市民のみなさまへ(市長メッセージ)

ここから本文です。

 政府の専門家会議の提言を踏まえ、本日、「新型コロナウィルス感染症対策における神戸市の対応方針―第5弾―」を決定しました。

 世界の感染者数が100万人を超え、我が国における新型コロナウィルス感染症のまん延状況も予断を許さない状況にあり、この感染症との闘いは、まだ先行きが見通せません。
 国の専門家会議では、「感染拡大警戒区域」に該当する地域では、「地域内の学校の一斉臨時休業も選択肢として検討すべき」、と指摘されています。神戸市では感染者が継続的に確認されていますが、現時点では、直近1週間における新規感染者数やリンクなしの感染者数の大幅な増加は確認されているような「感染拡大警戒地域」ではなく、一定程度の増加幅に収まっている「感染確認地域」に該当すると判断します。
 3月3日の学校休業から春休みを含めると1か月以上、子どもたちが学校に通えない状況が続いています。子どもたちの居場所の確保にも力を尽くしていますが、もう限界に近いという声も伺います。
 一方で、子どもたちが学校園で感染することを懸念する保護者の声も寄せられているほか、近隣するエリアにおける感染拡大の状況などを注視することが必要です。
 このため、市長としては学校園の臨時休業を要請するかどうかについては、さらに状況を見極め、4月6日に判断することとします。

 このほか、以下の事項について、市民の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 
1.「3つの密」を徹底的に避けましょう

 神戸市内での爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を防止するためには、市民おひとりおひとりのお力で、感染拡大防止のための行動を積み重ねていくことが必要です。
 政府の専門家会議によると、これまでクラスターの発生が確認されたのは、①換気の悪い「密閉」空間、②人が「密集」していた、③「密接場面」での会話や発声が行われた、という3つの「密」が同時に重なった場です。具体的には、
(ア)屋内で50名以上が集まる集会・イベントへの参加は控えてください。
(イ)人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うことを避けてください。
(ウ)カラオケ・ライブハウスへの出入りを控えてください。
(エ)夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブなど、接客を伴う飲食店業への出入りを控えてください。
(オ)ジム、卓球など呼気が激しくなる室内運動の場面で集団感染が生じていることも踏まえた対応をしてください。
 また、東京都及び大阪府は、「感染拡大警戒地域」と評価されていることから、これらの地域との不要不急の往来を避けてください。

2.風邪症状が出たら、必ず休みましょう

 全国の感染事例においては、風邪症状が出ながらも仕事を続け、結果的にほかの方を感染させてしまった例が少なくありません。仕事への責任感から風邪くらいで仕事を休めない、という発想を切り換え、「風邪症状が出たら休む」ことを社会全体で徹底しましょう。 
 発熱、咳、だるさなど風邪症状が出たら、仕事や学校を休み、くれぐれも人の集まる場所に外出しないでください。

3.海外から帰国された方へ

 神戸市内でも海外から帰国された方からの感染事例が増えています。2週間以内に帰国された方は、市の相談窓口にご連絡いただいた上、入国から14日間は不要不急の外出を控えてください。

4.必要なPCR検査は実施しています

 神戸市には、PCR検査を行うことができる市の組織として環境保健研究所があります。現在までに465件を超える検査を実施し、検査試薬も十分に備えています。
 感染拡大を防ぐとともに、患者に適切な医療を提供するためにも、現在も、医師が必要と判断したもの、患者との濃厚接触者のうち熱や咳などの症状がある方などへの必要な検査は実施しています。また、陽性と判定され入院された方には、症状がなくなってから2度、PCR検査で陰性を確認したうえで退院いただいています。

5.感染拡大防止に関する必要な情報提供を行っています

 感染への不安から、患者の居住地や立ち寄り先などの詳しい情報を知りたくなる気持ちは理解できます。一方で、患者のプライバシーを守ることは、感染拡大防止に必要な情報を患者から保健所が聞き取らせていただくためにも不可欠です。
 神戸市ではクラスター発生が懸念されるような事案(医療機関のようなケース)などについては、当該施設の名称を含め、関連情報を速やかに公表して濃厚接触者の健康調査などを行っています。感染拡大防止に必要な情報はしっかりと提供してまいります。

6.神戸の医療の力を結集します

 神戸には、感染症指定病院である中央市民病院をはじめ、多くの病院・医療機関があり、今回の肺炎治療に対しても高水準の医療サービスを提供する力があります。また、神戸市医師会、神戸市民間病院協会とも緊密な連携を行っています。
 新型コロナウィルス感染症の患者を診察できる帰国者・接触者外来(保健所等からのあっせんで受診いただくため、病院名は非公表です)も、当初の1か所から7か所に増設しています。
 市内在住の入院患者は現在18名おられますが、既に感染症患者のための病床は50床確保されており、今後速やかに120床まで増やします。
 特に重症者に対する医療確保が重要ですが、現在、14床が確保されている重症者向けの病床を、近日中に50床に増やします。
 一方、軽症の患者の方で医療機関があふれると、重症の方の治療が適切に確保できなくなる恐れがありますので、今後、感染者が大幅に増えてくる場合には、軽症者または無症状の方は、原則として自宅で療養いただくほか、宿泊できる施設の確保も進めています、
 風邪等の症状がある方はまずは自宅で経過を見ていただき、症状が長く続く方やその他の心配がある方は、24時間対応している市の相談窓口にまずご連絡ください。

7.イベント・施設などの取り扱い

 5月31日まで、市主催イベントについては、不要不急のものについて開催を延期・中止するとともに、屋内に50名以上が集まる会議や集会は開催しません。同じく5月31日までの間、屋内に50名以上が集まるイベント等については、開催を自粛いただきますようお願いします。
 図書館、博物館、美術館は一部サービス提供を除き、開館を継続します。その他の市有施設については、閉鎖など現行の取扱いを4月30日まで継続します。

8.感染者、濃厚接触者に対する風評被害の防止

 新型コロナウィルス感染症に感染された方は、感染したことによるショックや、他の人を感染させていないかという不安で心を痛めておられます。
 にもかかわらず、患者、濃厚接触者とその家族、この感染症の対策や治療に当たる医療関係者とその家族に対し、心ない言葉が投げつけられることがあるとの声を多く聞きます。
 誰もが感染者・濃厚接触者になるリスクがあります。感染者を治療する医療関係者がいなくなれば、自分が感染者になったとき、治療が受けられなくなることを理解してください。
 感染による不安を抱える方に対し、さらなる不安や動揺を与える行為は断じて許されません。

 市民の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

令和2年4月3日

市長署名

 

お問い合わせ先

市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください

電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314