神戸駅前広場再整備設計業務

最終更新日:2022年11月30日

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ekisha
北側広場より駅舎を見る

概要

 神戸市では、まちの質・暮らしの質を一層高め、都市ブランドの向上と人口誘引につなげるプロジェクトとして、2019年度から「リノベーション・神戸~人にやさしく明るい神戸へ~」に取り組んでおり、神戸駅もその対象の一つとしています。

 神戸駅周辺は、新神戸・三宮・ウォーターフロントとともに神戸の都心の一角を成すエリアで、商業・業務機能の集積のほか、居住エリアも広がっており、交通結節点としても重要な機能を有しています。
 そこで、神戸市では、2021年10月に「神戸駅前広場再整備基本計画」を策定し、駅前広場における基本的な機能配置や、駅前空間の再整備の方向性を示しました。
 本業務は、この基本計画に基づき、神戸駅前広場が神戸の名を冠するにふさわしい風格ある駅前空間となることを目指して予備設計・基本設計を行います。
 この度、公募型プロポーザル方式により、本業務の委託候補事業者を以下の通り選定しました。

業務期間

 契約締結日翌日から2023年3月31日まで

委託候補事業者の選定結果

 4事業者から提出された提案書について、2021年12月27日(月曜)に、選定委員会で提案事業者に対するヒアリングを実施し、提案内容を総合的に評価しました。その結果を受けて、委託候補事業者を選定しました。
(1)委託候補事業者

 代表事業者名  株式会社E-DESIGN
 代表者名  代表取締役 長濵 伸貴
 所在地  大阪市中央区南船場1丁目9番1号
 グループ企業  株式会社畑友洋建築設計事務所、株式会社モビリティデザイン工房、
  中央コンサルタンツ株式会社

(2)評価の結果

 第1位 59.7/100点(株式会社E-DESIGN:委託候補事業者)
 第2位 58.0/100点
 第3位 55.3/100点
 第4位 42.3/100点

委託候補事業者の提案概要

  • 大倉山、湊川神社など緑豊かな周辺地区とつながるグリーンベルトの起点として、広場内の舗装や格子状の森のビスタ(並木的な視覚効果)により高質で風格ある空間とするとともに、回遊拠点となる広場の実現に向けた居心地良い空間を創出
  • 広場に帆をかけたような港町神戸らしい大屋根(セイリングルーフ)により、夏季の日射を効果的に遮蔽し冬季は北風を跳ね上げることで、四季を通じて居心地良い空間を創出
  • 地域住民や周辺施設との連携による、日常的なマネジメントやイベント利用などの長期的な視点で、良質で持続可能な広場運営と価値向上を目指した広場を計画

選定理由

  • 地域特性を的確に捉え、周辺地区との景観的連続性を創り出すとともに、シームレスな動線の確保にもつながるような機能配置や交通計画となっており、個性的で魅力的な広場空間の創出による周辺への波及効果が期待できる。
  • 大屋根は、神戸駅の新たなシンボルとなり神戸駅の「顔」を生み出せるような提案となっている。また、環境シミュレーションに基づいた大屋根の形状や樹木配置により、広場に快適な都市環境(風、光)を創り出す検討プロセスとして期待できる。
  • 湊川神社の参道の軸と神戸駅の正面性の軸の2つで広場の正面デザインを整理するシンプルなデザイン方法で地域の歴史を際立たせる工夫がされている。
  • マネジメント団体の発足に向けて、地域のステイクホルダーとの連携による具体的で丁寧なプロセスが提案されており、日常的な広場利用の促進に向けてハードソフト両面から配慮されている。

選定委員(駅前魅力創造課事業者選定委員会)

位置付け 役職等 氏名
委員長 神戸市建設局副局長 岩崎 好寿
委員 小野寺康都市設計事務所 小野寺 康
委員 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 准教授 武田 重昭
委員 神戸大学大学院工学研究科 准教授 栗山 尚子
委員 神戸市建設局公園部整備課長 青木 ひろみ
委員 神戸市建設局中部建設事務所副所長 源 明夫

今後の予定

 2022年1月~ 設計

 ~駐輪場の整備、ロータリー再編など段階的整備、順次供用開始~
 2030年頃   全面リニューアル

参考資料

関連資料

お問い合わせ先

建設局駅前魅力創造課