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更新日:2020年2月17日

臨時会見 2020年(令和2年)2月17日

ここから本文です。

市長会見の模様をお届けします。

1.神戸市・阪神電鉄・Nature Innovation Groupの3者連携によるシェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業の実施~経済にも環境にも貢献する、真のシェアエコシティを目指した取組み~【0分0秒~】

≪質疑応答≫【22分05秒~】

発表項目

神戸市・阪神電鉄・Nature Innovation Groupの3者連携によるシェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業の実施~経済にも環境にも貢献する、真のシェアエコシティを目指した取組み~

職員:

 お待たせしました。ただいまより阪神電気鉄道株式会社、株式会社Nature Innovation Group、神戸市によるシェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業の実施についての3者共同記者会見を行います。

 

 本日の出席者は、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupの丸川照司代表取締役、阪神電気鉄道株式会社の柴田達人経営企画室部長、そして、久元喜造神戸市長です。

 

 初めに、株式会社Nature Innovation Group、丸川様より「アイカサ」について、続いて、久元市長より本事業の目的と概要について、最後に、阪神電気鉄道株式会社、柴田様より本事業に参画する意義等についてご説明します。その後、質疑応答とフォトセッションを含め、最大1時間を予定しております。

 

 それでは、まず、丸川様、お願いします。

 

丸川代表取締役:

 では、よろしくお願いいたします。「アイカサ」の丸川と申します。

 実は私たちはサービスをリリースしたのが1年と3カ月前に始まったサービスでして、もともと私の思いとしては、今の傘の現状に対して疑問を持ったところから始めております。特に大学生のころに、最寄り駅に着いて、仕方なく傘を買ったり、ぬれて帰った経験など、皆さんもあるかと思いますが、私もそのようなところから疑問を持ったのがきっかけです。

 

 そんな中、私たちはなぜ傘を欲しているのだろう、なぜ消費しているのだろうと思ったときに、傘そのものを買っているというよりぬれたくないという思いが強いと感じ、「傘を通じてぬれない体験を購入しているのだな」と、気づくようになりました。

 

 様々なシェアリングサービスが始まる中、傘を借りることによってぬれないという体験を届けられるのではないかと思いました。実際に調べたところ、実は日本で毎年消費されているビニール傘、使い捨て傘の数は約8,000万本あると。しかもこれを毎年毎年消費していると。もし傘のシェアリングサービスがインフラとなれば、この消費を変えられるのではないか。私たちが本来求めている、ぬれない体験を通じて、さまざまな移動体験を向上できるなと思って始めました。なので、「アイカサ」があることによっていつでもどこでも、雨が降っても安心して、その日とりたい行動をとれる、そんなインフラを届けられたらと思っております。

 

 今、コンビニで傘を買うと1本大体600円ぐらい、ちょっと大きい傘ですと700円、1,000円程です。その分、私たちの目的地である、例えばラーメン屋さんの1杯のラーメンが買えちゃうわけなんですね。それを変えられたらと思っているのですが。こちらが、先ほど説明したビニール傘の年間消費量になります。CO2換算しても結構な量があります。環境省が表示している資料でも、傘を1回レンタルしたらどれだけCO2削減効果があるかという数字が692グラムございまして、それを掛け合わせた数字になります。

 

 こちらは、なぜ環境に悪いかというと、ほとんどの傘は中国でつくられており、毎回輸入して、日本で消費して、それを結局処分している現状があります。例えば阪神電鉄さんの駅だったり、家庭のごみは市が負担していたりと、そういった現状があります。なので、このシステムを変えることによって、もちろん市民の方々も、またオフラインの事業者さんを含め行政も助かると思っております。

 

 先ほど説明させていただいたとおり、私たちは1年前にアイカサを始めました。主に東京と福岡で展開をさせていただき今は約800カ所のアイカサスポットと、約1万本の傘を設置しております。

 

 1万本って多いのかといったら、1年目にしたら多いのかもしれませんが、先ほどの8,000万本、降雨日数の平均で100日と考えると、50万本から80万本が1日に買われている量になります。なので、1万本あってもまだまだ最初のスタートにしかすぎないんですね。

 

 登録のユーザー数は1年で8万人以上ご登録いただきました。今後、2倍、3倍と加速的に増えるんじゃないかなと思っております。

 

 このように多くの場所に設置させていただくことによって、自然と「アイカサ」のユーザーが増えます。実は私たち、特に大きな告知を行っていないんです。町なかの、それこそ事業者さん、行政さんと協力しながら、置くことそれ自体が広告物でもあり、ユーザーが行動を変えるきっかけになります。そうすると利用者が増え、ビニール傘を使おうかなとか、もしくは我慢してぬれて帰ろうかな、そんなときに「アイカサ」を思い出してもらって使っていただけると。そうすると人々の雨の日の行動が変わるんじゃないかなと思っております。結果的に、雨の日に消費している無駄な資源の削減が期待できると思っております。

 

 今回、神戸から初めて発表させていただくんですけども、今までの傘の方式とちょっと仕様を変えております。実はスマートフォンのアプリケーションを神戸でリリースいたします。アイカサスポットを検索して傘立てに近づく。実は傘立て側が通信機能を持った機器になります。IoTみたいな形ですね。それでスマートフォンと通信することができます。そうすることにより、「このユーザーさんは会員登録している。かつ支払い手段も登録いただいている。じゃ、うちの会員さんだ」と認識し、傘をカチャっと取り出せるような仕組みになります。どこでも傘を借りることができ、利用後にまた同じようにピッとやれば傘を戻せるような仕組みになっております。

 

 今回発表させていただく傘は、神戸市さんと阪神さんと作成し、また柄もタータン柄を使っております。

 

久元市長:

 何か相合い傘みたい。

 

丸川代表取締役:

 ほんとうは3人入れる傘がよかったかもしれませんが。

 実はこの傘は非常に軽く、また丈夫につくられております。仮に強風だったり、何らかの原因で1本だけ傘の骨が折れてしまっても、取りかえが可能な設計にしております。今までの傘って、1本骨が折れてしまったら傘の寿命も終わってしまいますが、それを解決できる仕様にしました。私たちは傘をシェアする会社ですが、同時に傘にも今までにない新しい機能を追加して、アップデートしていこうと思っております。

 

 この傘にはICチップが埋められているので、どの傘が借りられているか、どの傘が傘立てに何本あるかなど把握できるようになっております。

 

 詳しくはまた質疑応答の際によろしくお願いいたします。

 

 利用料金は1日たったの70円です。先ほどお伝えしたとおり、600円の消費をするより70円で借りて、浮いた金額は、その分、町に落としていこうよと。雨の日の回遊性を上げて、1日がよりいい1日、価値の高い1日になるのではないかなと思っております。なので、皆さん、「アイカサ」を使った際には、数百円と言わず、何千円もぜひ町に落としていっていただければと思います。

 

 また仮に1週間以上借りたとしても、420円でその月の中であれば料金はストップする仕組みとなっております。自宅がちょっと離れていたとしても、自宅に持って帰って、また次に通勤する際だったり訪れる際にでも返していただくことも可能です。

 

職員:

 続きまして、久元市長より本事業の目的と概要についてご説明いたします。

 

久元市長:

 今、Nature Innovation Groupの丸川社長からお話をいただきましたけれども、ほんとうにこれはすばらしい取り組みだというふうに思います。今回、阪神電気鉄道株式会社さんと3者で連携協定をきょう締結することといたしました。

 

 神戸市はシェアリングエコノミーを推進しています。具体的には、コミュニティサイクルこうべリンクル“コベリン”、これがかなり、この市役所の2号館の前にもありますが、この“コベリン”、あるいは、デジタルサイネージを使いましたモバイルバッテリーシェアリングサービスCharge SPOT、これも市役所の1階のロビーにありますが、こういうものを推進しておりまして、シェアリングエコノミーをどんどん増やしていきたい、広げていきたいというふうに考えています。

 

 そこで、このシェアリングエコノミーの可能性をいろいろと考えておりましたところ、つなぐ課のほうで「アイカサ」の取り組みに着目をいたしまして、それでいろいろと調整をし、阪神電鉄さんもこれに参加していただけるということで、今回、シェアリングエコノミーを推進する、エコロジー、環境にやさしい神戸をつくっていくという観点から、神戸市も参画をすることとなったわけです。

 

 シェアリングエコノミーは、改めて言うまでもありませんけれども、CO2の発生などによる環境への負荷をできるだけ減らしていきたいというニーズにつながる取り組みになるというふうに考えております。

 

 ビニール傘につきましては、私も以前から問題意識を持ってきました。やっぱりたくさん捨てられているわけですね。実際、雨の日なども、特に台風とか大雨の後には、残念ながらこういう光景が見られます。また、雨の日は、先ほど丸川さんからもお話がありましたように、雨の日になると人通りどうしても少なくなるので、寂しい雰囲気になってしまうということもあります。

 

 今回、この神戸で傘のシェアリングサービス「アイカサ」が関西で初めて導入されることになる、とてもこれはありがたいことだというふうに考えています。

 

 「アイカサ」の設置場所ですけれども、これは後ほど阪神電鉄さんからもお話があるかもしれませんが、三宮から元町、ハーバーランドエリア、岡本商店街から甲南大学のエリア、そして阪神電鉄の駅の構内など、80カ所を予定しております。神戸市には地下鉄や商店街がたくさんあるわけですが、雨の日、雨が降ってきたときにそこからなかなか外に出にくいというようなことがありますから、「アイカサ」が設置されることによって人通りも増えていくというメリットもあるのではないかというふうに思います。今年の4月以降、順次設置を行いまして、サービスを開始するということになっております。

 

 この「アイカサ」が導入されることによるメリット、効果は、私どもはこれは一石五鳥ぐらいの効果があるのではないかというふうに思っています。

 

 1つは、大雨の日でも町の中をスムーズに移動できる手段が増えるということで、にぎわいをつくっていくということですね。飲食店などにもお客さんが増えるということにもつながるのではないだろうか。例えば、「アイカサ」と連携をする飲食店などの雨の日限定クーポン、こういうものもつくれば、お客さんも増えていく、経済活動の促進にもつなげられないか、こういう実証実験を早速行いたいというふうに考えております。

 

 それから、これは今後の、まだ議論をしている途上ですが、夏が異常に暑くなっていますから、この「アイカサ」を日傘として使えるということになると、異常高温対策にもつながるのではないというふうに考えています。

 

 2番目は、データの活用です。この「アイカサ」を持っている方が町の中をどういうふうに移動しているのかということ、もちろん、個々の方のプライバシーには十分配慮をいたしますけれども、匿名性のデータを活用することによって、どういうふうに雨の日に人々が移動しているのか、これをビッグデータとして使うと、これはいろんな意味でまちづくりの検討にも参考になる、そういうデータが得られるのではないだろうかというふうに思います。

 

 例えば、三宮の再整備を進めていますが、この「アイカサ」アプリを通じまして、神戸市と阪神電鉄さんの取り組みを登録ユーザーに情報提供するということで、相互にプロモーションを行っていきたいと考えています。

 

 3つ目は、やはり市民のエコアクションにつながるような取り組みですね。エコなまちづくりに参画をしていただくという意識を持っていただけるのではないだろうか。神戸市は、スマホのアプリ「イイことぐるぐる」という、そういうアプリをつくって、既にあるわけですけれども、これは去年の2月から配信をしていますが、「アイカサ」の利用者の方に対しまして「イイことぐるぐる」のPRを行うということで、相互にプロモーションをしていきたいと考えています。

 

 4番目は、丸川社長は、大変失礼ですけど、今はお年は……。

 

丸川代表取締役:

 25です。

 

久元市長:

 25歳という大変若い経営者の方ですね。丸川社長のようなこういう若くして起業された方々をお招きして、学生の皆さんや若手の皆さんにお話を聞いていただいたり、議論をしたり、そういう学生の皆さんの起業のマインドの醸成も促していきたいというふうに考えています。

 

 5つ目は、傘はメンテナンスが必要です。非常に丈夫につくられているとは思うんですけれども、やっぱり時々壊れたりします。これの修復作業などに、あるいは追加して傘をつくるという、そういう製造過程に市内の福祉作業所の方に参画をしていただけないかということで、障害者の方々の就労にもつながっていくのではないかということで、いろんな意味でこれはたくさんのメリットがある取り組みだというふうに考えています。

 

 こういう5項目にわたる取り組みを組み合わせて行う、「アイカサ」を活用してこういう5つの視点を持った取り組みを行うのは、全国で初めてということになります。ぜひ、こういう新しい取り組みを神戸でどんどん展開して、神戸で新しいビジネスが起きる、そういうような取り組みを今後とも行っていきたいと考えております。

 

 私からは以上です。あとは阪神電鉄様からお願いいたします。

 

柴田部長:

 阪神電気鉄道の柴田でございます。よろしくお願いします。

 当社では、将来にわたって持続的な成長をするために、沿線を最重要エリアと位置づけておりまして、「住んでよかった街」「働いてよかった街」、それから、「訪れてよかった街」と、そういった町であり続けるために魅力あふれる沿線の創造ということで取り組んでおります。

 

 「“たいせつ”がギュッと。」というキャッチフレーズをつくりまして、ハート型のロゴなんですけれども、あちらのようなロゴを沿線活性化のプロモーションということで、2013年からさまざまな取り組みを行っております。

 

 例えば神戸市様のほか、西宮市、それから灘五郷酒造組合さんとともに取り組んでおります「灘の酒蔵」活性化プロジェクトなど、地域と連携した施策をこれまで行っておりますほか、良好な沿線のイメージの構築に向けて、兵庫医科大学さんとか神戸大学附属病院さんなどの医療機関と連携をいたしまして、医療情報の提供などを行っております。また、グループ会社ではありますけれども、阪神ステーションネットというところが自転車のシェアリングサービスを行っておりまして、地域の利便性を高めてまいりたいと思っております。

 

 今回、神戸市様、そして「アイカサ」様のご協力を得まして、この実証事業に参加させていただくことになりまして、この「“たいせつ”がギュッと。」のシンボルマークの傘を製作するとともに、このスライドの赤の丸がございます駅で傘立てを設置させていただきます。当社の管理しておる駅は全部で49駅でございますけれども、そのうち39駅で傘立てを設置させていただきます。安全上の観点から、どうしても設置が難しい駅以外は、基本的にほとんど全ての駅に設置させていただくことになっております。こうすることで、鉄道を利用中のお客様が急に雨が降ってきた場合などに、多くの駅で傘を設置しておりますので、皆様にもすぐに便利にご利用いただけるのではないかと思っております。

 

 それから、先ほどから出ておりましたけれど、ビニール傘というのはやはり短期間で廃棄されることが多いものですから、現に当社でもお忘れ物として多くのビニール傘が届いております。この「アイカサ」の導入によりまして、このような傘の廃棄物の削減ということにも貢献するものであろうということで、阪急阪神ホールディングス株式会社の阪急阪神未来のゆめ・まちプロジェクトとして、同社とともに取り組んでまいるものでございます。先ほど申し上げました、先ほどご提示ありましたあの傘にも、この阪急阪神ゆめ・まちプロジェクトのシンボルマークも表示させていただいております。

 

 鉄道ご利用の皆様や沿線の皆様にぜひご利用いただきまして、より便利で過ごしやすい阪神沿線というのを実感していただきまして、魅力あふれる沿線の創造につなげてまいればと考えております。

 

 以上でございます。よろしくお願いします。

 

久元市長:

 1つだけ。もう1つメリットを言い忘れたんですけれども、これ、神戸の神戸タータンのデザインなんですよね。この傘を持った方が増えると、この神戸タータン、それから、この色もまさに神戸の海のブルーのイメージの傘なんですけど、神戸タータンや神戸のイメージが広がっていくのではないかと、これも期待をしています。阪神電鉄さんのこのイメージと神戸タータンのイメージが、両方のイメージの発信につながっていけるということ、ちょっとすいません、追加させていただきました。

質疑応答(発表項目)

記者:

 丸川さんに伺いたいのが、サービスのちょっと細かいところにはなってくるんですが、今年の4月の何日からスタートするのかというのが決まっているかどうかということと、もう1つ、少し話変わって、例えば神戸なり大阪で借りて、出張のサラリーマンがあって、そのまま新幹線に乗って福岡だったり東京に戻るという場合に、そっちで返却することができるかどうか、1つその点はいかがでしょうか。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。

 

 まずは、1つ目ですが、今中国含めて、皆さんご存じのとおりコロナウイルスの影響で、働くこと出勤することを、皆さん控えて、自宅待機しているような状況でございます。私たちも同じように工場が中国にございまして、そこから輸入している関係上、製造が読めない部分がございまして、現状、4月からとさせていただいております。ただ、そんな遠くないかと思いますので、期待していただければと思います。

 

 2つ目の質問、私も今日まさに実はチャージスポット、モバイルバッテリーのシェアリングを東京で借りて、下の庁舎のところで返したんですね。非常に便利だなと感じました。そもそも「アイカサ」のケースですと、逆に電車に持ち込むとかのほうがかえってストレスかなと私は思っているので、例えばここで借りたとしたら、駅で返してしまって、あとは手ぶらで出張を楽しんで、もちろんその行く先には「アイカサ」があると。例えば東京駅にもございますし、品川にもございます。なので、そのように楽しんでいただくのが一番理想かなと思っております。

 

 今回から新しい製品になるので、ちょっと仕組みが違っちゃうんですね。なので、関西エリアは関西エリアで一旦はなりますが、順次それは対応できて、持ち歩いて東京で返したり福岡で返したりとかもできるよう今後随時対応して参ります。

 

記者:

 なので、神戸柄の傘が東京、福岡で広がるということもあり得る。

 

丸川代表取締役:

 そうですね。何本ぐらい向こうに、私、持っていったらよろしいのか、PRのためであればぜひさせていただければ。それこそ福岡の方で東京の傘、パンダの傘とか上野周辺でやっているんですけど、それをあえて持って帰ったり福岡で置いたりしているんですね、そういうユーザーもあらわれるかなと思うので、ぜひちょっとこの傘が都内もしくはほかの地域で歩いていたら、ちょっと思い出していただけるとうれしいなと思います。

 

記者:

 もう1回、丸川さんにお聞きしたいんですけど、先ほどそのシステムが少し変わるとおっしゃっていたと思うんですけど、以前、LINEのアカウントを追加してQRコードを読み取ってという使い方をされていたと思うんですけど、今回その新しいシステム、実際借りて、手前から借りて、それから返すまでのちょっと一連の流れを少し細かく教えてください。

 

丸川代表取締役:

 承知しました。まずは、1つ目がアプリをダウンロードすることですね。アプリをダウンロードしていただくと、すぐLINEアプリとその後は見た目上は同じになります。スポットが、地図が表示されますので、一番近くのスポットを見ていただければと思います。

 

 今回、LINEアプリ上につくるとどうしてもウエブっぽい動きになってしまうんですが、アプリをつくることによって自分が向いている向きとかそういうのがより細かくわかります。なので、その点で利便性がはるかに向上すると思っております。

 

 あとは、傘立てが目の前にある場合は、QRコードが傘立ての上にございますので、それを読み込んでいただくと。そうすると、スマホが通信されてスタンバイモードになるので、あとは、傘をただ取り出していただくと、これだけになります。

 

 実はこの傘立ての出口付近に、通信して借りると押さないとロックが開かないような仕組みがありますので、先ほど言ったとおりQRコードをピッとすれば、自動的にそれが傘のICチップとも反応して通過するという仕組みです。

 

 返すときも同じになります。もう1回QRコードを読み込むと、あとは、返すというボタンを押すと、あとは、傘をそのまま入れていただくだけ、それで返却が完了となります。

 

記者:

 特にそのダイヤルを回したりとか、そういうことをしなくても済むということですね。

 

丸川代表取締役:

 おっしゃるとおりです。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 今に引き続いてなんですけども、今、神戸で新しい挑戦というか、アプリをつくって、今、福岡とか東京でもやっているという話もありましたけども、そういう新しい挑戦をする場所として何で神戸を選んだのか、経緯を含めて、神戸でやるメリットですね、そこも含めてちょっと教えていただきたい。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。実は今回、この取り組みを発表させていただく時点でかなり多くの事業者さんに参画いただくことができました。もちろん市の施設もあるんですが、それだけじゃなくて、民間の事業者さん、あと、今このプレスリリースにもあるとおり、神戸市営地下鉄、阪神電鉄さん、また、あとはポートライナーにも設置をさせていただくことになります。先ほど、置ける場所はほとんど全ての駅に置かせていただいたと柴田さんからお言葉をいただきましたが、実は私たち、福岡とか東京でやる際は、最初はもっとスモールスタートだったんですね。そういったところの違いは、やはり私たちがサービスをやってきたからというところもあるかもしれませんが、何よりも私の新しいサービスを関西で初めて、もちろんリスクも多少伴うと思うんですが、それでもリードしてくださった神戸市のこの雰囲気を含めて一番魅力的だなと感じました。

 

記者:

 設置場所は、以前までは自分たちで開拓していたということですか。

 

丸川代表取締役:

 もちろん、今でも私たちが積極的に活動しております。ただし、今回は町をつくろうというところで、この協定にもあるとおり、回遊性を上げようと。なので、これはただの営業じゃなくて、他人事じゃなくて、自分事のようにこの町のためによりいいサービスを導入していこうということになったかなと思っております。その点、多くの方々をご紹介いただいたり、非常に助かっております。

 

記者:

 もう1点、やはりLINEというもう何年も使っているようなものだったらやりやすいかなという印象はあるんですけども、今回アプリにして利便性が高まるという話があったんですけれども、そこの勝算というか、ちょっともう一度お聞かせいただければと思います。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。アプリの開発に至った経緯も幾つか要素があるんですけども、実は結構リピーターのお客さんから、もうちょっと詳しいスポットの位置だったり、自分の向いている位置を見たいと。確かに最初借りるのはLINEアプリのほうが便利かもしれません。ただ、私たちのサービスは生活の、雨が降れば数回のうち1回は使うような、年数十回は使うようなサービスなんですね。そう考えると、やっぱりより快適なアプリのダウンロードを最初にしてしまったほうが後々便利だと思っております。

 

記者:

 また丸川さんにお伺いしたいんですけども、東京と福岡で前例があるということなんですが、どういった層の方が特に使われるのかということと、あと、先ほどちょっとリピーターさんというふうにおっしゃったんですけど、繰り返し使われる方が多いのか、どういう理由でそういう方が多いのか、教えていただきたいです。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。実はこれは置く場所によって非常に変わりまして、今回、甲南大学さんとかにも置かせていただくんですけども、特に学生からの支持は非常に高かったりしております。これは九州でも東京でも同じです。もちろん駅に置けば、駅で雨宿りしている方々がいらっしゃるように、そこでのニーズも非常に大きいです。

 

 少し多い年齢層としては20代後半から30代前半が一番多いです。男女比は実は半々ぐらいなんです。

 

記者:

 すいません、さっきもあったお話なんですが、アプリを使うということで、ちょっと高齢の方には抵抗があったり、難しい印象を与えるかもなというふうにちょっと感じたんですけど、そのあたりはどういうふうに解決されるのか、もし市とか阪神さんでもちょっとそういう何か対策があれば教えていただきたいです。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。これはいろんなサービスも含めて、例えば自転車のシェアも含めて、結構アプリは必須になっている部分があると思いまして、もちろん私たちもより使いやすいようにしていきたいなと思っております。アプリのダウンロードは必須になるんですが、近年、アプリのダウンロードというのもスマートフォンが出て10年以上たちますので、少しずつ浸透してきているかなと思っております。

 

 また、その際に、登録が一番手間だったりすると思うんですね、どちらかというとアプリのダウンロードはまだしたことがあると。何なら家族にしていただくこともできると思っております。ただ、その後の登録をいかに簡単に用意することによって、なれ親しんでいただけるんじゃないかなと思っております。

 

 その中で私たちとして最大限努力していることは、アプリを開発する際にどんどん決済の種類を増やそうと思っております。今まではクレジットカードの支払いと、あとはLINE Payだったんですが、それだとやはり持っていない方だったり、やっていない方も多いので、キャリア決済というのもちょっと検討を進めております。

 

 そのように、アプリダウンロードの部分では変えられないんですが、なるべくその後でてこずらないようにサポートをしていきたいなと思っております。

 

 また、私たちのLINEで、今のサービスもそうなんですが、すぐチャットをいただければ基本的には1分以内に返事をさせていただいておりますので、そこは丁寧にサポートしていきたいなと思っております。

 

記者:

 この傘を紛失した場合どうなるのかということと、1年間でどれぐらいの売り上げを見込んでいるのか、ちょっと教えてください。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。2番目に関しては公表していないので、控えさせていただければと思います。

 

 ただし、正直、今の目先のことじゃなくて、私たちは1スタートアップとして大きくやっていきたいなと思っているんですね。社会にインパクトを与えていきたいと。なので、私たちの傘が、今言ったとおり1万本で、今回、神戸のほうにまた2,000本追加されるんですけども、これはあくまでもまだスタートです。桁が違うぐらい、ほんとうは私たちはインフラとして整備しなきゃいけないと思っております。10万、100万本が1日で使われるような、そんなサービスを、そんなインフラを目指しているんです。なので、そのぐらいの規模になっていけると結構公開される情報も出てくるんじゃないかなと思いますが、決して結構小さくはなく、大きな数字も含めて目指してはおります。

 

 もう1つが、何でしたっけ。

 

記者:

 紛失した場合。

 

丸川代表取締役:

 紛失した場合の料金は864円としております。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

丸川代表取締役:

 ありがとうございます。

 

記者:

 久元市長に。もしわかればでよろしいんですけども、神戸市で消費されているビニール傘の本数とかってわかりますか。

 

久元市長:

 私はわからないんですけど、多分誰もわからないんではないかなと思います。記者:わかりました。では、柴田部長にお伺いしますが、阪神電気鉄道で1年間で届くビニール傘の忘れ物とかって、本数はわかりますか。

 

柴田部長:

 お忘れ物の傘なんですけれども、昨年の7月から12月の半年間で約5,500本というふうに、忘れ物の傘がございました。

 

記者:

 ありがとうございます。

 

丸川代表取締役:

 たしか忘れ物の傘としてカウントされなかったりとかもいろいろあるんでしたっけ。柴田さん、ごめんなさい、私からの質問で。忘れ物の傘以外にも、いろいろ、あのまま……。

 

柴田部長:

 はいはい、廃棄されるという、そういう傘のことですよね。

 

丸川代表取締役:

 はい。

 

柴田部長:

 はい、確かに。こちらの分は駅のほうでカウントした数でございます。

 

記者:

 久元市長にお聞きしたいんですけれど、今回、傘を使ってIoTで人流データを収集されるということで、そのデータの保存及びオープンデータとして活用しますと、そういった計画とかは神戸市さんのほうで持たれているのか、それともそれぞれの会社で持たれているんでしょうか。

 

職員:

 そのあたりはまだ取り扱いについては決まっておりませんが、可能な範囲で、公共性の意味を持たすという意味でオープンにするという考え方はあるとは思うんですけど、そのあたりは「アイカサ」さんとも協議しながらというところはあると思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

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