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更新日:2019年11月1日

後世へ引き継ぐ神戸・北野異人館「ラインの館」(神戸のふるさと納税の使い道)

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楓のみどりがクリーム色の外壁に映えて、庭園と一体になった憩いの空間がそこにあります。
この建物は大正初期の建築ですが、木造2階建下見板張りオイルペンキ塗りで、開放されたベランダ、軒蛇腹、よろい戸など、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでいます。
建物は主屋と付属屋からなり、主屋は庭のほぼ中央に南面して建ち、1階の開放されたベランダは、異人館様式をよく残しています。ベイ・ウインドーは東側に一つ、西側に二つあり、1階は応接間(現在案内コーナー)、居間、食堂(現在喫茶室)、2階は寝室(現在会議室とと展示室)が配置されていました。

建築主はJ.R.ドレウェル夫人(J.R.Drewell)で、フランス人として来日し、明治9年当時大阪造幣寮の御雇外国人であったイタリア人マンチーニ氏と結婚しました。しかし同13年マンチーニ氏が死亡したため、ドレウェル氏と再婚しています。
庭にドイツとうひ(クリスマスツリーに用いられる樅の木)という珍しい樹木があるほか、泰山木、蘇鉄などの外来種や楠の大樹があり、心地よい緑陰をつくっています。付属屋は一部改造して市民トイレが設けられ、庭は昭和53年の修理の際、新しく整備されました。

「ラインの館」という名称は市民の愛称募集で入選した名前ですが、「この館の下見板の横線(ライン)が美しいから」という由来から名称が決定しました。

市指定伝統的建造物「ラインの館」の魅力、歴史的価値を継承するため、耐震対策工事を行っています。北野・山本地区の中で無料の公開施設として、また地区の無料案内センターとしての役割を果たしています。
現在は、庭園部を含めて、全面休館(閉鎖)しております。2017年度(平成29年度)から2018年度(平成30年度)にかけて、建物の耐震対策・保存修理工事を実施しています。
みなさまから頂きました寄付金は、耐震対策・保存修理工事に活用します。

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