最終更新日:2021年7月28日
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神戸市文化財課では、平成29(2017)年度から神戸大学大学院人文学研究科地域連携センターと協同で神戸市立中央図書館所蔵「神戸村文書」の調査を進めてきました。その成果を『「神戸村文書」の世界』として、刊行しています。
神戸といえば、北野山本通地区の異人館街や旧居留地などに代表される開港以来の洋風な雰囲気が印象的ですが、その少し前、江戸時代の神戸はどのような様子だったのでしょうか。
「神戸村文書」は江戸時代に今の元町付近にあった神戸村に住む人々の生活ぶりを生き生きと示す古文書(こもんじょ)群です。江戸時代、神戸に生きた人々に思いを馳せながら、違った角度から神戸を見つめ直すと、新たな発見に出会えるかもしれません。
本書内には、現物の写真と翻刻文(くずし字を現代の文字に直したもの)及び現代語訳を並べて載せてあり、古文書解読の入門書としても最適です。“おうち時間”にくずし字解読にトライしてみてはいかがでしょうか。
1.神戸村の人びと、安治川の川浚えに出かける―神戸村と天保の安治川川浚え―
2.神戸村の人びと、行き倒れ人を助ける―行き倒れ人救護をめぐる村と領主―
3.神戸村の瓦屋、新規参入をめぐって訴訟を起こす―近世末期の神戸村の生業(その1)―
4.尼崎藩の藩札、暴落する―神戸村と尼崎藩―
5.神戸村の人びと、難破船の対応に追われる―近世の海浜村落と海難事故―
6.神戸村素麺屋と職人―近世末期の神戸村の生業(その2)―
7.神戸村で「天正かるた」賭博が摘発される―「天正かるた」と近世の賭博―
1,000円(税込)
市役所1号館18階市政情報室
市役所1号館19階文化財課窓口
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ジュンク堂三宮店(三宮センター街)
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