更新日:2020年10月16日

地下タンクの漏洩対策

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法改正の背景

近年、液体の危険物を取り扱う施設において、漏洩事故が多発しています。

その多くは、地下に設置されたタンク・配管において起きていることから、平成15年の法令改正により、ガス加圧法等を用いた漏洩点検が義務化されました。

平成23年2月1日(※)からは、さらに一歩踏み込み、埋め込みから20年以上経過した地下タンクに対し、その設計厚み・腐食防護法・経過年数等の条件により、FRP内面ライニング・電気防食装置等の漏洩防止処置を行う義務が課されることになりました。
※平成25年1月31日までの猶予期間が設置されています。

流出事故防止対策を講ずるべき地下タンクとは?

対策が必要なタンク

地下タンクフローチャト今回の法改正で漏洩対策を施工しなければならないのは、

  • (1)鋼製の一重殻構造

かつ、

  • (2)タンク室のない直接埋設工法

で設置された地下タンクです。

地下タンク腐食評価基準(被覆法・設計板厚・埋設期間)

基準表現在は、腐食の恐れが”高い”または”現行基準で問題ない”タンクであっても、時間の経過により”高い”または”特に高い”タンクへと移行することがあります。

なかでも、腐食の恐れが”高い”タンクのうち、「常時監視システム」で漏洩対策に対応したタンクが、腐食の恐れが”特に高い”タンクへ移行した場合、「FRP内面ライニング」または「電気防食」の処置を追加で施工する義務が生じますので、特に注意が必要です。

対策の種類

  • 対策イメージ1この対策は、地下貯蔵タンクの内面側にFRP(Fiber-Reinforced-Plastic)を貼り付けて、漏洩を防ぐ技術です。
  • 施工前にタンク板厚の測定を行い、50 cm平方につき3点以上測定した場合において、鋼板の板厚が3.2mm以上確保されていることを確認しなければなりません。
    ただし、3.2mm未満の値が測定された部分がある場合でも、「危険物規制事務に関する執務資料の送付について」(平成21年11月17日消防危第204号)問2の対応をとることができれば施工することは可能です。(下記関連文書参照)
  • ライニングの厚さは、2mm以上とする必要があります。
  • 対策イメージ2地下埋設された金属(鉄等)の腐食は、土壌のイオン濃度の不均一性等により、部分的に電流が発生し鉄が溶解するために発生します。
  • 電気防食は、埋設されたタンクへ、外部から腐食によるものと逆向きの電流を流すことで、腐食の進行を防止する技術です。
  • 対策イメージ3直径0.3mm以下の開口部から漏れる危険物を常時検知することが出来る設備です。
  • 例えば、タンクに貯蔵されている危険物の液面を常に精密に計測し、危険物の漏洩による液面変化を見逃さずに警報を発するシステム等があります。
  • この対策は、漏洩の危険が”高い”地下貯蔵タンクのみが対象です。

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