更新日:2020年4月3日

市民のみなさまへ(市長メッセージ)

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 本日、「新型コロナウィルス感染症対策における神戸市の対応方針―第4弾―」を決定しました。

 神戸市においては、認定こども園とデイケア施設、2つの小規模患者クラスターが発生していましたが、多くの関係者の努力により、いずれも感染拡大防止に必要な措置を完了し、サービスを再開することができました。また、市内にご在住の患者33名のうち、本日までに18名の方が退院されるなど治癒の確認がされています。
 一方で、東京都、大阪府において感染経路が不明な感染者が増加し、特に東京都では感染爆発への懸念が高まるなど、我が国の新型コロナウィルス感染症のまん延状況は予断を許さない状況にあります。さらに、世界の感染者数が70万人を超える中で、全国的にも海外からの感染者流入に対する懸念が高まっています。
 こうしたことから、この感染症との闘いは、まだ先行きが見通せません。24時間体制での市民からの相談対応や感染者の調査などに全力で取り組んでいる保健所をはじめ、神戸市役所の総力を挙げた取組みを続けていきます。

 既に日常生活や事業活動などで大きな影響を受けておられる市民も少なくありません。国や県の支援措置に加え、神戸市単独の緊急雇用対策を実施するなど、市民・事業者の皆さまの支援にも力を入れてまいります。
 新学期からの学校再開については、今後の状況の推移を見極めながら4月6日までに判断しますが、再開のために必要な準備は着実に進めるとともに、子どもたちの居場所確保、市民の暮らし、経済活動をできる限り維持していく努力も続けてまいります。

 以下の事項について、市民の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

1.風邪症状が出たら、必ず休みましょう

 神戸市内での爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を防止するためには、市民おひとりおひとりのお力で、感染拡大防止のための行動を積み重ねていくことが必要です。
 全国の感染事例においては、風邪症状が出ながらも仕事を続け、結果的にほかの方を感染させてしまった例が少なくありません。仕事への責任感から風邪くらいで仕事を休めない、という発想を切り換え、「風邪症状が出たら休む」ことを社会全体で徹底しましょう。
 発熱、咳、だるさなど風邪症状が出たら、仕事や学校を休み、くれぐれも人の集まる場所に外出しないでください。

2.海外から帰国された方へ

 神戸市内でも海外から帰国された方からの感染事例が増えています。帰国された方は、入国から14日間は不要不急の外出を控えてください。企業や大学などでは、該当する従業員・学生等についての健康管理の徹底をお願いします。
 不安があれば、市の相談窓口に24時間いつでも相談してください。

3.集団感染を防ぎましょう

 政府の専門家会議によると、これまでクラスターの発生が確認されたのは、(1)換気の悪い「密閉」空間、(2)人が「密集」していた、(3)「密接場面」での会話や発声が行われた、という3つの「密」が同時に重なった場です。こうした条件が重なる空間への外出やイベントの開催は避けてください。

4.必要な PCR 検査は実施しています

 神戸市には、PCR検査を行うことができる市の組織として環境保健研究所があります。現在までに400件を超える検査を実施し、検査試薬も十分に備えています。
 感染拡大を防ぐとともに、患者に適切な医療を提供するためにも、現在も、医師が必要と判断したもの、患者との濃厚接触者のうち熱や咳などの症状がある方などへの必要な検査は実施しています。また、陽性と判定され入院された方には、症状がなくなってから2度、PCR検査で陰性を確認したうえで退院いただいています。

5.感染拡大防止に関する必要な情報提供を行っています

 感染への不安から、患者の居住地や立ち寄り先などの詳しい情報を知りたくなる気持ちは理解できます。一方で、患者のプライバシーを守ることは、感染拡大防止に必要な情報を患者から保健所が聞き取らせていただくためにも不可欠です。
 神戸市ではクラスター発生が懸念されるような事案(医療機関のようなケース)などについては、当該施設の名称を含め、関連情報を速やかに公表して濃厚接触者の健康調査などを行っています。感染拡大防止に必要な情報はしっかりと提供してまいります。

6.神戸の医療の力を結集します

 神戸には、感染症指定病院である神戸中央市民病院をはじめ、多くの病院・医療機関があり、今回の肺炎治療に対しても高水準の医療サービスを提供する力があります。
 新型コロナウィルス感染症の患者を診察できる帰国者・接触者外来(保健所等からのあっせんで受診いただくため、病院名は非公表です)も、当初の1か所から7か所に増設しています。
 一方、軽症の患者の方で医療機関があふれると、重症の方の治療が適切に確保できなくなる恐れがあります。このため、風邪等の症状がある方はまずは自宅で経過を見ていただき、症状が長く続く方やその他の心配がある方は、24時間対応している市の相談窓口にまずご連絡ください。

7.子どもの居場所づくりを進めます

 学校休業中においても、保育所、学童保育については継続しています。部活動は、平日の週2日まで、1日あたり2時間以内に限り、中学校は3月26日から、高等学校は3月24日から再開しています。学校施設開放事業も一部再開しており、神戸の資源を活用し、地域・NPO等が行う子ども向けの野外活動プログラムを提供しています。

8.イベント・施設などの取り扱い

 4月13日まで、市主催イベントについては、不要不急のものについて開催を延期・中止するとともに、その他の大規模な屋内イベントについても、開催を自粛いただきますようお願いします。
 5月に予定されている第50回神戸まつりについては、その開催を1年間延期します。
 図書館、博物館、美術館は一部サービス提供を除き、開館を継続します。その他の市有施設については、閉鎖など現行の取扱いを4月13日まで継続します。
 都市公園は開園しますが、花見期間中、飲酒の禁止を要請します。

9.感染者、濃厚接触者に対する風評被害の防止

 新型コロナウィルス感染症に感染された方は、感染したことによるショックや、他の人を感染させていないかという不安で心を痛めておられます。
 にもかかわらず、患者、濃厚接触者とその家族、この感染症の対策や治療に当たる医療関係者とその家族に対し、心ない言葉が投げつけられることがあるとの声を多く聞きます。
 誰もが感染者・濃厚接触者になるリスクがあります。感染者を治療する医療関係者がいなくなれば、自分が感染者になったとき、治療が受けられなくなることを理解してください。
 感染による不安を抱える方に対し、さらなる不安や動揺を与える行為は断じて許されません。
 市民の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

 

令和2年3月30日

市長署名

 

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