更新日:2019年11月1日

地域活動啓発パンフレット

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このたび、地域活動のポイントをまとめたパンフレットを作成いたしました。このパンフレットは、「地域活動が活発になり、人と人とのつながり(ソーシャルキャピタル)が豊かになれば、その結果として暮らしやすい安全・安心なまちになる」という研究成果を基に、具体的な方法や先進的な取り組み事例などを、イラストを交え、わかりやすく説明しています。ぜひご活用ください。

地域活動啓発パンフレット「あいさつしたら安全・安心なまちになる!?」(PDF:5,226KB)

※クリックしていただくと、パンフレットがご覧いただけます。【PDFファイル】

背景

最近、少子高齢化や家族形態の多様化など時代の潮流の影響を受けて、地域では近所づきあいなど、人と人とのつながりが希薄化していることが懸念されています。

一方、地域の防災・防犯、要介護者や高齢者の見守り、子育て支援、環境問題など様々な日常生活をめぐる課題を解決するためには、個人や家庭による「自助」に加えて、人と人とのつながりをベースとした、地域での助け合いによる自立的・自発的な支えあい、つまり「共助」が不可欠です。

内閣府の調査でも、近所づきあいなど住民同士の交流が盛んで、住民相互の信頼関係が厚く、人間関係が豊かな地域は、失業率や犯罪発生率が低いなど、人々の暮らしやすさが高まるという結果が出ています。

実際、阪神淡路大震災の復興過程においても、人と人とのつながりが豊かで地域活動が活発な地域ほど、被災直後の行政機能が麻痺する中、住民同士の救助活動が活発に行われ、その後の復旧・復興もいち早く成し遂げられました。

この度の東北太平洋沖地震においても、豊かな人と人とのつながりに基づく地域での助け合いが、津波からの避難等の際、大きな役割を果たしました。

趣旨

このように震災の教訓として、あらためて地域での助け合いの大切さを再認識した神戸市では、市民と市とがお互いの役割を尊重し、共に考え、共に汗を流す「協働と参画のまちづくり」を進めてきました。そして、その推進力として「人の力」「地域の力」、そして人と人とのつながりを社会資本として捉えた「ソーシャルキャピタル」を豊かにすることが重要であるとしています。

ソーシャルキャピタルとは

社会関係資本と訳されることが多い。年に米国の政治学者ロバート・パットナムが「哲学する民主主義」で提唱した「人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることができる「信頼」「互酬性」「ネットワーク」といった社会的仕組みの特徴」という定義が一般的です。パンフレットでは理解しやすくするため「人と人とのつながり」という訳を充てています。

第5次基本計画においても、「地域の視点」として「人と人とのつながりを活かし地域が主体となるまち」を将来に向けたまちづくりの方向性として掲げています。
そこで、これまで5年間(平成18年から平成22年まで)、「神戸市地域活動推進委員会」をはじめ、市民、事業者、大学など多様な関係者の協働と参画のもと、この「ソーシャルキャピタル」の重要性や効果的に豊かにする地域活動、地域の安全・安心感との関係などについて、計量社会学の手法により分析・研究してきた成果をこの度報告書にまとめました。

【報告書】ソーシャルキャピタルの醸成を通じた地域づくり-5年間の調査・分析を踏まえて-

そして、この度「ソーシャルキャピタル」を通じた安全・安心なまちづくりという視点から、これまで直感的にしか説明できなかった地域活動の必要性を、科学的な分析結果に基づき、報告書の内容を市民のみなさんがわかりやすいよう「見える化」したパンフレットを、全国の自治会に先駆けて作成しました。

このパンフレットがきっかけとなり、少しでも多くの市民のみなさんが、人と人とのつながりの重要性を再認識して、自ら自発的に地域活動に取り組んでいただければと思います。そして行政はこのような活動をサポートするなど、今後とも市民のみなさんとともに「協働と参画のまちづくり」を進めていきたいと考えています。

編集・発行

神戸市・神戸市地域活動推進委員会

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