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更新日:2019年12月18日

定例会見 2019年(令和元年)12月18日

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市長会見の模様をお届けします。

 

神戸市 人口減少対策「リノベーション・神戸」第2弾~見違えるような神戸へ~を公表【0分0秒~】

≪質疑応答:項目≫ 【30分43秒~】

≪その他の質疑応答≫ 【1時間2分30秒~】

発表項目

神戸市 人口減少対策「リノベーション・神戸」第2弾~見違えるような神戸へ~を公表

久元市長:

 よろしくお願いいたします。

 私からお話しを申し上げたい案件は1件です。神戸市の人口減少対策第1弾を、先般、発表いたしましたが、第2弾、リノベーション神戸の内容につきまして説明をさせていただきたいと思います。

 人口減少をいかに食いとめるのか、特に我が国全体が人口減少社会になっていますから、自然減が進んでいく。もちろん出生数をどう増やすのかということは非常に大事なテーマですけれども、その一方で、社会増をいかに図っていくのかということが非常に大事です。神戸で住みたい、神戸で学びたい、神戸で働きたい、そういう方が増えるために、神戸が魅力のあるまちになっていくということが大事です。魅力のあるまち、見違えるような神戸をつくっていくということが我々神戸市政に求められていると思います。

 神戸のまちづくりの大きな考え方は、都心部に高層タワーマンションを林立させるのではなくて、神戸市の特性、自然・社会的条件、また、戦前から便利な鉄道網が発達してきたということを考えれば、バランスのとれたまちづくりをしていくということを基本に考えてきました。

 そのバランスのとれたまちづくりをしていく、特に人口減少が見られる神戸市の西部、ここにどう人口を誘導していくのかということが求められてきたわけですけれども、今回は、駅前の拠点をどうリニューアルし、そして、この拠点駅に人口をどう誘導していくのか、そういう観点からの施策を考えてみましたので、ご説明をしていきたいと思います。

 今年の9月に発表いたしましたリノベーション神戸の第1弾、これは、まちや人が輝きで包まれるような、そういう取り組みをするということでした。都市ブランドの向上ということに焦点を当てたわけです。

 第2弾のコンセプトは、見違えるようなリノベーションを施しまして、心躍る駅前空間をつくっていきたいということです。

 駅はその地域のたたずまいや雰囲気を印象づける顔となる重要な空間です。人口を戦略的に誘引していきたい市の西部のうち、従来から非常に拠点性の高い駅前であった名谷駅、垂水駅、西神中央駅、この3駅の拠点性をさらに高める取り組みを行いたいと考えております。商業・業務機能、行政機能、文化、子育て環境の充実を図る整備を進め、駅周辺の住機能を強化いたしまして、人口の誘導を図っていきたいと考えています。

 まず、名谷です。躍動する多世代共生のまちを目指す取り組みを行います。

 名谷のことについて少し紹介させていただきますが、よくご存じのとおり、西神・山手線の名谷駅がある、あそこですね。昭和40年代にニュータウンとして開発されて、それ以降、神戸の人口増加を支えてきた代表的なエリアでありました。当時、転入されてきた市民の皆さんが高齢化してきておりますが、環境がよい地域ですし、三宮まで約20分で行けるという交通の利便性も魅力です。一方で、地下鉄名谷駅ができまして今年で42年。開業したのが1977年、昭和52年の3月です。大分、まち全体が古くなってきましたので、リノベーションを施すことで若い世代を含む多世代に選ばれる競争力のあるまちにしていきたいと考えております。

 6点にわたってリノベーションを行いたいと考えております。

 名谷駅、これをリニューアルいたします。こちらのほうには落合公園がある。ここに駅前広場がありまして、パティオがある、ダイエーがあるわけですけれども、今は神戸市が持っている駐車場、駐輪場などがあります。ここに思い切って集中投資をしてリニューアルしていくということです。

 まず、1つは名谷駅のリニューアルです。

 イメージとしてはこういうことなんですけれども、現在の改札口はこういうような形で、何というのか、現状はこういうことなんですけれども、これをリニューアルいたしまして、明るく光が差し込むような、そういう改札前にしたいと考えております。エスカレーターもつけて、光が差し込むような大きな空間をとりたいということです。2階部分をごらんいただきますと、エスカレーターを設置いたしまして、新たな店舗などを誘致すると。魅力のある空間にしていきたいということです。名谷駅ビルも、ベンチなども配置してオープンに憩える空間にしていきたいと考えています。

 もう1つのポイントが、大丸がオープンして開業40年になるわけですが、これを契機に、大丸側と協議を重ねていまして、店舗を改装する計画もありますので、その店舗の改装計画の中に、あわせて、この4階部分に新たに図書館を設置したいと考えております。新しい市立図書館をつくるわけです。名谷図書館という名前がいいのではないかと、仮称ですけれども、考えております。大丸須磨店内のデザインと統一感を持たせまして、店内を回遊する中で自然と図書館にいざなわれるような、そういう一体感のある空間づくりを行っていきたいと考えております。

 まだイメージですけれども、図書館の内部は、子育て世代あるいは中学生や高校生の皆さん、シニア世代の皆さんなど、多世代共生のまちにふさわしい図書館として充実をさせたいと考えております。専有面積は約1,300平米、蔵書数は約7万冊を想定しております。令和2年度末にはオープンさせたいと考えております。

 もう1つが商業施設です。パティオ、名谷駅の駅前にこういう広場がありまして、周りに商業施設があるわけですが、これもリニューアルをいたします。若年・子育て世代を意識した空間づくり、テナント誘致を行うと。芝生広場にして、そこにたくさんの皆さんが集っていただけるような、そんなイメージですね。テーブルとか、あるいはパラソルを置くというのもおもしろいアイデアではないかなと思います。

 次は、今の駅の反対側ですが、落合中央公園、これはかなり広い、神戸を代表する公園でもあります。駅北側という立地を生かしまして、親子で伸び伸びと遊べる、水辺の眺望が楽しめる、憩える空間にリノベーションしたいと考えております。

 現在の落合公園はこういう状況になっているわけですけれども、これをリニューアルいたしまして、子供さんにわくわくして遊んでいただけるような遊具、親子で安心して遊べる幼児コーナーなどを新たに設置していきたいと考えています。

 全体の計画ですが、名谷駅は来年度から設計工事にかかりまして、令和5年度のリニューアルを目指します。名谷図書館は令和2年度に供用を開始すると。商業施設のリニューアルは、買物広場のリニューアルなども含めて令和6年度ごろに完了をさせたいと。落合の中央公園も令和5年度ごろには供用を開始したいと考えております。

 住宅供給の規模は、令和2年度から令和6年度まで、ちょっと離れた名谷南センターあるいは駅周辺の商業・業務ビルなどの駐車場や輪場のスペースを活用いたしまして、令和6年度までに約1,500人、約600戸を予定しておりまして、令和7年度以降も約900人、350戸の供給を考えています。

 以上が名谷です。

 次は、垂水駅ですね。

 垂水は、JR、山陽電車の駅がありまして、海の雰囲気、潮風などが感じられる海辺のまちということではないかと思います。大阪あるいは加古川、姫路など東西の都市の直結するまちであると言えようかと思います。

 この垂水駅の特性を踏まえまして、駅周辺の住機能を強化する。周辺をリノベーションする。それから、周辺の公共公益施設の再配置を行うこと、こういう計画です。

 垂水駅は、JRの駅と山陽の駅の両方がありまして、そして、再開発事業がこれから行われます。その東側には垂水小学校がありますし、少し離れた、これはほんとうに徒歩数分の距離ですけれども、ここには体育館と、それから、廃止いたしました養護学校がありました。これらをリニューアルしていくということになります。

 まず、垂水駅周辺の住機能の強化ですが、駅周辺用地を活用した住宅供給といたしまして、約5年間で人口を1,500人分、550戸の住宅供給を予定しております。その際、先ほどの民間再開発事業、駅周辺の市営住宅跡地などの市有地を活用したいと考えております。この神田町の再開発事業、この真ん中のものですけれども、地上が30階建て、地下1階の建物で、令和4年度に着手をし、令和6年度に完成予定です。1階から2階の部分に商業・業務施設、3階から30階部分に住宅を計画しております。この再開発事業につきましては、野村不動産株式会社が参加組合員として事業に参画し、分譲住宅の販売業務を担うことになっております。

 リニューアルの内容ですが、まず垂水駅の北西側のロータリーです。これが現在ですけれども、バスのロータリーになっているわけですが、これを、この中の北西側の駐輪場として利用している場所にロータリーをつくりまして、そして、その上に立体駐輪場を整備したいと考えております。四季を感じる樹木の植栽、また、ライトアップを行いまして、シンボル性の高い空間にしていきたいと考えております。

 もう1つは、これは垂水駅の南西部分です。現状はこういう形になっているわけですが、南北道路、これは商大線と呼ばれている道路ですが、ここに歩行者が歩けるスペースを生み出しまして、景観に配慮した駐輪場を整備したいと考えております。

 それから、垂水駅の北東側です。現在こういう形になっておりまして、垂水駅に向かう通勤通学客の皆さんがこの広場を斜めに横断している利用が多いようですね。ここに新しい図書館を整備いたします。あまりこの広場、有効活用されていませんので、この1階に交通広場、一般車両のロータリー、ちょっと見えにくいんですけれど、向こう側にそのロータリーがあって、そして、2階、3階部分を新しい図書館にいたします。今の垂水の図書館は、大変老朽化していて狭隘であるわけですが、ここに移転新築をするということです。生まれ変わる海辺のまちの玄関にふさわしいシンボリックなデザインにしたいと考えております。専有面積は東灘図書館並みの1,500平米、現在は686ですから、倍以上になります。蔵書数は現在の10万冊を超える規模にしていきたいと考えております。駅前広場と一体感がある、ゆとりのある空間を創出していきたいと考えております。

 内部のイメージが次ですね。十分なスペースを確保いたしまして、ゆっくり本に親しむことができるような、座席数を増やしまして居心地のよい滞在型の図書館を目指したいと考えております。

 現在の体育館は、さっきごらんいただきました場所にあるわけですが、これをこの線路の南側に移転いたしまして、現在の体育館、それから勤労市民センター体育室と一体にいたしまして、垂水スポーツガーデンに移転新築をいたします。面積も大きく確保でき、幅広くスポーツを行うことができるような体育館にしていきたいと考えております。木材もふんだんに使うデザインにしたいと思っています。垂水駅からの歩行者動線につきましては、バリアフリー対応あるいは照明、ライトアップ、美装化などによりまして、快適な動線を確保したいと考えております。

 今度、全体のスケジュールですが、垂水図書館、駅の北側東西のロータリー、それから、新たに子育て支援拠点も整備をいたしますが、令和5年度に供用開始をすると。体育館につきましては、来年度から設計工事に入ります。垂水小学校も、これ、かなり過密になってきておりますので、工事を進めます。それから、医療施設につきましては、令和6年度ごろの供用開始を考えております。住宅供給の規模は、令和6年度までに約1,500人、550戸、令和7年度以降に150人、約50戸を予定しております。

 以上が垂水駅ですね。

 次に、西神中央駅です。

 西神中央は、進化する上質なまち、そういうテーマで進めていきたいと思っております。

 この西神中央は、昭和50年代にニュータウンとして開発をされ、神戸市の西部地域の人口を支えてきた中核的なエリアです。魅力的なニュータウンではあるわけですけれども、高齢化が進んでおりまして、先般、西神そごうの撤退が報じられましたけれども、住宅ニーズは高いと分析をしておりまして、駅周辺のリノベーションとともに住宅供給を強力に進め、このそごうの跡の商業施設の誘致を進めることはもちろんですけれども、文化施設なども新設をいたしまして、民間投資の誘導を図っていきたいと考えております。

 西神中央駅ですが、地下鉄の西神・山手線の終着駅ですね。こちらが三宮方面で、ここは終着駅になる。こちらが西ということになるわけですが、駅前にロータリーがあって、そして、その反対側にプレンティ広場があります。その周囲に商業施設があるということですね。後で説明をいたしますけれども、西区役所新庁舎を整備することが決まっております。それから、歩道橋を渡って、美賀多台と呼ばれていたかなり広い空き地があったわけですが、ここに図書館と芸術文化ホール、それからマンションの開発、これを一体的に行う、これが全体のイメージです。

 それでは、個別に説明をさせていただきたいと思いますが、西神中央駅はこの駅周辺の住宅機能の強化、リノベーション、それから、子育て世帯や若者が集う場の整備をしていきたいと考えております。

 まず、芸術文化ホールのイメージです。

 芸術文化ホールは、これは民間事業者の企画力、ノウハウ、実行力を活用するということで、今年4月から事業者募集を開始いたしました。この9月に、優先交渉権者として鹿島リース株式会社を代表企業とするグループに決定をいたしました。新たな魅力を創造していくと、拠点性を高める上で非常に大きな役割を果たすというふうに考えております。

 芸術文化ホールの1階部分には、交流広場をこういう形で、こういうイメージで整備をいたします。

 そして、駅の西側、この西神中央駅とつなぐセンターブリッジについては夜間ライトアップを行い、文化芸術ホール、新しい図書館と一体となった夜間空間を形成していきたいと考えております。

 駅と反対側のプレンティ広場ですけれども、プレンティ広場については、にぎわい、憩いの空間へとリ ニューアルをして、屋根、あるいは休憩場、樹木、芝生、水遊び場、夜間照明、モニュメントなどを整備して、魅力のある駅前空間にしていきたいと考えております。

 それから、このプレンティ広場につながる歩道として、パークアベニューという道があります。こちらが駅になるわけですけれども、このパークアベニュー、大体こういうような今、雰囲気です。ずっとこの先が新しくできる西区の区役所になるわけですけれども、これも西区役所の新しい庁舎のオープンに合わせまして、歩道、舗装、あるいは照明の改修、沿道施設のリニューアルを進め、パークアベニューの空間の高質化を図っていきたいと考えております。

 それから、アトリウムコートですが、これは商業施設の内部ですね。このアトリウムコートの内部ですけれども、これもプレンティの壁面改修や緑化を行いまして、憩いのある空間に再生をしていきたいというふうに考えております。

 西区の新しい庁舎、そして庁舎前の広場につきましては、県産木材の活用、あるいは緑を多く配置いたしました開放的で明るい庁舎づくりを目指すと。近未来の区役所の第1号といたしまして、新しいICTなどを活用した総合窓口をつくることはもちろんですけれども、区役所サービスの一新を図るというふうにしたいと考えております。

 周辺の道路、歩行者空間も拡大いたしまして、ベンチなども設置をしたいと考えております。

 駅周辺のエリアが見違えるように変わっていくということで、高校生が駅前でダンスをしたり、芸術文化ホールで演奏するアーティストがストリートピアノ、これは西神中央の駅に今ありますけれども、これを使って演奏する。いろんなシーン、そしてコミュニケーション、また出会いが生まれるまちになってほしいというふうに考えております。

 全体のプランにつきましては、まず西区の新庁舎、これは今工事中でして、令和3年度に供用が開始されます。芸術文化ホール、新しい図書館も来年度から設計工事に入りまして、令和3年度中に完成をさせたい。プレンティ広場、パークアベニューなどの動線の整備は来年度から設計に入りまして、令和5年度ごろに完了させたい。新たに「こべっこあそびひろば」をつくる。そして、商業施設のリニューアルにつきましても令和5年度に完了させるということで進めていきたいと考えております。

 西神中央エリアの住宅供給については、令和6年度までに約2,000人、約700戸を予定しております。

 以上、3駅につきましてのリニューアルを説明させていただきました。従来の発想では、一つ一つの施設の整備というのは、それ自体は非常に大きな事業ですけれども、単体で整備をするわけですけれども、今回はとにかく神戸市の西部の拠点性を高めるということで、トータルのプランをつくって、そして、スピード感を持ってこれらの施設を有機的に関連させながら整備をしていく。あわせて、この駅前空間、歩道、公園、こういうところとも一体的に整備をして、そして、上質な空間をつくっていくと。見違えるような神戸にしていくという大きな方向性の中で、この3つの駅も見違えるような姿になり、心躍る駅前空間にしていきたいと考えています。

 そして、こういうような形で整備をすることによって、周辺の住宅地としてのポテンシャルも高めていく。そして、あわせて空き家の活用も図っていくことによって人口の流出を食いとめ、新たな人口定住を進めていくということと、それから、あわせまして、民間事業者の皆さんと十分連携をし、民間商業施設の充実も図っていく、新たな投資も呼び込んでいくと、そういうような好ましい循環過程というものをつくることができればというふうに考えております。こういう形で神戸市の西部の活性化を図っていくというふうに考えております。

 神戸市は人口が減少しているという状況にありまして、それは日本の大都市の中でも人口の減少の幅が多いというふうな現状になっております。我々はこの現実を真正面から受けとめて、これに対して有効な対策をスピード感を持って進めていかなければなりません。

 ただ、直近の状況を見ますと、ごくかすかではありますが、人口の減少を緩和する動きがごくわずかですけれども見られるようになってきております。今年の12月1日の人口動向を見ますと、自然減、これは拡大をしております。これはほとんどの都市は自然減は拡大し続けているということですが、一方の社会増減ですね。神戸はかつて社会増だったわけですが、これがずっと社会増が減少してきておりまして、今はほとんど社会増減がプラス・マイナス・ゼロというところになってきました。

 12月1日現在の社会増は、神戸市全体で1,452人となっています。これは前年の社会増が281でしたから、数としてそんなに神戸市の人口規模からいえば大きな社会増とは言えませんが、社会増は増えております。

 あと、区ごとで特徴的なのが、中央区の社会増が前年、2018年が1,786人だったわけですが、これが1,377人に縮小をしております。一方で、北区の減少幅、これはまた後で、もしご関心があれば企画調整局のほうからデータを提供いたしますが、北区の減少幅、これがかなり減少しておりますし、長田区の社会増、わずかでしたけれども社会増が増えていると。それから、須磨区と垂水区の社会減、これが減少をしてきております。西区は残念ながら社会減が拡大をしているということですね。

 これはまだほんとうに大きな数字ではありませんから、これに対して楽観するつもりは全くないわけですが、これを見ますと、都心で高層タワーマンションを林立させて人口増を図ることはしない、バランスのとれたまちづくりをしていくというような方向性に合致した、わずかですけれども、そういう人口の動向が見られるということも言えるのではないかというふうに考えておりまして、ぜひこの兆候を今回のこの強力な政策によって確実なものにしていく、バランスのとれたまちづくりをし、そして神戸の人口減少というものをできるだけ食いとめていくということに全力を傾けていきたいというふうに考えております。

 とりあえず私からは以上です。

質疑応答(発表項目)

記者:

 名谷のことでお伺いしたいんですけれども、駅前に住居をたくさんつくられるということなんですが、先ほど市長がご説明されたとおり、名谷地域というのは40年前に皆さん移り住んできて、多くが駅から徒歩10分から20分、もしくはバスで行かないといけないところに広範囲に団地があって、そちらのほうに移り住んだという背景があったと思うんですけれども、そのあたりが、駅前に住宅をつくるとおそらく空き家化してくると思うんですけども、そのあたりの対策というのは何か考えられてますか。

 

久元市長:

 駅前に移り住んでこられる方も出てくると思うんです。それは想定内です。大事なことは、住みかえがしっかり行われるということです。分譲住宅と賃貸住宅と両方あろうかと思いますけれども、特に名谷の場合には集合住宅も多いわけですから、そこの住みかえがうまく進むように、不動産業界とも連携した対応、これを新年度予算、今検討しているところです。空き家の活用、これは名谷に限った話ではありませんが、空き家の活用ということとセットで駅前に人口を誘導するという対応を行っていきたいというふうに考えています。

 

記者:

 後々、じゃ、そちらの団地が今現在あるところでも何か計画を立てられるということですか。

 

久元市長:

 これは1つは、URの住宅も多いですから、URとよく相談をして、一緒にこの対応ができないかということを今検討しております。

 

記者:

 あと図書館なんですけれども、駅から多分徒歩5分か10分ぐらいのところに今、北須磨文化センターの図書室があったと思うんですけれども、それと統合するようなイメージになるんですかね。

 

久元市長:

 北須磨文化センターの図書室はそのままにいたします。ですから、これは全く新しく名谷図書館というものを新設するということです。

記者:

 ありがとうございます。

 

記者:

 社会増が必要ということで、呼び込む秘策を郊外に打つということなんですが、やはり西宮、大阪というと、都心にマンションをつくって利便性の高いところに住んでしまう、それで戸数がどんどん、住宅供給もある中で、郊外、特に今、西部というところでやっていくということですが、その勝算というか住宅供給、これだけ人口が寄与するというのがあれば教えていただきたいと思います。

 

久元市長:

 勝算といいますか、きょうはこの3駅に焦点を当ててしましたので、都市居住を否定するつもりは全くありません。中央区も、三宮周辺はマンションは立たないように既にしましたけれども、その周辺地域については、商業・業務機能と居住機能がバランスのとれた形で形成されるように容積率なども設定しております。それから、これから神戸市の東部、東灘区、灘区についてもマンション建設が進むだろうというふうに思いますし、摩耶駅については、数年前に新しい駅が完成いたしまして、これからマンション開発も進むというふうに思います。ですから、東はあまりマンションはつくらないで、西につくるということではありません。全体として都市居住へのニーズ、便利なところに住みたいというマーケットの動向がありますから、それはそれを踏まえたまちづくりをしていきたいと思います。

 ただ、神戸の場合には、せっかく便利な市街地の西部、神戸市の西部地域の人口の減少、そして一部ここからの人口の流出が目立っているということなので、拠点性のある駅前に思い切って集中投資して複合的な機能を持つまちづくりを行い、ここに人口の定住を図っていきたいということです。

 

記者:

 全体の予算規模はわかっているんでしょうか。

 

久元市長:

 まだこれは今後、今ちょうど予算編成中ですので、大体計画は決まっていますから、まず全体の事業費の積み上げを行って、できれば新年度予算の中で、この全体の事業費の概算がどれぐらいになるのかということは明らかにしていきたいと思っています。

 

記者:

 もう1つ、今、地下鉄の相互直通という話もあります。それについての、あわせた進展というのはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 これは阪急と西神・山手線の相互直通を前提にしているわけではありません。これは、先般も本会議でも答弁いたしましたけれども、今、阪急電鉄さんと技術的な検討を行っているところで、大まかな考え方というのはできるだけ早くお示ししたいというふうに思っております。ただ、これ、そう簡単なことではありませんし、大きな方向性を見出すことができたとしても、相当程度これは時間を要することになると思いますから、相互直通運転とは切り離して、さっき申し上げましたように、かなりこれはスピード感を持って進めたいというふうに思っておりますから、これは切り離して進めるというふうにご理解をいただければと思います。

 

記者:

 各駅で1,500人から2,000人の人口誘因を図るという、これだけの規模の人口を神戸市が誘導するというのは、近年ではなかったんでしょうか。

 

久元市長:

 昔は、山、海へ行くと言われたときには全然違う規模で住宅開発をしたというふうに思いますが、それともう1つは、震災の後は、震災復興事業としてかなり大規模な住宅供給をいたしました。ですから、こういう取り組みが、要するに、神戸市が計画的に住宅供給をする、民間の事業者の皆さんとコラボして大規模な住宅供給をするということは、神戸市政がこれまで経験してきているところです。ですから、そのときに比べれば、率直に申し上げて、震災のとき、あるいはそれ以前の株式会社神戸市と言われたときに比べれば、規模がそんなに大きいわけではないと思います。

 しかし、それはやはり、何が神戸市に求められていたのか、神戸市のまちづくりに求められていたのか、今何が求められているのかということによって政策の内容というのは変わってくるというふうに思います。いずれにしても、こういう形で、駅前に焦点を絞って、そしてほかの複合的な機能とセットで住宅供給をするという取り組みは、おそらく今まで神戸市としてはやったことがないのではないかというふうに思います。

 

記者:

 名谷の図書館なんですけど、百貨店の中に図書館というのはあまり聞いたことがないように思うんですが、そこに、駅前の便利なところという意味かもしれませんけど、ここに図書館を持ってきたというところの狙いについて、もう一度ちょっとお話しいただけますか。

 

久元市長:

 まず、北須磨文化センターの中に図書館はあるわけですけれども、1つは、須磨区の図書館がちょっと駅からは離れているところにあって、そんなに新しくないわけです。やはり須磨区内に図書館というのはもう1つ必要なのではないかと。それはやはり名谷が適切ではないかと、名谷の拠点性を高めるという意味でも必要なのではないかということと、大丸さんが店舗のリニューアルを計画されているということを聞きましたので、それで一緒に相談をして、店舗のいろんな売り場の再配置をする中で生み出されたエリアというのはあると承知をしましたので、せっかくですからそこを使わせていただこうと。これは大丸さんともウイン・ウインになると。大丸さんもお客さんが増えることにもなると思いますし、我々としても、便利なところに、須磨区の図書館はちょっと不便というか、少し離れたところにありましたので、これは我々にとってメリットがあるということで、双方にとっていい方向性ではないかというふうに考えたわけです。

 

記者:

 北神図書館が今年できて、また新しいのができますけれども、駅前に図書館を増やしていくという、今後、そういう考え方もあるんでしょうか。

 

久元市長:

 そうですね。できるだけやっぱり駅前を有効活用するというのは、人口減少時代におけるまちづくりの1つの大事な視点ではないかという気がします。北神図書館も岡場の駅前ですし、それから、名谷の図書館、それから、先ほど説明いたしました垂水の図書館も、まさにこれは駅前広場を、今非常に有効活用されていない駅前広場につくりますから、駅前に図書館をつくるということが続く形になります。

 ただ、今後、図書館をどう整備するのかというのは、ここから先はまだ未定です。

 

記者:

 今回、この3駅の拠点性を高めるということだったんですけれども、今、第2弾としてこの3駅が出てきましたけど、今後、駅前の整備の進め方について、拠点性を高めるという意味で、どのように進めていくか、今の考えを聞かせてください。

 

久元市長:

 これはまだ計画ができていない。まず、これは3駅つくるのも相当大変でした。これは相当大変でした。関係職員の皆さんはほんとうによく頑張ってくれたと思います。これは相当大変でしたけれども、次は幾つかの候補があります。

 1つはJR神戸駅です。JR神戸駅はちょっと駅の意味が違います。これは、新快速もとまるし、大変重要な駅で、乗降客も大変多いわけですけれども、駅前広場が相当見劣りするというふうに考えておりまして、これは相当きっちりと考えて、バスのロータリーをどうするのかとか、それから、周辺の、例えば駅の北側、南側の回遊性というものをどうするのかということをしっかり考えて整備をしていかないといけない。いずれこれはやらないといけないというふうに。JR神戸駅ですね。

 それから、それよりも先に計画を具体化させないといけないのは新長田駅です。これは、バスのロータリーをつくるのがいいのではないかということで、新長田のこれは拠点性を高めると。新長田からのバス路線が出ていますから、このバス路線をどうするのかということも踏まえながら、この新長田の駅前のバスロータリーとあわせて整備をしていくということを考えます。

 もう1つは、鈴蘭台ですね。神戸電鉄の鈴蘭台駅。これは駅ビルが既に完成をしておりまして、間もなく駅前の広場も完成をする。それから、ここから幹線道路を整備していくと。市の遊休地が、例えば北区役所の跡とか兵庫商業の後に遊休地がありますから、これも一体的に整備をして、鈴蘭台も駅を中心に人口を誘導していくということを考えたいと思いますし、それから、岡場については、これは北神区役所をつくり、北神図書館をつくり、子育て拠点をつくりというふうに施設を整備しましたけれども、駅前がやっぱりやや殺風景で、夜も暗いということですから、ここは大規模な整備というよりも、ライトアップや植栽や、あるいは案内版の整備と、こういうようなことを行って、魅力を高めていくということをしていきたいと思っております。

 あと、まだこれは何のプランもありませんが、神戸電鉄の駅、西鈴蘭台駅、これにつきましても今検討は進めております。

 

記者:

 よろしくお願いします。

 今ちょうど幾つかの駅を、北区の駅ですとか、具体的にご説明いただきましたけれども、このあたりの今のご構想というのは、現在の今回3つの駅、令和の5年、6年ぐらいまでに相当変わってくるということですけども、例えば北区のほうについても、スケジュール感としてはもう少し先になりそうなんでしょうか。

 

久元市長:

 先ほど言いましたように、岡場の駅の美装化については、そんなに時間をかけずにやりたいというふうに思います。

 それから、鈴蘭台については、ちょっとこれは地形上の問題もありまして、少し時間をいただくことになるのではないかというふうに思います。

 

 神戸駅についてはできるだけ早くやりたいというふうに思いますが、かなりこれは構想の立てようによっては工事の内容が大規模になってくる可能性がありますので、ここはしっかりと駅前の民間事業者の皆さんのご意見も聞いて、あるいは経済界の皆さんのご意見を聞いて、しっかりとしたプランを立てないといけないと思いますから、少し時間をいただくことになると思います。

 

記者:

 ありがとうございます。

 追加でなんですが、今回、3つの駅にということなんですが、駅前ということで言うと、今後の神戸のまちづくりの中でも、バランスよく、なおかつ少子高齢化時代のまちづくりということで、具体的に挙げられた駅以外にも、駅前をどうするかということは、やはり今後も一貫した方針ということで、さらにリニューアルといったことが続くのでしょうか。

 

久元市長:

 まず、これは第1弾で発表しましたけれども、神戸の夜のまちが暗いと。これは、特に若い世代の女性からそういう意見を繰り返し聞きましたので、まち全体の街灯を5割アップするということにしておりますが、それに加えて、神戸市内にある全ての駅に、これに加えて街灯を増設するということ。これは全ての駅についてやります。

 これに加えて、幾つかの駅については、駅前に広場があったり、公園があったり、ちょっとしたスポットがあるわけですけれども、これが老朽化をしてきたり、またこれも暗いというところがありますから、これは植栽とか、あるいはフットライトとか、あるいはベンチとか、こういうものを整備するということをあわせて幾つかの駅で今検討しているところです。

 ですから、3駅以外についてはそういうような考え方で、駅前を思い切ってリニューアルすると。できれば駅前をどこの駅も見違えるようになったというふうに感じていただけるような公共空間にしていきたいというふうに考えています。

記者:

 ありがとうございます。

 最後にちょっと1つ、先ほども質問出ました図書館ですけれども、名谷に、しかもデパートの中にということで、非常にインパクトのある計画かなと個人的には思いました。多世代の人を集める、若者に選ばれるまちも含めて、駅前に限らずですけれども、魅力的な図書館を整備することで、やはり人口増につながると言っていいのかわかりませんが、その機能というのはあると思うんですけど、市長としてそのお考えを聞かせていただきたい。

 

久元市長:

 これは繰り返し申し上げておりますように、人口を定住に導いていくと、いかに人を呼び込んでいくのかということは、1つのことをやってもだめなんですよね。やっぱりいろんな政策を組み合わせて魅力を高めていかなければいけない。その重要な機能が図書館ではないかと考えていますから、こういう形で名谷、垂水、西区についても図書館の計画は既に確定をしていますから、こういう形で進めていくと。図書館の役割というのは非常に大事で、これを駅前に整備するということに意味があると思います。

 

記者:

 一点集中ではなくて神戸市内にバランスよく人口を誘導していきたいということだったんですけれども、バランスのいいまちづくりをするということのメリットを教えていただけますか。

 

久元市長:

 バランスのとれたまちづくりをするということのメリットは、一般的にはそれがいいのかどうかというのは議論があるところではないかと思います。しかし、神戸にはそれは間違いなく当てはまるだろうと思うわけです。神戸は、戦前から鉄道網が発達してきたまちです。昔の神戸の市域は狭かったわけですが、今の神戸市域に当てはまるところでは、戦前から、例えば、開港の6年後には関西で初めて大阪と神戸の間に鉄道が走り、そして130年前、神戸市が設置された年に新橋と神戸の間に東海道線が走り、その後、戦前既に阪急電車、阪神電車、山陽電車、神戸電鉄が通り、そして戦後は、新幹線は別にして、公共交通網ということであれば、昭和40年代には車両を持たない神戸高速鉄道を開通させて相互乗り入れ、山陽、阪急、阪神が相互乗り入れをし、神戸電鉄も湊川でとまっていたのが新開地まで延伸をされることになって非常に便利になったわけですね。

 その後もポートライナー、六甲ライナーが開通し、時系列は前後しましたけれども、西神・山手線が開通し、その後、つくったほうがよかったかどうかは議論があるかもしれませんが、海岸線をつくり、そういう形で非常に便利なまちになったんですね。北神急行もあります。

 人口減少時代にはこういう既にあるインフラですよ、非常に膨大な投資をしてきたインフラというものをどう活用してまちづくりをするのかということが非常に大事です。そういう意味から言うと、非常に便利なまちであるわけですから、便利なまちの駅前に人口を誘導するということは、これは神戸の長いまちづくりの歴史ということを考えたときに非常に有効であると思います。

 それから、やはり極めて狭いエリアに人口が集中するということは、例えば、学校の過密化を招いたり、あるいは災害が起きたときに、特に高層タワーマンションの場合には、先般も台風19号のときに発生したように、大規模な停電やユーティリティーの障害ということが起きると、極めて狭いエリアに対応が求められるたくさんの方々が発生することになるわけです。それがほんとうにいいのかどうか、これは対応しなければいけないことになるわけですけれども。いろんな意味でのひずみというものが、平時においても緊急時においても生まれることになる可能性が高い、これは議論があるところかもしれません。

 私はやはりそういうようなまちづくりということは、ほんとうに適当なのかどうかということは、これは一般論として言えようかと思いますが、それはそれとして、神戸のまちの特性ということを考えたときには、やはり既存のインフラを上手に使う、さらに加えて北神急行も来年6月には大幅に運賃の引き下げを行う市営地下鉄による買収を行うわけですけれども、これも基本的にはそういう考え方の一環です。

 

記者:

 ありがとうございます。

 あともう1点、一気にあちこちの場所で開発を行うということなんですけれども、このタイミングで一気にできそうというのはどういった理由からなんでしょうか、財政の面なのか。

 

久元市長:

 やはり、神戸の人口減少幅が全国の都市の中でも大きな部類に入っているわけですから、人口減少を少しでも食いとめるために、あらゆることをやらなければいけないという強い決意を我々は持っているからです。そして、しっかりとプランを練り上げて、スピーディーに実行したいという思いでこれに取り組んできたわけですね。関連する予算を2月議会に提出することになるわけですが、議会でしっかりと議論をしていただいて、そして、その議論を踏まえながら、これをスピード感を持って進めていきたいと考えています。

 

記者:

 今、なぜ今の時期にという質問もありましたけれども、間もなく震災から25年ということで予算とか、まちづくりとか、この25年の間に人口減少時代にもかじを切ってきたようになってしまったかと思うんですけど、震災とこれから新たなまちづくりへの位置づけというようなところを一言お願いできませんでしょうか。

 

久元市長:

 神戸のまちは震災からかなりスピード感を持って震災復興事業が進められ、復興をすることができたと思います。神戸のまちの復興というのは、いつ復興したのかということについては議論があるところかもしれませんが、かなり早い段階で復興したと。これはやはり震災から議論があったところかもしれませんが、震災2カ月後に震災復興事業の都市計画決定を行って、そしてスピーディーに新長田や六甲道などの事業が進められたということだと思います。

 しかし、震災の復興はできたわけですけれども、日本全体が人口減少に向かう中で、神戸市がそれに対して戦略的にどういうようなまちづくりをするべきなのかということの議論は、ひょっとしたら不足していたのかもしれません。そういうことを考えたときには、こういう取り組みというのはもしも震災がなければできたかもしれない、あるいはやるべきだったことは間違いないわけですけれども、これを、震災25年を1つの契機として、そして、ここ二、三年神戸の人口が目立ってきたということもあるわけですから、今回、思い切った人口減少対策を何回かに分けて打ち出して、そして、市民の皆さんのご意見もしっかりと聞いて、これをスピーディーに進めていく。これが、神戸がこれから日本を代表する都市として、名誉ある地位を占め続けることができるために、そして、市民の皆さんにとって質の高い公共空間、行政サービスを提供していく上でも不可欠だと考えて、今回のこのようなプランを立案したということです。

 

記者:

 今回の提供、今後5年の供給予定、例えば1,500人ですとかという供給予定があると思うんですけど、それ以上におそらく誘引ができるのではないかと思われていると思うんですけども、例えば、向こう5年とかで人口を何人ぐらい誘引したいとか、具体的な、長期的なプランでもいいので、リノベーション神戸第2弾における目標の数値的なものはあるんでしょうか。

 

久元市長:

 これは今、正直迷っているところです。これで令和6年度までに5,000人、それ以降に約1,000人、6,000人余りの人口がこれによって増えることになります。そうすると、それも含めて神戸市の人口というものの目標をどう置いて、それに対してどう政策を立案し、有機的に関連づけながら政策を実施するのかという発想は、おそらくそういう発想に立つことは望ましいだろうと思うわけですが、その作業は相当膨大なものになると予想されるわけですね。

 具体的に言うと、神戸2020ビジョンというのを策定いたしまして、来年、その目標年次に来るわけですね。さらに、今のご質問に対する答えは、この2025年ビジョンというものをつくるべきなのかどうかということだと思うわけです。2025年ビジョンの中に人口フレームをしっかりと設定して、そして、さっき申し上げたようなアプローチで考えるということをすべきなのかどうか、正直、まだ十分議論しておりません。

 それが望ましいだろうと思うし、正統的なアプローチだろうと思いますが、ただ、それに膨大なエネルギーを費やすのか、それとも、こういう形でどこにどういう事業を展開するのか、どういうプロジェクトを立案してやるのか。つまり、目に見える形でスピーディーに成果が出るような形での事業化を急ぐことのメリットもあるということで、正直そこは、どちらの道を選ぶべきなのか、まだ少し庁内で議論をしなければいけないと思っています。

 

記者: 

 では、この計画が一旦成功として、例えば市のほうで受け入れられるというような、例えば6,000人を完売というか、埋めることができれば、今回はこの計画は成功だと言えるんでしょうか。

 

久元市長:

 住宅供給は必ず行います。問題は、住宅供給を行うわけですけれども、先ほど申し上げましたように、さまざまな魅力のある駅前空間、活気のある、そして、わくわくするような、心躍るような駅前空間にすることによって民間住宅投資を誘導できないか、あるいは、老朽化している低密度の土地の利用の高度化が図られるのかということも、あわせて期待しているわけです。必ず住宅供給は行われますから、それにプラスして民間の投資がどれだけ誘発されるのかということが、今回のこの3駅の拠点性を高めるプロジェクトの成否を決めることになると思います。

その他の質疑応答

その他の質疑応答:教育委員会事務局のガバナンスについて

記者:

 昨日、東須磨小学校の問題で、市教委の事務局のミスで調査委員会のほうに資料が行っていなかったということに対する、まず、受けとめを聞かせてください。

 

久元市長:

 まあ、正直、あきれ果てましたね。言語道断ですよ、こんなことがまかり通っているということは。教育委員会のガバナンスについては従来から申し上げてきましたけれども、ここまでひどいのかと思います、率直に。

 東須磨小学校については、処分したときの文書の根拠条文が間違っていたというような全く初歩的なミスがあったし、今回はこれによって調査委員会の調査スケジュールも遅れるということですから、言語道断だと思います。これは教育委員会の権限ですからね、この調査は。我々は権限の委任を受けて調査メンバーの選定などを行いましたけれども、これは教育委員会の責任で行ってもらうわけですから、今回こういうことがありましたけれども、できるだけ早く調査結果がまとまることを期待しています。

 

記者:

 報告書が出ることが先送りになったことによって、加害教員の処分も後ろになってしまって、現状、今、条例で無給の状態が続いているじゃないですか。ある種、反論する余地というか、こういう状態をつくり出してしまったのが市教委のせいだと言われかねないと思うんですけれども、それを市長の立場で述べるのは難しいかもしれませんが、その点についてはどう思われますか。

 

久元市長:

 それは、加害教員がどういうふうにこの状況を考えて、どう行動されるのかということだろうと思います。

 

記者:

 わかりました。ありがとうございます。

その他の質疑応答:今年一年を振り返って(今年の漢字)

記者:

 市長、きょう、今年最後の定例会見ということで、毎年恒例のお願いをしたいのですが、今年1年を振り返っていただきまして、漢字1文字であらわしていただけますでしょうか。

 

久元市長:

 そんな自信があるわけではありませんが、今年の字は「繋」ではないかなと思います。

 

記者:

 その理由を、1年を振り返りつつ、ちょっと説明していただけますか。

 

久元市長:

 今年はラグビーワールドカップが行われて、神戸で4試合、強豪チームを含めて来られました。そして、神戸はもともとラグビーが盛んな土地ですけれども、ラグビーワールドカップを通じて海外のチームや新たなつながりが生まれた。たくさんの海外の方も来られて、市民の皆さんとの間でもさまざまなコミュニケーションが交わされて、交流が生まれた。新たなつながりが生まれた年ではなかったかなという気がいたします。

 きのう、オリンピックの事前合宿、フランスの体操チームが来られまして、協定書も締結いたしました。こういう形で、オリンピック、パラリンピックを目指してスポーツという分野で新たなつながりが生まれているということ、これは、今年の非常によい成果ではなかったかなと思うわけです。

 それから、もう1つは、神戸とほかの都市とのつながりも生まれています。一例を挙げれば、神戸空港の規制緩和が行われて、既に、信州の松本、山陰の出雲との間に新規就航の路線が開設され、今月は初めて四国の高知との路線が開設。これも、神戸と新たな地域とのつながりがここに生まれたわけですね。こういう形で、東京を経由しない都市間のつながりが生まれ、これからこれが大きく広がっていくことが期待されます。

 もう1つは、市役所の中の話で恐縮ですが、4月にはつなぐ課というのをつくりまして、どうしても縦割りになりがちの仕事のやり方を変えていく取り組みを始めました。少しずつ成果が出ていると感じています。

 こういういろんな意味でのつながり、人と人とのつながり、都市と都市、地域と地域とのつながりというような、コミュニケーションの分野も含めて、つながり、あるいは、つなぐということが、今年の1つのキーワードではなかったかと思います。

その一方で、つながらない権利ということも言われるようになってきました。ネット社会の中で、とにかく勤務時間外でも頻繁に、メール、ショートメールが来たり、ラインでいろんな指示が来たり、障害が来たりということが、やはり人間らしい時間の使い方ということを損なっているのではないか。我々は、自分の判断でネットでつながっていることは好ましいことだけれども、ネットでつながることを強制されるような社会はやはり息苦しいものだし、それがほんとうに人間の幸せにつながるのかという議論も行われた。

 つなぐということと、つながらないということ、この議論が行われるようになったのも今年の特徴ですから、そういう意味も込めまして、この字を選ばせていただきました。

 

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