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神戸市では、平成23年4月から容器包装プラスチックの分別収集が全市でスタートしました。これによりCO2排出量など環境負荷がどの程度削減されたのかを調べました。
LCA分析(ライフ・サイクル・アセスメント)
製品は、その原料採取から製造、廃棄に至るまでのライフサイクル(原料採取→製造→流通→使用→リサイクル・廃棄)の全ての段階において様々な環境への負荷(資源やエネルギーの消費、環境汚染物質や廃棄物の排出など)を発生させています。ライフサイクル評価(LifeCycleAssessment:LCA)とは、これらの環境への負荷をライフサイクル全体に渡って、科学的、定量的、客観的に評価する手法で、その活用により環境負荷の低減を図ることができます。
平成23年4月~9月の実績データ
収集・搬送・埋立・焼却・発電・再生処理等の実績データ
容器包装プラスチックを分別しリサイクルを行った場合と容器包装プラスチックを分別せずに全て焼却し発電を行った場合の消費エネルギー量とCO2排出量について
分別収集をしてリサイクルした方が、環境負荷が軽減されました。
分別・リサイクルすることで削減されるエネルギーは灯油量に換算すると、18L灯油かんで29万個分に相当します。神戸市内の一世帯あたりに換算すると、年間平均灯油購入量の約18%にあたります。
削減されるCO2排出量は自家用車換算すると、2万9000台が1年間に排出する量に相当します。これはクラウンの1年分の販売台数分が削減されたことになります。
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