新型コロナウイルス感染症 > 市内事業者の方への支援 > “事業再構築”に挑戦してみませんか
最終更新日:2022年10月28日
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一般社団法人神戸活性化支援機構(統括マネージャー:葛西祐介 様)
これまでイートインコーナーを持つベーカリーの運営をしていましたが、コロナ禍で売り上げが減少しました。そこで、地元食材を使ったハンバーガー等のテイクアウト店に転換することにしました。その狙いは、①お客様の安全・安心を確保すること、②地元の野菜や地元企業の加工品を使ったソースなどを活用すること、③地域の観光スポットで食べてもらって地域を盛り上げることです。一石三鳥を目指して、店名は「よりみちバーガー」と名付けました。
補助金申請について:
補助金の申請は、自社の強みや具体的な数値の分析をしっかりすることが大切です。また、補助金をファイナンスの一部として、自社の利益だけを追求するのではなく、社会貢献も視野に入れると採択されやすいと思います。
牛のよだれ(代表:太田直 様)
これまで居酒屋1店と焼肉店1店を経営していましたが、コロナ禍により、売上は大きく落ち込みました。オフィス街近くの居酒屋事業は宴会需要が喪失し、アフターコロナでもコロナ禍以前の客足への回復は難しい状況にあります。そこで、思い切って居酒屋事業から撤退し、家族層をターゲットに、ベットタウンにテイクアウト、デリバリー、EC機能を併せ持つ焼肉店の出店を計画しました。
補助金申請について:
採択には、新分野展開等を促す応募要領の意図に沿った事業計画をたてることができるか、事業計画の数値に根拠があるかといった視点が重要だと思います。自社で実施したい事業を少しアレンジして申請することで、採択に繋がりました。
株式会社KEiKAコーポレーション(代表:山本景化 様)
コロナ禍における外出自粛等により、当社の主力製品であるお出かけ用の靴の需要が減少し、靴業界を取り巻く環境は年々厳しい状況になっています。段ボールベット「ひらいてポン」は、災害時に避難する誰もが簡単に作れることを目指して、阪神淡路大震災で被災した経験を活かし、飛び出す絵本のイメージで商品化しました。靴の製造とは全く異なる分野ですが、被災者支援と売上回復につなげていきたいと考えています。
補助金申請について:
非常に手厚い国の補助金で、使える経費も幅広いので積極的に活用した方がいいと思います
有限会社山村工作所(代表:山村正幸 様)
産業用ロボットの部品等の精密な部品(写真一例)の製造を行っていますが、コロナ禍により海外からの仕入れが滞り、売上が減少しました。そのため、産業用ロボット用の精密な製品を作成する技術を生かして新たに医療分野向けの部品の製造に挑戦することにしました。新たな分野への進出だけでなく、自社技術のアピールにも繋がり、既存分野でも新たなお客様の獲得につながっていくものと考えています。
補助金申請について:
ものづくり補助金など、補助金申請の経験はありますが、それらに比べて事業再構築補助金は少し難しい印象を受けました。そこで、専門家の力を借りて申請を行い、採択にいたることができました。
補助額 | 補助率 | |
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中小企業※ | 100万円~8,000万円 | 2/3 6,000万円超は1/2 |
中堅企業※ | 1/2 4,000万円超は1/3 |
類型 | 内容 | 事例(採択事例から書換引用) |
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新分野展開 | 新たな製品等で新たな市場に進出 | 主たる業種※1・事業※2を変えることなく新製品・商品・サービスの提供や新たな市場へ進出 |
事業転換 | 主な「事業」を転換 | 主たる業種※1を変えることなく、主たる事業※2を転換 |
業種転換 | 主な「業種」を転換 | 主たる業種※1を転換 |
業態転換 | 製造方法・提供方法を転換 | 製品・商品・サービスの製造・提供方法を変更 |
事業再編 | 事業再編を通じて上記4類型のいずれかを実施 |
合併、分割、株式交換・移転、事業譲渡などの組織再編を行い、上記4類型のいずれかを実施
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事業再構築補助金の申請が、『申請書作成が難しい』『敷居が高い』といった声も多く、外部の専門家に申請書作成を依頼する場合があります。
神戸市では、その事業再構築補助金の申請に係る費用の一部を助成し市内の中小事業者の皆様の事業再構築を後押ししています。
(助成率1/2、上限25万円)
〇神戸市HP『事業再構築補助金』活用促進助成金
・第5回公募分
・第6回公募分
・第7回公募分