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最終更新日:2021年8月30日

神戸市、世界で活躍する起業家による新規ビジネス育成の試みを開始~全国の副業起業したい30代以上、学生起業を目指す若者に向けて神戸市独自のオーダーメイド型の育成事業を開始!~

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記者資料提供(2021年8月26日)

神戸市は、オーダーメイド型起業家支援事業「グローバル・メンターシップ・プログラム」を新たに8月26日から開始します。
また、スタートアップのためのポータルサイト「KOBE STARTUP HUB」を開設し、神戸市内外の資産の可視化および双方向の交流を可能にします。
当事業により、神戸市は「チャレンジできるまち」の実現を目指します。

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(1) 背景

日本では、海外と比較して起業率の低さ、ユニコーン企業の少なさが課題となっています。国は起業家の育成やユニコーン企業の輩出を目指し「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」を策定し、神戸市も大阪・京都と共に「スタートアップ・エコシステムグローバル拠点都市」に選定されています。この度、神戸市は新たな起業家支援事業を開始し、年間200社の支援を目指します。

(2) オーダーメイド型起業家支援「グローバル・メンターシップ・プログラム」

神戸市では、次代を担う起業家のニーズに寄り添う支援環境を構築します。起業経験・スタートアップ支援経験を持つコミュニティマネジャーが対象者のニーズに合わせ、国内外で活躍するメンターおよび支援プログラムのマッチングを行います。具体的には、公開セミナー、非公開グループメンタリング、個別メンタリングの3つを提供します。

コミュニティマネジャーには、オーストラリアや日本での起業経験、スタートアップ支援経験の豊富なジョシュア・フラネリー氏等が就任し、メンターには国内外で活躍する起業家や投資家など約50名が賛同しています。


MrJoshuaコミュニティマネジャー ジョシュア・フラネリー氏(Innovation Dojo Japan CEO兼Rainmaking Innovation Japanアドバイザー)
<コメント>
「グローバル・メンターシップ・プログラムとKOBE STARTUP HUBへようこそ!
経験豊富な約50名のメンターを含め、私たちは起業家が一歩前に進む伴走者となることを楽しみにしています。」
 

■賛同いただいたメンター

mentors

<コメント>
マネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEO 松本 大 氏

「私が起業した時は資金調達手段や事業に関するアドバイスなど、起業して事業を成長させるためのインフラは全く整っていませんでした。スタートアップの存在は社会を大きく変え、人々の生活をより良いものにするパワーを持っています。一つでも多くの事業が生み出され、社会を変える中心的な存在となるためには、それらを支えるインフラ必要です。このプログラムに携わることで、多くの事業が生まれ、育ち、羽ばたいていくためのインフラの一翼となれればと思います。」

投資家 金子 恭規 氏
「起業家は先の見えない道を進むものですが、スタートアップ経験の豊富なメンターが導くことで、時間や金銭的なリソースを効率的に使うことができます。
私はこのプログラムが起業家、特に初めて起業する方やチームにとって効果的だと思い、参加することに決めました。」

その他、CEO、CTO、COO、投資家、スタートアップ支援者、エンジニア、司法書士、海外展開・資金調達経験者など
約50名のメンターが当事業に賛同しています。

メンターの一覧はこちら:https://kobestartuphub.com/mentors(外部リンク)

(3)スタートアップのためのポータルサイト「KOBE STARTUP HUB」

神戸市内外に立地する様々な資産(人・場所・プログラム・金融機関他)を可視化し、起業家と支援者が双方向で交流できるSNS機能を備えたポータルサイト「KOBE STARTUP HUB」を開設します。神戸市内外の様々な起業家支援情報を集積し、交流を促すことで、多様な起業家の支援を実現します。
リンク:https://kobestartuphub.com/(外部リンク)
kobestartuphub

 

(4)「グローバル・メンターシップ・プログラム」の詳細

①公開セミナー(年4回程度)

国内外で活躍する著名なメンターによる公開セミナーを開催します。

【第1回】社会に意味ある価値を提供する主役となるために。seminar1st
マネックスグループ株式会社代表執行役社長CEO 松本 大 氏セミナー
「後悔しない人生の選択」
日時: 2021年9月30日 12時00分~13時00分
方法: オンライン
対象: 起業に興味のある方(100名)
料金: 無料
申込: https://kobestartuphub.com/events/event/7782(外部リンク)
募集締切:9月29日(水曜日)23時59分(定員になり次第終了)

 

②非公開型グループメンタリング(月1回程度)

起業経験者やスタートアップ支援経験者による非公開型のグループメンタリングを開催します。
知識の伝達および起業家同士のコミュニティ形成を目的としています。
 

【第1回】大型資金調達と組織崩壊を乗り越え、金融業界の変革に挑むFOLIO代表 甲斐 真一郎 氏による「起業のリアル」groupmentoring
日時: 2021年10月7日(木曜日)18時00分 〜 21時00分
方法: オンライン
対象: 若手起業や資金調達に興味のある方
 (KOBE STARTUP HUB会員限定 30名)
料金: 無料
申込: https://kobestartuphub.com/events/event/7783(外部リンク)
募集締切:10月3日(日曜日)23時59分(応募者多数の場合は選考を行います)

 

③個別メンタリング(令和3年8月26日~3月31日)

コミュニティマネジャーが「ファウンダー・ファースト(起業家最優先)」の思想に基づき、起業ステージや事業分野に合わせて、
約50名のメンターや適切なプログラムや支援事業とのマッチングを行います。
 

<個別メンタリング 利用方法>
KOBE STARTUP HUB(外部リンク)に登録を行う。
メンターリスト(外部リンク)より、メンタリング希望のメンターを選択する。
③コミュニティマネジャーがメンターとのマッチングを行う。

どのメンターが適切か分からない場合は、まずは下記リンクよりコミュニティマネジャーに相談してください。
英語での相談: コミュニティマネジャー ジョシュア・フラネリー(外部リンク)
日本語での相談: コミュニティマネジャー 豊田 菜保子(外部リンク)

 

また、プログラム参加者を対象に、3月にデモデイ(ビジネスプラン発表会)を予定しています。
選考を経た起業家に登壇権利を提供し、メンター陣や金融機関等への発表の場を提供します。

 

<参考>

■神戸市のスタートアップ支援の取り組み

神戸市では、平成27年からスタートアップの育成と集積を進め、シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル「500 Startups」と連携したグローバルスタンダードの起業家育成、また起業家と行政による社会・地域課題を解決するプロジェクト「Urban Innovation KOBE」などを展開し、スタートアップ・エコシステムの形成を図ってきました。

これまでの取り組みを受け、令和2年7月には、神戸市は内閣府が進める「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」に京都・大阪とともに「グローバル拠点都市」に選定されました。

 

■コミュニティマネジャー略歴

Innovation Dojo Pty Ltd CEO Joshua Flannery(ジョシュア・フラネリー)

MrJoshuaRainmaking Innovation Japanアドバイザー。豪州ニューサウスウェールズ大学のスタートアッププログラムの立ち上げに携わり、運営責任者として約700社を支援。南半球最大のスタートアップ・ハブ「Sydney Startup Hub」の責任者を務めた。日豪の人材をつなげ起業やイノベーション創出を支援するコンサルティング会社、Innovation Dojoをシドニーで創業。2021年までデンマーク本社で起業家支援を行うRainmakin Innovation JapanのCEOを務める。

 

■メンター略歴

マネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEO 松本 大 氏

MrMatsumoto 1963年生まれ。1987年東京大学法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズを経て、ゴールドマン・サックスに勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。債券・為替部のアジアにおけるトレーディングの責任者を務め、不良債権ビジネスも立ち上げる。1999年、ソニー株式会社との共同出資でマネックス証券株式会社を創業、翌年IPO。2004年にはマネックスグループ株式会社を設立、以来CEOを務める。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで、その他数社の社外取締役を歴任。現在は米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。

 

投資家 金子 恭規 氏

MrKaneko800億円以上を運用する米国のヘルスケアセクターのVC、Skyline Venturesにて、パートナーを務める。米国企業にてCFOとして2度にわたるIPOを達成。バイオテクノロジーの先駆けであるGenentech社にて、プロジェクトリーダーとして貢献。Paribas CapitalMarkets社を経て、Ionis Pharmaceuticals社の上級副社長兼CFO、Tularik社の副社長、LeukoSite社の取締役を歴任。米国を中心としたバイオ・創薬関連分野においてトラックレコードと人脈を有する。

 

Headline Asia パートナー 岡本 彰彦 氏

MrOkamoto1995年神戸大学卒業後、株式会社三和銀行(現株式会社三菱UFJ銀行)での事業開発業務を経て、ベンチャーキャピタル、不動産ファンドの組成などを経験した後、Fantasy Baseball事業を起業。2007年株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)に入社し事業開発に従事。その後、R&D担当執行役員としてシリコンバレー、イスラエルやインドなどを対象としたCVCの運営、AI研究所の設立や国内新規事業開発を管掌。2019年4月より三菱UFJイノベーションパートナーズ取締役副社長に就任。2021年5月より現職。Headlineは、アジアを中心に投資するVCの Infinity Ventures、アメリカとヨーロッパのe.ventures、ブラジルの Redpoint e.venturesを統合したブランド。

 

株式会社FOLIO CEO 甲斐 真一郎 氏

MrKai京都大学法学部卒。学生時代に、1年半ほどプロボクサーとして活動。2006年にゴールドマン・サックス証券入社。金利トレーディング部において日本国債・金利デリバティブトレーディングに従事。2010年、バークレイズ証券同部署に転籍し、アルゴリズム・金利オプショントレーディングの責任者を兼任。2015年11月にバークレイズ証券を退職し、同12月に株式会社FOLIOを創業。



 

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