最終更新日:2020年4月9日
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神戸市内の特定給食施設では、利用者の健康維持・増進につながるよう栄養管理された食事を提供するために、さまざまな取り組みが行われています。本事業は、なかでも特に優良な施設を神戸市特定給食施設研修会にて表彰し、その取り組みを紹介することで、他の施設においても取り組みをさらに広げていただくことを目的として実施しています。
神戸市内の特定給食施設のうち、原則として事業所(病院の職員食堂を含む)、寄宿舎・寮、一般給食センター、大学
コニカミノルタ株式会社 西神サイト様
ヘルシーメニューは、生活習慣病予防や健康増進を目的に、栄養バランスが考えられたメニューや野菜をたっぷりと使った定食スタイルで提供しています。栄養量の基準は、ご飯、主菜、小鉢、汁物を合わせて700kcal以下となるよう設定され,脂質や塩分も適正量となるようにしています。
野菜をたっぷり使ったラブベジのメニューを提供されています。ラブベジは約200g以上の野菜を使う献立で、提供時には、どれだけ野菜が入っているかわかるように、「本日の野菜量」を掲示し、利用者の方々にもわかりやすい表示をしています。
ラブベジのほかにも、目標約150g以上の野菜を使用するベジスタイルコンビネーションのメニューをヘルシーメニューとは別の枠で提供し、野菜摂取量の増加を目指しています。
各テーブルに、卓上メモを設置し、月に1回更新しています。昨年度は栄養バランスを考える、早食い防止をテーマに、「バランスのとれた朝食で集中力アップ」や「主菜不足のデメリット」、「よく噛むことのメリット」、「噛む回数を増やすコツ」など、年間のテーマに沿った内容で具体的な食生活や健康情報を掲載しています。
ご飯の量を写真で掲示し、目安量がわかりやすく表示されています。普段から使用している食器で盛り付けた写真なので、利用者も参考にしやすくなっています。
食環境の整備の面からも健康増進のアプローチをされています。
一滴ずつでる醤油さしの利用、ドレッシングのキャップを口が細いものに変え、出る量を減らしたり、穴あきレンゲを使うことで、麺類の汁からとる塩分を少なくするといったことで、使用量を減らすことができ、塩分の摂取量を抑えることにもつながります。
健康管理部門では、昨年の10月に身体活動・食事生活習慣測定会のイベントを開催し、健康意識を高める取組みをされています。食堂横のスペースを利用し、血管年齢、骨密度、体成分の測定結果から、食事や運動に関するアドバイスを実施しました。イベント当日は食堂でもヘルシーメニュ―のラブベジを提供するなど、健康管理部門と一体となった取組みをされています。このほかにも、社員の方々に健康状況を知ってもらうため、季刊誌「健康白書」を発行し、その中でも健康づくりの啓発に努めています。
また、施設側の給食管理者・担当者と健康管理部門の保健師、委託会社の栄養士の3者が日頃から連携し、定期的にミーティングを実施されています。みそ汁の塩分濃度やヘルシーメニューの喫食者数等を情報共有し、食堂の利用者状況や課題を共有することができ、よりよい食事提供につなげておられます。
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