検査をしたら、これは全員が変異株の感染者であると考えられます。濃厚接触者以外の方の中で変異株の方、濃厚接触者以外の方の変異株の割合は、また後でもし必要があれば健康局のほうから数字を言ってもらいますが、前の週が5%台だったものが、今回は17%台ということになっておりまして、この状況をどう考えるのかということですけれども、やはり、市中に広く変異株が広がっているとまでは言えないと思いますが、確実にその割合が高くなっているということは言えると思います。今後とも、神戸市としては今、ちょうど3分の2ぐらいの検査数の割合で積極的に変異株の検査を行っているわけですが、今後とも市内での変異株の広がりにつきまして検査を行い、そして定期的に公表していきたいと考えております。

 

 こういう状況の中で、やはりリバウンド予防のためには、基本的な感染予防の取組を確実に行っていただくということが大変大事です。3つの密の回避、マスクの着用、手洗いの徹底をお願いしたいと思います。特に大人数での会食を控える、少人数の食事でも会話を控え距離を取る、真正面を避け斜め向かいに離れて座る、横並びや真正面に座る場合は1メートル以上の距離を取るということを励行していただきたいと考えています。年度末、年度初めですので、卒業旅行、謝恩会、歓送迎会は控え、花見は宴会抜きで行っていただきたいということを重ねて市民の皆さんに呼びかけることとしております。

 

 次に、ワクチン接種につきまして、高齢者入所施設のワクチン接種をスタートいたしますので、その状況を御説明申し上げます。

 

 4月12日から、神戸市では高齢者に対する接種を始めます。ふじの里、北区の特別養護老人ホーム、それから西区にあります安田記念緑風苑、介護老人保健施設、それぞれ190名、260名程度の入所者・職員の方々から接種をすることといたします。

 

 対象は入所者、そして職員の皆さんです。接種は、これはいずれも隣接する病院がありまして、その隣接する病院の医師、あるいは嘱託医に接種を実施していただきます。

 

 これがワクチン接種の状況で、次はPCR検査の対象を拡大することといたしまして、サーベイランス検査体制を強化いたします。

 

 神戸市は、国が方針を示される前から、去年の11月下旬以降、高齢者、障害者施設で直接介護に従事する施設職員の皆さんにPCR検査を実施してきました。これを、この4月1日以降、対象施設を拡大するとともに、検査期間を短縮いたします。

 

 こういう措置を取ることにした理由ですけれども、やはり実際にこの高齢者施設で、神戸市でも多数クラスターが発生しております。この高齢者施設に入所している高齢者の方は重症化しやすいという傾向がありますし、高齢者の方が感染をして入院された場合に、重症化をすると、大変ケアに人員が割かれるということになります。また、高齢者の場合には、入院期間が長くなるという傾向があります。

 

 こういうことから、コロナ患者を受け入れていただいている病院の関係者からは、高齢者施設の感染防止、これをさらに、従来以上に徹底してほしいという要請もいただいています。そこで、こういうような対象施設の拡大と、検査期間を短縮するという措置を取ります。

 

 具体的にどのように拡大するのかですが、この赤字の部分が今回拡大をする部分です。高齢者施設については養護老人ホーム、老人保健施設、介護医療院、ケアハウス、グループホームを追加いたします。障害者施設についてはグループホームを追加いたします。

 

 さらに、国の要請を超えて、通所施設についても実施をすることにいたしまして、高齢者施設であるデイサービス、通所リハビリテーション、地域密着型通所施設。障害者施設についてもデイサービス、短期入所、自立訓練、就労継続支援B、就労継続支援A、就労移行支援、これらの障害者施設を対象といたします。

 

 そして、この拡大がどれぐらいの施設数、あるいは人数になるのかということですが、現在、約220施設、1万3,000人を対象としているわけですが、これが最大約1,600施設、約3万8,000人の従事者、入所者の方に大幅に拡大をいたします。

 そして、この4月1日からスタートをし、ワクチンの接種状況にもよりますが、半年程度の期間を設定いたしまして、検査は現在、約4か月の間隔で実施をしておりますが、これを1か月単位といたします。大幅に短縮をするわけでございます。

 

 このように、対象者が大幅に拡大をし、そして、検査の間隔も大幅に縮めることがどうしてできるのかというところですが、これはプール検査を活用するからです。

 このプール検査、プーリング方式ともよばれますが、これ、4検体をまとめて検査をすることで、大幅に検査効率を高めます。これ、イメージですけれども、現在は検体、1つずつ検査をしているわけですね。4検体検査をして、陰性であればそれを医療機関に通知する。その中で陽性反応があれば、これは一つ一つ個別に再検査をして、陽性者を特定する、こういう検査です。

 

 検査手順も、今現在は神戸市に申込み、施設側が神戸市に申し込んで、検体採取拠点にこれを持ち込む。そして、委託先でPCR検査を行い、それを保健所に連絡し、保健所は施設に結果を通知して、陽性者の場合には保健所の医師が発生届を出して、それから入院などの対応、こういう流れですけれども、新たに導入するこのプール検査は、施設側が一括して委託先、この場合には楽天株式会社にお願いをするわけですが、申込みをして、そして委託会社から施設に検体の採取のキットを郵送する。そして、楽天株式会社側でPCR検査を行い、その結果を施設に通知すると。そして、楽天株式会社が提携しているドクターから保健所に発生届が出されるということで、これによって保健所の事務負担が大幅に軽減されるということになります。

 

 こういう形で、高齢者施設、障害者施設におけるサーベイランス体制を強化するということにいたします。このことは、PCR検査体制が強化されるということを意味いたします。

 

 神戸市は、昨年、逐次1日当たりの検査数の拡大を行ってきました。去年の12月時点で682検体の検査体制を構築いたしましたが、今回、大体50%ぐらいの方が検査を希望される、これは今までの実績でそうですので、仮にこれを今後とも50%というふうに見込めば、1日当たりの検体換算をいたしますと、618検体が増えるということで、神戸市のPCR検査体制は682検体から1,300検体、1日当たりの検体数に拡大されるということになります。

 

 このように、検査体制を強化することによりましてクラスター化を防止し、医療提供体制を安定的に確保しつつ、そして、変異株を含めたサーベイランス体制の強化を行いまして感染拡大を防止したいというふうに考えております。

 

 私からは以上になります。

質疑応答

記者:

 本日の本部員会議で、健康局のほうからも報告があったと思うんですけれども、最近の新規感染者の方々で、無症状の方が少なくて、症状を有している方々が多いというお話があったと思うんですけれども、変異株が、検査している中で55.2%と増えてきている中で、やはり重症化リスクは高い、変異株が増えてきているから症状をお持ちの方が多くなってきているという見方とかってあるんですかね。

 

職員:

 少し表現にちょっと間違ったところもございましたけれども、変異株の方の濃厚接触者に関しましては、多くの方が症状を出しているわけではございませんで、本部員会議で申しましたのは、それ以外の方で、医療機関に受診されて、少し症状があるという方からも感染者が出てきているということです。

 

 それで、今、変異株に関しましては問題点が、やはり感染性が高いか、あるいは重篤性が高いかというところが大きい問題だと思いますけれども、感染性はやはり少し高いように感じておりますが、重篤度については、まだ我々の持つデータからは、明確なことはちょっとまだ分からない状況です。

 

記者:

 ありがとうございます。

 あともう1点、PCR検査のプール検査の採用ということで、新たに618検体、1日当たり、増やせるということなんですけれども、この1,300検体を含めて、1,300検体を全てプール検査で行うわけじゃなくて、楽天のほうに出す618検体だけがプール検査になるということですよね。

 

久元市長:

 そうです。

 

記者:

 分かりました。

 

久元市長:

 ですが、これは新しく行うプール検査を、一種の日割り計算をした数値ということで、これまでの最大検体数とは少し計算方法が違います。一応、理論値ということです。

 

記者:。

 その質問、ちょっと関連で、プール検査で新たに増えるその618検体というのは、これは基本的には定期検査分ということになるんでしょうか。

 

職員:

 先ほど市長が御説明しました施設での定期検査にのみプール検査は活用します。

 というのが、プール検査というのはやっぱり手間がかかりますので、もう1回、陽性が出るとしないといけないんですね。こういう症状のないような方に対して大量に行うときに適しているという検査になります。

 

記者:

 分かりました。

 あと、すいません、ちょっと細かいんですけど、高齢者の入所施設でのワクチン接種で、この4月12日からふじの里と緑風苑、6ページに。この2つの施設から始める理由というのはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 まず、とにかく全体の高齢者の方からいえば、実際に、一番最初に配分されるワクチンの数は極めて少ないわけですね。ですから、これを使うとすれば、1つの施設でこれを、特定の施設で接種をしていただくというのが一番効率的です。

 そして、入所者と、それから職員の方を対象とするわけですが、この2つの施設、1つは特別養護老人ホーム、それから介護老人保健施設については、先ほども申し上げましたけれども、感染リスクが高い、そして重症化するリスクも高い。そして、この特別養護老人ホームと老人保健施設については、これまでもクラスターが発生をしていると。そういうことから見れば、この施設がいいのではないかということと、それから、この種類の施設は北区と西区が多いので、1か所ずつ西区と北区を選んだということです。

 

 そして、先ほどもお話がありましたけれども、この施設に隣接して病院もありますので、ドクターの確保もしやすいと、そんな理由で選んでいます。

 

記者:

 プール検査の施設と委託先の関係性を拝見していますと、これは保健所が入らないことで遡っての感染経路の特定というのは追わずに、どちらかというと新たに広がりを防ぐという方向にシフトしていっているということでしょうか。

 

職員:

 ほとんどが無症状で陰性のため、念のために行う検査です。ここで陽性が出てきましたら、法律的には患者さんになりますので、通常どおりその方の疫学調査、保健所の聞き取り調査を行いますので、陽性になれば対応は同じです。

 

記者:

 分かりました。

 あと、変異株の公表ですが、兵庫県のほうが昨日、毎週木曜日に来週から公表を行うとおっしゃっていたんですが、その辺は同じように神戸市のほうも木曜日という形で進められるのかというのが1点と、あと、E484K株というのは兵庫県のほうは公表しないという形で聞いているんですが、今後も神戸市はこの株については発表していかれるんでしょうか。

 

久元市長:

 検査の日は基本的には1週間単位で発表したいと思っています。例えば、日曜日から土曜日なのか、月曜日から日曜日なのか、その単位で何曜日にこういうことなのかというのを、これを早急に検討したいと思いますし、また、記者クラブの御意向も幹事社に聞かせていただいた上で考えたいと思います。

 

 それから、E484Kにつきましても分かれば従来と同じように何件確認されたのかということを発表いたします。ただ、ちょっとこれも御存じかと思うんですが、先ほどのフローチャートでN501Y変異かどうかというのは、この検査で分かるわけです。この時点ですぐに分かるわけですね。ところがE484Kなのかどうかというのは、この段階で陰性で判明したあと、ゲノム解析をした結果分かるわけですね。

 

 ですから、先ほどの数字で言うとこれですね、これはこの間の検査の対象ということであれば同じなんですけれども、しかし、英国型のものはすぐに分かるわけですけれども、E484Kというのはこの後、一、二週間の間検体をプールして行いますから時点が違うわけです。ですから、先ほどの数字で言うと、感染変異株の割合55.2%というのは、当然英国株だけでして、検査する検体は同じですけれども、E484Kが見つかっているから、この55.2%の外にE484Kがあるということです。

 

記者:

 補足なんですけど、先ほどの市長の説明でE484Kだけを見つけている、右側のほうのフローですけど、こういうことまでやっている都市というのはほとんどありません。国から要請されているのも、N501のスクリーニング検査で引っかかった分だけを言われているので、そこからさらに陰性になった分を何かあるのではないかと調べているのは、多分、神戸市と、あと数か所あるかどうかぐらいだと思います。

 

記者:

 分かりました。ありがとうございます。

 

記者:

 1点まず、プール検査でちょっと細かいところで恐縮なんですけれども、4検体まとめて検査して陽性が出た場合の再検査、ここまで楽天でやってもらうということになるんですかね。

 

久元市長:

 そうです。

 

記者:

 分かりました。

 

 あと、変異株のほうで、先ほど冒頭でちょっと触れられていた5%台から17%台、この数字をもう少し詳しくお伺いできますでしょうか。

 

 記者:

 先ほど市長が申し上げましたように、濃厚接触者の場合は、例えば感染者が出て、その家族がうつってたら、変異株であればその家族は全員変異株ということなので、そういう数字ではなくて、濃厚接触者以外、ですから全く新たな人だけの割合を見ましたら、先週は5.7%、先週というか直近の前の週、今回発表させていただいた分で言いますと、17.5%ということで3倍強に、濃厚接触者以外、いわゆる本当の新規が増えているということなので増加してきていると考えております。

 

記者:

 濃厚接触者以外というのは、感染経路不明と言いかえても同じ意味になるんですかね。

 

職員:

 一つ一つはちょっと今確認をしておりませんけれども、やはりどこかで外食をされてどうこうとかいうのはありますので、今言った対象者はいわゆる濃厚接触者として保健所が囲い込みをしている方ではなくて、普通に何か症状があって医療機関に行かれて見つかったというような患者さんです。ですから、個人によりましたら、どこか職場で感染源があったとかいうこともある場合がございます。

 

記者:

 これ、もし分かっていればということでお伺いしたいんですが、そういった今回の17.5%の方というのは、例えばどういったところから、東京から来られているとか、大阪から来られているとか、そういう傾向がありましたら。

記者:

 ずっと最初からそうなんですけど、特に傾向はないんです。ばらばらです。

 特に傾向があるとしたら、この数字で見ますと80歳以上が割と割合が高いぐらいの傾向しかないです。特にいろんなところで出ています。

 

記者:

 17.5%だから、58人の17.5%という数字になるんですかね。

 

職員:

 この表をもう1回見ていただきますと、変異株検査数が今週直近が105名です。そのうちに濃厚接触者でない方は57名です。そして、右から2つ目の変異株確認数、今週は58ですけれども、濃厚接触者でない方で変異株と確認されたのが10例。ですから、57分の10例が計算すると17.5人になると思います。

 

記者:

 ちょっと後でまた詳しく伺います。ありがとうございました。

 

記者:

 17日までの1週間で58人ということなんですけども、これはスポット的に一気にがっと来ているのか、もしくはこの傾向が続きそうなのか、その辺りの御見解をいただければと思うんですけど、いかがでしょうか。

 

久元市長:

 それは分からないですね、分からないですけれども、過去の状況から見れば週を追うごとに増えてきているということは確認しています。これから先のことは分からないです。

 

記者:

 ただ、上昇傾向なので十分警戒、警戒といってもやはり予防対策を取るしかないということでしょうか。

 

久元市長:

 基本的には変異株に対する対応というのは、ほかのそれ以外のウイルスと基本的には同じ対応をしてよいというのが国の方針です。ですから、それは現時点での我々の治験では、先ほども言いましたけれども、同じことを繰り返し申し上げなければいけない、それが適切であると思います。

 

 同時に、私たちが本当に変異株の状況を積極的に調べていますけれども、この変異株がそれぞれのタイプに応じてどれぐらい感染力があるのか、どれぐらい重症化リスクがあるのかというのは、私どもは正直分かりません。こういうことこそ、やはり国において海外での知見は紹介されていますけれども、やはりこれは国においてしっかりとこの変異株というものは何なのか、そして、変異株の感染力や重症化のリスクというのはどの程度あるのかというものを、やはり我が国の研究者の皆さんの能力を結集してぜひ明らかにし、国民に示していただきたいと思います。

 

 私たちはそういうような、まず自治体でできることは変異株のタイプとか、これは神戸市は積極的に調査をし、市民の皆さんに公表しているわけですが、しかし、これがどう感染力があるのか、重症化リスクがあるのかというのは、これは自治体の力では無理です。そこをぜひ国にお願いしたいと思います。

 

職員:

 1点補足なんですけど、今日、市長が発表させていただいているプール検査の最後のスライドにもありましたように、プール検査で今回職員の定期検査でのサーベランス体制を強めるんですけれども、このプール検査で陽性になった分も当然検体は回収して変異株かどうかのスクリーニングを行ったりとか、ゲノム検査を行いますので、今までよりもより変異株に対するサーベランス体制は強化をいたします。

 

 その上で、変異株も含めて陽性者を見つければ、先ほど所長が申し上げましたように、積極的に疫学調査を行って、さらに濃厚接触者の検査を行っていきますので、さらにこれを強めることによって早期発見、早期対応を神戸市としては努めます。ですから、全体的な話は先ほど市長が申し上げましたように、国の知見において根本的な解決を図っていただくということだと思います。

 

記者:

 変異株は重症傾向ということですけども、毎度お伺いしているんですけど、これは別に特別神戸市に限った問題ではないというご認識は変わらないということでよろしいですか。

 

久元市長:

 それは分からないですね。それは分からないですが、そこは神戸市の説明できる話ではありません。ほかの自治体、あるいは国のほうで説明される事柄だと思います。

 

記者:

 最後に、半数以上が変異株ということになったんですけども、これについて率直に受け止めをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

久元市長:

 やはり変異株が広がってきているということ、そして、これはぜひ国のほうでその意味するところをしっかり説明していただきたいと思うんですが、意味するところというのは、先ほど申し上げましたこの変異株、それぞれのタイプの変異株の感染力の強さ、それから重症化リスク、こういうものについての治験をはっきり示していただきたいということですが、やはりこの事実を市民の皆さんにしっかりお示しをして、少なくとも感染力が強いということであれば、やはり従来以上に感染予防ということを徹底していただくことを強く呼びかけたい。こういう事実をお示しをした上で、市民の皆さんの行動変容を強く促したいと思います。

 

記者:

 この134人の変異株の感染者の中で、今、亡くなられた方とかというのはいらっしゃるんでしょうか。

 

久元市長:

 1人です。

記者:

 ちなみに、いつ亡くなられたかとかまでは。

 

職員:

 ちょっと個人情報になるのであれですけれども、全国初ということではないです。

 

記者:

 何歳台の男性、女性とかというのは。

 

職員:

 ちょっとそこまであれですけども、若くはないです。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 先ほど、これまでの会見でも、変異株が感染力がやや強い傾向にあると現場感覚では思うとおっしゃっていたんですけれども、重症化についてはまだ不明というのは、あまり重症化の傾向は見られないという理解でよろしいんでしょうか。

 

職員:

 正確に変異株の患者さんの、最終的にどれぐらいの症状になったかというのは逐一調べておりませんので、まだ最終結果で最大悪いときがどうだったかというデータがありませんので、そういう意味で、何分の何人が重症だったとか中等症だったとかいうデータを持ち合わせていません。感覚でいえばそれほど大きな変化はないように思いますけれども、この結果は、もう少し時間がたってくれば、神戸市の数であればこれぐらいが重症化したということがお示しできるのではないかと思います。

 

記者:

 分かりました。

 あと1点、市中感染というレベルではないということだったと思うんですけれども、今、兵庫県でも、昨日、変異株についてのレクがありまして、県内でもやっぱり神戸市はちょっとやや多いなと、人口の割合もあると思うんですけれども、どういったパーセンテージになれば市中感染と言えるとお考えなのか、認識をいただけますでしょうか。

 

久元市長:

 神戸市が多いというのは、実際にそれは、神戸市で変異株が広がっているのか、それから神戸市の検査割合が高いということと両方の可能性があります。現時点では何とも言えません。それは、ほかの自治体の検査の状況が同じであれば神戸市で感染が広がっていると言えようかと思いますけれども、そういう状況ではないので、そういうことはできないのではないかと思います。

 

 それから、何%ぐらいかというのはよく分からないですよね。少なくとも言えることは、濃厚接触者以外の方においても変異株の方の割合が増えてくると思います。それが17%台ということですから、物すごく、少なくとも変異株が市中に広がっている状況とまでは言えないのではないかということは、一般的に言えるのではないかと思っています。

 

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 変異株のクラスターが、以前、3件発生しているとお聞きしましたが、そこから増えていますでしょうか。

 

職員:

 現在、4件ということで確認してございます。

 

記者:

 分かりました。あと、変異株の割合が上がっていることで、病床の逼迫状況なんてすけれども、例えば病院によっては、私も報道でしか分かっていないんですが、ウイルスごとで病室を全く別にしたりとかしている病院があるみたいなんですけれども、そこは関係があるんでしょうか。

 

久元市長:

 これは、変異株が確認されれば必ず入院していただかないといけないというのが国の方針です。原則として入院するというのが国の方針です。ですから、民間療養施設に入っていただくという選択肢がないわけですね。それと、退院するときには2回続けてPCR検査が陰性でなければいけないという縛りがありますから、変異株の方が多く確認されればされるほど、ほかの変異株以外の方に比べて入院者が増え、入院期間が長くなるということが言える。そういう意味で、変異株の方が増えれば、確認が増えれば、医療提供体制を逼迫させる方向に働いていくということは少なくとも言えると思います。

 

記者:

 あと、変異株の検査体制も、プール検査も含めて今度やるようになるので、強化するということで先ほどおっしゃいましたが、例えばゲノム解析の機器をもうちょっと増やすとか、具体的にまた予算を投じて強化していくようなことは考えておられますでしょうか。

 

久元市長:

 もし環境保健研究所のほうがそういう意向であれば、財政的な面で検査体制の拡充をちゅうちょするということは絶対にありません。よく環境保健研究所と相談したいと思いますが、機器だけ増やしても、やはりそれを検査する、これは非常に高度な検査です。誰でもできるわけではないわけで、そこは、機器を増やせば解決できるという問題なのかどうか、それも含めて環境保健研究所とよく相談したいと思います。

 

記者:

 今、66%も検査をしているわけですが、これをもうちょっと数値を上げるとか、目標の数値とかはあるんでしょうか。もうこれでいっぱいという意味でいいんでしょうか。

 

職員:

 66%というのは、全てやって、結果、66%しかゲノム解析ができなかったという結論なんです。ウイルス量が少な過ぎてゲノム解析ができなかったという結果です。ゲノム解析そのものは、やはり高度な技術が必要で、現在、2人が中心でやっているんですけど、もう少し人材育成をして、もう少し検査できる人材を増やしていきたいとは考えております。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 飲食店の時短要請は今月末まで続くことになりまして、一方で、緊急事態宣言が解除されて、まちに人が戻ってきたというふうな見方もあるようですが、足元の神戸経済の情勢について市長はどのように御覧になっていらっしゃいますでしょうか。何か御意見がありましたらお伺いしたいです。よろしくお願いします。

 

久元市長:

 もちろん、コロナウイルスの戦いというのがもう1年余りになるわけですから、民間事業者の皆さんも相当これによって影響を受けておられますし、やはりこれへの対応に相当疲れておられる、苦労しておられるということだと思います。

 

 同時に、やはり業種によってかなり差があることは事実です。飲食店、また観光業界、あるいは対面のお仕事などですね。ただ、それも時期によって、影響を受ける業種ということと、影響を受ける業種に対してどう対応したのか、例えばGo Toトラベルの対応をしたときは観光業界は少し一息つくという状況があったけれども、それが中止になればまた状況が悪化するとか。それから、飲食店に対しては時短要請に対して協力金が用意された。これは小規模な店舗ほど有利な仕組みです。これはあまりよくない制度だったと思いますよ。神戸市は何ら意見を言える立場じゃなくて、(地方負担分の)3分の1の負担はしておりますが、しかし、そんなにこれは考え抜かれた仕組みとは言えなかったと思います。

 

 だから神戸市は、そういうこの制度の欠点を補うために、(規模によって負担が異なる)家賃を基準としたサポート、一時金支給ということを行うようにしたわけです。ですから、そういうようなその時々の対応に応じて、それぞれの業種ごとの影響度というものを勘案した。だから、現実は相当多様といいますか、複雑で、それも、また状況も時期によって変わってきたというのが率直な印象ですね。

 

記者:

 また今後も、情勢が変わってきたらそれに応じて対応していくのではないかというような見通しということなんでしょうか。

 

久元市長:

 今、神戸市会が開催中で、当初予算を私どもは提案しております。そして、補正予算につきましては、既に数次にわたって議決していただいたもの、それから、もう3月ですけれども、新たに提案もしております。ですから、まずは年度内に、この令和2年度に用意した私どもの予算というものを議会の御理解を得て議決していただいて、そして、間もなく新年度に入りますが、議決していただいた予算は補正予算の繰越分もありますから、そういうものも含めてきちんと適切にスピーディーに執行していくことが、まずは我々がやらなければいけないことだと思います。

 

記者

 ありがとうございます。

 

記者:

 先ほど変異株で陰性確認の検査が必要ということで、ちょっと不勉強で知らなかったんですけど、このところでお伺いしたいんですけれども、要は、今、普通のコロナだったら、無症状が一定期間続いたら退院でとか、そういう運用になっていると思うんですけれども、変異株を見つければ見つけるほど医療体制が逼迫してしまうと、そういうジレンマがあると思うんですけれども、そこに対して思うことだったり、あるいは国に求めることだったりというところがあれば教えてください。

 

久元市長:

 これは、現実にそういう方向に働いていることは事実です。神戸市の病床占有率がほかの自治体に比べて相当高くなっておりますが、その要因として、変異株の積極的な調査を行っていることが影響していることは確かだと思います。

 

 ただ、だからといって変異株の調査を少し控えるとか、そういう対応はやはりすべきではないのではないだろうかと。やはり現実に変異株というものが広がっていることについて、神戸市民だけではなくて多くの国民が不安に思っているわけですから、その実態をはっきりさせることは非常に重要なことだと思います。

 

 医療提供体制を逼迫させる方向にあることについて、国の方針としてどう考えるのかということはなかなか一自治体として言うことは難しいので、これは厚生労働省において適切に判断していただければと思います。

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