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最終更新日:2022年10月18日

米国・ロングビーチ港と港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結しました

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記者資料提供(2022年10月18日)

概要

脱炭素に向けて世界的な気運が本格的に高まるなか、神戸港は、カリフォルニア州・ロングビーチ港との間で、港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結しました。
神戸港は、世界から選ばれる港を目指して、「カーボンニュートラルポート(CNP)」の形成をはじめ、「環境」の視点という新たな付加価値の創出を目標に、世界初の液化水素サプライチェーン構築の実証実験など、環境に配慮した港湾機能の高度化に向けて取り組んでまいりました。
また、ロングビーチ港は、世界に先駆けて、係留中船舶のCO2削減を目的とした船舶への陸上電源供給設備が整備されているほか、2030年までに、港内の全ての荷役機器のゼロエミッション化を目標とするなど、環境保全と経済的成長の両立を目指している革新的な港です。
今回は、ロングビーチ市長のロバート・ガルシア氏をはじめ、計6名の訪問団が神戸市を訪問しました。
記念品交換
署名式において、久元神戸市長は、「脱炭素という共通目標の取組みが両港の発展に寄与することへの期待」を表明し、これに対して、ガルシア・ロングビーチ市長からは、「神戸港と一緒に脱炭素という共通の目標に向かって成長したい」との挨拶がありました。その後、在ロサンゼルス日本総領事館 曽根健孝 総領事から、「港湾の脱炭素化に多大な好影響を与える可能性を持つ両港のパートナーシップにより、多くの良い効果が生まれることを期待する」との祝福のビデオメッセージが紹介されました。
式典集合写真
その後の意見交換会では、両港の交流が深まることにより、脱炭素化の実現に向けた取組みがより一層加速することを期待する意見が数多く出ました。
式典終了後には歓迎食事会を開催しました。神戸市会議長安井議員からは、「先駆的な取組みをしているロングビーチ港から神戸港も学んでいきたい」とのコメントもあり、両港の今後の交流や、脱炭素化の実現にむけた会話が弾むなど、関係を深めました。
このほか、ガルシア市長以下、ロングビーチからの訪問団は、神戸市内の水素関連施設や海事人材育成施設等を視察され、神戸港における先駆的な取組みを興味深く見学されました。
水素フロンティア
本協定の締結を契機として、日米の両港湾はそれぞれの先進的な取組みを相互に学び、連携を図り、世界に対してその取組みを発信してまいります。
庭での集合写真

1.連携協定(MOU)締結式典の概要

(1)日時:令和4年10月14日(金曜)午前11時~
(2)場所:ホテルオークラ神戸
(3)出席者:
【ロングビーチ側】
・ロングビーチ市長 ロバート・ガルシア氏(Dr. Robert Garcia)
・ロングビーチ港経営委員会会長 シャロン・ワイズマン氏(Ms. Sharon Weissman)
・ロングビーチ港経営委員会秘書官 ボニー・ローウェンタール氏(Ms. Bonnie Lowenthal)
・ロングビーチ港湾局副局長 ノエル・ハセガバ氏(Dr.Noel Hacegaba)
・ロングビーチ港湾局主席補佐官 シャナ・エスピノーザ氏(Ms. Shana Espinoza)
・ロングビーチ市長室事務局長 ジェームズ・アフマダ氏(Mr. James Ahumada)
【神戸側】
・神戸市長 久元 喜造
・神戸市会議長 安井 俊彦 氏
・神戸市港湾局長 長谷川 憲孝
・神戸市港湾局副局長 川中 徹
・神戸市港湾局副局長 松木 隆一
・阪神国際港湾株式会社 代表取締役社長 外園 賢治 氏
・川崎重工業株式会社 代表取締役社長執行役員 橋本 康彦 氏
・岩谷産業株式会社 代表取締役 社長執行役員 間島 寛 氏
(4)次第
・挨拶(両市長より)
・在ロサンゼルス日本総領事館 曽根総領事からのビデオメッセージ
・MOU署名
・意見交換会
・歓迎食事会

2.連携協定(MOU)の概要

(1)名称:ロングビーチ港湾局と神戸市港湾局のパートナーシップ港に関する覚書
(2)概要:両港は、水素の利活用等、脱炭素化を共通目標として、港湾のハード整備や港湾オペレーションの高度化等に関して相互協力・情報共有していく。

お問い合わせ先

港湾局振興課