最終更新日:2024年3月11日
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平成28年から選挙権年齢が18歳に引き下げられましたが、近年、20歳代の若年層の投票率はいずれの選挙においても平均投票率の半分程度であり、若い有権者の投票率向上のための取り組みが重要な課題となっています。
そこで、最も身近な政治に関わる存在である市会議員と若者との交流を図り、若い有権者に社会や政治に関心を持ってもらうことを目的として、「LOVE・VOTE・KOBE~若者と市会議員との交流会~」を開催しました。
(1)日時:令和2年11月23日(月曜・祝日)14時~16時
(2)場所:神戸市勤労会館3階 308講習室(神戸市中央区雲井通5丁目1番2号)
(1)市会議員 6名
(2)若者 26名(高校生5名、大学生・大学院生17名、専門学校生3名、社会人1名)
〇開会
〇主催者挨拶:速水順一郎(神戸市明るい選挙推進協議会会長)
「若い世代の人は自分の得た権利を、考えて行使・行動することが大事だということを有川浩さんの「明日の子供たち」という本が教えてくれました。今日は、思いきり話をして、議員の方から話を聞いたり、思いを伝えて、いい交流をしてください。」
〇議員から自己紹介
〇進行概要説明:清水勲夫(神戸市明るい選挙推進協議会委員)
〇アイスブレイク・グループセッションと発表
議員1名と若者4~5名を1単位として6テーブル(A~F)に分かれて、自己紹介や、各テーマについて意見交換をしていただきました。その後、皆で共有するため各グループで出た意見を発表していただきました。主な意見を紹介します。
【テーマ1】「自己紹介につながる6つのキーワード」
(1)住まいと家族、(2)神戸の好きなところ、(3)好きな食べ物、(4)趣味、熱中していること、(5)好きな(尊敬する)タレント・有名人、(6)夢、将来について
【テーマ2】「新型コロナと私~得た経験・考えたこと」
・神戸にいる時間が長くなり、気づけたこともあった。神戸から東京や外国とリモートでつながることを知るきっかけになった。
・オンライン授業が多くなった。生活のリズムをつくること、管理することが難しい。ある団体に入って、オンラインで活動していた。
【テーマ3】「神戸の好きなところ・気になること・もっとこうなって欲しい」
・交通が発達しているので、大阪や京都に出る人のほうが多く、これぞ神戸というのが少なくて、神戸に住もう、神戸で遊ぼうという機会が減ってしまうのではないか。
・発信力が乏しいのではないか。「神戸といえば・・・」というのが少ない。
【テーマ4】「議員(若者)に聞きたい・伝えたい・言いたい」、「政治・選挙・投票に関心をもっと向けるには(若者のアイデア・提案)」
・人口減少対策や火力発電をどうしていくか、ニュータウンのリニューアルをどうするか、コロナ禍での有効な施策をどのように考えていくか。
・政治に関心を持ってもらうには、SNSなどを利用して、若者に身近なもので政治について紹介することでより関心を高めてもらうことができる。
・税金の使い道をもっとわかりやすくしてほしい。若者が選挙に行かない理由としては、学校教育に原因があるのではないか。また、広報力がないように思う。
・SNSを使っていない世代への発信、アプローチも大切。若者の投票については、市外から来ている人は住民票を移していない場合が多い。郵送で簡単に移動できる制度ができればいい。
・若者が政治に関心を持っていないのは、政治の恩恵が不透明であること。どういったことが政治につながっているかわかりづらい。若者にアプローチしやすい方法(電子媒体)で発信していけば政治に関心を持つ機会も増える。
・小さいころからどうせ投票に行っても変わらないという無力感を植え付けられている。子供の頃から親が選挙に関心を持つことで、子供が親になったときに、より関心が持てる。
〇ふりかえり:扶蘇郁雄(神戸市明るい選挙推進協議会委員)
「今日、皆さんは議員と身近に話して、真剣に聞いてもらったと感じられたと思います。帰ったら、1人1人が話して広げていくことによって、政治に関心を深め、投票率の向上につながるのではないでしょうか。これからも政治にもっともっと関心を持って生きていってほしいと思います。」
〇閉会
最後に、アンケートに回答していただきました。集計結果は別紙のとおりです。ご協力ありがとうございました。