現在位置

ホーム > ビジネス > 環境対策 > 事業系一般廃棄物(お店や会社から出るごみ) > メールマガジン「神戸市事業系ごみ情報メール」 > 神戸市事業系ごみ情報メール 2017年4月28日号 > めざすはここ!先進企業に聞く減量・資源化メソッド~ユニー(株)における環境関連事業者とのパートナーシップの構築について(その1)~

更新日:2019年11月1日

めざすはここ!先進企業に聞く減量・資源化メソッド~ユニー(株)における環境関連事業者とのパートナーシップの構築について(その1)~

ここから本文です。

減量・資源化はすべての事業主、そして、その担当者にとって頭の痛い問題です。地道な取組みが必要で、かつ、取り巻く状況によってアプローチ方法も異なります。なかなか問題が前に進まない中、ほとんどの担当者がそれ以外の業務にも同時に取り組まなければならないはずです。そこで、ここでは、問題解決の一助となるような、先進的な取組みを実施している企業のメソッドを紹介していきます。今回は、平成29年1月27日に神戸市が開催した「平成28年度廃棄物管理責任者研修会」でご講演をさせていただきました、ユニー株式会社 上席執行役員 業務本部 CSR部長の百瀬則子氏にお話しをお伺いしました。

はじめに

平成29年1月27日に神戸市が開催した「平成28年度廃棄物管理責任者研修会」で講演をさせていただきました、ユニー株式会社の百瀬です。
このたび、神戸市様から、神戸市内の事業者の方に減量・資源化に向けた意識の醸成を図りたいというお話をいただき、これまでユニー株式会社(以下「ユニー」といいます。)で取り組んできたお話をさせていただくこととなりました。
神戸市様のメールマガジンのタイトルが「めざすはここ!先進企業に聞く減量・資源化メソッド」ということですが、これまでのユニーの取組みが、神戸市内の事業者の皆様に何らかの減量・資源化取組みのきっかけになれば幸いです。
さて、今回は、ユニーにおける環境関連事業者とのパートナーシップの構築(その1)についてお話させていただきます。

ユニーは持続可能な社会を目指す「エコ・ファースト企業」です。

【左】ユニーが環境大臣と交わした「エコ・ファーストの約束」【右上】エコ・ファースト・マーク【右下】エコ・ファースト推進協議会2016年度通常総会にてまず、前記研修会でもお話いたしましたが、ユニーは、衣・食・住・余暇にわたる総合小売業として、関東から北陸・東海エリアに約200店舗を展開するチェーンストアです。2015年度の営業収益7,456億円、食品売上高は5,122億円でした。
ユニーは、環境理念に持続可能な社会構築を掲げ、特に循環型社会構築を目指しています。2007年には食品リサイクル法の再生利用事業計画(食品リサイクルループ)の認定を全国で初めて受けました。
さらに、2008年には環境への取組みのトップランナーとして、業界で唯一エコ・ファースト企業として認定されています。

ユニーの食品リサイクルループ

リサイクルループの略図ユニーは、食品を取扱う小売事業者として、調理くずや売れ残り、食べ残しなど、従来は廃棄物として焼却処分されていた食品廃棄物を堆肥や飼料に再生し、さらにそれらを使って生産された野菜や鶏卵・豚肉など販売するというリサイクルループに取り組むことが、排出者としてできる最適な方法だと考えています。
現在、このリサイクルループを営業店舗所在地1府19県下で16件実施しています。中には10年以上継続実施しているところもあります。
ユニーがここまで食品リサイクルループに必要性を感じているのは、次のような利点があるからです。

  • (1)排出者であるユニーは、廃棄物を分別・計量しているので、再生利用事業者への搬出量が確定しています。また、分別の徹底により、異物混入が無いので再生資源としての品質が確保できます。
  • (2)再生利用事業者が製造した再生製品(堆肥・飼料)は品質検査を受け、リサイクルループを組んだ農業生産者が購入し、生産した農畜産物はユニーが仕入れることにより、食品トレーサビリティ(食品の流通管理)が実現できます。
  • (3)仕入れ基準に合格した農畜産物を仕入れ、販売するのでリサイクルループの水準を保つことができます。

このリサイクルループを安全安心で生産物の品質を確保しつつ継続していくためには、パートナーである再生利用事業者・農業生産者との信頼関係も必要不可欠です。
こうして、食品関連事業者と再生利用事業者、農業生産者がパートナーシップを組み、それぞれの役割と責任を果たすことで、食品リサイクルループが成立し、それを国の認定が担保しています。

ユニーの食品リサイクルの現況

廃棄物計量システムとリサイクル実績ユニーでは廃棄物削減とリサイクル推進を目的に、2003年より順次廃棄物計量機を設置し、店舗から排出される全ての廃棄物を排出場所ごとに(売り場・テナントごとに)19種類に分別・計量しています。
これにより、排出者責任を明確にし、発生原因を追究し発生抑制を図ることで、継続的な発生抑制に繋がっています。この仕組みは、食品リサイクルループを展開しているほぼ全ての地域で実施されており、その結果、リサイクル率は年々向上しています。

食品リサイクルループを構築するパートナーシップ

食品リサイクルループを構築するパートナーシップ略図店舗所在地で食品リサイクルループを構築し、地域の再生利用事業者、農畜産生産者とパートナーシップを組むことが、ユニーの食品リサイクルの方針です。
そのためには、再生利用製品である堆肥や飼料の品質の確保、そしてそれを使って生産する農業者のニーズに合うことを3者で確認することが必要です。
さらに、生産された農畜産物がユニーの仕入れ基準を満たし、安全安心な品質であることも重要です。

次回は、ユニー(株)における環境関連事業者とのパートナーシップの構築について(その2)で、社内での役割分担などをお話します。

百瀬則子氏プロフィール

百瀬則子氏プロフィール画像百瀬 則子(ももせ のりこ)
ユニー株式会社 上席執行役員 CSR部 部長
消費生活アドバイザー・環境カウンセラー(環境省)地球温暖化防止コミュニケーター

  • 1980年4月 ユニー株式会社入社
  • 1996年5月 中京本部東浦店副店長
  • 2003年2月 環境部長
    日本チェーンストア協会環境委員
  • 2005年 愛知県 愛知環境学習推進協議会委員
  • 2006年 環境社会貢献部部長
  • 2009年 日本ショッピングセンター協会環境対策委員
  • 2010年 農水省 食料・農業・農村政策審議会専門委員(食品リサイクル小委員会)
    環境省 中央環境審議会専門委員(食品リサイクル)
    経済産業省 産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会委員
  • 2013年 環境省 政策評価委員
  • 2014年 ユニーグループ・ホールディングス株式会社 執行役員
  • 2017年 ユニー株式会社 上席執行役員 CSR部長
    環境省COOL CHOICE推進チームメンバー

 

<記事一覧にもどる>

お問い合わせ先

市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください

電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

このページの作成者

環境局事業系廃棄物対策部  

〒651-0086 神戸市中央区磯上通7-1-5 三宮プラザEAST 2階