記者資料提供(2023年2月6日)
文化スポーツ局文化財課
神戸市埋蔵文化財センターでは、昭和30~40年代を中心に神戸の町の移り変わりや生活風景を紹介する冬季企画展「神戸・うつりかわる町とくらし3~昭和ノスタルジー~」を開催中です。企画展では「市電のはしる風景」と題したコーナーを設け、「電停表示板」や通りを走る車両の写真などを通して「東洋一」と賞された在りし日の市電の姿を紹介しています。
神戸市電は、昭和46年(1971年)に廃止されたのですが、その直前の昭和43年(1968年)6月から昭和45年3月にかけて、廃車となった神戸市電58両が魚礁とするべく須磨沖に沈められました。50年以上が経過する中、沈められた車両のその後については長らく不明のままでしたが、令和3年12月にすまうら水産有限責任事業組合と海中写真家の宮道成彦さんの共同調査で車体を確認し、現在の様子を撮影するとともに車両の部品や窓ガラス片を採集しました。
埋蔵文化財センターでは、現在開催中の企画展に関連し、これらの資料を保管しているすまうら水産有限責任事業組合様の協力を得て、2月7日(火曜)から「海に沈む神戸市電」と題して追加展示します。
【参考】
1.企画展名称
冬季企画展「神戸・うつりかわる町とくらし3~昭和ノスタルジー~」
2.主催
神戸市文化スポーツ局文化財課
3.会期・休館日・開館時間
会期:令和5年1月14日(土曜)~3月5日(日曜)
休館日:毎週月曜日、2月24日(金曜)
開館時間:午前10時~午後2時、但し入館は午後4時30分まで
4.会場
神戸市埋蔵文化財センター1階 企画展示室・エントランス
〒651-2273 神戸市西区糀台6丁目1 西神中央公園内
TEL:078-992-0656 FAX:078-992-5201
5.入館料
無料
6.追加する展示資料
魚礁となった神戸市電の海中写真パネル(宮道成彦氏撮影)
海中で採集した市電の部品(窓ガラス・室内灯スイッチ・前尾灯スイッチ)
7.関連イベント
①埋蔵文化財センターに紙芝居一座がやってきた
出演 ボンジュール紙芝居
2月19日(日曜)11時~11時40分、14時~14時40分
申込不要 当日先着順 定員80名
②神戸空襲の体験を語る会
講師 神戸空襲を記録する会 小城 智子氏・西阪 順三氏
2月26日(日曜)11時~12時、14時~15時
申込不要 当日先着順 定員80名