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最終更新日:2022年3月22日

森林植物園 神戸の森へ 春の訪れを告げる

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記者資料提供(2022年3月22日)

春を告げる花々が、森の中で咲き始めています。

幸草(さきくさ)・ミツマタの花

ミツマタ[学名:Edgeworthia chrysantha]は、ジンチョウゲ科ミツマタ属に属する落葉低木。樹皮が、紙幣などの和紙の原料として知られています。枝が必ず3つに分かれていくことから、ミツマタ(三又)と名付けられました。
ミツマタの花1
万葉集で柿本人麻呂が詠んだ「さきくさ(三枝・先草・幸草)」は、このミツマタであるという説があります。ミツマタをご覧頂き、かすかな春の香りを嗅ぐことで、手持ちの紙幣が増えるかどうかは、定かではありませんが、心はきっと豊かになることでしょう。
ミツマタの花2

春の妖精・カタクリの花

カタクリ[学名:Erythronium japonicum]はユリ科カタクリ属の多年草。古語「堅香子」(かたかご)の名で万葉集にも詠まれているように、古くから人々に親しまれてきた花ですが、神戸では、近年絶滅が危惧される希少種です。
カタクリの花1
地上に姿を現すのは春の4~5週間程度、後は地上部の葉や茎が枯れて姿を消すため、そのはかなさから、「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)の一つに数えられています。
かつては地下の鱗茎から片栗粉がつくられていました。
本園での開花時期は、3月中旬から4月上旬ごろまでです。陽が当たる時だけ開く花ですので、春の陽光が森の中に届く日を選び、春の妖精をお楽しみにお越しください。
カタクリの花2

春が来た!子どものための森林ガイドツアー

春の季語ともなるハルコガネバナの別名をもつサンシュユ、春が見たいと顔を出したフキノトウ、1万円札など紙幣の原料となるミツマタの花、動き始めたオタマジャクシやセトウチサンショウウオの卵などを見つけて、森の中に訪れた春を子供たちと感じ、わかりやすくガイドして、森林の中をめぐります!!
子どものための森林ガイドツアー
※新型コロナウイルス感染防止対策として、マスク着用・検温・消毒にご協力頂いてのご参加となります。

集合場所

森林展示館北側入口
※小雨決行

日時

3月26日(土曜)
1回目 10時30分~12時、2回目 13時30~15時

参加費

無料

対象

小学生
(幼児の参加は、必ず保護者同伴でお願いします。)

要事前申込

定員

20名

お問い合わせ先

神戸市立森林植物園
〒651-1102
神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2
TEL 078-591-0253、FAX 078-594-2324
https://www.kobe-park.or.jp/shinrin/(外部リンク)

入園料

大人 300円、小中学生 150円

有料駐車場

普通車 500円、バス 2,000円

アクセス

「電車と送迎バス」神戸電鉄「北鈴蘭台」駅より定時無料送迎バスあり(1時間に1本)

休園日

毎週水曜日(休日と重なった場合は翌日)

お問い合わせ先

市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください

電話 0570-083330 または 078-333-3330