現在位置
ホーム > 防災・安全 > 神戸市消防局 > 消防局広報 > 神戸市消防局監修 生活あんぜん・あんしん情報誌『雪』 > 生活あんぜん・あんしん情報誌「雪」バックナンバー > ストーブに起因する火災
更新日:2020年10月29日
ここから本文です。
12月に入り気温もグッと下がり本格的な冬が近づいてきました。そろそろご家庭で暖房器具を使用する季節になってきましたが、この時期に注意していただきたいのがストーブに起因する火災です。
過去5年間の火災統計からストーブに起因する火災の注意点についてお話します。
ストーブに起因する火災は例年11月ごろから発生し12月から2月までの寒さが厳しい時期に多く発生しています。
種別ごとに見ると電気ストーブからの火災が多く発生しています。電気ストーブは火を使わないので安全だと思われがちですが、その手軽さから多くの方が所有していることもあり火災も多く発生しています。
原因ごとに見ると可燃物接触による火災が最も多く発生しています。ここからは原因ごとに事例と対策を紹介します。
1位可燃物接触
主に電気ストーブに衣類等の可燃物が接触することで火災に至っています。
事例
電気ストーブを点けたまま就寝していたところ掛け布団が電気ストーブと接触し出火。
対策
電気ストーブを使用する際は、周りを整理整頓し、就寝中の使用は避けましょう。また、外出時などで使用しないときはコンセントを抜くようにしましょう。
2位スプレー缶
スプレー缶の成分にはLPG等の可燃性のガスが含まれているためファンヒーター等の近くに置かれていたスプレー缶が破裂し引火する事案が発生しています。
事例
ガスファンヒーターの前にスプレー缶を置いていたため、温められたスプレー缶が膨張破裂し噴き出た可燃性ガスに引火した。
対策
ファンヒーターの前には殺虫剤やヘアスプレー等のスプレー缶を置かないようにし、近くで使用しないようにしましょう。
3位給油中
主に石油ストーブに給油中に誤って燃料をこぼしてしまい火災に至っています。
事例
消火直後の石油ストーブに給油中、誤って灯油を噴きこぼし、その灯油が燃焼筒にかかり出火した。
対策
給油の際は石油ストーブの消火を確認してから給油してください。消火直後は燃焼筒に炎が残っている可能性もあり注意が必要です。また、給油後はしっかり燃料タンクのキャップを閉めてから取り付けるようにしてください。
ストーブ等の暖房機器を安全に使用し気持ちのよい年末・年始を迎えましょう。
お問い合わせ先
市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください
電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314