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更新日:2020年12月10日

定例会見 2020年(令和2年)12月10日

ここから本文です。

市長定例会見の模様をお届けします。

 

会見資料はこちら(PDF:15,609KB)
 

 

新型コロナウイルス感染症対策

久元市長:

 私から今日お話を申し上げたい案件は、新型コロナウイルス感染症対策を含めて4件です。コロナ対策、それからウォーターフロントエリアが大きくこれから変わっていきますので、その状況、それから市営地下鉄の新長田駅がこれからどう変わっていくのか、4番目に、神戸歴史遺産制度を創設しますので、その概要につきましてご説明を申し上げます。

 まず、コロナウイルス感染症の状況です。直近の陽性件数、1週間で420件ということで、1週間の件数としては最多ということになっています。11月以降から感染者が急激に増加をしているという状況です。年代別の状況ですが、これは前回と傾向は同じですが、6月23日から9月23日までは、20代から40代までの世代が中心でした。9月25日以降は50代以降の中高年層、特に70歳代以上の高齢者層で感染が拡大をしているということが言えます。高齢者層は重症化リスクが高いわけですから、この世代での感染割合が高いということは、医療提供体制への負担が大きくなります。神戸市内の医療提供体制も予断を許さない状況にあるというふうに考えております。

 特にクラスターの発生が目立っています。37件のクラスターが発生をしてきました。10月が3件、11月が11件、12月が既に9件発生をしております。クラスターの発生の施設の対応が多様化してきているということが言えます。これまでなかった民間事業所やスポーツ、娯楽施設などでも発生をしておりますし、福祉施設、そして病院での発生が増えている。第1波に比べまして感染拡大のスピードがかなり速くなっている、クラスター化のスピードも早いというふうに感じています。

 直近の2週間の陽性検査数の状況をご覧いただきますと、数字は読み上げませんが、発生件数の急増を受けまして、検査数、陽性率とも増大をしております。検査能力には余裕がありまして、必要な検査はできているというふうに感じています。

 直近1週間の入院・入所患者数の状況です。直近の火曜日、12月8日の数字でご覧をいただければと思いますが、入院患者数は124人、前の週に比べまして13人増加をしております。過去のピークをかなり上回っているという状況です。うち重症患者が13人、前の週よりも2人増えておりまして、これも今まで一番多くなっています。それから、民間療養施設への入所者数は139人ということで、前の週に比べると69人も増えております。これまでのピークを相当大幅に、何倍も上回っているという状況です。

 感染状況が、政府の示す感染状況ステージの指標と比べてどういう状況かということですが、この赤の部分、これはステージ4の指標を超えている。黄色の指標がステージ3を超えているという状況です。市内の現時点での病床占有率は、ステージ4の指標にあります。最大確保数の50%以上というのがステージ4の指標ですが、これを超え78%ということになっております。9月25日以降は発生患者数も増えておりまして、高齢者層での感染割合が高いわけで、医療提供体制の負担が非常に大きくなっておりまして、予断を許さない状況にあるというふうに思っております。各医療機関としっかりと連携をする、それから宿泊療養施設をさらに活用するということで、医療提供体制の確保に全力で取り組みたいと考えております。

 感染者数は増えておりますけれども、感染経路が全く分からない感染者の割合は従前の水準でありまして、直近で46.2%ということで、感染経路が追えていないという状況ではないというふうに考えております。この医療提供体制については、現在市内の医療機関との連携によりまして、合計で160床、うち重症患者向けが39床確保済みということになっております。しかし、かなりこの入院・入所者数が増えておりますので、市内でさらに25床を増やしまして、合計で185床、うち重症者向けの病床を51床、この確保に向けまして、現在医療機関との間での調整を進めております。

 宿泊療養施設につきましても、先ほど申し上げましたように、相当大幅に入所者が増えてきました。ニチイ学館ポートアイランド宿泊棟は、これは100室用意をしておりますが、既に73室が埋まっております。東横イン神戸三ノ宮市役所前は110室用意をしておりますが、70室が埋まっております。全体の占有率68%、これまでにない入所状況が続いているわけです。

 そこで、こういうような状況になってほしくはもちろんなかったわけですけれども、こういう可能性も否定できないということは従来から感じておりまして、そこで民間療養施設の確保の交渉を行ってきました。このほどその協議がまとまりまして、新たに東横イン神戸三ノ宮1を確保するということにいたします。このホテルは88室ということになっておりまして、合計で298室が確保されることになります。開設日は12月19日土曜日を予定しております。さらに、この東横イン神戸三ノ宮市役所前110室、これは契約期間が1月まででありましたけれども、3月まで契約を延長するということにいたします。

 PCR検査ですけれども、これまで4,600件を超える検査を実施しております。国の基準を超える方も対象として積極的に検査をし、クラスターを未然に防止する、そういう取組を行ってきました。今後とも、こういう努力を続けていきたいというふうに思っております。酒類を提供する飲食店については検査を行うこととしておりまして、これまでに9店87名に対して実施をしております。基本的には店名は公表しないことといたしまして、積極的に検査を希望する店舗を受け付けるという取組みを行っておりましたが、この結果、検査の件数も若干は増えてきているという状況です。

 県のほうも積極的に呼びかけておられますように、感染症基本対策をしっかりと市民の皆さんに励行していただくことを、ぜひお願いをしたいと思います。

 残念ながら、コロナウイルスに感染をされた方、あるいは医療従事者など感染防止あるいは医療の提供に懸命に取り組んでおられる方々に対する、心ない誹謗中傷があります。そういうことがないように、引き続き、私たちといたしましてもしっかりと啓発を呼びかけたいというふうに思っております。

 コロナ対策については以上です。

ウォーターフロントエリアに賑わい施設が次々オープン!~新たな「まち」に生まれ変わります~

久元市長:

 次は、ウオーターフロントの今の整備状況についてご説明をさせていただきます。

 神戸にとりまして、このウオーターフロントのエリアは、神戸の成長、発展を支える大変大事なエリアです。大きく言って、今日は2つのエリアについてご説明をしたいと思います。1つは新港突堤西地区、中突堤周辺地区です。

 ここのエリアは、2015年12月に第一突堤にみなと温泉蓮がオープンをいたしました。さらに第一突堤、基部と私たちは呼んでおりますが、付け根の部分ですね、ここについては2017年に開発事業者が決定いたしまして、現在、各施設が建設中です。その状況を後ほどご説明いたします。

 それから、中突堤周辺地区では、2017年に開港150年記念事業としてメリケンパークがオープンしました。BE KOBEのモニュメントやカフェの設置など、新たな人の流れが生まれています。

 これに続く取組みといたしまして、2020年2月には海洋博物館をリニューアルオープンいたしました。現在、ポートタワーで耐震改修、リニューアルの設計を進めております。

 2番目がHAT神戸です。このHAT神戸は震災機構の事業として、県市協調の事業としてまちびらきをいたしました。これもアートと海を感じるまちづくりをさらに進めたいと思っております。

 それでは、具体的に新港突堤西地区、中突堤周辺エリアにつきましてご説明をいたします。

 整備の前ですが、手前が第一突堤の蓮の施設ですね。そして、その付け根の部分、こういうふうに更地であったわけですが、これを複合開発が進められてきました。来年から、この施設が順次こういう形でオープンをしていきます。その状況を、個々の施設につきましてご説明をしたいと思います。

 まず、一番最初にオープンをいたしますのはフェリシモさんの新社屋です。このフェリシモさんが新社屋をここに建設をしていただいて、本社も移転をしていただくということになりました。8階建ての非常にデザイン性の高い建物が完成をいたしまして、まず、来年の1月にフェリシモホールがオープンをいたします。1月23日にこけら落としとして神戸学校が開催をされる予定です。秋には世界のチョコレートパッケージが展示されるフェリシモチョコレートミュージアムがオープン、さらにレストランなどもオープンをする予定です。

 2番目の施設がGLION Awa-s BuildingGという施設ですね。この施設は10階建てで、GLIONグループのビルで、GLIONグループのオフィスが4月に移転を、9階、10階のところに移転をいたします。6月には低層1階から3階のところにフェラーリ、BMW、MINIの3つのブランドが一堂に入る日本初のショールームがオープンをいたしますし、あわせてカフェが併設されたBMWブランドコンセプトストアもオープンする予定です。

 フェリシモさんとGLIONさんの社員合わせて500名以上の方々がここで働かれるということになります。

 次が、神戸ポートミュージアムです。来年の秋に開業予定をしております。4階建ての集客施設ということで、1階にはフードコート、クラシックカーミュージアム。TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FESという施設がオープンいたします。2階から4階は、水槽を核といたしました舞台芸術、あるいはデジタルアートの演出など、アートと水族館が融合したアクアリウム、エンターテイメント施設、átoa(アトア)がオープンをいたします。

 さらに、こういう民間施設のほかに、訪れた方が憩えるような公共スペース、これをできるだけ緑豊かな形で随所に配置をしたいというふうに思っています。

 このスライドは、市街地から第一突堤基部へのエントランス部となる住宅西側の公共空間を示しております。

 神戸ポートミュージアムの南側は海を身近に感じられる親水空間。これは海と接続をしていますので、親水空間として、夜間景観にも配慮した緑地広場を整備します。この広場はポートミュージアムのオープンに合わせて開放する予定です。

 次、ポートタワーのリニューアルです。ポートタワーのリニューアルは、タワーに新たにできる屋外の空間から神戸の景観を楽しんでいただけるようなものにしたいというふうに考えております。そして、低層部4階には神戸港を望む屋上テラスも整備をいたします。

 回遊性の向上ということでは、税関前の歩道のリニューアルも進めていますし、連節バスも来年の4月から本格運行いたします。三宮、新港町、メリケンパーク、ハーバーランドと、こういうルートで運行することとしておりまして、路線の名称あるいはロゴのアンケート投票も実施をしております。12月20日まで投票を行っておりまして、結果の公表は1月中旬、そして、この連節バスのプレ運行も来年1月に4日間行いたいと思っています。

 これがウオーターフロントの最初のエリアですね。

 もう1つはHAT神戸です。HAT神戸は、震災の復興事業として県市協調で計画をし、平成10年にまちびらきをいたしました。三宮の駅から東に約2キロの臨海部ですね。令和2年3月末に約1万8,000人の方々がお住まいになっています。

 HAT神戸ができる以前は、このエリアは川崎製鉄さん、神戸製鋼所さんの工場がありました。平成10年にはWHOの神戸センター、平成11年には防災地方合同庁舎、平成14年にはJICA、兵庫県立美術館、人と防災未来センター、平成15年には神戸赤十字センター、兵庫県災害医療センター、平成22年には神戸こども初期急病センターがオープンをする。こういう複合的な、医療面を含めて複合的なエリアになっています。

 このエリアをもっと楽しく回遊できるように、アートを重視したまちづくりをしていきたいと考えております。もともとここには兵庫県立美術館がありまして、これを核にミュージアムロードがあります。ここにはアート作品がたくさんあるわけでして、現在24体が展示をされています。その代表的なものを、ここに写真を掲示しております。かなりいろんな多くの方に楽しんでいただいているのではないかというふうに思います。

 ここに、さらにこれから設置をしようというのが、まず、なぎさ公園内に新たなシンボルアート作品を2体設置いたしまして、そのうち1体は動物をモチーフに、原寸大の彫刻を制作しておられる三沢厚彦さんに制作をお願いしたいと思っています。なぎさ公園の中にマリンステージがあるわけですが、ここにブロンズ製の熊を設置する予定です。三沢さんからは、作品の大きさは、高さが3メートル20センチくらい、台座込みのサイズですね。重さは約1トン、素材はブロンズにウレタン塗装で、自動車の塗装と同じ。顔の表情や色は今考えておられるそうです。

 新たなシンボル作品、もう1つですね。名和晃平さんにお願いをしたいと思っています。

 2体のシンボルアート作品を完成後、お披露目式を予定したいというふうに思っています。

 六甲ミーツ・アートが今年は大変多くの方に訪れていただいて、盛大に開催されました。この六甲ミーツ・アートの作品も、そこの中で制作者の方と協議がうまくつくというようであれば、この出展作品の中にもHAT神戸に置けるものがあるのではないかというふうに思っています。

 先ほど、口頭で言いましたけれども、このマリンステージ、海のすぐそばにある。私も先ほど、昼休みにちょっとこれ、のぞいてきましたけれど、今はこんな状態で、ちょっと殺風景ですけれども、ここに先ほど申し上げましたようなシンボル作品を設置いたしまして、桜も植えるということにしたいというふうに思います。オオシマザクラ、カワズザクラ、こういうふうに潮風に強いような樹種を選んで、三沢さんのアート作品はこのマリンステージ、円形広場の芝生の部分、桜の木をバックに設置をする予定です。

 このなぎさ公園内を、これが近景ですけれども、遠景でご覧いただきますとこんなイメージになりまして、グラウンドの北側にも桜を植樹する。そして、桜はライトアップをすする。グラウンドも芝生化をするということで、ここは有事の防災拠点としての機能もありまして、ヘリポートと避難所にも位置づけをしたいと思っています。

 もう1つは、このHAT神戸の前は海が広がっておりまして、大変静穏な海面です。ここでもっとレガッタを楽しんでいただくということがいいのではないだろうかということで、レガッタのための乗降施設、これをハーバーウォークという、海沿いに遊歩道があるわけですが、その西の端ですね。ちょうど西の端が生田川の河口になっておりまして、ここにレガッタの常設の乗降施設を整備したいというふうに思っています。こういう形で海風を感じながらレガッタを楽しんでいただく方が増えるということ、これは大変楽しみです。

 このほかに、ハーバーウォークにランニングコースの距離表示も設置をしたいというふうに思っています。

 さらに、このHAT神戸、夜間景観の演出にも力を入れたいと思っておりまして、なぎさ公園とハーバーウォークでライトアップを実施するということにしております。温かみのある電球色で明かりを統一して、落ち着いた住環境らしさを創出したいと考えております。

 さらに、にぎわい創出の一環といたしまして、キッチンカー。キッチンカーは、これは社会実験として今年、市として郊外で行ってきたわけですが、こういうHAT神戸、都心に近いエリアでもぜひ行いたいと思っています。なぎさ公園内で2台を想定いたしまして、一定期間、効果の検証を行いたいというふうに思っています。

 にぎわいづくりの一環といたしましては、将来的にはオープンカフェが常設できないか、そんな可能性も探りたいと思っています。

 ミュージアムロードをずっと北に行きますと、JRの灘駅になります。この駅前の空間を魅力あるものにしたいということ、これを進めてきておりますが、この灘駅はミュージアムロードのちょうど北の端にありますので、アートのある特徴的な駅前空間を目指したいと考えています。プロポーザルで事業者を選定し、令和3年度に工事に着手したい。駅前広場に、ここにもアート作品を複数体設置したいというふうに考えています。

 HAT神戸の東西のメインストリート、先ほども訪れましたら、たくさんの方々が行き交っておられましたけれども、この東西のメインストリートの歩道のライトアップ、あるいは歩道橋のライトアップ、これもアートを活用した魅力アップ、回遊性向上に向けた取組につながるのではないかというふうに思います。

 これがHAT神戸です。

市営地下鉄 西神・山手線 新長田駅が変わります~みなさまの1票が新しい駅空間を決定します~

久元市長:

 それから、新長田駅ですね。新長田の再開発事業がいよいよ終結いたします。この総括はしっかりしたいというふうに思いますが、同時に、新長田駅も未来志向で、デザイン性の高い駅空間にしていきたいと考えています。

 ここのところ、駅前空間の整備、拠点駅の魅力向上ということに力を入れてきました。今年の6月から北神急行が市営化をされたということで、地下鉄の北神線ということで、利便性が高まりました。さらに、この谷上駅で隣接する神戸電鉄の駅前の再整備、そして沿線の活性化もこれから力を入れて取り組んでいこうというお話をこの前もさせていただきました。

 こういう拠点駅をこれから整備していく、いろいろなやり方で、それぞれの駅の特徴に応じて、名谷、垂水、西神中央、これは複合的な視点で駅前を一新させる取組みを行っていますし、112駅全てに街灯を増設する、全部で2,000基の街灯を増設する、こういう取組みを進めています。

 そういう中にありまして、新長田駅という駅は、これは1977年に市営地下鉄が、西神・山手線が名谷と新長田の間でオープンをしたと、そういう非常に歴史のある大事な駅です。JR新長田駅と接続をしておりますし、地下鉄の西神・山手線と海岸線と両方の駅があります。

 ただ、この西神・山手線の新長田の駅は、1977年ですから、開業から43年が経過いたしまして、老朽化が目立ってきています。1日平均4万2,000人、令和元年度の数字ですが、そういう多くの方が利用されている新長田駅が、今のままではやはり残念な状況にあるわけです。しかも、この新長田駅は震災の被害も非常に大きかったという駅でもあります。左の写真をご覧いただきますと、床には水が噴き出した跡が残っていますし、プラットホームの壁の鉄筋が曲がって剝き出しになっている、こういうような状況が当時はありました。復旧工事はもちろん進められて、今の姿になっているわけです。

 さらに、この新長田駅をリニューアルしたい。コンコースそれからプラットホーム階の内装や、地上の東出入口を一新したい。デザイン性を向上させ、安全性、快適性を向上させ、長寿命化を図り、省エネ化も図りということで、交通局で3つのデザイン案を考えましたので、ぜひ市民の皆さんの投票で選んでいただきたいと考えています。

 ざっとご覧いただきますと、3つの案、A案は「まちの温もり」を重視した木目と煉瓦タイルを基調とした落ち着きのある駅空間です。2枚目の資料が、これは地上出入口を含むイメージですね。こういうイメージです。

 2番目のB案、これは「緑と光」ということで、風に揺れる木々の揺らぎや光を抽象化した未来的な駅空間です。従来の暗いイメージを思い切って明るくしたい、白を基調とした未来的な明るい駅にしたいというプロジェクトです。新長田駅周辺では、「ながた緑プロジェクト」を展開していますので、緑を感じられる演出にしたいということです。この写真が地上の出入口のイメージです。

 3番目のC案は「復興と発展」、復興から発展していくまちの力強さを表現した駅空間で、長田区の花「サルビア」、長田区の木「ハナミズキ」をイメージした赤や白のパネルをアクセントとして使用しています。地上の出入口も、これも先ほどの2つのデザインとかなり違うデザインですね。

 こういう中から投票をしていただきたいということで、市民の足である市営地下鉄の駅のデザインを市の皆さんの投票によって選んでいただきたいというふうに考えています。

神戸歴史遺産制度を創設します~貴重な歴史遺産を未来に残すための仕組みづくり~

久元市長:

 最後のテーマが、神戸歴史遺産制度の創設です。これは神戸市内でもそうですし、特に過疎化が進んでいる町村地域の地方自治体、兵庫県内もそういうところが多いわけですが、非常に貴重な文化遺産が非常に厳しい状況に置かれております。少子高齢化、過疎化などで、継承者や支援者が減少する、所有者の経済的負担が増大する、伝統行事の継続や歴史的建造物の維持が困難になるという状況が起きています。神戸市内でもそういう状況が起きておりまして、神戸市の独自の制度をつくって、これを受け継いでいきたいと考えています。

 神戸歴史遺産として認定するのは、文化財として指定を受けているものも含みます。そして、未指定の文化財の中で神戸市が認定するもの、この両方を対象とします。おおむね、文化財の種類に属する。これは有形、無形の文化財ですね。神戸市域の歴史的特性を表している。50年以上の歴史が神戸市内に存在し、所有者などが明確で認定の合意が得られるような、この5つの要件に当てはまるものを次の認定助成の流れで認定していきたい、そして助成していきたいと考えております。

 助成内容は、既に指定されている文化財については、これは所有者が負担する費用への助成で、未指定の文化財もそうですけれども、対象となる事業としては、継承のために必要な事業、所有者の同意が得られている事業、活用の展望がある、事業成果が公開可能なものなど、ハード、ソフト両方の経費を対象といたします。

 方法といたしましては、ふるさと納税の仕組みを使いまして、ふるさと納税として集まった寄附額と同額を神戸市が負担して助成する、マッチングファンド方式を採用したいと考えています。一旦は神戸市市民文化振興基金に積み立てまして、そしてこれを助成する方法を取りたいと考えております。

 スケジュールといたしましては、来年の1月18日以降、相談を開始いたしまして、4月以降に受付を開始するというスケジュールで進めていきたいと考えております。

 私からは以上です。

質疑応答

記者:

 初めに、1項目のコロナに関してですが、酒類を提供する飲食店への検査というところで、12月11日に改めて案内を送付ということもありますが、現時点でかなり実施数が少ないと思うんですが、今の段階で考えられているほかの対応といいますか、積極的に受けてもらうための準備というのはありますか。

 

久元市長:

 まさに今日、こういう形で現状を説明させていただきましたので、この状況というのを、PCR検査の実施について、広く飲食店の酒類を提供しているお店の方々に知っていただきたいというふうに思います。現実に、酒類を提供しているお店からもクラスターが発生しているということ、これ、昨日、公表させていただきました。今まで神戸市内の繁華街では、そういうクラスターの発生というのは比較的少なかったわけですけれど、やはりほかの大都市の中でかなり大きな感染が広がっているという状況を考えれば、神戸でも緊張感を持って対応していく必要がありまして、やはりクラスターの発生ということを未然に防止するという意識をぜひ飲食店の経営者、関係者の方々に持っていただきたいというふうに思っています。

 

記者:

 宿泊療養施設の開設の関係でお聞きしたいんですけれども、土曜日を目標に開設されるということですけれども、この影響で病床というのはどれぐらい空きができる、余裕ができるというふうに見込んでいらっしゃるんでしょうか。

 

久元市長:

 見込むのは難しいと思います。しかし、民間療養施設が満杯になってしまえば、当然のことながら病院の病床を圧迫することになります。ですから、これをつくることによって、それだけ病床の負担が減るということは間違いありません。どれぐらい減るのかというのは、これはまさにこれから感染が、どれぐらいの人数が、これは誰も予想がつかないと思いますから、そういう数字としてお示しをするのは困難です。しかし、病床圧迫を防ぐ効果があるということは間違いないと思います。

 

記者:

 あと、感染拡大特別期に伴って185床にベッドを拡大するというお話がありましたけれども、大阪でもありますように、ベッドを確保しても、人がなかなかいないというような状況も他都市ではありますけど、神戸はどういう状況でしょうか。

 

久元市長:

 まず、神戸は、重症者専用病棟、これは現実に11月9日に活用が始まっているわけですから、ここは中央市民病院の中でしっかりと医療スタッフを確保し、専用病棟のための医療スタッフを十分入念に準備をして進めてきましたので、医療スタッフの不足ということは生じていませんし、また、中央市民病院機構、4つの病院があるわけですが、3つの病院でコロナ患者を受け入れている。そこの中でのドクター、特に看護師さんを、病院機構の中で、この3つの病院の中で、十分現場の意見を踏まえながら配置をするということを現在はやっております。

 現在は何とかこれで入院患者さんに対するケアというのが行われているわけですけれども、しかし、感染が拡大をすれば、仮にこの重症者病棟が全部埋まってしまうということになれば、また新たな対応を考えなければいけないということは、そういうことはあると思いますし、特に中央市民病院の中ではそういうようなご検討もしていただいているというふうに理解をしています。

 

記者:

 ツイッターでも、県を通じて、国のほうに人力の要請をする可能性もあるというような言及もされていましたけれども、例えばこれぐらいの使用率になったらとか、これぐらい伸びたらみたいな、何か目安というのは考えてらっしゃるんでしょうか。

 

久元市長:

 国に要請をするというのは最後の段階だというふうに思います。私たちとしては、これはどこの地域も非常に対応に苦慮している。特に北海道や大阪など、東京も非常に逼迫している状況にありますから、やはり私たちは自分たちでこの状況に対応していかなければいけないということが基本です。

 そのためには、病院機構の中の調整ということ、やっぱり病院機構に対してしっかりと神戸市が設立団体として支援をするということ。そして、病院間の連携ですね。重症者病棟は36床が中央市民病院は限界ですから、ほかの病院にもお願いしなければいけません。そういう病院間の連携によって、何とか神戸市としては自分たちでこの病床の運営ということをしっかりとやっていく、これを基本にして対応していきたいと思います。

 

記者:

 コロナの件に関してなんですけれども、やはりクラスターの数がどんどん増えてきていて、第1波、第2波のときに出ていなかったような業種であったり場所のクラスターも増えてきているということなんですけれども、市長の目から見て、どういったところに要因があるのか。市民の方々の動きとか、何か感じられていることがあれば伺いたいと思うんですけれども。

 

久元市長:

 これは、恐らく国の専門家の分科会などでもその辺は議論されているとは思うんですけれども、やはり第1波、第2波のときに比べて感染力が強くなっているということが、これは推測できるのではないかというふうに思います。

 それと、やはり緊急事態宣言が出されたときよりも感染者は多くなっているわけですけれども、緊急事態宣言のときよりも、神戸でも人出が多くなっている。ここは非常に悩ましいところですけれども、やはり外出をする以上は、あるいはお店にいたりする以上は、感染防止ということをしっかりと徹底して行動していただく。これは、具体的に、神戸市も、先般、ウェブサイトも相当詳しくリニューアルをいたしまして、呼びかけておりますので、しっかりとそういう基本的な感染防止のための対応をしていくということが必要になってきているのではないかなというふうに思います。

 

記者:

 病床数の確保の関係なんですが、160床から185床への確保のめどというのは、現時点でどのような段階でしょうか。

 

久元市長:

 今、各病院と協議中ですけれども、それぞれの病院からは、やはりかなり前向きに協議には応じていただいているというふうに承知をしています。

 

記者:

 いつ頃に確保が済むというような、何か見通しというのはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 今日、この場でいつまでにということを申し上げることはできませんが、できるだけ早く確保のめどをつけたいと思います。

 

記者:

 宿泊療養施設の関係なんですが、現時点で3か所目を確保できたということですが、新たに4か所目以降、現在の考え方は何かあるんでしょうか。

 

久元市長:

 3か所目が確保できた、これは予断はもちろん許さないわけですけれども、当面はこれで何とか対応できるのではないかというふうに思います。

 ただ、もともとこの3か所目を確保するときも、今回お願いすることにした東横イン以外のホテルとも交渉をしたり、協議をしたりしておりましたので、仮に感染がこれから大きく拡大をして、この3つの施設では足りなくなったときも、その4か所目を用意する可能性というものはあるのではないかというふうに思います。今すぐに4か所目について用意をしようということではありません。

 

記者:

 あと、ポートタワーのリニューアルということでちょっと伺いたいんですが、神戸の港のシンボルとも言えるような施設かと思うんですが、改めて市長としてはどのような施設になってほしいというような思いというのはあるでしょうか。

 

久元市長:

 そうですね。やや個人的な思い出になるかもしれませんが、ポートタワーが完成をしたのは昭和38年ですね。とにかくあのポートタワーが出現をしたことによって、神戸の風景が物すごく大きく変わったことは間違いない。それは鮮明に覚えています。昭和38年、私はたしか小学生でした。43年のときは中学生だったので。とにかく新しい風景が神戸に出現をしたということを鮮明に覚えていて、ポートタワーは、神戸のシンボルとして、これからも神戸を代表する風景としてずっと存在し続けてほしいというのが何よりもあります。

 ですから、あの姿のままで存在し続けてほしいんですけれども、やはりこれができてもうすぐ60年になる。老朽化が非常に進んでいるということと、耐震度にやや不安があるということで、ぜひこれは安全なものにしなければならない、これは基本です。安全なものにしたいので、耐震度を向上させるということ。

 それから、これは人によるのかもしれませんが、今のポートタワーはかなりレトロな雰囲気ですよね。やはりもっと神戸らしいおしゃれでデザイン性の高いものになってほしいということで、低層部分については一番上の屋上の部分を使うということでリニューアルするということで、あの姿のままで新しい時代にマッチしたようなそういう施設内容になってほしいと思います。

 

記者:

 コロナについてお伺いしたいんですけれども、今のところ経路不明者については5割に満たないということで、追えているということですけれども、市中感染がどれぐらい広がっているかという市長としての受け止めについて教えていただけますでしょうか。

 

久元市長:

 市中感染が一定程度広がっているということは、それは言えるだろうと思います。ただ、全体としての感染経路の判明割合なんですけれども、個々に見れば時間を追えば感染経路がかなり判明してくるというのがこれまでのところです。ですから、感染経路が全く不明な方がものすごく多数、陽性患者の中に増えているということではないと我々は認識しておりまして、そういうことから言うと、この市中感染が物すごく神戸でも広がっているという認識ではありません。

 しかし、市中感染が存在するということ、これは間違いないと思いますから、先ほど申し上げましたように、やはり感染予防のための行動を徹底していただくということが大変重要ではないかと思います。

 

記者:

 関連して、隣の大阪ではかなりの感染者が増えて、4日に赤信号が点灯したわけですけれども、大阪での感染者が増えたことが神戸でもこれだけ増えているということに関連していると見ているんでしょうか。

 

久元市長:

 断定的なことはなかなか言えないかと思いますが、大阪と神戸というのは非常に人の往来が盛んです。そして、自治体ごとの感染状況を見ましても、やはり大阪に近いところの感染者が多いし、感染割合も高いということは言えるのではないかと思いますから、大阪の感染が神戸にも広がってきているということは一定程度言えるのではないかと思います。

 ですから、これは県境を越える話になって兵庫県知事の判断ということになりますが、兵庫県知事は大阪との不要不急の往来は控えていただくようにというお願いをされているわけで、私も全く同じ考え方ですね。通勤とか通学とか緊急の用とか、現実に私も大阪には3空港懇談会などで大阪に足を運んでおりますから、大阪に全く行くべきではないと言えないとは思うんですけれども、やはりなるべく不要不急の大阪への往来は避ける。ましてや大阪での飲食というのは、これはやっぱり避けていただくということがいいのではないかと思います。

 

記者:

 まず、ウォーターフロントの再開発のところなんですけれども、第1突堤の基部のところに約500人以上が働くことになるということでしたけど、こことの交通アクセスの面は連接バスを想定しているんでしょうか。

 

久元市長:

 連接バスはどちらかというとまちを回遊する方を想定しているということですね。使われる方もいらっしゃるかもしれませんが、連接バスの運行については、今後ダイヤなどについては相談をしたいとは思いますけれども、便数も恐らく限られると思いますから、メインの通勤手段にはなかなかなりにくいのではないかなと思います。

 それはそれぞれ、例えば、私があそこで働くということであれば、JR元町駅からゆったりと通勤したいなと思います。

 

記者:

 あと、ウオーターフロントの再開発で今回示されているもの、基本的には動いていますけれど、コロナの影響というのが懸念される部分というのは今の段階であるんでしょうか。

 

久元市長:

 今の段階では、先ほどご紹介を申し上げました各事業者の皆さんも予定どおりに進めたいとおっしゃっていると承知しておりますし、私も直接お話を聞きましたが、コロナの影響によって明確に何かスケジュールが狂ってくるとは、現段階では感じてはおりません。

 

記者:

 今回、HAT神戸公園のリニューアルが出てきましたけど、この狙いというのはHAT神戸の居住者を増やしたいとか、そういう狙いもあるんでしょうか。

 

久元市長:

 間接的にそうつながってもらえればと思います。とにかく魅力をアップしたいということです。やはりまちびらきをして20年ぐらいたつわけですから、今日も歩きまして非常にいい雰囲気のいいまちだなと思いますが、やっぱり特に夜に行くと少し暗いなという感じがしますね。もう少しおしゃれで、明るくて、そしてよりまち歩きを楽しむことができるような、そういうようなエリアになってもらえれば、来街者が増えるということだろうと思うんです。もっとここを訪れる方を増やしたいということ、そして訪れる方が増えるということは、そこのまちの魅力がアップするということですから、やはりここに住みたいという方が増えるということにもつながるのではないかと思います。

 まず、にぎわいをつくり、魅力アップをして、来街者を増やす、そしてそのことが居住者の増加につながるというようないい循環が生まれていけばいいと思いますし、そういういい循環をつくり出していくきっかけに今回のいろいろな取組みがつながっていければと思います。

 

記者:

 それとコロナのところでクラスターが多発しているんですけれども、一方で飲食店は店名が基本的に非公表ですし、市民からすると感染者がかなり増えている一方で、どこで何が起きているのかというのがちょっと分からない状態が今続いていると思うんですけれど、風評被害の観点から難しいというのは分かるんですが、例えば個別の事案じゃなくても、ある程度まとまって市民に何か注意喚起するような発生状況の仕方はないのかということについてのご意見を。

 

久元市長:

 クラスターが発生をすれば、特にその都度、健康局のほうから発表させていただいておりまして、私どもとしては必要な情報は提供し開示ができていると思います。どこまで情報を出すのかというのは非常に悩ましい話で、これは3月3日に感染者が発生したすぐのときは、とにかく徹底的に情報開示するようにという要請が非常に強かったと思うんですが、その後、コロナとの闘いの経験を積む中で実際に感染場所が明らかになったときに、そこに通っている子どもたちや、あるいはそこに入所している方に対する誹謗中傷みたいなものが起きて、非常にこれは深刻な事態になったということも事実ですね。

 ですから、情報の開示ということと、実際に感染された方、あるいはその周囲におられる方のプライバシーというものをどう両立させるのかということを勘案しながら、個別の施設の公表ということを考えていきたいと思います。

 例えば、お店の場合について言うならば、やはり、例えばたくさんの方が来店をしていて、そういう方が濃厚接触者で、そういう方が相当多数に上っている可能性が強い、高いというような場合には、これはやはり店名を公表して、そして検査を受ける、受けてくださいという呼びかけをするということもあり得るのではないかというふうにも思います。大変悩ましいところだというふうにも思いますが、やはりこれからその両方の要素を勘案しながら、一つ一つ丁寧に対応していきたいと思います。

 

記者:

 ウオーターフロントの関係でお聞きしたいんですけれども、HAT神戸のほうの回遊性というのは、南北の灘駅からの動きというのを想定しているのか、あるいは新港突堤の西地区、中突堤との横の動きもイメージされているのか、どういう形でしょうか。

 

久元市長:

 新港第1突堤基部からHAT神戸に直接行くという人の流れはなかなか想定しにくいと思いますね。HAT神戸に行くのは、JR灘駅、それから阪神の岩屋駅、ここにミュージアムロードが縦にあります。ここをより魅力のあるものにしていけば、そういう南北の人の流れができるだろうと思います。

 それから、東西の流れですが、同時にバスも101系統のバスも走っていますから、バスで来られる方もいらっしゃいますね。ですから、通勤手段は、要するに、ここに、HAT神戸に行く手段は幾つかあると思いますから、やっぱりできるならば、季節にもよると思うんですけど、ゆったりとあの雰囲気を、まちを歩いて楽しんでいただけると。美術館に寄ったり、それから、今度新しく整備をする公園での散策を楽しんだり、海沿いをずっと歩いて楽しんだり、新しくできるアートを、今も県立美術館の南側にあるアートはとても、さっきも行きましたらたくさんの子供たちがアート作品の下で楽しんでいまして、そんな形で、しかも、特に知名度の高い作家の作品が設置されることになれば、それを目当てに来られる方もいらっしゃると思いますから、そういう形で、縦とか横とかそういうことではなくて、人の流れをいろんなルートで、人の流れが活発になるような、そういう動きにつながっていければと思います。

 

記者:

 少し関連して。

 そうすると、新港突堤西地区、中突堤とHAT神戸って、どういう形で差別化しようみたいな、何か狙いというのはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 差別化を特にする必要はないと思うんですね。人の流れというのは、今日は2つのエリアをお話ししましたけれども、この新港突堤に行く人たちというのは、普通は旧居留地から南のほうに行ったり、それから、ハーバーランドからこの新港突堤に行ったりするという人の流れ、それがどちらかというと多いかもしれませんね。人の流れはJRの三ノ宮駅、それから、センター街を通って、大丸の前を通って、元町商店街を通って、それからハーバーロードに行ったり、それから、元町、大丸の前から南京町を楽しんで、それから港のほうに行ってメリケンパークを楽しんだり、そういう人の流れが今もあるわけですけれども、今度、新たに新港第1突堤基部が加わることによって、そのエリアのそういう人の流れというものがさらに増えるのではないかというふうに思います。

 それから、もう1つは、これは少し時間、少しというか、フラワーロードの三宮からの南北の人の流れですね。2号館を解体して、新しく複合の施設ができ、そして、東口が再生し、こども図書館もでき、歩道橋も完成をし、そして、ウオーターフロントの第2突堤の施設もできれば、そういう人の流れというのもできるはずですね。ゆくゆくは、これは少し時間がかかるかもしれませんが、そういうような施設がずっと、これは間違いなく、ウォーターフロントと三宮の都心は大きく変わっていきますから、そういうことになれば、前からもお話をしておりますように、三宮からフラワーロードを通って、ウォーターフロントを東西に走る、JR神戸駅に接続するような、これは連節バスではなくて、次世代型の路面電車の構想というもの、これも現実味を増してくるのではないかというふうに思います。

 

記者:

 神戸歴史遺産のお話を少し伺いたいんですけれども、こうした制度を市として設けることの、改めて意味合いというのと、あと、ふるさと納税への寄附と神戸市としての支出を組み合わせるということですが、寄附が集まるような意識、ふるさと納税なので、市民だけじゃなくて、外の方もということだと思うんですが、意識の醸成というようなところはどういうふうに図っていけばいいとお考えでしょうか。

 

久元市長:

 ぜひ、このふるさと納税については、いろんな目的を持って神戸市にふるさと納税をしてほしいという呼びかけを行っています。神戸の歴史遺産は、今まであまり知られてはいなかったんですけれども、実は神戸にはこんなにすばらしい歴史資産というのがあると。例えば、茅葺きの民家ですよね。これも自治体の中では一番多い。この中のトタンがかぶっていないものについては指定文化財になっているものもありますが、そうでないものもあります。それから、トタンがかぶっているものも、歴史的価値が高いもの、例えば江戸時代に建てられたもの、ひょっとしたらそれよりも前に建てられたかもしれないというものもあるわけですね。こういうような魅力に気づいていただくような取組み。

 それから、神戸には、どうしてもおしゃれでハイカラな港町というイメージがあるわけですが、由緒のある神社仏閣もたくさんあります。市街地にもありますし、神戸の山麓部にもありますし、西区や北区の農村地帯にもあります。そういう魅力をどうやって上手に発信をするのか。そのことによって神戸にゆかりの方が、ぜひこれを自分も寄附をして守っていこう、活用していただきたいというような、そういう動きにつながっていくような情報発信と、それからPR、こういうことをぜひ力を入れてやっていきたいと思います。

 

記者:

 コロナについて。ごめんなさい、戻ってしまうんですが。医療提供体制の確保について、今後、感染拡大特別期になった場合、160床から185床に上げていくと。今、県のほうのいわゆる重症病床の利用率が、多分、全体では40%の中、神戸市が今回の資料によると70%を超えていると。非常に神戸市が重症者を、重症患者を、いわゆる抱えている、受け入れているような状況かと思うんですけども、その中で、39床から51床に重症病床を12床増やしていく作業というのは非常に困難なのではないかなと。

 この増やすに当たって、今、考えられていることとか、もしかしたら例えば神戸市外のそういう基幹病院などにお願いする形になるのか、ちょっとこの重症病床についての方向並びに考え方を教えていただけますでしょうか。

 

久元市長:

 今、重症病床は、神戸市民病院に36床あり、3床については市民病院以外の病院にお願いするということになっているわけです。今、神戸市内の重症者、重症患者は、全て中央市民病院の重症者病棟に入っているわけですね。ですから、今のところ重症者が、これ、予断は許しませんよ、もちろん。予断は許しませんけれども、重症者病棟がもう既に満杯に近くなっているということはありません。しかし、今後の感染の拡大に備えて39床を51床に増やしていかないと、そういう状況には対応できないということで、これで、今、各医療機関とも協議をしているところです。今、協議中ということです。

 県外に頼むことがあり得るのかどうかというご質問ですが、これは基本は、神戸市内の患者さんについては神戸市内の病院で、中央市民病院を中心に受け入れるということを基本にいたします。しかし、状況によって、今も市外の方も受け入れています、重症者病棟には。市外の方も受け入れています。それから、第1波のときは、神戸市の重症患者の方を市外の、県のほうに県の調整によって受け入れていただいたということもあります。ですから、基本は基本としながらも、そのときの状況によって、市外の方が神戸に入院されることもあるし、神戸の方が市外に入院されることもあり得るというふうに思います。そういう意味で、県と神戸市の連携ということは非常に大事だと思います。

その他の質疑応答

記者:

 1点だけお願いしたいんですが、今、大規模公園ビジョンの素案というのがパブリックコメント中というか、意見募集中なんですけど、こちらについてはご覧になったでしょうかということなんですが。

 

久元市長:

 その大規模公園ビジョンそのものについての説明、最近は受けたことがなかったかもしれませんが、神戸の大規模な公園をどうしていくのかということについては、職員から説明を受けたことを記憶しています。

 

記者:

 こちらに、多井畑西地区のURから29ヘクタール受けたことに関しての言及がちょっと見当たらないんですけど、これはそういうものなんですか。

 

久元市長:

 多井畑西地区については、あれをどう利用するのかというのはこれから検討いたします。初めからあそこを公園にするということ、最終的にその可能性も否定はしませんが、基本は、今の現状を大切にしながら里山としての再生を図っていくということですね。

 

記者:

 ああ、それは、公園じゃない、公園という形ではないかもしれないということなんですか。

 

久元市長:

 公園にしない可能性のほうが高いかもしれません。

 

記者:

 先週、一部報道にありました、ポートアイランドと六甲アイランドを結ぶハーバーハイウェイの夜間通行料の徴収漏れがあったと思うんですけど、そちらに対する市長の率直な受け止めを教えていただきたいのと、あと、改善策として、港湾局のほうからETCを設置するなどの案が出されておりましたが、そちらについてもどうするべきか、市長の考えありましたらよろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 ハーバーハイウェイについては、これは2年前でしょうか、3年前でしょうか、政策会議か何かのときに私から問題提起をしたことがあります。それは、まず、ETCが設けられていないということ、これは非常に時代遅れではないかと、神戸市としては恥ずかしいのではないかということです。それから、しかも料金の取り方が、昼は徴収員の方がいて徴収をしているけれども、夜間は無人になると。これを払っている人はごく一部に決まっているわけで、これは非常に不適切ではないかということを私のほうから問題提起いたしました。

 それに対しては、私は、これを全線無料にすることも選択肢としてはあるのではないかということを申し上げたんですけれども、それは関係事業会計にとっては非常に大きな損失になるので、ぜひ港湾局としては、当時はみなと総局と言ったかもしれませんが、ETCを設置することで対応したいということで、そういう方針で臨んできました。私はできるだけ早くETCを設置するというふうにしたいと、そこで議論が終わっておりまして、これはこれで、そういう方向に向かっているのかなと思いました。

 ところが、最近の報道を見ますと、やはり夜間に徴収できていないということは、本来徴収すべきものが徴収できていないということですから、これは不適切です。ただ、もしこれを、今、ETCをすぐ設置するのは無理ですから、係員を配置して徴収すれば、入ってくる収入よりもかかる経費のほうが大きくなるということ、これはそうだろうと思いますから、これは、本来徴収すべきものが徴収できていなかった、つまり神戸市に損失が生じていたとは言えないだろうと思います。

 そうするとどうしたらいいのかということは、私は、きちんと法的な面、あるいはルールとしての根拠をしっかりつくるべきではないかということで、ETCが設置されるまでは夜間は無料にするという条例改正をするのが適切ではないかということを、港湾局のほうに検討してもらっています。そういう方向でよければ、こういうような状況はできるだけ解消すべきだと、早く解消すべきだというふうに思いますから、来年の2月の定例市会に条例改正の案を提案したいと思います。

 

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