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更新日:2019年11月1日

定例会見 2019年(令和元年)8月22日

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発表項目

8月21日中央区熊内町で発生した発砲事件について

久元市長:
私からお話を申し上げたい案件は4件です。

最初は、資料は用意をしておりませんが、昨日、8月21日18時16分ごろ、中央区の熊内町で暴力団関係者によるものと思われる発砲事件がありました。そして、暴力団関係者と考えられる男性1人が銃で撃たれて負傷するという事件がありました。極めて遺憾です。

平成27年に山口組が分裂して以来、今回のような暴力団組員同士の抗争と思われる発砲事件がたびたび発生をしております。直近では、今年の4月には春日野道での刺傷事件、今年の1月には西区の玉津町での発砲事件、昨年の10月には長田でも発砲事件がありました。今回は、この発砲事件を受けまして、直ちに危機管理室におきまして幹部による関係課長会議を招集し、情報収集に当たりました。

一方で、このすぐ近くには布引中学校もあり、また高校、幼稚園も近くに所在をしております。こういうことから、教育委員会では、昨日の21時に全部の神戸市立の小中学校、幼稚園、高校、特別支援学校に宛てまして、注意喚起メールを発信いたしました。当面、学校・園内の活動は原則自粛をするということにしております。

市民が巻き込まれるようなことがあってはなりません。子供たちの安全を何としても確保をしていくことが求められております。現在、夏休み期間中ではありますけれども、保護者の方々と学校関係者、そして県警が連携をとり、パトロールを実施していただいています。兵庫県警におかれましても、関係の施設、暴力団関係者の施設に対して厳重に厳戒態勢をとるとともに、子供たちの見守りパトロールにもご参画をしていただいております。

引き続き、兵庫県警とも密接に連絡をとりまして、情報収集を行い、市民の皆さんが巻き込まれることがないように、神戸市としても安全確保に万全を期していきたいというふうに考えております。

FDA(フジドリームエアラインズ)ダイヤ発表・神戸空港ストリートピアノ設置

久元市長:
2件目も資料は用意をしておりませんが、神戸空港の利活用、具体的には、新たな就航路線が発表されましたので、これにつきまして少しお話をさせていただきます。

昨日、フジドリームエアラインズさんが、松本-出雲を就航先とする冬ダイヤを決定されました。信州方面に神戸空港から航路が開設されるというのは初めてです。また出雲は、平成27年以来、山陰方面に航空路線が復活をするということになります。これまで路線がなかった都市と結ばれる、また山陰方面に路線が復活をするということは、交流人口の拡大にとりまして大変意義があることだというふうに考えております。

前もお話ししましたけれども、信州地域は、これは精密機械工業が古くから発達をしておりまして、最近ではICT関連産業の集積も見られます。観光地としても魅力のあるエリアです。この信州エリアと神戸との間のビジネスの交流、観光客の増大にも大きく寄与していくことになるのではないかと期待をしております。

また、出雲は、これは出雲大社をはじめ、観光地としては大変魅力のあるエリアです。フジドリームエアラインズさんでは、神在月の時期ということもありまして、従来から発表がありました1日1往復の便に加えまして、臨時便も就航していただくということで、観光面での交流も大きく期待をされます。

ぜひ今後、フジドリームエアラインズさんの今回の決定を受けまして、神戸市としてもそれぞれの地域の魅力を発信するなど、また一方で、神戸の魅力を信州方面また山陰方面にも発信していく努力を行いまして、交流人口の拡大につなげていきたいと思っております。

もう1つ、これを機会に、これが直接の契機ということでもないわけですけれども、神戸空港に新たなストリートピアノを設置することにいたしました。8月31日から神戸空港ターミナルビルの3階に設置をいたします。いわば空港ピアノということになるわけですね。

神戸市はストリートピアノを順次設置してきました。一時はG20の関係で引き上げられたものもあるんですが、その後、復活もいたしまして、現在4台あります。今回、空港ピアノという形で8月31日に設置され、ピアノを使ったコンサート、小さなコンサートですけれども、それも行うことにしております。また、近々、ポートターミナルにもピアノを設置したいというふうに思っておりまして、これは港ピアノということになるわけですね。

こういう形で、神戸は町の中のピアノ、空港ピアノ、港ピアノを置きまして、ストリートピアノをどんどん増やしていきたいと思っております。これで6台ということになるわけですが、さらに7台目、8台目も今計画をしているところでして、できるだけ早く10台前後のストリートピアノを神戸市内でも置いて、たくさんの皆さんに自由に町なかでピアノ演奏に楽しんでいただきたいと思っております。

音楽、ピアノに親しんでいただくということだけではなくて、私も時々見に行きましたら、そこで新たなコミュニケーションが生まれたり、また新たな出会いが生まれたりして、神戸の町の中に魅力のあるシーンというものがストリートピアノによって生まれているということも、大変これはありがたいことだというふうに思っております。このストリートピアノの取り組み、神戸マザーポートの皆さんの協力もいただきながら進めていきたいというふうに考えております。

在住外国人へのワンストップ相談窓口「神戸国際コミュニティセンター」の機能を大幅に拡充します!!

久元市長:
3番目は、これは資料をお配りしております。在住外国人の方がどんどん増えております。やはり外国人の皆さんに対する相談体制を強化していくということが大変必要です。

そこで、神戸国際協力交流センターですね、貿易センタービルの中にありますが、そこの中に設置をしております神戸国際コミュニティセンター、略称KICCでのサービスを強化していきたいと考えております。

具体的には、拡充する内容は、1つは相談業務です。9月2日から拡充をしたいというふうに考えておりますが、1つは、現在相談窓口で行っている言語のさらなる多言語化です。新たにネパール語、タイ語、インドネシア語、これを加える。具体的には、ネパール語、タイ語、インドネシア語を話すことができるスタッフを新たに設置をして、そこで相談に乗るということですね。ご覧いただいているような方にスタッフとして加わっていただきます。

また、従来から行っているサービスに加えまして、今回はタブレット端末を使ったテレビ電話通訳サービスも導入をしたいというふうに考えております。

さらに、これは広く行き渡っておりますが、ポケトーク、携帯型の翻訳機ですね、これを使っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、これも導入をいたします。

それから専門相談も、新たに大阪出入国在留管理局の神戸支局職員による相談あるいは情報提供ですね。出入国手続あるいは在留手続に関する相談や情報提供も行っていくということにしております。個別相談室も増やすことにしております。先ほど申し上げましたように、対応言語も拡充をするということになります。

それから、新たにホームページをリニューアルするということにしておりまして、これは、今、新たにリニューアルしたホームページのトップページですけれども、ご覧をいただければと思います。特に生活情報の提供というのは非常に大事です。これにつきましてはスマートフォンにも対応させまして、外国人の方のポータルサイトとして親しまれるような、そういう形でのリニューアルを行うことにしております。

今お配りしております資料にはスケジュールを書いておりますが、今日、トップページのリニューアルを行っておりまして、4つの丸いカテゴリーですね、生活情報、住民手続、日本語学習教室、子育て・福祉、これを大きく分類をいたしまして、そして、ここからこの中に入っていって、多言語で必要な情報が入手できるようにするということにいたします。

あわせましてスマホ版、これも作ることにいたしました。トップページはパソコン版と似たような流れでして、在留外国人の方にスマホで、スマホを使われる方が大変多いと思うので、多言語で利用していただけるような、そういうスマホ版も作ることにしたわけです。

こういう対応につきましては、実際に貿易センタービルでご覧をいただければ大変ありがたいと考えておりまして、9月2日に、先ほど画面で紹介をいたしましたネパール語、タイ語、インドネシア語で対応していただけるスタッフの皆さんにも参加をしていただけることになっておりますので、こういう皆さんにもしご関心があればぜひ取材もしていただきまして、神戸市のさまざまな民族、国籍の方々に対する対応につきまして取材をしていただければ幸いです。

こういう対応によりまして、国から求められておりますワンストップセンター、これが9月から神戸でも対応できると、ワンストップセンターを神戸でも設置をする手続が完了するということになります。かなり他の都市に比べましても、特に多言語での対応ということは進んだ対応になるのではないかというふうに考えております。

神戸市立博物館 初のリニューアルオープン!!11月2日(土曜)~展示内容をさらに充実、ナイトミュージアムも開催!~

久元市長:
4件目が、神戸市立博物館のリニューアルです。

11月20日にリニューアルオープンをするということにいたしました。この神戸市立博物館は、1982年(昭和57年)にオープンしたわけですが、それ以来のリニューアルオープンということになります。

資料をお配りしておりますが、スクリーンもあわせてご覧いただければと思います。

神戸市立博物館は、1982年(昭和57年)の開館から30年以上が経過をいたしました。施設も大分古くなってきましたので、去年、平成30年(2018年)の2月からリニューアルの工事を行ってきました。これは非常に貴重な昭和初期の近代建築ですので、建物の外観、基本的な構造はそのままにいたしまして、展示内容、館内ゾーニング、料金体系などの見直しを行ったところです。

リニューアルの内容ですが、1つは神戸の歴史と文化をご覧いただく歴史展示室を新設いたしまして、無料開放いたします。それから、神戸市立博物館が所蔵するコレクションは約7万点あるわけですが、これを展示活用するコレクション展示室、これを2階に設置いたします。有料展示につきましては、高校生以下は無料、大学生は一般の半額にいたします。それから、ナイトタイムエコノミーの活性化ということが言われておりますので、毎週土曜日は午後9時まで開館をするナイトタイムミュージアムを実施いたします。名品展などの特別展も開催していきます。

少し中をご覧いただければと思いますが、1階部分はご覧いただいているような内容で、ここは無料にいたします。ホールを中心に、神戸の歴史展示室、ミュージアムカフェ、ショップなどが位置しております。これまでは入館するときに料金が必要だったわけですけれども、今回のリニューアルでこの1階部分、この部分につきましては新たに無料にいたします。それから、以前、リニューアル前の常設展示は開館当時のままの展示内容でしたけれども、これもリニューアルをいたします。従来、1階、2階と分かれておりました展示室、これを1階にまとめまして、それから、外国人居留地の非常に精緻な模型があったわけですけれども、これもより見やすくすることができるような内容にいたしました。それから、ミュージアムカフェですけれども、近代建築を生かしたデザインで、レトロなモダンな空間にいたしました。

それから、2階ですけれども、テーマを設けてコレクションを展示いたします。コレクション展示室ですが、これは国宝の桜ヶ丘銅鐸・銅矛群を展示するためのスペースですね。これは国宝ということになっておりまして、今までは片側しか見ることができなかったわけですけれども、これを独立した展示ケースで360度からご覧をいただけるようにいたします。それから、教科書にも登場するフランシスコ・ザビエル像、これをこの神戸市立博物館が所蔵しているわけですが、これは専用の薄型ガラスケースに展示することにいたしまして、至近距離からこの細部まで詳しく鑑賞できるようにいたします。

それから、料金体系につきましては、既に小磯記念美術館、それから神戸ゆかりの博物館では、高校生以下は無料にしております。これは神戸市内の在住、市外にかかわらず全て無料にしているわけですが、これを神戸市立博物館、特別展示も含めて無料にする。大学生料金は一般の半額にいたします。

それから、先ほど申し上げましたけれども、ナイトタイムミュージアムを実施いたしまして、博物館正面の夜間照明のLED化を行い、季節やイベントに合わせたライトアップを行いたいと思っております。

特別展もこれから随時開催をすることにしておりまして、リニューアル後の特別展はリニューアル記念神戸市立博物館名品展を開催したいと考えております。前売りは9月2日月曜日から発売を開始いたします。

とりあえず私からはお話を申し上げたい案件は以上です。

質疑応答(発表項目)

発砲事件について(質疑応答)

記者:
冒頭であった神戸の中央区の暴力団の発砲事件に関してなんですが、具体的な中央区の、しばらく活動を自粛するということですが、例えば部活動の活動、課外活動なんかを夏休み期間中見合わせるであったりとか、あるいは、幼稚園なんかそうかなと思うんですが、送迎に関してはできるだけバスあるいは保護者の送迎を徹底するように呼びかけるとか、そういった具体的な活動があるのかどうか、また、9月1日以降、通常の2学期に入っていくかなとは思うんですが、授業に関しての影響は今のところあるかどうか、その点をお願いします。

久元市長:
これは当面の措置です。学校園の中の活動を自粛するということは、今、夏休み中ですから。ですから、当面、部活動は自粛をする。神戸市立の小中学校などはそういう対応をすることにいたしました。

ただ、これはしばらく様子を見まして、兵庫県警とも相談をして、県警のこの警戒体制などを見ながら、来週のしかるべき時期にこれをいつまで継続するのかということを教育委員会のほうで判断いたします。その上で新学期を迎えるということになります。

記者:
今の時期だと部活動が一番学校に行くこととしたら中学生なんかは多いかなと思いますし、あるいは小学生だったら夏季講習であったりとか水泳教室なんかあるのかなと思うんですが、そういった活動への具体的な影響ってありそうですかね。

久元市長:
今のところはそれは自粛してもらっています。しかし、これは非常に難しい問題ですけれども、ずっとこれを何も活動しないということも現実的ではありません。やはり特に暴力団関係の事務所、施設などがある近辺を中心に兵庫県警に厳重に警戒をしてもらい、そして、保護者や教員による登下校時のパトロールですね。これは今までもこういう事件があったときにはそういう活動をしておりますから、神戸市の関係者はそういう経験を持っています。濃淡をつけながらそういう対応をした上で、学校行事にできるだけ影響がないような対応をしていくということになろうかと思います。

在住外国人へのワンストップ相談窓口について(質疑応答)

記者:
ワンストップのことから順番にちょっと聞きたいんですけども。わりと災害なんかでも、最近、災害弱者の中に外国人の方が入る場合というのも多いと思うんですけども、今回のこういうことを通じて、前も1回聞いたことがあると思うんですけど、たしか何かの災害のときに神戸のホームページが他の自治体に参考にされていたというようなケースもあったと思うんですけども、特にそういう有事というんじゃないですけど、日常生活というのを送るに当たって外国人の人にどういうことを伝えていけたらいいのかなとお感じなのかなという部分と、あと、これはちょっと事務方の人に聞いたほうがいいのかもしれないですけども、どういうふうにこういうことをやっていますよというPRを、残念ながら日本語で書いてある新聞に幾ら書いてもどれだけ伝わるのかという部分があるので、そういうところをちょっと聞けたらなと。

久元市長:
そうですね。まず、新たにこういう言語を加えることによって、対象者の方は現実にはそんなに多くないわけですね。そういう方がSNSなどを通じて神戸市の国際コミュニティセンターではこういう対応をしていますということがかなり伝わっていくと思いますし、現実に今回お願いすることになる通訳スタッフの皆さんからも、そういう同じ国の外国人コミュニティーの皆さんにもさまざまに伝わっていくということを期待したいと思います。

やはり日常的な相談はこのコミュニティセンターで行うわけですが、この有事の対応を多言語でどこまでやるのかというのは、これはこれからの課題です。これはしっかりとセンターや、あるいは外国人コミュニティーの皆さんとも相談をしていきたいと思うんですが、例えばもう既につくってあるベトナム語のフェイスブックですよね。こういう取り組み、それから、フェイスブック以外のSNSでの情報発信や情報交換ということ、こういうことも考えられるのではないかなと思います。

あとは、有事、災害の対応は、これはさまざまな公的な機関、放送会社とか、あるいは通信キャリアからもさまざまなサービスが提供されていますし、鉄道事業者からの情報提供もあるわけですが、これを主要言語以外のそんなにまだまだ数が多くない言語を話す方々に対してどう提供するのかということは、やはりそれらの方々とも相談をしながら拡充をしていくということが求められるのではないかなと思います。

それから、2番目の質問もそういう形で、残念ながらタイ語やネパール語やインドネシア語を話す方々が日本語の新聞を読むとはちょっと思えませんから、やっぱり先ほど申し上げたようなSNSあるいはネット上での情報発信ということが主流になっていくのではないかと思います。

ストリートピアノについて(質疑応答)

記者:
ストリートピアノの話なんですけども、ちょっとどこかで取り上げたいとは思いつつ、なかなか取り上げられていないんですけども、先日、そこの地下道の中にも1台設置されているときにたまたま弾いているのを見て、実際に地下道に響き渡っているのを見て、ああ、いいもんだなとは思ったんですけども、こうやって力を入れていくことで神戸の町をどういうふうにしていきたいのかなと。ちょくちょく外国の空港とかでは見かける風景だったんですけども、文化像であるとか、ファッションとか、そういったものも含めてこうなればという市長の期待を一言先に聞いておきたいです。

久元市長:
要するにあの風景というのは、かなり多くの方が、これは非常にいいものだなと、素敵な風景があらわれたなとかなり思っていただける、そういう情報発信が随分ネットに出ていますね。ストリートピアノは別に神戸だけがやっているわけではないんですけれども、神戸はかなり今まで4台設置して、しかも特に「デュオこうべ」に置かれているものは、私も頻繁に行くわけではありませんが、たまに行ったときにも必ず弾かれているんですよ。周りに人垣ができているとまでは言いませんが、何人かの方が必ず周りで聞いていて、それで、これは前にも申し上げたかもしれませんけれども、そこで弾いている子供さんに、「お嬢ちゃん上手やったよ」とか、それから、随分年配の方が弾かれているので聞いていましたら、ストリートピアノができてから長いことやっていなかったピアノを始めたとか、そういう方もいらっしゃって、やっぱり音楽に親しむ機会ができたり、新しいコミュニケーションが生まれたり、知らない人同士がそういう形で知り合って、一緒に楽器を演奏したようなシーンに出会ったこともありましたけれども、新しいシーンができてきているなというふうに、何かそれで大げさなことではないんですけれども、神戸の町に新しい風景ができた、それがかなりの皆さんに楽しんでいただいていて、喜んでいただいていて、ささやかながら神戸の新しい魅力というものに今なりつつあるのではないかと思います。

博物館のリニューアルについて(質疑応答)

記者:
博物館に関してなんですけれども、神戸では例えば、竹中大工道具館とかが特に外国の方たちから好評を得て、予想外と言ったら失礼になるかもしれないんですけども、ものすごく、今や欠かせない観光スポットの1つかなと思うんですけれども、このリニューアル後の博物館はどんな人たちにヒット、受けたいかと、好評を博したいかというところを教えてください。

久元市長:
やはり、当然ながら神戸市民の皆さんにこういうすぐれた芸術作品に触れていただくということなんですが、もう1つは、先ほども申し上げましたけれども、高校生、既にゆかりの美術館と小磯記念美術館は高校生が無料、大学生が半額になっているんですけれども、ぜひ10代を中心に、若い世代の皆さんに芸術作品に親しんでもらいたいなと。これは神戸市民に限らず、神戸市外の方でも無料にしていますから、高校生以下の若い世代の皆さんに、周囲の自治体の地域からも神戸に来ていただいて、この市立博物館などの美術館の芸術作品にぜひ触れていただきたいなというふうに思います。

もう1つはやっぱり、これは特別展の内容にもよると思うんですけど、できるだけ魅力的な企画をするということで、インバウンドの観光客も含めて観光客の皆さんにもぜひ来ていただきたい、神戸に来られた方にも来ていただきたいと。我々も海外に行って、特に大都市に行ったときに、大都市で何が見たいか、何に触れたいのかということを考えたときに、やっぱり美術館、博物館に行くというのは非常に大きな魅力ですよね。楽しみですよね。そういうようなスポットになってほしいなというふうに思います。

記者:
あと、今回、博物館で夜間営業というのも1つ試みとして大きいかなと思うんですけれども、そのナイトタイムエコノミー、夜間の楽しみをどう提供するかというのが、全国的にもそうですし、神戸でも久元市長が言われ始めてもう数年たつかと思うんですけれども、この間、進みぐあいというのはどういうふうに感じていらっしゃるのか、来月からはラグビーワールドカップも始まりますけれども、そこら辺を教えていただきたいと思います。

久元市長:
数年前にナイトタイムエコノミーをテーマにした、夜カフェかな、で行われたシンポジウムというか、ディスカッションに参加したこともあって、それ以来、すごく進んだのかというと、そうは思いません。実は余り進んでいないというふうに思います。

これは力を入れていかなければいけない分野なんですが、やっぱりやれることからやっていこうと。これもその1つですね。以前も、この市立博物館と、それから民間のミュージアムなどがコラボをして、やったこともありましたけれども、残念ながら短期間のうちに終わりました。今回はこれを、土曜日が9時まで、それから来年3月をめどに金曜日が8時ですね、そういう形でかなり広げます。今までは5時で終わっていたわけですから、これもかなり広げます。

できれば、これはまだ調整中なんですが、平日ももう少し延ばすことができないのか、今検討しておりまして、これは、今年中にはちょっと無理ですけれども、来年のできるだけ早い時期に、平日の開館時間も延長できないかという検討を今行っております。全体から見たらささやかな試みなんですけれども、こういう形で、例えば9時近くまで博物館の展覧会を楽しんだ方が、その後、すぐ近くの旧居留地とか元町とか、センター街や元町商店街の近辺などで一杯飲んだり、グルメを楽しんだり、ゆったりと時間を楽しんで、神戸の夜を楽しんでいただく、ささやかながら1つのきっかけになると思うんですね。

やはり、これを進めていくためには行政だけでは無理です。やはり民間の皆さんと何とか力を合わせて、神戸のこの都心の夜の活性化ということができないか、もう少しいろんな立場の皆さんが一緒に議論をして、やれるところからやっていくということ、そういう動きを加速させていくきっかけにできればというふうに思います。

在住外国人へのワンストップ相談窓口について(質疑応答)

記者:
在住外国人のワンストップ相談窓口の件なんですけども、今回、ネパール語、タイ語、インドネシア語という3つの言語を拡充するということなんですが、この3つの言語を導入する狙いといいますか、この3つの言語を導入することによって何か市内の事業所の中で外国人材の受け入れというか、そういったものの追い風になるとか、何かそういった狙いとかはあるんでしょうか。

久元市長:
やはり、神戸に住んでおられる外国人の方の国籍が多いところからずっと広げてきておりますので、まだ全体としての数は少ないんですけれども、世界中にある国の中からいうと、今回加えた言語の方が相対的に多いということですね。

それともう1つは、やはり外国人材に神戸で働いていただくという、企業もこれから外国人材を、入国管理、在留資格制度の変更に伴いまして、企業も外国人を雇用するという場面が増えてくると思うんですが、やはり神戸で働いていただくためには神戸でできるだけ安心して住んでいただけるというふうにしていく。そのためには生活情報をしっかりと提供していくということが重要で、神戸も国際都市で、いろんな国籍の方々が住んでおられますから、順次、多言語対応というものを住んでおられる方の数に応じて拡大していくということが必要ではないかなというふうに思います。このことは神戸の経済の活性化にもつながっていくと、必要なことではないかなというふうに思います。

その他の質疑応答

TRANSシンポジウムの中止について(その他の質疑応答)

記者:
先日、アートプロジェクトのTRANS-の関連イベントで、ジャーナリストの津田大介さんを招くシンポジウムが中止になった件についてお伺いしたいんですけれども、市として中止と判断した理由について、まずは聞かせてください。

久元市長:
このTRANS-そのものは、TRANS-の実行委員会と、それから神戸市の共催になっています。このシンポジウム自身も実行委員会と神戸市の共催であったわけですね。このシンポジウムの開催自体は、私は承知をしておりませんでした。実行委員会のほうで中心になって企画をしたようですが、実行委員会の事務局と神戸市の市民参画局の幹部のほうから、実はこういうシンポジウムをやることになっていたんですが、中止を含めたあらゆる可能性について検討したいということで現状について報告がありました。

その理由としては、やはりこれの開催に対してかなり大きな、あるいは多数の抗議が寄せられていると。その理由は、あいちトリエンナーレの監督の方が出演をされるということが非常に大きな理由になっていて、これに対して極めて多数の抗議、反対の意見が寄せられていて、このまま開催をすると非常に大きな混乱が起きる可能性があるので、現場の判断としては、中止を含めたあらゆる可能性について検討をしたいという説明でした。

この辺の判断は、混乱が起きるか起きないかについての現場の判断がやはり尊重されるべきだというふうに考えましたので、もう1つ、片方の主催者としてもこれを了承することにしたわけです。

記者:
その中止の決定について、予定通りやってほしかったという市民の声とか、もしくは中止によって自由な議論の場が奪われてしまったとか、そういう批判もあるんですけども、その批判については市長はどのようにお考えになりますか。

久元市長:
そういう批判があったことも事実だと思いますけれども、やはりこのことによって非常に大きな混乱がある、予期せぬ事態が仮に発生するとするならば、それは取り返しがつかないことになるのではないかと。あいちトリエンナーレについても非常に大きな議論を呼んでいて、この開催をしてすぐに、これは中止の決定を愛知県知事を中心にされたので、あいちトリエンナーレの展示内容、それから展示を主導した方に対する批判というものは相当強いものがあって、これをそのまま実施すれば非常に大きな混乱がある、予期せぬ事態が発生するおそれがあるという現場の判断は尊重すべきであるというふうに考えました。

市役所2号館の再整備について(その他の質疑応答)

記者:
神戸市役所の2号館の建て替えの話が進んでいると思うんですけれども、現段階で、どういう方向で進めていこうか、お考えのことを教えていただけますか。

久元市長:
大きな方向性としましては、やはり、にぎわいを生み出すような施設内容にすべきではないかというふうに考えています。それと、実際に庁舎としてこれまで使われている敷地ですから、その行政機能、つまり庁舎としての機能を適切に果たすことができるとともに、新たなにぎわいを生み出すような、そしてできるだけ、神戸の都心のフラワーロード沿いにある非常に立地条件のいいところですから、たくさんの方々に親しんでいただける神戸の新しいシンボル的な施設にしたいというふうに思っております。

と申しますのは、三宮をはじめとする都心の活性化というのは、やはり人の流れを生み出していくということですね。神戸は、三宮は三宮で魅力がある。ウォーターフロントはウォーターフロントで、旧居留地、元町、それから北野、魅力のあるエリアがたくさんあるんですけれども、残念ながらそこから人の流れが十分生み出されていないということが、神戸の都心のにぎわいを考えたときの課題であるというふうに従来から考えてきました。

フラワーロードは、これはよくご存じだと思いますが、大体、人の流れが国際会館あたりで止まっている感がありますね。そこまではすごくにぎわっているんですけど、そこから南側の人の流れというのはあまりありません。これは適当な表現かどうかわかりませんが、神戸市役所の存在が、そういう人の回遊性とか人の流れというものを止めている面があると思うんですね。

そこで、どうしたら人の流れをウォーターフロントのほうに、ウォーターフロントから三宮方面あるいは北のほうに、あるいは南北の人の流れをつくっていくかということを考えたときに、この2号館ににぎわいを生み出すような施設整備を民間活力を活用して行っていくことが必要ではないかということですね。

まだこれは可能性ですけれども、例えば、グレードの高いホテルですとか、それから、これは大体そういう方向性で今議論をしていますが、グレードの高い音楽専用ホールというものをつくると、それ以外ににぎわいを生み出すような商業施設というものもつくって人の流れをつくっていくということ。これは単体で2号館の整備をするだけではなくて、東遊園地についても既に再整備の検討を始めていますし、これはぜひ、東遊園地はもう既に芝生化しておりますが、再整備してもっとたくさん来ていただく。それから、東遊園地からウォーターフロントについては、今の非常に老朽化した歩道橋を撤去して、既に設計コンペをしてデザイン性にもすぐれた歩道橋にリニューアルすることにしています。

こういうことを繋げることによって、先ほど申し上げたような人の流れというのを生み出していく、そういう観点からの施設整備内容をこれから検討していくということになると考えています。

ひきこもり対策について(その他の質疑応答)

記者:
明日、ひきこもり対策検討会の初会合が開かれると思いますけれども、この問題、特に中高年のひきこもり対策というのは行政の施策の中でも遅れてきた部分だと思うんですけれども、この問題に対して神戸市としてどう対応していきたいか、ちょっとお考えを聞かせてください。

久元市長:
私は従来からひきこもりについては、やはりもっともっと力を入れなければいけないと考えておりました。というのは、ひきこもっておられる方ご自身もいろんな苦悩を抱えておられるし、また、ひきこもっておられる方は1人で、そして、ご両親やあるいは親御さんと一緒に住んでおられる方が多いわけで、親御さんの悩みということも相当深いだろうということは容易に想像ができます。そういう方がどこに相談したらいいのかということ、まず、相談する窓口というものも十分ではないと考えておりましたので、やはり幾つか起きました事件を契機に、一体どういう対応をしているのだろうかということで、庁内の対応状況を見ましたら、必ずしも全貌がよくわからないわけです。

そこで、4月につくりました「つなぐ課」でこれを集中的に議論することにしましたら、兵庫区にひきこもり地域支援センターがある、正直、私もその存在を知らなかったんです。これは私自身の勉強不足ですけれども、そこは相談員が2人しかいない、非常に脆弱な体制なんですね。と同時に、ひきこもりに起因すると思われるさまざまな相談、例えば、虐待の相談だとか、あるいは生活支援に関する相談だとか、ひきこもっている児童・生徒に対する対応だとか、いろんな相談が、例えば、認知症が進んでいるシニアの方に実はひきこもりの子供がいるということをすごく悩んでいる、そういう相談が、神戸市ではあんしんすこやかセンターと呼んでおりますが、地域包括支援センターの中にあったり、あるいは生活保護受給者にひきこもりの家族がいるとか、児童虐待の事案の中にも実際ひきこもりという問題が実は隠れていたとか、区の社会福祉協議会、地域福祉ネットワーカーがいろんないわば制度の狭間にある人たちに対するアウトリーチと言われているような対応もしているんですけれども、そこにもひきこもりがある。

つまり、ひきこもりの問題というものは相当悩んでいる方の数が多くて、それから、行政、神戸市のほうがそれぞれの制度ごとに分かれている窓口に、実はひきこもりという問題が隠れている、背後にある。あるいは、このひきこもりということがそういう問題の原因になっているということがだんだんわかってきました。しかし、ひきこもりというのはなかなか言い出しにくいから問題が顕在化しにくいという問題もあるので、ここはこの分野に詳しい方の意見を、いろんな分野の方の意見をよくお聞きして、そして、非常に難しい問題だけれども、できるだけ実効ある施策ということをつくり上げていかなければいけないのではないだろうかということで、今回、有識者会議を設置することにしたわけです。

既に1回目を開いたわけですけれども、できるだけそれに基づいて神戸市独自の施策を立案できればと思っております。同時に検討会の結論が出るまで何もしないというのではなくて、できるだけ早く、少なくとも今の相談体制というものを拡充する、具体的には相談員の数を増やすということについては、これはできるだけ早く今年度中に必要な対応を行っていきたいと思っております。

記者:
今の相談窓口の拡充のとこなんですけど、今あるところの人数を、今ある窓口の人数を増やすという考え方ですか、その拡充というのは。

久元市長:
基本的にはそれが現実的ではないかなと思いますが、ただ、これももう少し検討して、できるだけ早く、議会とも相談する必要がありますが、そのことも含めて、少なくとも相談体制の拡充というのは今年度中にやりたいと思っています。

職員:
検討会につきましては、明日が第1回です。

久元市長:
明日が第1回、失礼しました。

質疑応答(発表項目)

在住外国人へのワンストップ相談窓口について(質疑応答)

記者:
在住外国人のワンストップ相談窓口の件で、神戸市は他都市に比べても多言語対応等で優れた体制になるというお話がありましたけれども、神戸市の特徴といいますか、ワンストップの中でもこういうところが外国人の方にもぜひ活用していただきたいような、そういうところをちょっと教えていただきたいんですけども。

久元市長:
ちょっとほかの都市の状況を知らないので、そしたら、国際部のほうから、ほかの都市との比較ですね。

職員:
今回の私どものワンストップの特徴というのは、先ほども新たに3名の外国人、外国語ができるスタッフを雇用するということになっておりますけども、11言語に対応したスタッフの方が揃っているというような、そういったところは政令市でもほとんど、川崎市が1市ある程度で、ほとんどそういったところはないということで、そういう人材が揃うことによって区役所であるとか、あるいはほかの公共機関への通訳サービスが可能になったりとか、今回、ホームページもリニューアルさせていただきましたけども、そういうホームページの更新であるとか、そういったこともそういう多言語スタッフがいることによって迅速にできるというようなこと、そういったことが特徴と言っていいかと思います。

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