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最終更新日:2022年7月22日

帝国信栄本社屋が国登録有形文化財(建造物)へ登録するよう答申されました。

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記者資料提供(令和4年7月22日)
国の文化審議会(会長:佐藤(さとう)信(まこと))は、令和4年7月22日(金曜日)に開催の同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに136件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申しました。この結果、官報告示を経て、登録有形文化財(建造物)は13,546件となる予定です。また、神戸市からは、下記の1件が新たに答申され、市内の登録有形文化財(建造物)は111件となる予定です。

1.帝国信栄本社屋(ていこくしんえいほんしゃおく)1棟

所在地:神戸市中央区琴ノ緒町5丁目312-1他

建設年代等:昭和前期

登録基準:二.造形の規範となっているもの

特徴・評価:

三ノ宮駅北側市街地に所在する鉄筋コンクリート造の商業ビル。交差点に面する角を正面入口とし、御影石縁取りと垂直性を強調した柱形でセセッションを

取入れる。営業室の柱には変形したイオニア式柱頭飾を付す。

備考:

建築年代は昭和3年営業報告書による。設計は元所員聞き取りから清水栄二。帝国信栄は不動産業を営む。
建物外部正面建物内部

2.用語

セセッション

19世紀末、ドイツ・オーストリアに興った芸術運動。既存の機構や過去の芸術様式から分離して新しい創造をめざし、建築・工芸・絵画など多方面に及んで、各国に大きな影響を与えた。

イオニア式柱頭飾(いおにあしきちゅうとうかざり)

イオニア式は、古代ギリシア建築における建築様式(オーダー)のひとつであり、ドーリア式、コリント式と並ぶ3つの主要なオーダーに位置づけられる。

表現主義
20世紀初頭にヨーロッパで見られた建築様式。多分野にわたる表現主義運動の一環として、1910年頃のドイツ語圏や北欧で始まった。一般に、感情を作品中に反映させて表現する傾向のこと。

円柱(まるばしら)

断面が円形をした柱。

清水栄二(1895~1964)

武庫郡六甲村出身。大正7年に東京帝国大学建築学科を卒業後、民間会社を経て神戸市の建築技師となり、多くの公共建築を手がけた。大正15(1926)年に退職した後、清水建築事務所を開設した。主な建築は以下のとおり。旧西尻池公会堂1926/旧神戸市立生糸検査所1927/魚崎小学校1929/御影公会堂1933/旧魚崎町庁舎1937

3.文化財登録制度の概要

近年の国土開発、土地開発の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受ける間もなく、消滅の危機にさらされている多種多様かつ大量の近代の建造物を中心とする文化財建造物を後世に幅広く継承していくため、届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる制度で、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完する制度です。登録有形文化財(建造物)は、50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、届出制という緩やかな規制を通じて保存が図られ、活用が促進されています。

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