平成30年上半期の火災発生状況

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今回は、神戸市内の平成30年上半期(1月~6月)の火災概要(速報値)についてお話します。

火災件数

今年上半期の火災件数は241件で、昨年から16件減少しました。これは平成に入ってから3番目に少ない件数です。

火災種別

火災種別ごとにみると、建物火災が146件で全体の61%を占めており、昨年と同じ件数になっています。建物火災のうち住宅火災は82件で昨年の84件から2件減少し、こちらは過去10年で最も少ない件数となりました。

他の火災種別を見ると、車両火災は昨年から10件減少して15件、林野火災が1件減少して8件、船舶火災は昨年0件でしたが今年は1件、その他火災が6件減少して71件となり、全体的に減少傾向です。

上半期火災種別(過去10年)のグラフ
上半期火災種別(過去10年)

出火原因

出火原因別では、「放火」による火災が29件で出火原因の4位で、昭和58年から平成29年までの34年間出火原因の1位でしたが今年は大幅に減少しています。「放火」による火災は近年減少しており、10年前の平成21年は上半期で121件と火災件数に占める割合は約35%でしたが、現在は10年前の1/4以下で、火災件数に占める割合も12%になっています。

上半期の「放火」による火災件数の推移(過去10年)のグラフ
上半期の「放火」による火災件数の推移(過去10年)

出火原因の1位はこんろ火災で昨年から12件増加して43件となりました。調理油過熱防止装置等の安全装置の普及により天ぷら油火災は減少していますが、天ぷら油以外の原因によるこんろ火災が増えたため増加しました。

上半期の「こんろ火災」による火災件数の推移(過去10年)のグラフ
上半期の「こんろ火災」による火災件数の推移(過去10年)

その他の出火原因では、たばこ火災が昨年から1件減少して33件、電気火災が昨年から9件減少し26件となりました。

焼却火が原因の火災は昨年から8件増加し35件、火遊びが原因の火災は昨年から3件増加して6件となりました。焼却火や火遊びによる火災件数は天候(日照時間や雨量)によって左右されるため、増減を繰り返しています。

原因別火災件数のグラフ
原因別火災件数

死者・負傷者

火災による死者は13人(うち放火、放火自損を除く住宅火災によるものは8人)で昨年から5人増加し、負傷者は36人で、昨年から3人減少しました。死者の過去10年の推移をみると、10人前後で推移しています。

上半期の死傷者推移(過去10年)のグラフ
上半期の死傷者推移(過去10年)

火災から身を守るために

この10年間で火災件数は減少傾向ですが、火災による死者は減っていません。

火災による死者の多くが住宅火災で亡くなっており、その原因としては火災に気づかず逃げ遅れてしまったため「一酸化炭素中毒」になり亡くなってしまうことが多くあります。一酸化炭素から身を守るために住宅用火災警報器を設置しましょう。一酸化炭素検知機能付や連動型のものだとより早期発見できる可能性が上がり効果的です。また、設置されている方も作動の確認をお願いします

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