現在位置
ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2020年12月 > 次世代型の太陽光発電パネルを搭載したベンチを神戸どうぶつ王国に設置します~地球温暖化の防止に向けて、私たち一人ひとりが考える機会にしよう!!~
更新日:2020年12月10日
ここから本文です。
記者資料提供(令和2年12月10日)
神戸市、株式会社MORESCO、神戸どうぶつ王国は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が少ない持続可能な社会の実現を目指し、神戸どうぶつ王国に太陽光で発電するベンチ「OPTree (オプツリー)」を設置しましたので、お知らせいたします。
神戸は、緑豊かな山々、海、美しい里山など、豊かな自然とともに成長してきました。一方で、近年は経済活動が盛んになり、地球温暖化が原因とされる豪雨や災害など気候変動の影響が顕在化しています。
このため神戸の豊かな自然環境を守り、暮らしと社会を持続可能なものとしていくため、省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの普及や水素エネルギーなどの革新的技術の開発推進に取り組んでいます。
この度、最先端技術を使用した太陽光発電の研究・開発に取り組む、株式会社MORESCO様が、次世代型の太陽光発電パネル搭載ベンチの試験設置を検討されていたことから、産官連携の取り組みとして、設置場所の協議を重ねてきました。
その結果、市民の皆さんに、地球温暖化やエネルギー問題について、考える機会となるよう「大人から子供まで目にしていただける場所」である「神戸どうぶつ王国」に設置いただくことになりました。
【次世代型太陽光発電とは】
太陽光発電は設置する場所に制約がありました。そこで、新たな素材や新たな構造を使った太陽光発電が注目されています。布のように薄く、軽量で柔軟なため、これまで設置が難しかった工場の屋根やビルの壁面、車などの移動体などでも活用することができます。
【有機薄膜太陽電池(OPV)とは】
炭素や硫黄原子などを含む有機物の発電材料を溶媒に溶かし、電極を有するガラスやプラスチックの基板上に塗布するなどの方法で作製される太陽電池です。
軽くて曲がる素材の為、従来の太陽光電池とは違い設置場所や目的に合わせてデザインを工夫できます。
あらゆるものがインターネットにつながる「IoT」に欠かせないセンサー類やウェアラブルデバイスのワイヤレス電源として、普及が期待されています。
【OPTreeとは】
葉の形状に見立てた5枚の有機薄膜太陽電池(OPV)で発電し、ベンチの下にあるバッテリーに充電されます。ベンチには5か所のUSB充電口がついており、スマートフォン等を充電することができます。また、災害時の非常電源としての役割も期待されます。
ポスター(PDF:1,070KB)
(1)神戸市のエネルギー政策に関すること
神戸市企画調整局エネルギー政策課 南部、平田 TEL:078-322-6427
(2)有機薄膜太陽電池などの製品や最新技術に関すること
株式会社MORESCO 稲田 TEL:078-303-9178
お問い合わせ先
市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください
電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314