ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年3月 > 海の環境改善に向けて「海プロジェクト」で神戸高専が広島県の大崎内浦漁協のお困りごとにも取り組みます!
最終更新日:2022年3月14日
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記者資料提供(2022年3月14日)
神戸市は神戸の海を舞台にした海洋産業の振興に向けて海に関わる解決したい課題を幅広く募集し、その課題を企業の知見やノウハウによって解決できる技術等を公募・支援する実証事業「海プロジェクト」に取り組んでいます。今年度採択したプロジェクトの一つに、兵庫漁業協同組合から提起いただいた海の課題に対し神戸市立工業高等専門学校小澤研究室が小型海底耕運機による海底耕運機を開発中です。
海底耕耘機の開発については、「海プロジェクト」採択以前から、広島県の大崎内浦漁業協同組合と広島商船高等専門学校が先行して取り組みを始めていたともあり、今後アマモ場の保全を通じた漁場の整備を目的に、海底耕耘機の開発に向けて連携することになりました。
広島県の大崎上島では、大崎内浦漁業協同組合と広島商船高等専門学校が連携して海の保全活動を進めており、アマモ場の保全を通じた漁場の整備を目指しています。大崎上島は人口が8000人前後で減少傾向にあることから、保全活動は小規模なものが主体であり、また自動化の推進が求められていました。そこで広島商船高等専門学校と神戸市立工業高等専門学校小澤研究室が小型海底耕運機の開発を検討していました。
一方神戸市では、兵庫漁業協同組合がホトトギス貝の異常増加による沈着環境の悪化や、海の環境改善のシステム化の課題を「海プロジェクト」に提起し、神戸市立工業高等専門学校小澤研究室が小型海底耕運機による解決策を提案し、課題解決に向けて小型海底耕運機の共同研究を実施することとなりました。
「海プロジェクト」で開発した海底耕運機を用いて、神戸の海で起こっているホトトギス貝の異常増加による環境悪化の問題の解決や、大崎上島でのアマモ場の保全に関係者が連携して取り組みます。
令和3年度の取り組みとして、神戸市の海洋産業振興に繋げることを目的とし、海に関わる解決したい課題を幅広く募集し、その課題を企業の知見やノウハウによって解決できる技術等を公募・支援する実証事業。8月に課題を募集し、9月に解決策を提案・実証実験していただける事業者の募集し5件を選定し、神戸の海で実証実験などを実施中です。
関連HP: https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/ocean/business/activity/index.html
保全活動を地元小中学校の学校行事の一環として実施し,低年齢からの環境保全意識の教育と保全活動の人員確保を行っています.小中学生にはボートやシーカヤックから箱眼鏡によるアマモの観察や流れ藻の採集などにより海洋に触れて学べる環境を提供すると共に、広島商船高等専門学校では定期的なアマモ場の観測を実施しています。
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