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更新日:2020年3月18日

山と海のあいだ「第11回 日々の営みと ひと呼吸」

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いま、社会も日常も、新型コロナウイルスによって日々刻々と状況が変わってきています。それでも目をやれば、木蓮も満開になり桜も花開き始め、着実に春が近づいてきていて。心がざわざわとしてしまうときにこそ、ほっとひと呼吸できる術をもっていたいもの。

心身を整えて、リラックスをする。それはどんなときでしょうか。人によっては、美味しい食べ物を食べたり、お酒を飲んだり。うつくしい景色を見たり、本を読んだり。たくさん笑うことや、ぐっすり眠ること、身体を動かすことかもしれません。それぞれのメンテナンス法があることでしょう。私の場合、最近ハマっているのは「お灸」です。信頼するお灸の先生に教わって以来、セルフメンテナンスを楽しんでいます。ツボの箇所にクリームを塗って、丸めたもぐさをおいて燃やすと、じんわりと体内に熱が浸透していきます。免疫力が高まって、何より気持ちいい。火を付けることや、もぐさの香り、熱が浸透する、その行為の時間を含めて、心身がリラックスしているのを感じます。

神戸で出会った人たちのなかに、心や身体がほっとする施術をしたり、癒しの空間を提供している女性たちがいます。私にとって数少ない神戸の大事な友人であり、お仕事でも関わりある人も。彼女たちに共通するのは、家族との暮らしや営みを大事にしながら、好きなことを形にしていること。そして、それが誰かへの癒しやくつろぎに繋がって、幸せの循環を生み出していて、そんな姿がうつくしい3名の女性です。

一人目は、中央区で「Botanical Moment」を主宰しているボタニカルスタイリストのAyakaさん。精油(アロマ)の魅力を伝えていて、植物や香りを暮らしに取り入れることを提案しています。彼女の佇まいに癒されながら、香りが心身にもたらす影響を教わったり、好きな香りを見つけるプロセスも楽しい。香りは一瞬にして心を落ち着かせたり、晴れやかにしてくれたりするので不思議です。手作りのキャンドルも製作していて、北区や西区の生産者さんのみつろうや植物を原料にした作品もあり、どれも可愛らしくて、贈り物にも喜ばれそう。街で暮らしながらも、自然を感じることの大切さを伝えようと一つひとつにこだわりを持ちながら、手の届く範囲で伝えて行くことをとても大事にされていて、家庭を第一優先にしながらマイペースに活動を続けています。

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もう一人は、同じく中央区で、野草や和のハーブの生命力を女性の健康や美容に活かしている原田美由紀さん。三木市で自家採種したよもぎを使うことにこだわっていて、よもぎ蒸しのサロンを運営したり、よもぎオイルや季節の野草茶などを製作しています。野草の力をひしひしと感じてきた彼女は、手間ひまをかけて野草を採取しては成分を抽出して、身体の不調のある人に施術しています。チャーミングな人柄にいつも笑わせてもらいながらも、少しずつ活動の幅が広がっている彼女の想いを応援していて。彼女の作るよもぎオイルは、肌にすーっと馴染んでいき、その部分がじんわりと温かくなるんです。お風呂上がりに塗ると、じんわり身体が和らんでいくのを感じます。

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3人目は、灘区のご自宅で、床の間ぎゃらりーを主宰している森恭子さん。木造のご自宅2階に期間限定でアーティストの作品を展示しています。これまでガラス作家やコラージュ作家の作品などを展示していて、キュレーションも素敵。いつもちょっとしたショートトリップの気分で展示を観に行っています。私はこの空間で彼女とおしゃべりするのがとても好き。どこか堅苦しい展示空間ではなく、人の気配のする自宅の一室が展示空間になることで、作品もまた違って見えてくるよう。家開きすることで、ご近所さんどもふらっと寄ってくれるようになったと話す彼女。リラックスしすぎてつい何時間もおしゃべりをしてしまいます。

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子育など暮らしの合間に、好きなことを形にしている3人。日々の生活や営みと両立をしながら、小さくも継続して少しずつその輪を広げていっている姿が素敵だなと思う。女性は特に、歳を重ねてライフステージが変わり環境も変化するからこそ、その時その場所で、楽しみながら形にしていくことが大事。私も、40代、50代と年を重ねながらも活き活きと続けられる好きなことを、もっと見つけていきたい。

こんな時だからこそ、好きなことを見つめ直したい。小さな経済圏、コミュニティでつながりあって、日々を大事にしていきたいなと思います。

 

 

文と写真 岩崎雅美

2年前から神戸に暮らし、ときどき横浜・東京との二拠点生活を送る主婦。 編集したり書いたり、人やコトやモノをつなぐ仕事をしています。

プロジェクトディレクター/地域コーディネーター/編集者/ライター
東京では、CSR・SDGs関連のコンサルティング・レポート制作会社の株式会社クレアンにて企画編集を担当。その後、株式会社umariにて地域や分野を横断する0→1を作るさまざまなプロジェクトデザインに携わる。雑誌「TURNS」の企画・地域コーディネーター・編集を担当後、神戸に移住。移住後はフリーランスで活動中

 

 

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