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更新日:2019年11月1日

定例会見 2019年(平成31年)3月18日

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  1. 神戸三宮駅前「さんきたアモーレ広場」の新たなデザイン決定【0分08秒~】
    ≪質疑応答1≫【12分00秒~】
  2. 政令市・近隣市で最も手厚い「予防接種」のサービス開始【18分11秒~】
  3. 「Kobe International Club」の活動拠点が世界20支部になりました!!【24分53秒~】
    ≪質疑応答2≫【29分44秒~】
    ≪その他の質疑応答≫【33分04秒~】

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発表項目

神戸三宮駅前「さんきたアモーレ広場」の新たなデザイン決定

久元市長:
よろしくお願いいたします。
私から今日お話を申し上げたい案件は3件です。

1件目は、神戸三宮の駅前の通称パイ山とかでこぼこ広場と呼ばれているこの広場のデザインを公募しておりましたが、専門家の審査委員会により最優秀作品を決定いたしましたので、内容を発表させていただきます。この最優秀賞、作品名「リーン・オン・ネイチャー」、このご覧いただいているようなイメージということになります。このデザインをつくっていただきましたのは津川恵理さん、神戸出身の方です。

三宮の再整備は、平成27年9月に神戸の都心の未来の姿ビジョンをつくって順次計画的に進めてきました。そういうさまざまな事業が具体化しつつありまして、具体的な施設を建設する、整備する、それに応じて施設を動かして新しい施設をつくる、こういうことが大きなプロジェクトになるわけですが、同時に、非常に大事な場所になってくるのが駅前です。駅前を魅力のある空間にしていくというコンセプト、視点も非常に重要です。

既にJRの元町駅の東口、これを整備いたしました。これは去年の4月に整備が完了いたしまして、これも作品を募集いたしまして、そして、これは神戸大学の大学院の皆さんなどが応募していただきました作品が最優秀に選ばれまして、そしてこういう形で整備をしたわけです。正直、そんなに大きな広い広場ではありませんが、かなり雰囲気が変わったというふうに思います。私も時々、ここを通ったりしますけれども、かなりにぎわっております。たくさんの皆さんに親しまれているという気がいたします。

阪急神戸三宮の東口それからJR三ノ宮の西口の北側に位置いたしますこの広場、パイ山とかでこぼこ広場などと呼ばれていますが、現在、神戸阪急ビルの東館の建てかえ工事のために、平成28年5月から工事ヤードとして使用しております。この広場を含む三宮北西エリアは、2021年春に開業予定であります神戸阪急ビルの東館の建てかえに合わせて整備し、広場空間として完成させていきたいということで、新たなデザイン提案を広く募集いたしました。この募集は去年の11月20日から2月6日まででしたけれども、ほんとうにたくさんの皆さんに応募していただきました。220作品の応募がありまして、市民の皆さん、高校生から大学生、それからもちろん建築、ランドスケープの専門家の皆様からたくさんのご応募をいただきました。そして、今月の8日に選定委員会を開催いたしました。選定委員会は川崎雅史京都大学大学院教授を委員長とする土木、景観、ランドスケープ、地元の皆さん、建築あるいは広場のデザインなどの、そういう方々からなる選定委員会で審議を行い、選定いたしました。最優秀作品はこの「リーン・オン・ネイチャー」です。

最優秀作品につきましては後ほどまたご説明をさせていただきますが、それ以外の入選作品ですね。入選作品は3点です。「クローシング・プラザ」、イシイショウコさん、イシイユウスケさん、シズヤヒロキさん。これが1つです。もう1つが「風めぐりの広場」、ヤギヒロキさん、オオカワユウゾウさん、ナカジマナオヤさん、スワヨシヤさん。それから3点目が「へそとへその緒」、イタサカルイさん、オグロユウミさんの作品です。もう1つ、アイデアが非常にすぐれているという作品は「クスノキ山」、ヤマモトシュウさん、コバヤシヒデノリさん、「まちの羅針盤」、ハラダユウジさん、こういうアイデア賞を選定させていただきました。受賞者の皆様は20代、30代の若い世代の皆さんです。優秀な作品を応募していただきまして、大変ありがたいと思っています。

今後の整備スケジュールですけれども、今回、後ほど説明いたします作品をもとに整備計画図を作成いたしまして、平成31年度、測量設計を行い、平成32年度に工事を実施する。そして平成33年、2021年春の阪急ビル東館の開業とあわせまして、この広場も供用していきたいというふうに思っております。阪急ビル東館の建てかえ、西館のリニューアル、そしてこの広場の再整備とあわせて、さらに、サンキタ通りを歩行者中心の道路に再整備するということになります。三宮駅の北側がかなり面目を一新するということになります。こういう形で計画的に整備を進めていきたいというふうに思っております。

さて、今日は、このデザインを編み出していただきました津川恵理さんがお越しですので、ご紹介させていただきます。

津川さんは神戸市のご出身です。小さいころに阪神・淡路大震災も経験をされました。つい先日まで、文化庁新進芸術家海外研修員としてニューヨークの設計事務所で建築意匠設計士として勤務をされておられました。今回このデザインを応募していただき、こういう作品を提示していただきました。

それでは、ご自身のご紹介、あるいはこの作品のコンセプトや考え方、内容などにつきまして、よろしくお願いします。

津川氏:
紹介いただきました津川恵理と申します。私はニューヨークのディラー・スコフィディオ・レンフロという事務所に1年、文化庁の研修員として働かせていただきました。その事務所は、ハイラインというニューヨークでとても有名な公共空間の公園のような、2.3キロの公園を設計したことで有名な事務所で、そこで1年間研修を行いまして、獲得した知見を生かしてこのコンペに参加させていただきました。

私が小さいころからよくなじみのあるこの広場で一番初めに思ったことは、広場というのはとても公共性が高くて、どういう人が、いつ、どのぐらいの人数で、何の目的を持ってこの場所に来るのかがわからないというところが、逆に、この場所をこういうふうに使ってくださいと定義し過ぎてしまうことがよくないのじゃないかなと思いまして、とても抽象的な形の円盤をとても緩やかに斜めに、全ての円盤を斜めに設置していくことで、各ポイントで高さが違うので、どのようなスケールの人が来ても、ここに来たらしゃがんで、座って滞在できるとか、ベンチのように使えたりとか、コンビニで買ってきた食べ物を、この辺を、机として使って食べるとか、スロープみたいに緩やかになっているところは、上ってみて、そこに寝そべったり座ったりできる。既存の、前あった広場の機能を継承しつつ、新たな価値として、このような形をつくらせていただきました。

三宮駅がこちら側になるんですけれども、三宮駅と都市をつなぐ主軸の動線を確保しつつ、周辺から流動的に人が流れるように、すき間をあけて配置を行いました。立面的にもアイフォニックでシンボリックな駅前の象徴となるような形をとっています。駅から見たパースがこうなるんですけれども、水平面があると、やっぱりこの場所がこの高さにあるというふうに定義されてしまうんですけど、何となく一帯が全部つながるような構造をとっていて、力も流れるように一体として構造としてなることで、一連、ひとつながりになるような、広場全体を統一してデザインできるような形をとりました。

次が夜景になるんですけど、やっぱり広場は昼だけじゃなくて夜も使われる場所としてあると思うので、照明をぽつぽつただ置くだけではなくて、やはりこの円盤を斜めに設置したものをうまく生かしつつ、裏に間接的に照明を仕込むことで、この円盤が反射板のようになりまして、ほかの、なかなか類を見ないというか、神戸ならではの洗練された都市景観として、独特の夜景をつくり出すような広場になればいいなと思い、つくらせていただきました。

駅に向かうこのまちからの動線には、ゲートのような、多くの人を迎え入れるような形で円盤をつくって、一部屋根のような形になっていたりとか、人がさまざまな滞在方法でこの広場にかかわっていけるように、多彩なアクティビティーを引き出すようなコンセプトでこの広場をつくらせていただきました。

久元市長:
ありがとうございました。
1件目のご説明は以上です。

※川崎雅史京都大学大学院教授の「崎」のつくりは、正しくは「大」ではなく「立」です。

質疑応答1

神戸三宮駅前「さんきたアモーレ広場」の新たなデザイン決定(質疑応答)

記者:
以前の通称パイ山と呼ばれたところ、待ち合わせ場所として非常に愛された場所だと思うんですけども、今回の新しいデザインがどういうふうなものになってほしいか、市長にお願いします。

久元市長:
やっぱり神戸を代表する待ち合わせの場所なので、まず1つは、やっぱり人通りも大変多いので、そういう人の待ち合わせ、それから人通り、それから、駅からおりてまちに出ていくという、そういう広場としての機能を十分果たすということと、あとは、デザインがやはりすぐれている、神戸のまちの一種の先進性のようなものをここで感じることができる、デザイン性とシンボル性を兼ね備えた広場であってほしいというふうに思います。

パイ山が親しまれてきまして、実はデザインを募集するときに、そこは、パイ山を残してほしいという、そういう前提条件をつけませんでした。個人的にはパイ山に懐かしさを感じる人がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、私もそういう思いがないわけではありませんが、しかし、まちはやはり進化をしていくわけで、そこにこだわることなく、新しいデザイン、アイデアを募集したわけです。220作品の中には、パイ山を残すという応募作品もあったんですよね。そういうような作品も含めて、この選定委員会で審査をして、今回、津川さんの作品が最優秀になったということです。

記者:
以前、これの募集をかけたときに、パイ山なのか、でこぼこ広場なのか、どっちなのかという議論が結構神戸市民で沸き上がって、一度聞いてみたかったんですけれども、市長はどちらを通称としてよく使われますか。

久元市長:
パイ山ですかね。

記者:
私もそうで、パイ山というのは何か非常に昭和テイストあふれるというか、非常に古きよき時代というか、わかりやすさというか、そういったものがすごくあふれていたように思うんですが、それががらっと変わって、非常に洗練されたデザインになるんだなという印象を強めているんですけれども、津川さんにお尋ねします。

パイ山なり、でこぼこ広場なり、ずっと親しまれたものに手を加えるというのは結構勇気が要るというか、責任を感じながらやられた部分もあるんだと思いますけども、何か継承をされることを意識された部分とか、そういったものはあるんでしょうか。

津川氏:
意識的ではないんですけれども、やはり自分が幼少期から使ってきた場所なので、おそらくつくっていくときに、想像する上で、ものすごく記憶が強くあったんでしょうね。この場所ってどういう場所かとか、周辺との関係性とか、そういうものを考えていて、おそらく、パイ山もとてもキャッチーなものだったので、市民が愛称をつけたというところがすごく市民と広場とのいい関係を築いたきっかけだったなと思っていて、なので、やっぱり何かキャッチーなものをどこかでつけたいとどこかで思っていたのかなと、今思えば。きっとこれもまた誰かが何か愛称をつけて、また新しい広場として、また神戸市民の人と新しい関係性を築けれたら、それはすごく私にとってうれしいな、私にとっても、きっとほかの神戸市民の方にとっても、よくなればいいなと思っています。

記者:
この選定理由のところで、「広場の象徴であった円をやわらかく配置することによって」とあるんですけども、特にパイ山だから円というものでもないんでしょうか。

津川氏:
そうですね。そこは直接的に意識をはっきりしていたわけではないんですけれども、でも、自分がすごく強い記憶が残っていたので、何か自然と出てきたのかなとも思ったりもします。

記者:
津川さんに伺いたいんですけれども、ご自身でパイ山で何か思い出とかってありますか。

津川氏:
そうですね。でも、やっぱり友達と会うときは「パイ山何時集合ね」というのが基本的なフレーズになっていて、それは私だけではなく、おそらく神戸市民の多くの人がそうなんじゃないかなと自分の周囲の友人を見ていて感じるので、集合場所としてすごく記憶が強い場所だなと思いますね。とてもフレーズ的に「パイ山何時集合ね」というのが何か日常会話の中でキャッチーだなと思ったりもします。

久元市長:
津川さん、どうもありがとうございました。
何か拍手が起きることは珍しいですね。

発表項目

政令市・近隣市で最も手厚い「予防接種」のサービス開始

久元市長:
それでは、次は、2件目が、予防接種のサービスにつきまして説明をさせていただきます。この予防接種は、内容は2件ありまして、アプリのサービスと、それから予防接種の経済的負担を軽減させるサービスを充実させるということです。

乳幼児を感染症から守る上で、ワクチンが非常に有効であるということはよく知られています。そして、このワクチンをきちんと接種していただくために、行政としては呼びかけをするわけですが、全く新しい方法として、予防接種スケジュール管理アプリ、これを作成することにいたしました。また、任意の予防接種の助成も平成31年度予算で充実をさせるということにいたしました。

やはり感染症から乳幼児を守るためには、あらかじめワクチンで免疫力をつけておくということが必要です。このたび、子育て世代を応援していく上で、政令市、近隣市の中で、おそらくは最も手厚いと思われる予防接種のサービスを実施する、これを平成31年度にスタートさせることにいたしましたので、その内容をご紹介させていただきたいというふうに思います。

1つは、予防接種スケジュールの管理を手軽にできるスマートフォン用アプリ、神戸予防接種ナビです。これを4月1日から無料で利用できるようにいたします。このアプリの機能ですけれども、予防接種のスケジュールの管理機能以外に、予防接種を受けることができる医療機関を検索することができる機能、それから、4カ国語に対応できる多言語機能、こういう機能を充実させることにいたしました。多言語機能といたしましては、英語、中国語、ハングル、ベトナム語に対応するということにいたしました。

このアプリの導入によりまして、予防接種のスケジュール管理を手軽にできるようになりますし、予防接種の呼びかけもできるということで、子育て世代をしっかりとサポートできることになるのではないかというふうに期待をしております。アプリは、スマートフォンのアプリストアで「神戸予防接種ナビ」と検索をしていただくと、無料でダウンロードができます。QRコードからでもダウンロードができるように準備を進めております。

アプリを入手していただいた後は、お子様の生年月日などの情報を登録していただきますと、登録をされた情報をもとに、接種スケジュールの自動提案、あるいは時期が近づくとプッシュ通知で予定日をお知らせすると、これをもとに、医療機関で予防接種をしていただくという流れになります。さらに、実際に接種をした日を入力していただくと、次回の接種スケジュールが自動的に提案されるということになっております。

これがアプリの内容ですが、もう1つは任意の予防接種。予防接種は法定の予防接種と任意の予防接種と2種類あるわけですが、この任意の予防接種、これをぜひたくさんの方々に受けていただきたい、こういうことで助成制度の充実を図ることにいたしました。1つは小児インフルエンザワクチンです。現在の助成額は1,360円ですけれども、これを2,000円に引き上げることにいたします。対象を1歳から12歳に、毎年1回助成をするということになります。もう1つは全額負担でありましたロタウイルス、それからおたふくかぜワクチン、この予防接種について助成制度を新設することにいたしました。平成31年4月1日以降の出生児が3歳になるまでの期間に利用していただけるよう、1回当たり2,000円、合計2回まで助成できるよう準備を進めております。

これが、ほかの都市との比較ですが、法令で定められていない任意の予防接種は原則自己負担ということになっています。全額をご負担いただくことになるわけです。これに対して任意で予防接種費用に助成を実施しているのは、まず、20の政令指定都市の中では神戸市を含めて3市ということになっています。一方、県内の保健所設置市におかれましては2市がこれに助成をしております。ワクチンで予防ができる病気のうち、まだ定期予防接種となっていない予防接種として、このロタウイルス、おたふくかぜ、インフルエンザがあるわけですが、この3種類のワクチンのうち全ての助成を行っておりますのは神戸市だけとなっております。さらに助成額をごらんいただきますと、ほかの2市よりも神戸市は全体の負担軽減額の総額、それからロタウイルス、おたふくかぜの額は神戸市も行っておりますけれども、小児インフルエンザの助成を行っているのは神戸市だけということになっております。県内で申し上げますと、X市は4,000円、Y市は3,000円ということで、神戸市がきめ細かく、かつ一番充実した助成になっているということも、あわせて、これはご紹介ということにとどまるわけですけれども、こういう形で紹介をさせていただきます。2件目は以上です。

「Kobe International Club」の活動拠点が世界20支部になりました!!

久元市長:
3件目は、今、世界各地で、ぜひ神戸ファンを増やしていきたい、神戸ゆかりの皆さんを母体にしたプラットフォーム、親睦組織としてのコウベ・インターナショナル・クラブの設置を進めてきております。これは平成28年2月からこの取り組みをスタートさせました。1号はサンフランシスコで平成28年2月、これがスタートということになったわけですが、これが順次増えてきております。この支部に対してはさまざまな情報を神戸市が提供をすると、それをもとに支部の皆さん、あとは神戸からもSNSなどで情報をお互いに発信をし合いながら議論を深めていく、神戸の発信をしていくと、こういうことを進めてきておるわけですけれども、このたび、英国のロンドンで支部が設立をされまして、これで合計20の支部が世界中に展開をされるということになりました。このコウベ・インターナショナル・クラブの各支部、そして支部の皆さんの協力をいただきながら、その提案もいろいろといただいて、神戸のシティプロモーションを進めていきたいというふうに考えております。

現在、支部の会員は合わせて600名ということになっています。このロンドンの支部の設立に中心的な役割を果たしていただきましたのが、神戸の広報専門官、PRスペシャリストということで活躍をしていただきましたルイーズ・デンディさんです。ルイーズ・デンディさんは英国にお戻りになりまして、現在は神戸コミュニケーターの肩書で活躍を、神戸の発信もしていただいております。今回、この設立にかかわっていただきまして、設立の模様を動画としてつくっていただきましたので、その模様をごらんいただければと思います。

(ビデオ上映)

久元市長:
こんな形で支部が設立されたわけです。私も去年、天津に出張いたしましたときに、ちょうどそのとき天津支部の設立にも立ち会わせていただきました。こんな形で神戸のつながりがグローバルな形で広がっていければというふうに思っています。

資料には、これまでの活動としてポートランド支部の活動、それからシンガポール支部の活動を紹介しております。ポートランドでは食と神戸のプロモーションなどが行われておりますし、シンガポールも神戸の食のプロモーションイベントにあわせて、神戸いちじく、あるいは神戸ワインなどが提供されて、設立支部会合を行っていただきました。こういうような支部の活動がきっかけになりまして、現地の製菓会社に神戸産のフルーツが販売をされると、こういうような芽生えが見られます。ぜひこういう形で、親睦と同時にビジネス交流にもつなげていくということができればというふうに考えております。
私からは以上です。

質疑応答2

政令市・近隣市で最も手厚い「予防接種」のサービス開始(質疑応答)

記者:
予防接種のアプリについてなんですけれども、これは既存のアプリで予防接種を、スケジューラーというのがあると思うんですが、それを活用したものになるのか、それとも市が独自で何か開発していったものなのか、経緯が知りたいというのが1つと、あと、導入目標はどれぐらいの市民の方が使っていただけるようにしたいかというのを教えていただければと思います。

久元市長:
予防接種アプリというのは神戸が初めてではありません。導入している都市はほかにもあります。神戸市がこの予防接種アプリにつきまして、幾つかのアプリをいろいろと調べてみた中ですけれども、その中で、この機能、あるいは費用、サービスの内容などを総合的に考えてまして、エムティーアイ株式会社、これは本社が東京ですけれども、これを選定することにいたしました。この会社のアプリをもとに、神戸市が独自に、どれぐらいの間隔で推奨するのかという、これは神戸市の政策判断も入っております。神戸市が必要な政策判断を行って、同社と相談をしながら、このアプリの内容をデザインいたしまして、そして今回リリースをするということにしたわけです。一言で言いますと、同社が開発したアプリを神戸市がカスタマイズをしたということだと、そういうふうにご理解をいただければと思います。

どれぐらいの皆さんにこれを利用していただくのかと、目標というのは特に、今のところはないわけですけれども、とにかく大事なことはアプリを導入していただいて接種率を上げていくということですね。この接種率ということでいいますと、おたふくかぜワクチンの接種率が、これは30%ですね、それからロタウイルスワクチンの接種率が70%、インフルエンザワクチンが41.7%。このインフルエンザワクチンの41.7%というのは神戸市の数値ですね。あとの2つは全国の数字ですね。いずれにしてもこういう接種率を上げていくということ、これを目標にしたいと思っています。

その他の質疑応答

明石市長選挙について(質疑応答)

記者:
昨日、明石市長選の投開票が行われました。暴言問題で辞職しました前職がほかの候補に大差をつけて再選されるという結果になりました。

まず、久元市長としてその結果をごらんになったときにどういうことをお考えになったか、率直にお伺いできますでしょうか。

久元市長:
隣の市でもありますので、この一連の経過につきましては関心を持って見守っておりました。経緯は関心を持って見守っておりましたが、結果ということにつきましては、これは明石市民が最終的な審判を下されたということで、当選をされました泉候補、前市長ですけれども、今回の当選をお祝い申し上げたいと思います。

記者:
おっしゃるとおり審判という点では再び泉氏に継続して市政をということになったわけですけれども、暴言問題について市民はどう判断したというように市長からごらんになってお考えになられますでしょうか。

久元市長:
どういうような判断をして市民が今回、お一人一人がどういう思いで投票されたのかというのはよくわかりませんが、結果的には市民全体として見れば、暴言というよりもこれまでの泉市政を評価されたということ。それから、暴言と言われているような事柄に対する泉さんの説明というものに対して理解を示される方が多かったということではないかと思います。

記者:
1カ月後に再び選挙があるということで、それに対する批判もあるのはご存じかと思いますけども、この短い期間に2度選挙があって、2度ともまた泉さんが立候補される、このことについてはどうお考えになられますでしょうか。

久元市長:
それは最終的に明石市民が判断されることだと思います。現行の制度上、市長が任期途中に辞職をして出馬するということは禁止されているわけではありませんし、この場合に当選した任期は残任期になるということが現行の制度ですから、この制度にのっとって選挙が行われる、そして、その選挙に対して有権者が最終的に判断をされるということだと理解をしています。

市職員の残業時間の削減について(質疑応答)

記者:
3月14日の市長のブログで、財政当局の残業時間が12月は68%減少、1月は44%減少という大幅な削減がされたと思うんですけれども、こちらはどういったことがポイントで、このような大幅な削減に至ったんでしょうか。

久元市長:
1つは、局長会議で強く申し上げました。やはり、財政当局の残業時間はゼロにしてほしいと。というのは、財政当局の残業時間は、どこの自治体でもというのは少し自信を持って言えるわけではありませんが、私のこれまでの経験では、大体予算編成というのは夜中にやるものだと、時間外になっても予算編成は限られた時間の中でやるのでやむを得ないという風潮がかなりあったように思うんです。ぜひ、これを直していきたいと、聖域なく超過勤務というものは減らしていくということ。その中で、これまでともすれば聖域扱いされてきた財政当局の残業を減らしていくと、予算編成の残業をできるだけ減らしていくということをぜひやるべきではないか。つまり、聖域を設けずに働き方改革、超過勤務を削減するということをやるべきだということを強く申し上げました。そういう方向に沿って努力をしていただいたということだと思います。

具体的に申しますと、予算編成で議論があるのは必要性の議論なんですね、新規要求がなされまして、予算編成の場でこの予算を計上するかしないかということを議論するわけです。しかし、本来それはもう少し前の段階で、政策議論をするときに、これはまた改めて予算編成のときに議論をしましょうと先送りをするのではなくて、政策議論をするときに、これを予算計上するか、しないかということを決めておくということが大事ではないかと思いまして、夏から初秋にかけて予算編成型の政策会議というのをやりました。そこで、計上するかしないかということを決めておりました。

ですから、本来、ふだんの予算編成の時期、これが12月から1月、2カ月ぐらいになるわけですが、そこで改めて必要性の議論というのはする必要がなかったわけです。あとは、事業の内容と計上額を決めるということにいたしました。これも大きかったのではないかと思います。

それから、もう1つ、財政当局の予算を減らすというのは全庁に影響するわけです。予算編成で財政の担当者が残っておりますと、どうしてもほかのところも残ることになるわけですね。予算は夜中に編成するものだということになると、時間外に積算根拠だとか、予算要求の内容だとかいうことを聞くわけですよね。聞くと、聞かれるかもしれないと思って残るということが往々にしてあります。仮に帰っていると、わりと財政当局というのは、神戸市はそんなことはないかもしれませんが、ふんぞり返る傾向がありまして、査定権を持っていますから。残っていなかったら機嫌を害すると予算が減らされるのではないかという恐怖におののいて、それで残業をするということが往々にしてあるわけです。人事権とか予算査定権を持っているところというのは、どうしても強いところがあって、そういう人たちが遅くまで残っているとどうしても残ることになる。そうすると、役所が不夜城になるわけですよ、そういう傾向が往々にして私が経験をしたところとか、その後の話でも見られたわけですね。

とにかくですから、財政当局に早く帰ってほしいと、そうでないと周りが迷惑しますから、そういうようなつもりもありました。

英国のEU離脱について(質疑応答)

記者:
今日発表の3件目と関係するような、しないような話なんですけれども、20支部目が開設されたロンドン、今、EUからの離脱というのがよく報じられてはいるんですけれども、こちらからいったら距離感、遠い世界のような話にも感じられつつも、そういうイギリスとの関係の深い企業も多いとは思うんです。今、神戸でEUの離脱に何か影響なり感じられるようなことというのはありますでしょうか。

久元市長:
私がブレグジットについて、市内の企業の方から直接問題が起きているということを聞いたことはありませんが、おそらく神戸の企業、英国でビジネスを展開されている企業はたくさんありますし、商社などは当然おつき合いもあると思いますから、大きな関心を持っておられると思います。

少し前になりますが、私のプライベートな勉強会、都市文化フォーラムというプライベートな勉強会をやっているわけですけれども、そこでもブレグジットの問題を取り上げたことはあります。やはり、私も関心を持って見守っておりまして、とにかく合意なき離脱というのは、これはやはりぜひ避けるべきではないだろうか。おそらく大多数の人はそう思っておられると思うんですよね。英国の議会でも合意なき離脱はしないということになっていました。

しかし、一人一人の議員の皆さんが、一人一人がそう思っていてもやはりそこはいろいろな、さまざまな見解や立場があって、ほんとうにメイ首相は苦労されていると思いますが、合意に至っていない。何とかそこをいろんな立場の違いを乗り越えていただいて、英国経済にとっても、それからEU全体にとっても、我が国を含むグローバル経済に最小限の影響があると。できるだけマイナスの影響を少なくするというような形で英国の議会が賢明な判断をしていただきたいと思います。

神戸空港民営化について(質疑応答)

記者:
いつもお聞きしている神戸空港、もうすぐ民営化から1年たつんですけれども、この1年間のどういうところを評価されて、どういうところを課題、今後の期待とされるか、そこを改めて教えてください。

久元市長:
想定以上によい状況で推移していると思います。やはり搭乗率も非常に好調ですね。各便とも非常によく乗っていただいています。

台風21号という予期せぬ災害があったわけですけれども、神戸空港島は北側に若干被害はありましたが、全体として大きな影響を受けることはありませんでした。むしろ、関西空港を補完する役割も神戸空港として適切に果たすことができたわけで、平時の3空港一体運営のみならず、危機管理においても、この3空港が連携しながら災害対応など危機管理に対応し得るということも、これで明らかになったのではないかと思います。

もちろん、危機管理に対しては検証しなければいけないこともありまして、現に検証しておりまして、災害時への対応など、これから強化していかなければいけない面もありますが、そういう面も、これは、予期せぬ事態に対して全体としては適切に神戸空港も対応できたのではないだろうかと、実際に運営していただいている関西エアポート神戸株式会社と設置者である神戸市との連携も、比較的円滑にできたのではないかと思います。

最後に、神戸空港に課せられているさまざまな制約を緩和していく上では3空港懇談会というものの開催が望まれていたわけですが、これも随分久しぶりに、去年の12月24日に開催することができました。これも今後に向けて大きな一歩だと思います。

北神急行および水道事業について(質疑応答)

記者:
北神急行の件なんですけれども、今の進捗状況でお話しいただけることがあれば、よろしくお願いします。

久元市長:
ぎりぎりの調整を阪急グループさんとしているところでして、何とか今月中に最終的な合意ができるのではないだろうかということになっています。全体的にはおそらく合意ができるだろうと。

あとは細部の条件ですよね。あと、それぞれ関係の皆さんにその内容について説明する、その根拠なり、やはりきちんと説明責任を果たさなければいけないわけですから、そういうことも含めた最終調整をしている段階です。

記者:
水道の民営化の話になったときに、市長は市長会見の場で、民営化しないということは明言されたかと思います。全体的にインフラが民営化に向かう中で、今回、逆に公営化をとろうと思ったことについて、これをどういうふうに考えているか、もう一度ご説明いただけますでしょうか。

久元市長:
自治体が責任を持って行っている事業を誰がやるのか、どういう方法でやるのかというのは、民がいいのか直営がいいのかという二者択一、一種のイデオロギー的な観点からの二分法で考えるべきではないと私は思います。それぞれの施設の内容、それから、提供しているサービスの内容、そして、それぞれのサービスの歴史的な経緯というものを踏まえて考えるべきではないかなと思います。そして、どの方法をとることが結果的に行政サービスの内容を改善するのか、あるいは、費用対効果の面で一番いい結論が得られるのかということを、個々に判断して行うべきではないかということです。

水道事業について言うと、神戸市の水道事業は、明治以来、全国の自治体の中でも最も古い歴史を持っています。非常に長い間にいろんな経験やノウハウが蓄積されています。また、料金水準もかなり低い水準にあると申し上げていいと思いますし、施設の老朽化は進んでいますが、老朽化に対する対応方針やノウハウも水道局の中に確立されています。

もう1つは、神戸市は震災を受けた都市なので、震災に対して対応力もしっかりと有していると思います。災害への対応、それから、東日本大震災のときに、神戸市水道局の東日本被災自治体、大槌町などへの対応は、全国的に見てもかなりレベルの高いものであったと思いますし、そういう状況は全国にも発信がなされました。

そういうことを総合的に勘案しますと、水道事業については引き続き神戸市が責任を持つ、そして、個々のさまざまな業務の内容に応じて民間委託を行うというやり方が一番ふさわしいと考えています。

それから、北神急行につきましては、これは平成34年度だったでしょうか、北神急行から阪急に譲渡するということになっています。そうすると、これは阪急グループさんが責任を持って運営されることになるわけですが、そのやり方ですと、少なくとも、料金が今のままなのか、あるいは、場合によったら引き上げないとサービスが間に合わないということも予想されます。

前も申し上げましたように、谷上から新神戸、あるいは谷上から三宮の料金水準は極めて高いものになっておりまして、今後の人口減少対策を考えたときには、これはやはり引き下げることが必要なのではないだろうかと。この引き下げるという選択肢は、神戸市営交通が北神急行から買収する以外の方法はおそらくないのではないだろうか。ウルトラCのようなものをひょっとしたら編み出す方がいらっしゃることは否定はできませんが、私はそれ以外に方法はないのではないだろうかということで、確かに、大きな流れからというと官から民へということなのかもしれませんが、神戸市営地下鉄が買収するという選択肢が方向性としてはいいのではないか。

あとは、具体的な譲渡の条件でありますとか、これより料金を引き下げるためのさまざまな方策につきまして、阪急グループさんと協議をしているということです。

記者:
今、二者択一ではないというような話があったと思うんですけど、官から民ということだけじゃなくて、官民どちらではないということだと思うんですけれども、今回、北神急行については、公的な役割が高いと捉えられているということも1つ考えていいんでしょうか。

久元市長:
公共交通ですよね。鉄道事業というのは非常に公益性が高いものです。公益性が高いものですが、これは、官が行わなければいけないというものではなくて、民間鉄道事業もある。しかし、民間鉄道事業も、公益性が高いということから、さまざまな法的な規制や国土交通省などの国の関与が行われているということだと思います。

それが制度なんですけれども、今回、今置かれている北神急行の現況を考えたときに、先ほど申し上げましたような、神戸市が置かれている利用動向、あるいは沿線の人口動向を考えれば、料金の引き下げということがやはり必要なので、そのためには神戸市交通が引き受けることが必要ではないかと考えたわけです。

二者択一ではないと申し上げましたのは、民が行う場合にも官がどこまで関与するのかというやり方。あるいは、官が行う場合にも、民にどこまでやっていただくかということは非常にさまざまなバリエーションがあり得るということです。例えば、アウトソーシングの方法といたしまして指定管理者制度がとられているわけですけれども、全ての施設について指定管理者制度が設けられるものではなくて、場合によっては、施設の内容によっては直営で行うほうが合理的なケースもあります。

また、指定管理者と設置者である自治体との間の役割分担も、どこまでを指定管理者にお願いして、どこまでを設置者である自治体が担うのかということについても、さまざまなバリエーションがあるわけです。二者択一ではない。全部民がやる、全部官がやるという意味での二者択一ではないということを申し上げたかったということです。

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電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

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