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更新日:2019年11月1日

まずはここから!減量・資源化はじめの1歩~事業系ごみの分け方・出し方をもう一度考えてみる(その3) 「食品ロス対策 その2」~

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「ごみの減量に取り組みたいけど、何から始めればよいかわからない...」「減量を始めなければいけないとは思うが、日常業務で忙しく、仕組みを考える時間がない...」とお困りではないですか?
そんなあなたへ、資源化を始めるためのヒントを紹介していきます。
ここで紹介するヒントをもとに、資源化を’少しずつ’始めていきましょう。

今回は、前回に引き続き、日本国内で約621万トン発生しているといわれる、食べられるのに廃棄された食品=食品ロス対策についてお話しします。
食品ロス対策には、大きく分けて「減量」と「リサイクル」がありますが、今回は、「リサイクル」についてご紹介します。

食品リサイクルとは

食品メーカーやスーパー、レストラン等から出る製造副産物や賞味期限切れ、食べ残しなどの食品残さを廃棄する場合は焼却処分されるのが一般的です。
これを、飼料や肥料、油脂や油脂製品、メタン、炭化製品(燃料および還元剤としての用途)、エタノールの原材料などに再利用するのが「食品リサイクル」です。
食品リサイクルを実施するにあたっては、自らリサイクル施設を設置する方法と、外部の食品リサイクル施設に委託する方法があります。
これらのたくさんある選択肢の中から自身に合った再生利用の方法を選ぶためには、まず自らが排出する食品廃棄物などの量や組成、需要などを十分に把握し、適切かつ無理のない方法を選択することが重要です。
また、排出にあたっては、あらかじめ容器包装、食器、楊枝、その他の異物や再生利用に適さない食品廃棄物を適切に分別する必要があります。

自ら食品リサイクルを行う方法

自ら食品リサイクルを行う場合、店舗などに生ごみ処理機を設置し、生ごみを堆肥化するという方法があります。

ただし、

  • 堆肥化等の処理(リサイクル)施設の処理能力が、5t/日以上の場合は一般廃棄物処理施設の設置許可が必要(廃棄物処理法第8条第1項)。
  • 市域内の店舗から食品廃棄物を集める場合は、一般廃棄物収集運搬許可業者に委託するか、自らで収集運搬を行う。
  • 市域外の店舗から食品廃棄物を集める場合は、自ら収集運搬を行わなければならない。

※一般廃棄物収集運搬許可業者は市域内での収集運搬のみが認められており、市域外での収集運搬ができないため。
といった点に留意する必要があります。

食品リサイクル施設でリサイクルを行う方法

一般廃棄物である「生ごみ」は、市内のリサイクル施設でリサイクルしなければなりません。
一方、(1)登録再生利用事業者を利用したり、(2)再生利用事業計画の認定を受けることで、特例として、一般廃棄物収集運搬業の許可の一部又は全部が免除されるため、市外のリサイクル施設を利用することが可能となります。
※市外の登録再生利用事業者を利用する場合は、その施設がある市町村と神戸市との間で一般廃棄物処理計画の調和を図るため、相互で事前協議を行う必要がありますので、あらかじめ環境局事業系廃棄物対策部までご相談ください。なお、事前協議には1~2ヶ月かかる場合もありますので、お早めにご相談下さい。

登録再生利用事業者とは

国において、優良な再生利用事業者(食品リサイクル事業者)を育成することを目的として、再生利用事業を的確に実施できる一定の要件を満たす事業者を登録する制度です。
登録されると、収集運搬事業者について、排出者側の市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可は必要ですが、再生利用事業者側の市町村の許可が不要となり、食品循環資源を市外の施設へ搬出することが可能となります。

再生利用事業計画認定制度とは

食品廃棄物等の排出者(食品関連事業者)、再生利用事業者及び農林漁業者等が共同して再生利用についての計画を作成し、国の認定を受ける制度です。「食品リサイクルループ」とも呼ばれます。
この認定を受けると、収集運搬に際し、一般廃棄物収集運搬業の許可が不要となります。

神戸市内の事例

食品リサイクルは、既に神戸市内でも実施例があります。
ここでは、その一例をご紹介します。

イオンリテール株式会社→株式会社イガ再資源化事業研究所(飼料化)

イオンリテール取組みイメージイオンリテールでは、神戸市内のイオンから排出される食品残さを、登録再生利用業者のイガ再資源化事業研究所(三重県伊賀市)にて、リキッドフィーディングへとリサイクルしています。
リキッドフィーディングとは、食品残さを分解発酵して液状にした養豚用の飼料のことで、高い栄養価や消化吸収のよさなどのメリットが注目され、近年はブランド豚の飼育などにも用いられています。
イガ再資源化事業研究所で製造されたリキッドフィーディングは、グループ企業である養豚場「株式会社トントンファーム」で飼育している約3000頭の豚に与えられます。
収集運搬は株式会社神東(東灘区)が行っています。リサイクル用の食品の品質に配慮し、収集した食品廃棄物は食品リサイクル保管庫で保管され、専用車により運搬されています。

コープこうべ(堆肥化)

コープこうべ取組みイメージコープこうべ(東灘区)では、店舗から排出される野菜・肉の加工くずを、自ら堆肥化し、その堆肥を使い育てた農作物を自らの店舗で販売するという「エコファーム」の取組みを実施しています。
神戸市内および近郊の店舗から回収された食品加工くずは、「コープ土づくりセンター」に運ばれ堆肥化されます。
そして、製造された堆肥は、三木市の「(有)みずほ共同農園」にて利用されています。
同農園ではただ野菜を生産するだけでなく、組合員が参加することができる体験農園やエコファーム講座なども開設しています。
コープこうべは、コープ土づくりセンターの立ち上げ当時、製造された堆肥の利用先の確保が重要性であると考えていました。そうした考えに三木市細川町瑞穂の地元農家が賛同し、みずほ共同農園が設立されました。

スターバックスコーヒージャパン(肥料化)

スターバックスコーヒージャパン取組みイメージスターバックスコーヒージャパン(東京都)では、神戸市内を含む関西の一部のスターバックス店舗にて分別・水切り・防腐処理されたコーヒー豆かすを回収し、
登録再生利用事業者のハリマ産業エコテック株式会社(姫路市)にて、野菜を育てる堆肥へとリサイクルしています。
この堆肥で育てた野菜は、一部のスターバックス店舗でサンドイッチの原料として用いるほか、この取り組みに関わる食品関連事業者でも販売しています。
また、関東の一部の店舗においても、回収したコーヒー豆かすを牛の飼料へとリサイクルし、その飼料で育てられた牛のミルクを一部店舗で用いるといった取り組みも実施しています。

いかがでしたか?

今回は、食品リサイクルの概要と、神戸市内における実例の一部をご紹介しました。
食品リサイクルは、減量に比べ大掛かりな点もありますが、食品廃棄物を有効利用するという意味で、とても重要な取り組みです。
環境局事業系廃棄物対策部では、今回ご紹介した以外の実例もご紹介できますので、ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。

食品リサイクルについてはこちらでもご案内しています。

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