更新日:2019年11月1日

一遍廟所 石造五輪塔

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真光寺・石造五輪塔の写真

真光寺・石造五輪塔(JPG:103KB)

概要

  • 所在地 神戸市兵庫区松原通1
  • 建立 鎌倉時代後期~南北朝時代
  • 所有者 真光寺
  • 指定 昭和46年4月1日指定

真光寺の門を入ると、左手に一遍上人(いっぺんしょうにん)の廟所(びょうしょ)があり、その廟所内に一段高く檀を築いて、その上に石の玉垣をめぐらした中に五輪塔があって、一遍上人の塔といわれています。

一遍上人は、鎌倉時代の時宗(じしゅう)の開祖(かいそ)として有名な人です。北は岩手県から南は鹿児島県まで遊行の旅をつづけ、「南無阿弥陀仏決定(けつじょう)往生六十万人」と摺られた念仏札を配って往生を約束し、踊念仏で人々の心をとらえた高僧です。

正応2年(1289年)8月23日この地の観音堂で大勢の人々に見守られながら51歳の生涯を閉じました。地元の人々によって観音堂の前の松の下で荼毘(だび)にふされ、墓所が造られました。この地がもとになって真光寺が造営されたと伝えられており、現在、時宗の名刹となっています。

五輪塔は総高195cmで、花崗岩(かこうがん)でできています。火輪の一部に欠損があるほかはそろっています。水輪の中央部に上から彫りこんだ穴があります。阪神淡路大震災でこの五輪塔が倒壊したおり、初めて遺骨が納められていることがわかりました。遺骨は直径10cm、高さ9cmの備前焼の小さな壺に納められていました。壺自体は後世のものですが、遺骨は一遍上人のものである可能性が高いと思われます。今なお人々に敬われている一遍上人の廟所が神戸にあることは、大変貴重です。

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