記者資料提供(2021年5月24日)
保育所等利用待機児童数(令和3年4月1日時点)
子育てを取り巻く環境は、令和元年10月に幼児教育・保育の無償化がスタートするなど、状況が大きく変化しています。就学前児童数が減少している一方で、女性の就業希望者の増加などにより、保育所等の利用申込者数は拡大傾向にあります。
神戸市では、子育て環境の充実、仕事と子育てが両立できる環境づくりをめざし、待機児童対策として「保育施設の整備」「保育人材の確保」「利用者支援の充実」に取り組み、保育定員の拡大を進めてきました。
令和2年度は、令和元年度の約1,400人分に引き続き、約900人分の保育所等利用定員拡大を達成し、令和3年4月1日時点の保育所等利用待機児童数は、過去最少の11人となりました。
引き続き、地域の保育ニーズを把握しつつ、保育の受け入れ枠の確保を図ってまいります。また、保育人材の確保対策や多様な保育ニーズへの対応など様々な施策を充実していくことで、総合的に保育環境の充実を図り、安心して子育てができるまちの実現を目指していきます。
待機児童の状況(詳細は資料1、2、3参照)
11人(前年比▲41人)
保育所等利用定員数・待機児童数の推移(各年4月1日時点)
令和2年度の保育所等利用定員の拡大
令和2年度は、市有地を活用した教育・保育施設の整備に加えて、新たな取り組みとして保育送迎ステーションを市内5か所に整備するなど、約900人分の保育所等利用定員の拡大を達成しました。
保育送迎ステーション:利便性の高い駅周辺に子ども(3歳~5歳)を預かるステーションを整備し、保育所まで専用バスで送迎する
- 保育所・認定こども園の新設・分園整備等(457人)
- 幼稚園から認定こども園への移行(40人)
- 小規模保育事業所等の整備(202人)
- 既存園の定員増等(199人)
<参考1>市有地を活用した教育・保育施設(令和3年4月開設)
<参考2>保育送迎ステーション(令和3年4月事業開始)
関連資料