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神戸市兵庫区切戸町1
神戸市
鎌倉時代後期
昭和35年5月12日指定
この石塔は、古くから清盛塚と呼ばれ、北条貞時の建立とも伝えられています。かつては現在の位置より西南11メートルにあり、清盛の墳墓とも云われていましたが、大正12年に市電敷設の際、移転が計画され、調査の結果、墳墓でないことを確認され、現在の地に移転されたました。
相輪を除く総高が8.5メートル、初層は145cm四方、最上層88cm四方の大きさがあり、南面の基礎部の両脇の、右「弘安九」、左「二月日」の銘から、弘安九年(1286年)造立と確認されています。
なお、隣にある琵琶塚の碑は、もと清盛塚と道を挟んで向かい合っていたものを、清盛塚の移転と同時に現在地に移したものです。そこはもと前方後円墳があって、その形から琵琶塚とよんでいたのを、『平家物語』にみえる琵琶の達人平経正に結び付けて琵琶塚、つまり経正の塚といわれるようになったことは、江戸時代の文献にすでに記されています。現在の碑は明治35年に建てられたものです。
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