ホーム > 市政情報 > 記者発表2022年6月 > 高校生によるヤングケアラー(こども・若者ケアラー)の啓発動画作成
最終更新日:2022年6月6日
ここから本文です。
記者資料提供(令和4年6月6日)
課題研究でヤングケアラー(※)について取り上げた葺合高校生が、身近な自分たちこそ、その存在に気づくべきだという視点から、ヤングケアラーの認知度向上のための活動に取り組んでいます。
このたび、神戸市福祉局を取材し、啓発動画を作成することにしました。動画作成にあたっては、市立高校のネットワークを生かして、六甲アイランド高校の芸術系美術コースの生徒がイラストを担当するなど、協働活動を行いました。ヤングケアラーは日本でも大きな問題として取り上げられ始めましたが、いまだ実態把握が十分とはいいがたい状況です。すべての子どもが等しく教育を受け、子供らしい生活が保障されるためには、その存在に気づき、寄り添い、公的機関へつなぐ必要があります。
そこで、葺合高校生2名が、同世代の看過できない問題として、神戸市福祉局に協力を仰ぎ、認知度向上を図るための啓発動画の作成を企画しました。
本動画は、高校生をはじめとしてより多くの人に見ていただき、ヤングケアラーの問題に関心をもってもらうことで、ヤングケアラーの皆さんが将来の夢をあきらめることなく、安心感をもって日々の生活を送ることができるような社会を作ることを目的としています。動画発表:令和4年6月9日(木曜)11時00分葺合高校文化祭(葺合高校体育館(神戸市中央区野崎通1-1-1))
動画掲載場所:神戸市ホームページ>子育て・教育>相談・窓口・施設>子育てや子どもの相談>こども・若者ケアラーへの相談・支援【企画・脚本】葺合高等学校
濵田彩華,前出汐那
【作画】六甲アイランド高等学校
栗田樹
【語り・音声】葺合高等学校
弟子丸隼,古川桔平,桝田咲月,三谷翔太,村上慧,森風佳
【監修・著作】神戸市
【協賛】株式会社ネオス令和3年7月:葺合高校の学校設定科目GS(グローバルスタディーズ)2Bは英語で課題研究を行う科目である。上記2名の生徒は、課題研究の分野を「人権」、テーマを「ヤングケアラー」に決定し、研究を始める。
令和3年9月:神戸市福祉局政策課こども・若者ケアラー支援担当課長にインタビューを実施。
令和3年12月:全国高校生フォーラム(文部科学省主催)に”Creating Awareness about Young Carers in Japan ~For the youth to become a window of discovery~”「日本のヤングケアラーの認知度向上~若い世代が発見の窓口になるために~」というタイトルで動画によるポスター発表で参加する。WWL課題研究交流発表会(葺合高校主催)において、ディスカッションのテーマを「ヤングケアラーの認知度向上を目指して」とし、市内の4校の高校生と問題の改善を目指し、意見交換を行う。
令和4年1月:神戸市福祉局政策課こども・若者ケアラー支援担当の監修の下、ヤングケアラーの啓発動画の制作を開始。
令和4年6月:啓発動画が完成(約4分)取材を希望される場合は必ず6月8日(水曜)17時までに教頭までご連絡ください。
当日は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底いたします。
参加者には、配慮を要する生徒がおりますので、生徒の撮影やインタビューは、教頭に確認のうえ行っていただきますよう、お願いいたします。
取材に際しては、自社腕章の着用をお願いいたします。
(※)ヤングケアラーとは、法律上の定義はありませんが、家族にケアを要する人がいることで『本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている児童』(厚生労働省ホームページより)とされています。神戸市では、その支援を進めていくにあたり、18歳未満の児童だけでなく、20代の方も含めて施策の対象としていることから、市民に伝わりやすい名称として、「こども・若者ケアラー」と呼んでいます。
お問い合わせ先
市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください
電話 0570-083330 または 078-333-3330