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更新日:2017年8月10日

”須磨海浜水族園”神戸市街地の河川で国の特別天然記念物オオサンショウウオを緊急保護しました。

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スマスイ60年ロゴマーク記者資料提供(平成29年8月10日)
神戸市立須磨海浜水族園 担当:東口、笹井
TEL:078-731-7301/5020 FAX:078-733-6333
URL:http://sumasui.jp/

”須磨海浜水族園”神戸市街地の河川で国の特別天然記念物オオサンショウウオを緊急保護しました。

須磨海浜水族園では、神戸市長田区の新湊川で捕獲されたオオサンショウウオを緊急保護いたしましたので、その経緯と現状をご報告いたします。なお、オオサンショウウオは、文化財保護法で世界的に又は国家的に価値が特に高いものとして特別天然記念物に指定されています。

平成29年8月9日(水曜)、長田警察署より当園にオオサンショウウオの保護要請があり、現場にて当園職員が確認したところ、該当個体が痩せていること、発見場所が本来の生息域(上~中流域)ではない河川の感潮域(海水が混じる河口域)であること、水温が29度と高温で冷水を好む本種に適さないことから、緊急保護することとなりました。

発見個体の全長は66センチメートル、体重は1557グラム。保護時は高水温のため、衰弱している様子でしたが、現在は当園のバックヤードで隔離飼育し、回復傾向にあります。保護したオオサンショウウオは、痩せており衰弱していることから、バックヤードで個体管理が必要なため、現在のところ展示の予定はございません。

今回は、大雨で上流より流されてきた可能性が高いと考えられますが、本来、神戸市六甲山系の南側斜面の河川にはオオサンショウウオは生息していないとされているため、誰かが放流した可能性も考えられます。なお、当園では平成23年7月にも同河川で全長80.5センチメートル、体重3460グラムのオオサンショウウオを緊急保護しています。また、京都府桂川水系ではチュウゴクオオサンショウウオとの雑種個体が発見され問題となっています。


発見場所(長田区 新湊川)

1.保護個体情報

保護したオオサンショウウオ(全長計測風景)
全長:66センチメートル、体重:1557グラム、性別:不明

2.当園のオオサンショウウオ飼育状況

飼育個体数 4個体

3.オオサンショウウオ(大山椒魚)について

  • 学名:Andrias japonicas 英名:Japanese Giant Salamander
  • 分類:有尾目オオサンショウウオ科
  • 文化財保護法:特別天然記念物
  • ワシントン条約:附属書1
  • 種の保存法:国際希少野生動植物種
  • IUCNレッドリスト:NT(準絶滅危惧)
  • 環境省レッドリスト:VU(絶滅危惧2類)
  • 兵庫県レッドデータブック2003:Bランク
  • 神戸市版レッドリスト2015:要調査
  • 基本情報:
    世界最大の両生類の一種で、最大で全長150センチメートル、体重は40キログラム以上になる。頭は扁平で目は非常に小さく、口は大きくて細い歯があります。体表には突起があり、粘液質で茶褐色地に黒い斑紋があります。主に、岐阜県より西の近畿地方、中国地方に多く、四国と九州の一部にもすんでいます。一般に標高300~1000メートルの谷川で、真夏でも水温25度以下の冷水を好みます。夜行性で、日中は川岸の横穴や大きな石の下に隠れており、夜になると活動します。餌はサワガニや魚などでモグラやヘビ、カメを食べた例もあります。夏季の終わりから秋季が繁殖期で、川岸の横穴でオスが巣を守り、メスは1個体で300~700個の卵を産みます。産まれて4、5年で全長20センチメートル程度となり、大きくなると成長が緩やかになり1年に1センチ程度になります。寿命は50年以上と考えられ、はっきりとは分かっていません。

4.備考

当園では、公益社団法人日本動物園水族館協会 オオサンショウウオ繁殖検討委員会の委員を務めています。

須磨海浜水族園

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電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

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