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婦人を対象に、身近な問題や市政に関する諸問題について話し合い、集約された市民の「生の声」を把握し、今後の施策・事業に反映するとともに、相互の対話により、市政に対する理解と認識を深めるための広聴事業の一つです。
区 | 期間 | 回数 | 主な議題 | |
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東灘区 | 7月20日~7月29日 | 6回 | 安心して通れる道路の整備について ・教育環境の整備について ・公園管理について ・交通安全について ・クリーンステーションについて |
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灘区 | 6月23日~7月26日 | 10回 | 王子公園再整備計画について ・土砂災害対策について ・公園やベンチの新設について ・道路(歩道、地下道)の整備について ・高齢者への支援について |
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中央区 | 7月25日~8月5日 | 15回 | 自転車問題(駐輪所設置・拡幅、マナー)について ・公園内施設の整備について ・喫煙問題について ・ごみ出しルールの周知徹底について ・公共交通機関の利便性向上について |
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兵庫区 | 7月12日~7月29日 | 7回 | 小・中学生のスマホ利用について ・牧野富太郎の広報について ・ごみの不法投棄、マナー啓発について ・自転車等の交通ルール・マナーについて ・道路、公園の整備について |
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北区 | 7月4日~7月29日 | 18回 | 道路、側溝、橋の維持管理について ・交通規制、交通マナーの啓発について ・公園の維持管理について ・公共交通、地域コミュニティ交通について ・学校教育、青少年教育について |
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長田区 | 7月13日~8月8日 | 12回 | バス路線編成について ・こどもの居場所づくりについて ・ごみ問題について ・防災について |
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須磨区 | 7月19日~7月25日 | 4回 | 須磨駅周辺の整備について ・落合中央公園の整備について ・特定外来生物の対策について ・中学校給食ついて ・公園、歩道の整備について |
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垂水区 | 7月28日~7月29日 | 3回 | バスの運行について ・動物への餌付けについて ・ごみのマナーについて ・自転車の運転マナーについて ・道路、歩道の整備について |
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西区 | 7月15日~7月29日 | 4回 | 防犯カメラの設置について ・農業公園について ・玉津支所の移転について ・公園の管理・設備について ・なでしこ芸術文化センターについて |
市民生活を取り巻くさまざまな問題の中から、特に全市的な視点で取り組むべきテーマについて、深く掘り下げた話し合いを行います。
令和4年度は以下のとおり開催されました。
テーマについて、まず年代別に分かれて話し合い(分科会)、その結果をもとに意見交換を行います。
令和4年度は、以下のとおり開催されました。
開催日:令和4年8月25日(木曜)
場所:神戸市立婦人会館
【第1部】分科会
テーマ:地域に密着した公園のあり方
出席者:神戸市婦人団体協議会会員、大学生
第1部では、20歳代、30~40歳代、50歳代、60歳代の4つの分科会に分かれて議論を行いました。
【第2部】意見交換会
テーマ:地域に愛される公園を目指して
出席者:神戸市婦人団体協議会会員、油井洋明副市長、建設局
第2部では、第1部で出た意見をそれぞれの分科会から発表した後、「地域に愛される公園を目指して」というテーマで意見交換を行いました。
各区総括集会が、令和4年10月28日(金曜)から12月14日(水曜)にかけて、市長、副市長出席のもと9区(10か所)で、以下のとおり開催されました。
今年度は「人にやさしいまち神戸をめざして~笑顔と希望あふれるまちに~」を統一テーマに、地域集会での話し合いを踏まえ、区全体や各地域の課題について様々な要望をいただき、関係する局室区から回答を行いました。
区 | 開催日 | 場所 | 要望項目 |
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東灘区 | 11月7日 (月曜) |
東灘区文化センター うはらホール |
1.本山第三小学校の校舎について 2.本山南地域への学童保育コーナーの設置について 3.東灘区民が利用しやすい体育館の早期実現と当面の工事について 4.東灘区にグループホームの設置を |
灘区 | 11月18日 (金曜) |
灘区民ホール マリーホール |
1.公園の新設について 2.土砂災害対策の情報発信について 3.介護と仕事を両立できる環境づくりについて 4.王子公園の再整備計画について |
中央区 | 11月18日 (金曜) |
神戸ポートオアシス 多目的ホール |
1.新たに整備された公共施設への交通アクセス 2.公園・広場の管理 ①公園内禁煙の周知 ②サンキタ広場のゴミ問題 3.文化スポーツに関して ①王子公園再整備 ②区民ホールの整備 ③神戸文化ホールの跡地活用 |
兵庫区 | 10月28日 (金曜) |
神戸市立婦人会館 大会議室さくら |
1.小・中学生のスマートフォン利用について 2.外国人の自転車・ごみ出しルール・マナー違反について 3.区民が集うきっかけとなるリサイクルスペースの設置について 4.2023年NHK連続テレビ小説「らんまん」と関連した取り組みについて |
北区 (本区) |
12月14日 (水曜) |
北区文化センター すずらんホール |
1.避難所を私たちの地域に 2.新北区文化センターの活用~中高生の居場所づくりについて~ 3.山の街駅周辺の活性化について |
北区 (北神) |
11月25日 (金曜) |
北神区文化センター ありまホール |
1.有馬街道(有野町地域)の交通安全対策について 2.県道38号線三木三田線の整備進捗について 3.唐櫃台市営住宅の跡地活用について 4.有馬地域福祉センターのトイレ改修について |
長田区 | 11月25日 (金曜) |
神戸市防災コミュニティセンター 多目的ホール |
1.高松線の整備について 2.様々な事情を抱えた子どもの居場所について 3.新長田駅南の活性化について 4.バスの路線について |
須磨区 | 11月17日 (木曜) |
須磨パティオ パティオホール |
1.中学校給食について 2.名谷駅前再整備について 3.JR須磨駅周辺の活性化について |
垂水区 | 12月13日 (火曜) |
舞子ビラ あじさいホール |
1.リノベーション・神戸(第2弾)垂水活性化プランの推進 2.平磯地域の活性化 3.安全・円滑な交通を目指した道路整備 4.バス利用環境の充実 |
西区 | 11月16日 (水曜) |
西区役所 大会議室 |
1.多様な公園の利活用について 2.西神中央の賑わいの創出について 3.子育て支援について |
全市総括集会が、令和4年12月21日(水曜)、神戸ポートオアシスで以下の通り開催されました。
はじめに、行政の第一線で活躍している環境局、建設局の職員15名に対し、神戸市婦人団体協議会の山本会長から感謝の気持ちを込めた「たんぽぽ賞」が贈呈されました。
続いて、今年度の婦人市政懇談会を通じて積みあげてきた話し合いをもとに、地域の課題に対する要望や提案をまとめた要望書「人にやさしいまち神戸をめざして~笑顔と希望あふれるまちに~」が、山本会長から久元市長に提出されました。
要望書では、「子ども・若者が笑顔で未来に希望を持てる環境整備」「みんなが集い、憩い、楽しめる公園の整備」の2つの観点から、それぞれご要望やご提案をいただきました。また、「各区の思い」として、各区の特性に応じた様々な思いをお聴きしました。
いただいたご要望やご提案については、予算の措置状況等を踏まえ、令和5年4月に開催予定の報告集会にて久元市長から回答を行います。
令和4年度報告集会が、令和5年4月13日(木曜)、神戸市立婦人会館で以下の通り開催されました。
内容:第1部「人にやさしいまち神戸をめざして~笑顔と希望あふれるまちに~」にこたえて
久元喜造神戸市長
第2部「SDGs貢献都市神戸」
白波瀬浩司企画調整局副局長
第1部 「人にやさしいまち神戸をめざして~笑顔と希望あふれるまちに~」にこたえて
はじめに、昨年12月に開催された全市総括集会の場で婦人会の皆様から提出された要望書「人にやさしいまち神戸をめざして~笑顔と希望あふれるまちに~」にこたえて、久元市長から回答書を手渡すとともに、要望書への対応について説明しました。
要望書に対する市長の回答
(1)子ども・若者が笑顔で未来に希望を持てる環境整備
①小学校校舎・設備の整備について
本市では校区内に居住する幼児数や集合住宅の建設予定などをもとに、各小学校の児童数の推計を作成しています。この推計に基づいて過密化対策が必要となる学校を事前に把握し、教室改修や校舎の増築を行っています。現在、過密化対策として中央区のこうべ小学校及び垂水区の垂水小学校で校舎の増築・建て替えや、兵庫区の神戸祇園小学校で運動場の拡張を実施しているところです。
次に、学校施設は約6割が築30年以上となっており、老朽化対策が必要な学校施設が多くあります。そのため、長寿命化・大規模改修を計画的に進めるほか、子どもたちの学校生活に支障が生じないよう、エレベーターや車いすトイレなどのバリアフリー化に取り組むなど、学校の状況を確認しながら施設改修を行っています。
今後とも過密化・老朽化対策が必要な学校は、校舎の増改築や施設の機能向上など学校の状況を踏まえた対策を講じて、よりよい教育環境の確保に努めていきます。
②中学校給食について
本市の中学校給食は、ご飯とおかずをランチボックスに盛り付けた状態で、民間調理施設から各学校に配送して提供しており、国の衛生管理基準上、ご飯は65度以上、おかずは10度以下で温度管理のうえ提供しているため、「おかずを温かくしてほしい」とのご意見を多くいただいています。そのため、生徒や保護者のニーズを踏まえ、令和3年9月に策定した「中学校給食の全員喫食制への移行に向けた基本方針」に基づき、温かい給食による全員喫食制への移行に向けて取り組んでいます。
全員に給食を提供するために、新たに整備する2か所の給食センターと民間調理施設からの提供を組み合わせることを基本として必要な調理体制を確保し、いずれの場合も、配送には保温機能にすぐれた食缶を活用し、全ての中学生に小学校と同じように温かく、量の調節にも対応できる栄養バランスのとれた給食を提供します。また、全員喫食制への移行までの間も、中学生に人気のあるレトルトメニューや汁物の提供とあわせて、メインのおかずを温かい状態で提供するなど、週1回は何らかの形で温かい給食を提供できるよう取り組んでいきます。今後も、生徒や保護者のニーズを踏まえながら、様々な工夫により中学校給食の充実に取り組みます。
③産前産後の母親への支援について
産前産後の支援は大変重要であると考えており、本市でも妊産婦が地域で孤立することがないよう、きめ細やかな伴走型の支援を実施しています。妊娠期は、若年妊娠等支援を必要とする妊婦に対して、保健師や助産師が家庭訪問をして出産に向けてのサポートを行っています。出産後は、保健師・助産師が新生児とその保護者に全数訪問してサポートしています。
また、心身を休めていただいたり、育児の方法を身につけていただいたりするために、助産師がサポートする「産後ケア事業」では、宿泊型・通所型に加え、令和3年度から新たに訪問型を開始し制度を拡充したことにより、利用者数も増加しています。
さらに、産前産後に、体調不良などで家事や育児が困難な家庭にヘルパーを派遣し、掃除や食事の準備などの家事や育児支援を実施しており、引き続き妊娠期からの切れ目ない母親に寄り添った支援に努めていきます。
④「子育て広場」に代わる支援の強化について
近年、核家族化の進展や地域のつながりの希薄化などから、孤立感を感じる保護者が地域に潜在しているため、地域の親子が気軽で自由に利用できる交流の場の提供や、親子同士が交流を深めるための取り組みを進めていくことは非常に大事だと考えています。また、児童館では、子育て中の親子が気軽に集い、交流を深めることができるよう「すこやかクラブ」などの事業を行ったり、保育所や幼稚園、認定こども園などでは、園庭開放やプレ保育、地域交流の場など、それぞれ工夫を凝らした多種多様な場を用意しています。今後も、それぞれの地域で安心して子育てができるよう、施設・事業者とも連携して子育て支援の充実に取り組んでいきます。
(2)みんなが集い、憩い、楽しめる公園の整備
①公園設備の整備について
時計や雨よけ、日よけ、休憩施設、公園灯、遊具、バスケットゴール等の公園施設については、長寿命化計画等に基づき計画的に改築・更新し、新たな要望があれば、利用状況や立地環境を考慮し順次優先順位をつけて対応します。また、古いトイレについては、トイレチェンジアクション事業の中で建替えや美装化などを順次進めていきます。喫煙やポイ捨て禁止等の啓発については、公園の一般的な利用ルールを利用者にお知らせしている公園情報看板や神戸市のホームページの中で周知していきたいと考えています。
②公園の利活用について
多様な公園の利活用を進めることは、地域の活性化という観点からも大変有意義だと考えています。地域の皆様がイベント等を開催される場合は、建設事務所にご相談いただき、ぜひ公園をご活用ください。
③現在再整備計画中の各公園について
農業公園は都市と農村が近接する立地・環境にあり、エリア全体の魅力向上や賑わいづくりにつながるような施設としてリニューアルできるよう、幅広くご意見を伺いながら、引き続き検討を進めていきます。また、落合中央公園については、市民の皆様のご意見も取り入れながら設計を進め、今後の整備スケジュールを検討していきたいと考えています。
王子公園再整備については、持続可能な神戸の発展という中長期的な観点から、将来世代が王子公園に求めるニーズに応えていくため、今ある施設をそのまま更新するのではなく、「新たな価値」を創出していきます。市民の皆様から様々なご意見やご提案をいただきながら、昨年12月に「王子公園再整備基本方針」を策定し、今後具体的な整備内容を定める基本計画を策定する予定です。市民の皆様に喜んでいただけるよう、魅力的な動物園やスポーツ施設、憩いくつろげる空間などの実現に向けて、引き続き、丁寧でわかりやすい情報発信を行うとともに、ご意見を伺いながら検討を進めていきます。
この婦人市政懇談会を通じて婦人会の皆様からいただいたご意見、願いをしっかりと受け止め、婦人会の皆様をはじめ、市民の皆様に「住み続けたい」と思っていだたけるまちをめざします。海と山の豊かな自然環境、開港以来育まれてきた国際性や多様性、芸術文化といった神戸の強みを磨き、活かしながら、日々進化するテクノロジーを積極的に取り入れ、環境保全などグローバルに貢献するまちづくりを進め、市民の皆様が心豊かに幸せを実感できるまちの実現をめざし、今後とも職員一丸となって取り組んでいきますので、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
第2部「SDGs貢献都市神戸」
引き続いて、企画調整局の白波瀬副局長から、神戸市役所のSDGsへの取り組み、SDGsへ向けてできる身近なことについて説明がありました。